魔法少女リリカルなのは〜半壊の天使に惹かれる少女達 作:エム3
遅くなってしまって、誠に申し訳ありません。
俺達は支局を襲撃され、直ちに出撃した。もちろん、なのは達も出撃しており、合流した後、襲撃犯の元へ向かう。先程の報告の通り、襲撃した犯人達は、イノベイターとアリー・アル・サーシェスだった。
サーシェス「おうおう、ようやくご登場かよ?待ちくたびれたぜ?」
ロックオン「っ・・・!てめぇ、よくもやってくれたな!!」
サーシェス「やったのは俺じゃねぇぜ?こいつだしな」
サーシェスがポンポンと叩いたのは、初めてみるMAだった。黒と赤の配色で、MSの何倍も大きく、変形している機体。
フェイト「前の機体とは違う、新しいMA・・・!」
全員が警戒しながら、敵機を見つめると、MAの一部分が開いて行く。そこに集まって行く、赤い光・・・!まずい・・・!あれは・・・!粒子ビーム・・・!
刹那「来る・・・!!全員、回避行動!攻撃が来る・・・!!禍々しい光が!!」
収束された粒子ビームが、俺達に向かって放たれる。俺達は散開し、粒子ビームを回避する。
ヴィータ「撃った後なら、すぐには撃てないだろ!!その装甲かち割ってやる!!」
ヴィータが、アイゼンを構え、突撃するが・・・っ!何だ?この感覚は・・・・・嫌な予感がする・・・だが、攻撃は・・・っ!?まずい!!
刹那「離れろ!ヴィータ!!」
ヴィータ「・・・っ!!」
俺が声に反応したヴィータは、咄嗟に後退する。その直後、回避したはずの粒子ビームが何故か、ヴィータがいた場所を通過する。
フェイト「ヴィータ!大丈夫!?」
ヴィータ「へ、平気だ。けど・・・一体どうなってんだ!?」
刹那「・・・粒子ビームが・・・曲がった?」
まずい。粒子ビームが曲がると言うことは、回避しても安心できない。死角から、曲がってきた粒子ビームによる攻撃、そして、イノベイター機とサーシェスの攻撃・・・初撃を回避した後の、攻撃を交わしきれない・・・!
ロックオン「おい!!また来んぞ!」
ロックオンの言葉通り、もう一度、あの粒子ビームが飛んでくる。俺達はもう一度回避した後、粒子ビームが屈折し、更に向かってくる。向かった先にいたのは・・・
刹那「すずか!!」
セラヴィーを纏っていたすずかだった。
すずか「っ!?G、GNフィールド展開!!」
すずかは咄嗟にGNフィールドを展開して、粒子ビームを受け止める。
すずか「あうっ・・・!す、凄い、威力・・・!」
ロックオン「すずかの嬢ちゃんはギリギリ耐えれるみたいだな・・・!それなら!ハロ!シールドビット、アサルトモードで展開だ!」
ハロ「シールドビット展開!シールドビット展開!」
ロックオンがシールドビットを展開し、MAに向けて、狙撃を繰り出す。それに続き、展開したシールドビットも射撃をする。だが、奴は身動き一つしない。MAに向かっていたビームが直撃する。その筈だった。だが、直撃の瞬間。MAの周りに赤いGNフィールドが展開され、ビームを防いでしまう。
ロックオン「なっ!?マジかよ!あんだけの粒子ビームを乱発できるに加えて、GNフィールドだと!?」
刹那「やはり、最新鋭MA・・・ということか!」
ヒリング「あはは♪慌ててる慌ててる♪」
リヴァイブ「流石のダブルオーやその仲間達でも、このレグナントには勝てないさ。それより、僕達もそろそろ参戦するとしよう。」
サーシェス「おうさ。なら、俺はあのスナイパー野郎を殺させてもらうぜ。」
刹那「・・・っ!来るぞ!」
MAだけではなく、イノベイター達も向かってくる。まずい・・・!MAだけではなくイノベイター達まで・・・!
サーシェス「さぁ!やり合おうぜぇ!!スナイパー野郎ぅ!!」
ロックオン「・・・っ!!上等だぁ!」
ロックオンは追加したビームサーベルを握り、サーシェスを迎え撃つ。二つの剣がぶつかり合い、プラズマが走る。そして、ぶつかり合いながら、2機はどんどんと離れていく。
ヒリング「それじゃあ、あなたの相手は私がしてあげるわ♪アリオスのパイロットさん♪」
アリサ「っ!望むところよ!!返り討ちにしてやるわ!」
リヴァイブ「それなら、僕の相手は君かな?セラヴィーのパイロット。」
すずか「・・・っ!」
イノベイターの2機は、アリサとすずかを狙い始める。そして、肝心のMAは・・・俺達の目の前に佇んでいる。
刹那「俺達の相手は・・・MAというわけか。」
なのは「刹那君、どうすればいいかな?レイジングハート達も強くしてもらったけど・・・」
フェイト「確か・・・あのフィールドは刹那の剣じゃないと・・・突破できないんだよね?」
なのは達の言った通りだ。確かにGNフィールドは俺やグラハムが持つ剣以外に突破するのは難しい。すると、その時だった。
『・・・ガンダム・・・!!』
刹那「・・・っ!?」
謎の声がその場に響く。女性の声だった。
なのは「だ、誰の声なの!?」
アリシア「わ、私達、誰も喋ってないよぉ〜!」
ユーノ「けど・・・女の人の声が・・・聞こえたよね?」
カグラ「念話・・・か?けど誰が・・・?」
『お前達さえいなければ・・・!!お前達さえ・・・!!』
もう一度、あの声が響く。怒りの声が。憎しみの声が。
『お前達さえいなければ!!パパもママも!死ななくてよかったんだ!!楽しくパーティーを楽しめた筈なんだ!!』
更に響く。そして、何か気づいた様に、ユーノがハッとした表情になる。
ユーノ「もしかして・・・あのMAから聞こえてきてるのかな・・・?」
グラハム「パパとママが死なずに・・・!?パーティーだと!?まさか!?あのMAを纏っている人物は!?」
刹那「俺達の世界の人間・・・!それに、トリニティの攻撃を受けたパーティーの参加者・・・!!」
そして、あのMAは猛スピードで特攻を仕掛けてきた。もちろん、ガンダムを纏っている俺に向かって。
刹那「くっ・・・!全員散開!奴の狙いは俺だ!俺が奴の相手をする!」
俺はその場で指示を出した後、MAを迎え撃つ。奴は強敵だが・・・負けるわけには・・・いかない・・・!
グラハムside
グラハム「少年!!」
少年は敵MAに向かって行く。だが、いくら少年とはいえ、たった一機でMAと戦うには戦力不足だ。奴と戦うには、数が必要となるだろう。
なのは「わ、私達も刹那君と戦おう!」
なのは少女の言葉に少年を慕う者達は一斉に加勢しようと向かうが。
グラハム「待て!少年への増援は不要だ!!」
私の言葉に全員の視線が私に向かう。
アリシア「どうして!?」
グラハム「この場にいる敵は全てを合わせて4機!!だが、少年の話では、彼らを統率するもう一人がいた!だが、その人物はこの場にはいない!何故か!?」
シュテル「この場ではないどこかで、何かを企んでいるから・・・ですね」
グラハム「その通りだ!ならび、少年の増援に向かうのは少数精鋭である方がいい!そして、残りの全ての勢力を!そちらに向かわせる!それが、この場で取れる私たちの1番の作戦だ!」
私の言葉に、押し黙る少女達。だが、何人かは納得がいかない表情だ。納得してもらうには・・・
『グラハムさんの言う通りだ、みんな』
すると、その時、クロノから念話が飛んでくる。
カグラ「クロ助?どう言う事だよ?」
クロノ『今、エイミィが伝えてくれたんだが、別の場所で魔力反応があるらしい。数は5つ。その一つがどうやら、夜天の書の魔力と一致したらしいんだ。』
シグナム「夜天の書が・・・!?」
グラハム「ならば、そちら側に戦力を向かわせた方がいい」
ユーノ「僕もそう思う。多分、3つの反応の内一つが、刹那の会ったリボンズ・アルマークって人の魔力だと思うんだ。それで・・・刹那が言うには、その人に勝てるのは、なのは達と刹那、ロックオンさん、それに、グラハムさんじゃないと勝てないらしいんだ。それに、未確認の魔力が一つ。それも敵だとして・・・やっぱり、そっちに戦力を回した方がいいよ」
グラハム「ならば、他の者は、私と共に、魔力反応の元へ向かう!」
『了解!』
私の指示の元、戦力を分けて、新たな魔力反応の場所へと向かう。少年達が死力を尽くし、戦闘をしている・・・ならば、こちらは任せてもらうぞ、少年!!
刹那side
刹那「くっ・・・!」
MAの猛攻を捌くことに徹していた俺は、徐々にだが、捌くことが難しくなってきてしまう。あの曲がる粒子ビーム、そしてその後に知ったことだが、このMAは、スローネや以前のMAと同じ、武装を持っている。
赤い爪の先が、切り離され、多くの粒子ビームが飛び交う。必死に俺は回避すると、あの曲がるビームが飛んでくる。しかも、こちらがライフルによる攻撃をすると、GNフィールドを展開する。
刹那「攻撃が通らない・・・。セラヴィー以上の粒子ビーム、そして、GNフィールド・・・厄介だな」
ダブルオー『いくら、私の実体剣・・・いえ、GNソードⅢがあると言っても、それだけで倒せる・・・わけないですよね。GNフィールドを突破したとしても・・・』
ラグナ『あのデカブツの装甲を打ち抜くには火力が無い・・・か?』
刹那「ああ・・・だが、有効打はある・・・ならば、奴の装甲・・・そして、GNフィールドを突破し、火力で奴を叩く。ダブルオー、トランザムを使う。」
ダブルオー『了解です。トランザム、起動します!』
GNドライヴが回転数を上げて、甲高い音を響かせる。ダブルオーの装甲が赤く染まり、GN粒子が2つの太陽炉から溢れ出る。
ダブルオー『出力MAX!いけますよ!マスター!』
刹那「了解!ダブルオー、敵MAを駆逐する!!」
俺は手に持つGNソードⅢを握りしめ、MAに突貫する。奴も迎え撃つ様に、赤い爪を俺に向かって振り下ろす。だが、元々スピードはガンダムの中で、速いダブルオーがトランザムを使って、更にスピードは上がっている。捉えることは出来ないだろう。その時だった。
『お前達は・・・世界を乱す悪だ!!お前達さえいなければ!パパとママは死なずに済んだんだ!!』
刹那「・・・っ!」
俺に向かっての憎悪・・・いや、ソレスタルビーイング、そしてガンダムに対しての憎悪、怒り・・・その全てが篭った声が俺に向けられる。
『私の幸せを奪ったのはお前達だ!!お前達さえ・・・!!お前さえ・・・!!」
刹那「・・・」
奴の言葉を聞きながらも、俺は奴に攻撃をし続ける。GNソードⅢを振り、GNフィールドを切り裂く。その隙にオーライザーに搭載されているGNマイクロミサイルを発射。更にライフルモードに換装したGNソードⅢの引き金を引く。GNフィールドを切り裂いた後の隙間で爆破し、奴に着実にダメージを与えていく。
その時だった。
『ふふっ・・・大したことがないんだね。今のセラヴィーのパイロットは』
『きゃあ・・・っ!』
『なにっ?この程度なの?やっぱり弱いのねぇ。人間って。』
『このっ・・・!』
この場にいないはずのある二人の声が響く。
刹那「・・・っ!?アリサ・・・!?すずか・・・!?」
何故、二人の声が・・・!?いや、そんな事より、彼女達の方に向かわなければ・・・!MAに一度視線を向けると、どうやらダメージが溜まっていたらしく、機能を停止している。おそらく当分は動けはしないだろう。
すぐさま、俺は二人の元へと向かう。そして、俺が目にしたのは、イノベイター2機に追い詰められている二人の姿。俺はすぐさま、引き金をひく。桃色の閃光が奴らに向かうが、ひらりと回避され。
リヴァイブ「ふふっ!待っていたよ!刹那・F・セイエイ!」
反撃する様に、1機から、大型の粒子ビームが飛翔する。俺はスピードを緩めず、最小限の動きで回避。奴らに迫る。だが。
リヴァイブ「それで避けたつもりなのかい!!」
イノベイターも諦めず、俺に当てるために、ビームを曲げていく。だが、俺は今、トランザム中の為、当たるわけがない。そして、俺は砲撃をしているイノベイター機に迫ったその時だった。
ヒリング「リヴァイブだけじゃないのよ!!」
もう一機のイノベイターが目の前に現れた。しまった・・・!奴に気を取られすぎたか・・・!
刹那「・・・・・・っ!!」
俺は死を覚悟した・・・奴の一撃で俺はやられる・・・!筈だった。
アリサSide
私とすずかは、イノベイターとの戦闘で苦戦していた。折角、刹那からガンダムを渡されてこの様・・・・・・私は闇の書の時から、何も変わっていなかった。ガンダムも新しくなったし、訓練も続けている。
少しでも、刹那に近づけた筈なのに・・・そして、私達が敵に負けてやられてしまうその時、刹那が駆けつけてくれた。刹那の新しいガンダムが紅く光りながら、イノベイターとの戦闘をしていて、敵の一人からのビームが刹那のダブルオーを貫く。
アリサ「刹那っ!!」 すずか「刹那君っ!!」
刹那が・・・負けた?刹那・・・が・・・?目の前の光景に困惑しているのに、更に不可思議な事が起きる。
敵にやられてしまったはずの、刹那の姿が・・・・・・光になって消えた。
アリサ「・・・えっ?」
すずか「刹那君が・・・消えた?」
何・・・?何が起きたの・・・?さっきまで・・・刹那はあいつらと戦っていたはず、それで敵の攻撃を受けて・・・消えた?これも、あの赤くなる・・・確か、トランザム?だったかしら?その影響・・・?
リヴァイブ「な、何だ・・・?ど、どこに・・・?」
ヒリング「ちょ・・・!どこに消えたのよ!?」
敵も困惑してるみたい・・・その時、刹那に近づき攻撃していた筈のイノベイター機の背面が、爆発した。
ヒリング「なっ、何・・・!?」
アリサ「い、一体何が起きたのよ!?」
すずか「・・・っ!あ、アリサちゃん!!あれ!!」
すずかは、ある一点を指差す。その方向を見ると、消えたはずの刹那が剣を構えていた・・・・・・
攻撃を受けたイノベイター機の真後ろに。
アリサ「せ、刹那!?」
すずか「な、何で・・・?刹那君、突然現れたの・・・?しかも、敵の後ろに・・・?」
訳がわからないわ!消えたはずの刹那が敵の後ろにいて・・・?
リヴァイブ「よくもヒリングを・・・!!」
もう一機の敵が射撃による攻撃をやめて、ビームサーベルを持って、刹那に向かって振るう。だが、またしても刹那は光になって消えた。そして、また敵の背後に現れて、剣を振るい、敵に攻撃。刹那の剣は、イノベイター機を切り裂く。だが、傷が浅いのか、すぐに体勢を整えて、刹那のイノベイターは向き合う。
リヴァイブ「ぐっ・・・くそっ・・・!!」
ヒリング「このっ・・・!人間の癖に・・・っ!」
刹那「お前達の相手は・・・・・・この俺だ!!」
ヒリング「調子に・・・っ!!」
また、戦闘が始まると思ったけど・・・イノベイターは、ある方向に視線を向ける。・・・あの方向に・・・何があるの?
リヴァイブ「・・・ヒリング、引き上げる。」
ヒリング「はぁ!?何言ってるのよ!リヴァイブ!」
リヴァイブ「リボンズからの命令だ。あちらは準備が完了したらしい。システムUーDの解放が始まる」
刹那「何・・・!?」
ヒリング「・・・っ・・・なら、しょうがないわね。」
リヴァイブ「では、刹那・F・セイエイ、そしてセラヴィー、アリオスのパイロット。勝負はここまでです」
そう言いつつ、奴らは何処かへ飛んでいく・・・
刹那「・・・トランザムの限界時間か・・・」
ダブルオーの赤い光がなくなり、元々の色へと戻っていく。
刹那「クロノ、イノベイター機が移動を開始した。奴らが向かっている方向は?」
クロノ『今確認している・・・あの方向は、なのは達が向かった方向だ。その先に魔力反応が・・・4つ。一つは夜天の書の魔力だ。それに、イノベイター機だけじゃなく、ロックオンさんと戦っていたサーシェスも移動を始めている。恐らく、その先に、リボンズ・アルマークがいるんだろう』
刹那「了解。ロックオンと合流後、すぐに奴らの後を追う。」
アリサ「わ、私たちも行くわ!」
すずか「う、うん!」
私達は、ロックオンさんと合流する為に、移動を開始する・・・・・・けど、私は・・・不安でいっぱいだった。
アリサ(ガンダムをもらって・・・新しい武器も・・・刹那からもらった・・・訓練もしてるはずなのに・・・!何で・・・っ!!私は・・・こんなに弱いのよ・・・っ!!)
自身の弱さに怒りを持ちながら、私は・・・この先で起こるはずの戦いへと向かうのであった。
最新章で出す、ダブルオーの形態
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ダブルオーライザーまで
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ザンライザーまで