魔法少女リリカルなのは〜半壊の天使に惹かれる少女達   作:エム3

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お久しぶりのなのは、小説投稿です。

色々あり、スランプ気味の中、書いてみました。


獣の覚醒

 

ヒリング「え・・・?り、リヴァイ・・・ヴ・・・?」

 

私達の目の前に広がる光景、刹那君がイノベイターのMSの一機体の首を持っている姿に、他のイノベイターさん達も困惑している。もちろん、キリエさん達や、イリスさんも。

 

イリス「ど、どういう事よ?リボンズ・アルマーク。あなたは、あのガンダムの男をどうにかするって話だったじゃない?それが何で、あんな化け物みたいになってるのよ?」

 

リボンズ「・・・まさか、イオリアが何かを・・・?いや、この禍々しい感覚は・・・!それに、Oガンダムとエクシア・・・ツインドライヴから、擬似太陽炉と同じ粒子が出るなど・・・!」

 

刹那「Grrrrr・・・!!」

 

獣の唸り声を上げて、刹那君は握っていたMSの首をグシャリと握り潰す。握りつぶした手は、イノベイターさんの血で、更に赤く染まっている。

 

アリサ「ひっ・・・!」

 

その行動に、アリサちゃんは短く悲鳴を上げる。私も少し・・・ううん。すごく怖かった。いつもの刹那君じゃないのは明らかだった。すると、刹那君の視線はリボンズ・アルマークに固定され、確かGNソードⅢを構え、リボンズ・アルマークに突撃していく。

 

刹那「Graaaa!!!!!」ガギィン!

 

リボンズ「・・・たとえ、獣に堕ちたとしても、君は僕を敵だと自覚しているか・・・。それは、偶然なのか、それとも・・・純粋なイノベイターとして覚醒した力なのか・・・。いずれにしても、君がいちばんの脅威になるだろうね。刹那・F・セイエイ」

 

リボンズ・アルマークは刹那君の猛撃を悉く受け止めていく。前に見た、サーシェスとの戦い以上のスピードで戦っている。速すぎて目で追うのがやっとなの。

 

イリス「あの速さ・・・もしかして、あの緑色の粒子を出す装置に、フォーミュラシステムとシステムオルタを併用しているの?もしそうなら・・・」

 

キリエ「彼の体はもう耐えきれないはず・・・それなのに何で・・・」

 

ユーリ「それは、主の体はもう人ではないからです」

 

イリスさんとキリエさんの疑問に、ユーリちゃんは真顔で即座に返答する。すると、イリスさんの目がどこか鋭くなり、ユーリちゃんを見てる。

 

イリス「・・・どういう意味か、教えてくれる?ユーリ。それとも、あなたは私の知っている時のユーリじゃないの?」

 

ユーリ「お久しぶりです、イリス。心配しなくても、貴方の知っているユーリですよ。貴方を作ってくれた人達を殺めてしまった時のユーリのままです。」

 

イリス「・・・・・・」

 

ユーリ「話を戻しますが、主はもう既に人間ではありません。人間から純粋な進化を遂げた『イノベイター』になったんです。そして、彼の左腕はブレイブルー、主は無意識に自分への負担をブレイブルーの力で喰い殺してるんです。ですので、主への負担は0%。魔力と粒子残量を気に掛ければいいだけですから。」

 

キリエ「負担を・・・喰い殺す・・・?それに『蒼の魔導書』って・・・」

 

アリサ「そ、それより説明しなさいよ!!刹那が何であんな風になってるのよ!?」

 

イリスさんとキリエさんの二人にユーリちゃんが説明してる最中に、アリサちゃんが割って入るように質問する。確かに気になるの。何で刹那君があんな姿になってるのか。

 

ユーリ「それは、簡単な事です。主の中で眠る、怒りと憎悪が増幅されてるだけです。恐らく、貴方達に何かしようとした、リボンズ・アルマーク達に激しい怒りの憎悪が溢れ出し、形となったのがあの姿・・・・・

 

 

仮の名前で『Berserker Mode』と呼びましょう。それが何かをきっかけとして発動されました。」

 

すずか「Berserker Mode・・・・・・狂人・・・ってことですか?」

 

ユーリ「そうです。そして、あの状態が解除される時は、敵を全て滅した時か、この場にいる誰かに倒される事可能性は低いですが、主自身が解除する以外ありません。故に決断してください」

 

カグラ「決断って・・・何をだよ?」

 

ユーリ「簡単です。

 

 

 

 

『主を止める、もしくは命を奪うのか』選んでください」

 

 

セリカ「・・・っ!?刹那君を・・・止めるか、命を・・・奪う・・・!?」

 

ユーリ「先程、敵を滅するか、誰かに倒される、主自身の解除、と言いました。ですが、それはあくまで予測でしかありません。最悪の場合・・・

 

 

 

 

『この世界の全てを破壊しなければ止まらない』可能性があります。その場合は貴方達で止めなければなりません。その場合、確実性はないですが、主を止める。確実性のある命を断つ。どちらかの選択権があります。選んでください。』

 

刹那君を・・・そんなの・・・

 

なのは「で、できるわけないの!!そんなの絶対に!!」

 

ユーリ「・・・現時点での暴走の時間を考慮して、主の侵食率は約15%。現在は意識の侵食のみ。時間経過により、リンカーコアの侵食、及び内臓の侵食へ至る可能性100%。その結果・・・死に至ります。その結果を聞いても・・・貴方達は主を見捨てると・・・そう言いますか?」

 

 

刹那『Guuuurraaaaaa!!』

 

そんな話をしてた時、リボンズ・アルマークが刹那君を押し除けて、あの・・・ファング?っていう武装で刹那君を足止めしている。刹那君も雄叫びを上げながら、GNソードⅢを振り回して、無理矢理切り落としている。

 

リボンズ「・・・どうやら、これでも足止めはできないようだね。ヒリング、一度退こう」

 

ヒリング「まっ、待ってよ!リボンズ!!リヴァイヴがやられたのよ!それに、私達はイノベイター!こんな人間なんか『僕の命令が聞けないのかな?』・・・っ!」

 

リボンズ「君がそうしたいなら好きにしたらいいさ。僕は、彼女達と一度退くとしよう。それに・・・認めたくはないが、今の彼を相手にするのは僕でも苦戦する。君が勝てるとも、僕は思わないけどね。さて、キリエ、イリス、行こうか。サーシェスには、もう連絡を入れてある」

 

キリエ「・・・・・・」

 

イリス「ユーリ、私は貴方を許さないから」

 

そう言って、リボンズ・アルマーク達は、その場から離脱していく。離れた場所には赤い粒子がリボンズさん達の後を追っている。恐らく、サーシェスか、あのMAのどちらかだろう。

 

カグラ「ちっ!逃すわけ『Gaaaa!!』ブオンッ!うおっ!?」

 

っ!?リボンズ・アルマーク達を、追いかけようとしたカグラくんに向かって、刹那君がGNソードⅢを振り下ろした・・・!?

 

カグラ「刹那!?何すんだ!?」

 

刹那『Grrrr・・・!!』

 

刹那君は、こちらを見据えていつでも襲えるような姿勢になっている。私たちを敵だと思ってるんだ・・・!!

 

セリカ「刹那君・・・!やっぱり、あの時と同じだ・・・!!私達の事がわからなくなってる・・・!!」

 

アリサ「ど、どうするのよ!?」

 

すずか「戦うしか・・・ないの!?刹那君と・・・!?」

 

ユーノ「やるしか・・・ないみたいだね・・・!!こんな形で、刹那と戦うなんてね・・・!!」

 

カグラ「それには、同感だぜ。ユーノ・・・!!正直な話、刹那とは一度・・・!!本気でやり合いたかったぜ・・・!!」

 

なのは「ユーノ君!?カグラ君!?」

 

二人とも、刹那君と戦うつもりなの!?

 

ユーノ「なのは達はリボンズ・アルマーク達を追いかけて。僕とカグラで、刹那を正気に戻すよ。さっき、リボンズが言ってたけど、サーシェスも離脱してるなら、ロックオンさん達も追いかけてるはず。なら、なのは達はそっちに合流して。」

 

なのは「でも・・・!!」

 

刹那『aaaaaaaa!!!!』

 

っ!?刹那君が真っ直ぐ向かってくる!?

 

ユーノ「っ!?みんな!!早く行って!!」

 

刹那『Gaaaaaaa!!』

 

「させん!!ぬぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

刹那『Gaa!?』

 

っ!?刹那君を押し返した!?って、何、この機体・・・?真っ黒な・・・モビルスーツ・・・?

 

「この私を、忘れてもらっては困るぞ!!少年!!」

 

ユーノ「グラハムさん!?」

 

カグラ「おい、その機体って・・・!?」

 

グラハム「私の新たな機体!!その名は『スサノオ!!』状況の説明は不要だ!理解している!」

 

新たなデバイスを纏い、刹那くんと対峙するグラハムさん。漆黒のボディに、細部が白の、刹那君と同じ実体剣を持った『スサノオ』。前の・・・フラッグだっけ?あのデバイスとは全然違う事が見るだけでわかる。

 

グラハム「少女達よ!少年の相手は、このグラハム・エーカー、並びに、男衆で引き受けた!!皆は、ストラトス達と合流して、イノベイターを倒すのだ!!」

 

アリサ「けど!刹那の機体ってガンダムなのよ!?それなら、私とすずかが残れば・・・!!『お前達に、少年を撃てるのか!!!』っ・・・!」

 

グラハム「少女達、お前達は少年を想っているのは理解している!!だからこそ!少年を撃つことはできないだろう!!ならば、私達がここに残り!少年を!ガンダムに至ろうとする少年を取り戻す!!私たちを信じろ!!」

 

ユーノ「刹那の事は絶対に元に戻してみせる。それに、刹那が言ってたけど、リボンズを倒すには、刹那か・・・。僕の考えだけど、多分、なのはしかいないと思ってるんだ」

 

なのは「私が・・・リボンズ・アルマークを・・・?」

 

ユーノ「うん。だから、刹那が元に戻るまで、リボンズと戦えるのはなのはだけ。だから、お互いの役割を果たすんだ!!」

 

カグラ「そうだぜ!!こういうのは、男の俺達がやる方がいいっていうしな!だから、そっちは頼んだぜ!!なのはちゃん達!!」

 

 

なのは「・・・わかったの。皆んな、行こう。」

 

アリサ「なのは!?」

 

なのは「ここで私達が残っても、刹那君に攻撃なんて出来ないし、したくないの。だったら・・・。

 

 

 

 

『刹那君をこんな風にした、リボンズ達を倒してやるの』」

 

 

アリサ「なのは・・・あんた・・・」

 

そうだよ。全部、イノベイターが悪いの。刹那君が苦しんでるのも。アミティエさん達が苦しんでるのも。全部、全部全部全部全部。

 

だったら、全部、倒して見せるの。それで、守るの。刹那君を。刹那君を傷つけようとしてる人達を、私の魔法で、全部倒すの。全部壊してやるの。

 

すずか「・・・そうだね。うん。なのはちゃんのいう通りだよ。」

 

アリサ「・・・そうね。刹那がこうなったのも全部、あいつらのせいなのよね?」

 

すずか アリサ

「「だったら、あいつら、全員倒してやる。私達のガンダムで。」」

 

はやて「・・・なのはちゃんの言う通りやね。刹那君はユーノ君達に任せよか。」

 

セリカ「私も全力で援護するからね!みんなで絶対にイノベイターさん達を倒そう!」

 

シュテル「それなら、早く向かいましょう。リボンズ・アルマーク達が体勢を整える前に、奴らを駆逐します。」

 

レヴィ「それなら、早く行こう!!最短で!真っ直ぐで!一直線で!!」

 

ディアーチェ「ふん。我等も行くということを忘れるな。ユーリはここに残れ。刹那が正気に戻った時、案内は必要であるからな」

 

ユーリ「そうします。シュテル、レヴィ、ディアーチェ。気をつけてくださいね。」

 

そして、私達は、ユーノくん達と別れて、リボンズ・アルマーク達を追いかけてる。

 

 

 

 

絶対に、逃サナイノ。

 

 

 

グラハムSide

 

グラハム「・・・私が言ったことだが、大丈夫だろうか?少女達は。」

 

ユーノ「大丈夫ですよ。グラハムさん。なのは達は負けませんから。」

 

カグラ「それに、俺達は強くなってるんだぜ?仲間を信じようぜ。グラハムさん」

 

グラハム「・・・そうだな。我々が彼女達を信じなければな。」

 

刹那『Grrrrrrr・・・‼︎」

 

少年が更に唸り声を上げている。

 

カグラ「刹那・・・!悪いが手加減は出来ねぇぞ・・・!!ユーノ!!後方支援は頼んだ!!」

 

ユーノ「任せて!!二人は攻撃に集中を!!」

 

グラハム「心得た!!!!少年!!いざ、尋常に・・・!!」

 

 

 

 

グラハム 刹那

 

「勝負!!」『Gruuuuuuaaaaaaaaaaa‼︎‼︎』

 

 

少年!!この様な形で、戦いたくはなかった!!だが!この先の戦いに!!

 

否!!この先の未来に!!君は必要な存在だ!!君を失うわけにはいかないのだ!!ならば、私が!少年の未来を切り開こう!!君が、この世界の未来を!切り開こうとしている様に!

 

 

グラハム「私が!君の未来の水先案内人となろう!!だからこそ!あえて言わせてもらおう!!

 

 

 

 

戻って来い!!少年!!いや!『刹那・F・セイエイ!!!』

 

 

 

 

To be continued・・・

 




ご愛読ありがとうございます。

今回は男衆の想いと、刹那を想う少女達の覚悟が決まる回ですね。

最新章で出す、ダブルオーの形態

  • ダブルオーライザーまで
  • ザンライザーまで
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