無と無限の落とし子(にじファンより移転)   作:羽屯 十一

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 ふと夜中に目が覚め、今日更新した分の閲覧チェックしてないのに気付き、パソの前にのそのそ移動。
おや?
なんか、投稿したのにアップされてない?
確かに更新したんだが……と見てみれば、『なろう』のほうの修正ページで改訂して、こっちに写さずそのまま向こうに投稿していた。ふしぎふしぎ。
――毎日って待ってた方、ごめんなさい。




第弐章 1 人造天使の舞う世界 (シャギードッグ編)

 

 

 俺は一先(ひとま)ずログハウスまで戻って来ていた。

 中へ入り一階奥に大部屋を追加で創造、そこを書庫として環境を整えてゆく。

 ここへ自分の世界で発表された物語を知識の中から検索、本来あった書籍の形で収めていこうと思う。

 書とは。

 紙は言うに及ばず、羊皮紙などの皮や木簡竹簡、果ては粘土板や石版までと、とにかく後に残せそうなあらゆる媒体に記されてきた。書庫というのは読み手どうこうより、まずそれ等を決して痛めないよう保持する部屋であらねばならない。人間と違って勝手に治りはしないし失われたらそれまでなのだ。それが為されなかったり、どっかの宗教が神がどうのとかほざいて焼いたり歪めたりしたせいで俺と夏樹がどれだけ苦労したか……!

 んん。

 ともかく、長く仕舞う事になるだろうから設備は万全を期す。

 

 

 何気に粘土が曲者だった。

 微生物が居ないのは保管として理想的なんだが、乾いてるから触ると砂粒がポロポロ落ちる。湿気った状態だと接触には強いんだが、そうなれば他とは別に隔離しなきゃならない。まぁ粘土板なんて量は高が知れてるが、内容に比して物の質量がでかい。重い。本じゃねぇよ、これ。

 

 そんなこんなで。やっとこさ大体終わった。

 施設や本を作る事は簡単なのだが、純粋に量とジャンルが多すぎた……。なにせ人類文学、いやさ人類の生み出した全て、叡智の結晶と言ってもいい。恐竜が生きた時間からすれば木っ端みたいな時間で築きあげられた成果だが、人一人が管理しようとなれば死ぬ気で掛かる必要のある膨大さだった。

 それ等とは別に、好みのジャンルや好きな本などはそれ用に場所を取り、そこへ一冊づつ仕舞ってある。ちなみに知識を参照する時、漫画には驚かされた。発行部数が半端ではない。一冊の刷られた数が小説とは桁が違ってる。いや、やはり娯楽は偉大なのか。

 勿論だが、書籍総数としては絵物より文物が最も多いが。

 

 そう、小説

 メルクリウスは創作物に登場する能力が力の運用サンプルとなると言っていたが――ざっと思い浮かべるに近代になればなるほど実用性というか、規模と繊細さが増しているようだ。

 その中からなるべく自分が望むような能力のある世界へ行き、それを取り込むとしよう。

 もっとも”名を知らしめる”なんて目的があるなら、その途中で幾らでも得られるだろうが。

 

 

 

 

 椅子に座って一冊の文庫サイズの本を手に取る。

 背表紙には『GA』の文字、その下に印刷されたタイトルは『シャギードッグ(Ⅴ)』。

 俗に言うライトノベルに分類される現代ファンタジー小説群のいちシリーズ、その最新刊だ。

 あれから最初に求める技能を目印に何冊か選び、それぞれを比較しながら読んだ結果、このシリーズの世界に入る事に決めた。

 

 

 内容は、未曾有(みぞう)の大連鎖巨大地震『日本震災(ジャパン・クラッシュ)』後、生体工学、特に遺伝子操作技術に代表される分野が革新的進歩を遂げたした近未来で、一人の数奇な生まれを持つ少年、鳴神大介(なるかみ だいすけ)が巻き込まれる戦いの日々を描いた物語だ。

 遺伝子操作によって『遺伝子改変者(エンジェル)』と呼ばれる人類が一般に広まり、サイコキネシスやテレパシーに代表されるESP能力者、格闘プログラムと呼ばれるデータを脳にインストールし、錬気の陽炎を身に纏った超常の格闘家『ホルダー』が入り乱れる。

 

 この本に限らず、ライトノベルと呼ばれるジャンルは荒唐無稽な、もっとストレートに言うなら突き抜けて妙な設定や能力が非常に多かった。これはライトノベルというジャンルそのものが、ライトな中にどれだけ読者の楽しませられるかを追求されているから。実に好都合。

 しかしこれらファンタジー世界には超人が多いのなんの。天裂き地呑む物語は読む分には迫力だが、実際にここへ行くとなれば腰が引ける。

 現在の俺は単純な力技しか持たない。

 今なら世界を握り潰す事すら簡単に出来るが、存在を小割りにして世界に潜り込んだ状態で、ファンタジー世界の超人達に勝てるかと考えると、どうにも首を捻らざるを得なかった。

 まぁ存在を割ると言っても、物語の世界は内側の情報量が圧倒的に低い分、相対的に自身の存在が大量に注げるので完全に負けて拘束される事は有り得ないと思う。しかし木っ端ならともかく、今の時点で本当の世界最強辺りとぶつかれば精々引き分けに落ち着くだろう。

 

 勿論の事、元の世界の格闘技などの詳細な情報は知識にあるが、だからと言って格闘の達人のように戦える訳ではない。彼らは気が遠くなる程の繰り返しによって、格闘技術を理に適った脊髄反射とでも呼ぶべきものまで刷り込んでいるからだ。

 幾ら医学書を読んだ所で、実際に執刀した事のない医者には手術は任せられないし、して貰いたくも無い。

 そういう事だ。

 だからこそ、この小説。

 格闘を描写した物の中でも非常に強力、かつそのホルダーをも上回る使い手が登場するこの作品で彼らの技能を取り込めば、世界内での行動において比類ない自己の強化となるだろう。

 

(それにこういう娯楽小説は初めて読んだが、なるほど面白い。

 考え様によっては読者を楽しませるという一点に対して、酷く純粋なジャンルに思えるな)

 

 予想外に面白かった事で、(ひそ)かにライトノベルにはまりそうだった

 

 

 

 

 

 

 再び大樹の下へ行く。

 螺旋を描く階段を登り、無数の世界を目の前にする。

 ゆっくりと手を伸ばし、枝にそっと触れ、目を閉じる。

 

 世界自体は空恐ろしいほど数があるが、大樹の葉自体は有限だ。

 だがその木としての姿自体が俺の創造の産物。

 (ゆえ)に、俺はただ想い浮かべれば良い。

 目の前に、この手に持つ物語の世界を宿した”葉”があると。

 さすれば存在するが姿の見えない、大樹の形ゆえにあぶれていた世界はその姿を表す。

 

 

 ざぁ

   ざぁ

 

 吹き抜ける風が梢を揺らし、涼しげな音を立てていく。

 目を開くと触れていた枝の先、殆んど白に近い色をした小振りな葉が一枚、風に揺られていた。

 

(この世界が俺の渡る最初の世界か)

 

 この世界にどれくらいの空きがあるか慎重に調べてみる。

 何とも頼りない話ではあるが、こうして葉を前に集中すると、その世界の存在がどれ程の規模かが何となくだが感じられた。

 比べてみれば、やはり他の葉よりも大分小さく、何処かスカスカな印象を受けた。

 これなら何とかいけそうだ。

 

 掌を上に向け意識を集中する。

 慎重に、慎重に自分の体を小さく分ける。大き過ぎたら世界の負担に成るし、小さ過ぎれば名を残すことが難しくなる。

 最初の内は、とりあえず大き過ぎない様にだけ気をつければ良い。

 

 ぴんっ、と音を立てて掌に米粒大の蒼い結晶が現れる。

 それを指が葉に直接触れないように気をつけながら、そっと葉の上に乗せる。

 すると、何時(いつ)ぞやの壁に吸い込まれた時の如く、葉に溶けるように吸い込まれていった。

 

 

 緊張する作業が終わり、安心して一息つく。

 螺旋階段は下りず、一畳程の広さのそこに新しく椅子を想像して座る。

 

(これで準備は良し)

 

 物語に入れる。ここに来て期待に高鳴る胸を落ち着かせ、思考を切り替える。

 

「さて、行ってみよう」

 

 目を閉じると同時に、意識が暗い暗い場所へ落ちていく。

 落ちて落ちて、やがて深い底にある、暗くて黒い海に飲まれた。

 

 

 

 

 

 

 

「ふむん、上手くいったって事かな?」

 

 肩を回し腰を捻りして調子を確かめ、一人(つぶや)く。

 結晶を作った時に(あらかじ)め体のイメージも組み込んでいたのだが、どうやら何も問題は無いようだ。

 相変わらず自前の手足は無いが、代わりに少し手を加えた『永劫破壊(エイヴィヒカイト)』を『蜘蛛』を核として起動、聖遺物と体の融合時に欠損を補う形とした。

 これで四肢が揃い、取得予定技能の格闘をこなせる。

 

 

「おい」

「あん?」

 

 不意に後ろから声を掛けられ、反射的に夏樹するように“素”で返してしまう。

 振り返ってみるとここは誰かの家の庭先だったようで、日本式の屋敷で戸をいっぱいに開いた縁側に腰掛けた二十歳過ぎと見える青年が、目を丸くしてこちらを見ていた。

 

(ぬ、この顔って年こそとってるが“鳴神大介”か?

 という事は、原作より未来に来ちまったのか?)

 

「オイそこの不審者、聞こえねーのか?」

 

 どうやら考え事をしている間に聞き逃したようだ。

 

「いや、聞こえている。少し考えてただけだ」

「ふぅん? そいつも気になるが……アンタ、オレに何の用だ?」

 

 ”鳴神大介”にしては随分と口が悪い。

 もしやしてもっと未来の、それこそ子孫ですとかいう展開かと、急に不安になってきた。

 

「その前に一つだけ聞きたい。貴方の名前は?」

「あ? お前オレを狙ってきた刺客じゃねェのか?」

「違う」

 

 疑問も分かる。確かに刺客だったら、狙う相手の顔くらいは調べてるよな。

 こちらの返答に、青年は拍子抜けしたような雰囲気を出しながら答えた。

 

「ならまぁいっか。オレの名前は鳴神 仁(なるかみ じん)だ」

「何? あぁいや、すまん。聞き逃したわけじゃないんだ」

 

 鳴神 仁って事は、ここは未来じゃなく過去だったか。

 

“鳴神 仁”

 原作では主人公の父親であり、物心つく前に死去している。

 『日本震災』以降の混乱期にその名を轟かせた異能の無法者(アウトロー)

 崩壊した経済に乗じて己の組織をつくり、その規模を拡大していった。

 別名を“仏の鳴神”、“人狼(ウェアウルフ)”とも呼ばれ、その性格も明るく人懐こいという反面、冷酷さも併せ持つな男であり、当代きっての名うての武闘派でもある等、その極端な二面性は異名からも察せられる。

 

 また個人としての武力も非常に高かったらしく、子供でも一流格闘家を超えられる格闘プログラムを一切用いず、己の力のみで『ホルダー』達を従えていた模様。他にもESP能力者としても規格外の力を発揮。国際基準で定められた最高ランクであるSSSランクを軽々と凌駕し、文中から専用のサイカウンターをもってしても、その全力を測ることは出来なかっただろう事が覗えた。

 原作の舞台で国が手を出せない個人、世界最強と言っても過言ではないような相手が、当時はボロ負けしたと洩らすほどの実力者。出自が不明だったため、『日本震災』で逃げ出した違法実験体とみられる。

 

 

「へぇ・・・、俺の名前自体は知ってるわけね」

 

 若干緩んでいた空気が再び張り詰める。

 

 これは失敗だった。

 偶然迷い込んだにしろ、その先の家主の名前を知っていると言うのはあまりに不審すぎる。彼が目当てで来たにしろ、そうで無いにしろ、相応の所に所属していると思われたらしい。

 

 剣呑な目つきになった青年が立ち上がった。

 現時点で武道は、聞きかじりと大して違わない己にも威圧感がわかる。

 肌がぴりぴりくるようなこれは、なにかのエネルギーでも放射されているのではと感じてしまうほどだ。

 

「アンタ、ちょっと来て話し聞かせてもらえるか」

(拙いな。これは話し合いの空気じゃ……)

 

 彼は強烈な眼光でこちらの奥底を(・・・)探るように見詰め、

 

 

 

 

 ドサリッ

 

 一拍置いて突然前のめりに倒れ付した。

 

 

「え?」

 

 その場には状況を把握出来ていない俺だけが、呆然と突っ立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

「仁!?」

 

 倒れた青年を前にどうした物かと考えていると、後ろから驚愕に染まった叫び声が聞こえた。

 振り返れば、そこには倒れている青年と同じ年頃の、人気俳優のように整った容姿の男が一人、信じられない物を見たと言わんばかりの表情で立っていた。

 この容姿も知っている。鳴神仁の親友の、

 

「青海 塊(おうみ かい)」

「おまえェっ! 仁に何しやがったァ!!」

 

 怒りの叫び。

 直後、焼け付くような何か(・・)が放たれた。

 

「ぐッ!?」

 

 青海塊との間の地面が一斉に爆発と見紛うばかりの勢いで燃え上がった。

 可燃物・非可燃物を問わず全てが炎を吹き、焼けないと分かっていても体が萎縮した。

 

(っ、確か青海塊は感情誘発型の発火能力者(ファイアスターター)!)

 

 ドッッッ、ゴォンッ!!!

 

「ッッッ!!??」

 

 吹き飛ばされた。

 洒落にならん。気付いたら飛んでいた。

 衝撃はまるで、大型トラックにノーブレーキで跳ねられでもしたかのよう。

 此方は格闘の素人だが、エイヴィヒカイトは稼働率が活動位階とは言えしっかり駆動している。にも拘らず、炎の陽炎で視界が歪んだとは言えど、一瞬で姿を見失った。本当に人間なのか疑わしいにも程があるぞ。

 とはいえ、だ。

 

(大丈夫、この程度(・・・・)なら装甲は絶対に抜けない)

 

 超人化された感覚に任せて空中で姿勢制御。猫のように着地の態勢をとる。

 着地は成功。

 炎の只中に獣のように四つ足ついて衝撃を殺し、吹っ飛ばされた方向を見た。――いない。どこだ。またか。また後ろじゃないだろうな。

 相手を探す。

 

 居た

 青海塊はこちらに対する追撃より鳴神仁を優先したらしく、今の一撃からの短い時間で倒れていた彼を縁側から家の中に叩き込み、こちらへ振り向いた所だった。

 感情誘発型は能力の制御が利き辛い筈だが、その姿には焦げ跡一つ無い。完璧な自己保存。

 そしてその振り向く動作と同時に片腕を振り被って、いる!?

 

 何かが来た。

 見えないがやばい。でかい。

 咄嗟に身を捻るが間に合わなかった。腕が振り下ろされたのを見た直後、此方の左腕を巻き込んで後ろの塀、その向こうの民家が仕込まれた鉄筋ごと縦に裂けた(・・・・・)

 

(ッッ、これが、というかこれで遠当て!? シャレにならん威力だぞ!)

 

 俺の知識にある武術と違いすぎる!

 先に小説は読んでいたからどういうものか知ってはいたが、実際に十メートル以上離れた所から、腕の一振りで家一軒縦割りにされたら笑えない。

 装甲は依然として健在だが、幾ら青海塊が遺伝子改変者(エンジェル)で、おまけに突然変異としか思えない世界最強クラスの戦闘力を持つとは言え、実物でみれば幾らなんでも生身の出す出力とは到底思えなかった。

 結局傷は負っていないが衝撃で盛大に地面を転がる。

 そんな此方の有様を見て青海 塊は眉をひそめた。

 

「……変に硬ぇけど仁がやられるレベルじゃねーな。お前仲間でもいんのか?」

 

 予想を遥かに下回るヤワさに気が削がれたか、やや火勢も衰えた。

 これはチャンスか?

 なにもいきなり戦うことはない。誤解さえ解ければ世界で指折りのこいつ等と伝手が出来る。それは壊れない身体で学ぶ俺にとり、最上と言っていい環境だろう。

 少しでも警戒させないために大の字で転がったまま答えた。

 

「……仲間なんていねーよ。ついでに言えば俺も何もしちゃいない」

「ふざけんな」

「ふざけちゃいない、本当だ。俺はついさっき偶然ここに跳んじまって、あいつがその話を聞いてたら途中でいきなり倒れたんだ」

 

 そこまで言うとようやく様子が刺客にしちゃ少しおかしいと感じたのか、構えていた腕を降ろした。もっとも警戒自体はまったく解かれていないが。

 

「お前、そこから動くなよ」

 

 えらく殺気を込めて言われた。以前の、人間だった頃なら失禁・自失のコンボだったんだろうが、今は存在の大きさが違うせいか、はたまたこの身が影で死んでも本体が傷つく訳でないからか平気だった。これは九死に一生を得たというのであろうか?

 青海 塊は転がったままの此方を睨んだまま、懐から出した携帯電話で何処かに連絡を取り出す。

 

「あぁ師匠、俺」

 

(師匠、ね。

 青海塊の師匠と言ったら世界最強のNB(ナチュラルボーン)、”完璧な”予知能力者と言われる(かつら)翁か。いや、三十か四十年くらい過去らしいから翁と呼ぶのは早いか)

 

「だから本当だって、仁寝てるし。師匠読み違えたんじゃないの?」

 

 NB(ナチュラルボーン)。名前から察せられるように、一切の遺伝子改変を受けていない人間である。にも関わらず、恐ろしいまでの精度を誇るESP能力者であり、エンジェルに対して筋力や持久力、反射神経といった身体能力に劣りながらも世界最強と呼ばれる格闘家。

 電話から漏れ聞こえる会話からするに、どうも俺の事と鳴神仁が倒れる事は流石に予知できなかったようだ。

 青海塊が電話を終えた。携帯電話をポケットに仕舞い、ガリガリと頭をかきながら此方を見る。

 

「おまえ何なんだ? 師匠が知らないってのは二人目だぞ、ったく。

 まぁ良いや。もうすぐ師匠が来るからソコ動くんじゃねェぞ」

 

(あぁ、こんな場所のこんな時間にピンポイントで出たばっかりに面倒な事に……)

 

 次に世界に入る時は気をつけよう。そう心に誓いながら、俺は大人しく仰向けのまま雲の数でも数えるのだった。

 

 

 

 


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