転校生   作:帰宅部係長

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第4話

 

「永和学園って名門だろ? わざわざ転校しなくても良かったんじゃないか? もったいねぇ…」

「まぁ、もったいないかもな。でも俺、大学は何処でも入れる様に勉強してるから、高校に拘りは持って無いんだよなー」

「…頭いいんだな」

「…努力の賜物だよ」

 

 雨矢上はそう言うと、口の端を少しつりあげ、ドヤ顔をした。ウゼェ…。

 

「お前、努力とかすんのな」

「当たり前だ、俺は天才じゃないんだ、努力しないと天才達には勝てないだろ」

「それで?もう一つの理由はなんだ?」

「えぇ…無視かよ」

「で? 理由は?」

「暇だったから」

「…は?」

「冗談だ」

「…帰るぞ?」

「それは困る」

「次冗談言ったら本当に帰るからな」

「せっかちだなぁ」

「俺はせっかちじゃない。早くもう一つの理由を教えろ」

「せっかちじゃないか…」

 

 

「比企谷は俺の兄については知っているよな?」

「詳しくは知らないが、薬を作ってるんだっけ?」

「そうそう。この街に帰って来た一番の理由は薬を作る手伝いをする事なんだ」

「へぇ…」

「あ、ちなみに俺の兄は登場しない予定だ」

「メタいな…」

 

 そう言う事言っていいのかよ…。

 

 

「お前、何時転校してくるんだ?」

「明後日には総武高校に登校するつもりだ」

「直ぐじゃねぇか…」

「まぁ、手続きはもう終わってるからな、後は登校するだけなんだよ」

「そうか…」

「同じクラスになれるといいな!」

「それは、まじで勘弁してくれ…」

「何故嫌がる?」

「お前は、俺の平和なボッチlifeを破壊しそうだからだ」

「比企谷…本当に変わったな…。あと、言ってて悲しくならないのか?」

「か、悲しくなんてならねーし…」

「いや、それ悲しい奴が言う台詞だぞ…」

「それに、俺もボッチlifeを送っていたから、その気持ちは分かる、だから壊そうなんて思わないよ」

「はぁ…ならいいけど…」

 溜め息ついて、俺はカップに残っていたコーヒーを飲んだ。雨矢上も自分のカップに残っていたコーヒーを飲む。

 

「「…冷た…」」

 

 まぁ、長い間話していたし、仕方の無い事なんだが、なんだろう…冷めたコーヒーを飲むと虚しい気分になるよな?な?

 

「さて…話したい事は大体話せたし、そろそろ帰るか」

「俺はまだ聞きたい事とか色々あるんだけど…」

「それはまた今度俺の家ででも話そうぜ。それに早く帰った方がいいんじゃないか? 小町さんに心配かけない為にも」

「そうだな、そんじゃ帰るか」

 雨矢上が先に席を立ち帰ろうとする

「……同じクラスになったら、そんときは宜しくな」

「あぁ。でも、期待すんなよ」

「大丈夫。期待してないから」

「……」

「じゃあまたな」

「ん、じゃあな」

 

 その後すぐに俺も喫茶店を出て家路についた。帰ったら案の定小町に色々聞かれたが、言わない方が良いと思ったから言わないで置いた。

 

 

 





 俺ガイル完結しましたね…。おめでとう(?)ございます。
 間違った青春をありがとう。
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