「明日と明後日は休みね」
「ならライブやりましょう」
「それは良いですね」
「でも奈央に連絡してないわよ」
「奈央なら大丈夫って言うと思うけどね」
「じゃあ私が今から連絡するわ」
「じゃあ終わったら教えてね」
私達4人はライブがしたいと思ってもリーダーの奈央に聞いてないので私はメールで連絡する事にした。
俺は寝ていた時に誰かからメールが来たので相手の名前を見ると雪姫と書いてあった。
「雪姫か?どうかしたか?」
「実は奈央に聞きたい事あって」
「いったい何だ?」
「さっき私達4人で話してたんだけどまたライブしたいねって言ってたの」
「それで?」
「奈央が良ければ何だけどライブどうかな?っと思って連絡してみたの」
「ちょっと待ってくれないか?あー・・・・・来週の土曜日なら大丈夫だがライブする場所は決まってんのか?」
「場所はCiRCLEね。じゃあ来週の土曜日にライブで良いのね」
「大丈夫だ。他の3人にも来週の土曜日だったら大丈夫だと伝えといてくれ」
「それでもう1つ言わなきゃならない事あるんだけどね」
「うん?」
「奈央に連絡する前にオーナーから連絡があったの」
「オーナーから?」
「それで私達がライブの話をしたらオーナーが久しぶりに見てみたいって言ってたんだけど、どうかな?」
「それは別に構わないがオーナーの為のライブ?それはいつだ?」
「前の日の金曜日よ」
「ダニィ!」
「オーナーの次の日がライブだからどうしようかと思って」
「俺達5人は昔オーナーに世話になった事がある。オーナーに言われたんじゃ断る気は無いな」
「って事は」
「やるぞ!今の俺達をオーナーに見せてやろうぜ!」
「じゃあ他の3人に伝えとくわね」
「頼んだ」
俺は雪姫のメールのやり取りが終わるとさっきのメールの内容について考える事にした。
「まさかオーナーから言われるとは思わなかった。だけどそのライブで何の曲やるか決めてないけど雪姫達と会った時に決めれば良いか」
次の日の夜に俺達5人は俺の家で話し合う事にした。
「オーナーからは何曲やるようにとか言われたか?」
「3曲してほしいって」
「3曲・・・・・何にするかな?」
「そうだよねぇぇぇ」
「うーん」
「シャルルは?」
「それは前回やったろ?」
「じゃあ千本桜?」
「候補として残しておこうか?」
「じゃあモザイクカケラ?」
「ギ○スか・・・良いな」
「私からだけどGETWiLdは?」
「良いと思うけど?」
「終わりの時に使いましょう」
「じゃあ採用!」
「他に次の曲あるか?」
「大切なものは?」
「ロー○オ○メ○ャー!懐かしいわ」
「空に唄えばは?」
「1○5○ね」
「じゃあ私からのとっておきで・・・負けないでは?」
「Z○R○の曲だね」
「俺としては良いと思うよ」
「じゃあ採用!」
「後1曲か」
「じゃあ・・・君を乗せて!」
「3分間待ってやる!」
「目がぁぁぁ!目がぁぁぁぁぁぁ!」
「俺からはNO,Thank You!だな」
「け○お○!!だね」
「じゃあ採用!」
「じゃあ確認するが今その3曲をするって事で良いんだよな?」
「「「「良いよ」」」」
「じゃあ曲も決まった事だから練習しようか」
「「「「はい」」」」
今回お世話になったオーナーの為にやる曲が決まって5人で練習をして1日1日が過ぎて行ってそしてオーナーの為の本番の日がやってきた。
「「「「「おはようございます。オーナー」」」」」
「久しぶりだね」
「オーナーも元気そうで良かったです」
「まだまだくたばったりしないよ、それより準備が出来次第に始めな」
「「「「「はい」」」」」
俺達は準備を始めた後に1人1人の顔を見て頷いた所で練習した曲を開始した。俺達は特にミスをしなかったし他にも問題は無かったので良かったと思っているがオーナーとしてはどうだろうか?
「また腕を上げたね。昔と比べたらその差が良くわかる」
「「「「「ありがとうございます。オーナー」」」」」
「やりきったかい?」
「「「「「やりきりました」」」」」
「また聴きたくなったらお前さん達を呼ぶ事にするよ」
「わかりました。いつでもオーナーからの頼みを待ってます。それじゃあ今日はコレで失礼します」
車で帰った俺達は俺の家に来て明日の事について話し合う事にした。
「明日のライブで何を歌うか?誰か何か良いのあるか?」
「じゃあLemOn」
「採用」
「俺からはコネクトだ」
「ティロ・フィナーレ!」
「採用」
「私はDreamRiSerが良いかなって思ってる」
「パンツァー・フォー!」
「採用」
「私はAURORAかな?」
「ガ○ダ○ね」
「採用」
「私はReVerbね」
「じゃあそれをラストにするか」
「そうね」
「採用」
「じゃあ明日のライブは決めた5曲をやるって事で良いかな?」
「前みたいにアンコールあったらどうする?」
「その可能性あるわね」
「そしたら明日のアンコール用の曲も決めなきゃね」
「私からは流星やりたいな」
「SAOかよ」
「けど今から5曲を決めて間に合うわけ?」
「間に合うよ」
「大丈夫」
「昔の俺達が今の俺達の状態だったなら間違いなく出来ないし不安もあったし諦めてたよ?だけど今の俺達は昔の俺達と比べて間違いなく上手いと俺は思ってる。それにオーナーの言葉があったからこそ今の俺達がいるしオーナーが俺達に何を伝えたかったのか?それに気付けたからこそ自信を持って今でも歌えるし音楽を楽しむ事が出来るようになった。」
「そうね」
「俺達は1度だけ音楽を辞めようとした事もあったしバンドを解散させようとも思った。だけど自分達がベースやらギターやらキーボードやらドラムやらとそういった自分が使ってたのを手に取ってみるとやっぱり終わりたくないし諦めたくないって考えちまうのさ」
「確かにね」
「だったら俺達がオーナーに対して何が出来るのか?オーナーだけじゃなく俺達を知らなくて初めて俺達のライブに来てくれた人達と俺達の音楽を楽しんで来てくれた人達と俺達のライブがあった時にまた来たい!次の絶対に行く!そういった常連さん達に感謝しながらお客さんも楽しませながら俺達も楽しめるようにそういう願いを込めて俺達はライブをするんだ。」
「そうよね」
「それにオーナーが言ってたろ?やりきったかい?って」
「言ってたわね」
「俺達から見てオーナーは恩人だ。だったら俺達は俺達に出来る事をするだけだ。」
「確かに」
「それじゃあ練習を始めるぞ」
オーナーの為のライブが終わって家に帰ってからは全員で明日のライブに向けての練習をしてその後は風呂に入ってから5人で寝る事にした。
そして次の日・・・
「皆さんこんにちは!unionです。今日は限られた時間の中ではありますがよろしくお願いします。それでは最初の1曲目をやります。タイトル名は・・・コネクト!」
(えっ!)
(それって4曲目じゃ!)
(イキナリ変えて来たわね)
(1曲目はAURORAにするつもりだったのに)
最初の曲が始まったのをキッカケに一気に4曲目もした。
「それじゃあ次が最後の曲になりました」
「「「「「えーーーーー」」」」」
「ありがとうございます。ですが最後まで歌いますので聴いてくださいね。ラストの曲のタイトル名はReVerbだ!」
最後の曲であるReVerbを歌い終わって全員で戻ろうとした時だった。
「「「「「アンコール」」」」」
「アンコールやっぱりあったね」
「どうする?」
「やるに決まってんだろ」
「じゃあ最初の予定通りで良いのよね?」
「じゃあ流星で良いの?」
「それなんだけど・・・やっぱ変えて良いか?」
「また変えるの!?」
「何にするのよ?」
「その曲の名前は・・・・・・・・だ」
「それをやるの!?」
「どうかな?」
「私は良いわよ」
「私も賛成」
「「私も」」
「仕方ないわね。」
「突然だが変えてゴメンね」
「「「「もう慣れてるから」」」」
俺達はアンコールに応える為お客さんの前に姿を見せた。
「それじゃあ泣いても笑ってもコレが本当に最後の曲になりますから最後まで聴いてくださいね。タイトル名は・・・旅立ちの日に」
アンコールに答えた俺達は最後まで全力で歌いきった。ライブが終わった後は控室に入ったらオーナーがいた。
「「「「「オーナー」」」」」
「さっきのライブ・・・見させて貰ったよ」
「どうでしたか?」
「良いライブだった。1人1人が今の自分達に何が出来るかを考えながら歌えていたみたいで安心したよ」
「ありがとうございます」
「今日のライブ・・・やりきったかい?」
「「「「「やりきりました」」」」」
「そうかい」
「また俺達のライブを見に来てください」
「考えておくよ」
話が終わった後にオーナーが控室から出て行ったのを確認した俺達は控室で休憩する事にした。
「控室にオーナーいたのには驚いたね」
「驚いたわね」
「けどオーナーには色々とお世話になったりしたから別に良いじゃん」
「違いない」
「じゃあ次のライブいつするの?」
「もう次のライブの話かよ」
「まあ良いじゃん」
「じゃあ先に言わせて貰うが未定だな」
「そっか」
「けどまたやろうぜ」
「そうしようよ」
「次のライブでは流星をやってやるよ」
「ありがとう」
「私もやりたい歌あるの!」
「私も!」
「私もよ!」
「私だって!?」
「そんな一気に言うなっての!じゃあ次のライブで歌いたい曲を1人1曲だけど決めて纏めたら俺に提出しろってんだ。そしたら決まった曲を練習するぞ」
「わかったわ」
「ちなみに次回の俺はリクエストの曲は出さないよ」
「どうして?」
「予定とは違う曲を歌ったりしたからな」
「アレね」
「驚いたけど楽しかったわ」
「そうね」
「来てくれたお客さん達も楽しんでくれたみたいですし」
「俺達のバンドは来てくれた人達が楽しんでくれたら良いなってのもあるが次のライブを楽しみにしています。また次のライブも見に行きます!と次から次に人の輪を繋いで行って俺達の事を誰でも知ってる!俺達の事を知らない人は絶対いない!そう言わせる思わせるぐらいを目標に頑張ってきたからな」
「確かにそうなったら良いなって想いだったらあるわね」
「バラバラになりそうだった時が確かに昔あったけど今いるこの5人で最後まで駆け抜けたいって俺は思っているんだ。」
「どうして?」
「いつまで俺達は一緒に居られるのか?それがわからないからさ」
「「「「・・・」」」」
「出会いと別れがあるように人は人と繋がってお互いに支え合って生きて行くんだよ」
「そんなもんかな?」
「だから俺は形に残る何かが欲しいのさ」
「だったら写真を撮らない?」
「写真?」
「写真なら形に残るでしょ?」
「違いない」
「それじゃあ撮るよ?はい!チーズ!」
カシャっと音がして見てみると5人全員しっかりとキレイに写っていて少しだけ安心したけどそれからは各自で家に帰って行った。
皆さんも体調には気を付けて下さい