俺が羽丘に来て1ヶ月が経とうとしていた。この学校で俺は音楽の授業を担当しているがようやく学校の雰囲気と言うかそういったのに慣れてきたんで先輩の先生とか生徒が話しかけてくるようになってきた。
「おはようございます。先生」
「おはよう」
「おはようございます」
「おはよう」
生徒達から朝の挨拶されたので俺も挨拶したが歩きながら挨拶してると職員室に着いたので中に入る事にした。
「おはようございます。校長先生」
「おはようございます。倉崎先生」
「あれ?まだ他の先生いないんですか?」
「後30分ぐらいしたら来ると思いますよ」
「そうなんですか?」
「今日は私達が学校に来るのが早かったってだけで遅れてきたって訳じゃないですからね」
「確かにそうですね」
「倉崎先生は今日の授業ありますか?」
「ありますけれど・・・」
「では授業が終わったら頼みたい事あるんですけど良いですかな?」
「わかりました」
「授業が終わったら職員室に来てください」
「はい」
俺が担当している音楽の授業は学年によって違うが今日は5時間目に授業あるのだが少し時間に余裕があったので遅れないように準備してから音楽室に向かった。音楽室の中に入ると今から授業を受けるクラス全員が揃っていた。そして俺の授業が終わったので校長先生がいる職員室に入る事にした。職員室の中に入ると校長先生が俺に気付いたので話しかけて来た。
「お待たせしてすいません」
「大丈夫です。私の座っている椅子の近くに大きなダンボールの箱あるの見えますか?」
「はい」
「あのダンボールを保健室まで運んでくれませんか?」
「保健室にですか?」
「そうです。保健室の先生から保健室で使う物が少なくなったと相談されましてね」
「そうなんですか?」
「我が校では男の先生は倉崎先生だけですから」
「まあ・・・女子校ですからね。」
「男性は女性より力と身長ありますからね。倉崎先生に、こういった事がコレから何回もあると思いますから」
「まあ確かにそれを言われたらやらないといけない感じになりますね。」
「それじゃあ椅子の近くのダンボールを運んでくれますか?」
「わかりました。念の為に確認しますが校長先生の椅子の近くのダンボールを保健室に運べば良いんですよね?」
「そうです」
「わかりました。それじゃあ・・・あれ?」
「どうかしましたか?」
「このダンボールって結構大きいからもっと重いんかと思ってまして・・・」
「確かにそれだけダンボールが大きいとそう思っても仕方ない事ですね」
「それじゃあ今から保健室に行って来ます」
「ありがとうございます。運んだら職員室に戻ってきてください。」
「わかりました」
俺は校長先生に頼まれたダンボールを保健室まで運び終わったのでそのまま職員室に戻った。
「失礼します」
「戻ってきましたね。倉崎先生ありがとうございます。それでは倉崎先生が来たので今から会議を始めます。」
「はい」
校長先生が言っていた会議を始めて1時間が過ぎた。その後は他の先生達みたいに帰る準備してから学校を出た。家に着いたのでカギを使って中に入ると4人が既にいたので話しかけることにした。
「ただいま」
「おかえり」
「何かしてたん?」
「奈央が言ってた曲を練習してたんだ」
「なるほど・・・どうだった?」
「何とかやれそうよ」
「苦戦してなくて安心かな?」
「とは言っても4人で練習してたってだけで奈央のボーカルが無いとわからないから」
「じゃあ間違えても良いから最初から最後まで通してやるぞ」
「わかった」
俺は荷物を置いた後に5人で練習してみたがまだまだ完璧じゃなかったけどそれは仕方なかった。
「あー・・・・・・失敗した」
「全体的に難しくないか?」
「けど、やり甲斐があるだろう?」
「そうね」
「まだまだ私はイケるわ」
「あれから1時間も経ったか・・・少し休憩にするぞ」
「賛成」
「ありたがい」
「もう少しやろうよ」
「休む事も大事な事だ」
「まあ確かにね」
「わかったよぉぉ」
「けどやってみてわかんたんじゃね?」
「何が?」
「この曲は、こういう曲なんだって事がさ」
「それな」
「最初どんな曲なんだろうって思ったよ」
「私も」
「でも言った後で何だが最後までやれそうか?」
「そこは大丈夫」
「まあね」
「まだまだ頑張れるし」
「まだまだやれるっしょ!」
「それでこそ俺が選んだメンバーだよ」
「まあUniOnは奈央がグループ名を決めてそして私達メンバー4人を誘ってくれたからね」
「UniOnのリーダーは奈央だし最終決定権は奈央にあるけどね」
「でもまさかここまで長く一緒にバンドが出来るとは思わなかったがな」
「てっきり高3の時で終わるかと思ってたからね」
「それが今ではプロと来たもんだからね」
「どうなるか、わからないね」
「なら俺達のやる事に変わりは無いさ」
「そうよね」
「それじゃあ続きをやるか」
「えっ!もう!」
「って思うかも知れないが時計を見てみな」
「1時間が経ってる」
「そういう事だ。もうちょっとだけ頑張るぞ」
「「「「はい」」」」
「よし!また最初から最後まで間違えても良いから全力でやるぞ」
その日は夕飯を食べた後にまた遅くまで練習したりと続けていたが今日は4人が泊まる事になった。それからは練習を続けてやりながら・・・
「久しぶりの武道館か」
「学生の時に何回も来たよね」
「懐かしいね」
「とは言っても今回の俺達はゲスト扱いでメインじゃなくてサブだって事を忘れるなよ」
「わかってるって」
「それじゃあ行くぞ」
中に入ってしばらくするとPoppin'PartyとRoseliaとRAISE A SUILEN達の曲が始まって、その後は舞台の上にオーナーが立った。
「皆の演奏を見せてもらったよ、皆・・・見事にやり切ったね」
そう言うと何人か笑っていたが俺は黙って見てる事にした。
「それじゃあ結果を発表する。グランプリは・・・・・・Roselia」
名前を言われたRoseliaは喜んだりと嬉しそうで良かったけど悔しいからか選ばれなくて残念だったのが悲しそうな感じの子もいた。
「続いてベストパフォーマンス賞・・・RAISE A SUILEN」
「ベストパフォーマンス賞?」
「何よそれ」
「ベストバンド賞・・・Poppin'Party」
Poppin'Partyも何人か喜んでいたが俺は不思議に思った。
(何故オーナーは各グループ名を発表したんだ?)
俺は気になってはいたが他の4人もどうやら同じだったらしい
「何でオーナーは各グループ名を?」
「何か気になる所あったのかな?」
「けどそれならグランプリだけで良くない?」
「そりゃそうだけど」
「まあ最後まで見届けてやろうぜ」
「皆・・・良いライブだった。」
オーナーがそう言った瞬間に紙吹雪が舞い上がった。そして3つのグループによる演奏が始まってオーナーが俺達に近づいてきた。
「お前達から見てどうだった?」
「やり切ったと思えるような演奏で良かったと思いました。」
「そうかい」
「っで俺達はこの後に、やるんですか?」
「そうだ」
「このまま終わりでも良いような気がするのですが・・・」
「アンタ達はやりたくないのかい?」
「まさか!やりたいか、やりたくないか?で言えばやりたいですが俺達が来た理由があるのかな?っと思いましてね」
「お前達を呼んだのはコレから来るであろうあの子達の未来の姿を見せてやりたいんだ」
「未来の姿・・・」
「お前達みたいにプロになったバンドも入ればプロになれなくて消えたバンドもある。特にバンドは続けられても維持するのが困難だったりするからね」
「・・・・・・」
「だけど今こうやって武道館でライブした後にお前達が1曲すれば自分達もプロを目指して頑張ろうと目標に向かって突き進めるようにもなる」
「後進の育成にも繋がるって事ですか」
「世代交代って言う言葉があるようにね」
「わかりました。俺達にこの後をやらせてください」
「「「「「お願いします」」」」」
「頼んだよ」
「それでは実は最後にゲストが来ていますのでそちらに注目してください」
「オーナーの他にもいるの?」
「誰だろう?」
「気になるね」
「それではどうぞ!」
俺達5人は歩いて行った。だけど何人か知らない人もいたが誰だろう?って顔もしていた。
「皆さんこんにちは!UniOnです」
「UniOn・・・あの伝説の!」
「あれが・・・」
「俺達UniOnは武道館でやるのは何回もやりましたが今回はゲストに呼ばれたので1曲やります」
「タイトル名は・・・ultra soulです!」
俺達が練習してきた曲が始まったが1曲だけなんで終わりが近づいてきた。
「祝福が欲しいのなら悲しみを知り独りで泣きましょう、そして輝くウルトラソウル」
「「「「「「ハイ!」」」」」」
明日から12月になって今よりもっと寒くなるけれど体調に気をつけてくださいね