刀使ノ巫女RTA 漫画版離反ルート   作:イナバの書き置き

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機能を試してから初投稿です。


第4回

 都内を右往左往する放浪剣劇RTA、はーじまーるよー。

 

 さて、前回は浅草で姫和ちゃんや可奈美ちゃんと合流した所まででしたので、今回は原宿に移動する所からですね。

 

 まずは制服そのままだと速攻で居場所がバレるので適当な服を見繕っておきましょう。現在の財布では少し厳しいものがありますが背に腹は代えられません。

 着替えたら、可奈美ちゃんに友人の話題を振ります。すると友人思いの可奈美ちゃんは、漫画版で大きくクローズアップされたキャラクターである舞衣ちゃんに連絡を取りますが、なんと彼女は電話越しの防災無線からこちらの位置を特定してきます。

 これは一件無用な戦闘を増やす行為に思われますが、舞依ちゃんは単独で現れる上これに勝利すると沙耶香ちゃんの説得が可能となるので必ずやっておくべきです。

 

 ここまでにガバる要素はありませんが、この後は一刻を争うので簡潔に説明します。

 可奈美ちゃんが電話をかけるのを確認したら再び岩倉さんを拉致し、浅草に引き返します。するとギリギリのタイミングですが、移動中の外伝キャラである安桜美炎と瀬戸内智恵がいます。

 見つけたら即座に叩きのめします。接触時点では聞く耳を持たないので1度倒さないといけません。(7敗)

 可奈美を追ってやって来た2人ですが、実は智恵ちゃんは舞草のメンバーです。彼女をおど……交渉して舞草に寝返る意思表示をします。

 拉致したのが薫やエレンと言ったメンバーであればこれは必要ありませんが、当チャートではここで舞草と接触しておけばタァイム短縮になるのでやっておきましょう。

 それが済んだら原宿にとんぼ返りし、青砥館で装備を更新しましょう。智恵ちゃんと交渉した事で、堂々と買い物をしても黙っていてくれます。つまり青砥館も舞草の組織な訳ですが、ちょっと浸透しすぎとちゃう? ジオン軍残党ですかね……。

 

 さて、のんびりと()()()()()()()()()()戻ると丁度舞依ちゃんが可奈美ちゃんと──あれ? 

 

「やるよ、沙耶香ちゃん」

 

「……うん」

 

 ……

 ……

 …………

 なんで沙耶香ちゃんもいるんですかねぇ? コレガワカラナイ。

 いやまあ1度に2つイベントを消化出来てタァイム短縮になるので悪くはないのですが。

 戦闘が始まりましたが、基本的には沙耶香ちゃんと相討ちになる事を意識していきます。

 沙耶香ちゃんを説得するにはここで彼女を倒す必要がありますが、ホモちゃんを手っ取り早く強化するためわざと相討ちに持ち込んで捕獲されます。

 

「良いんですか? 今ならまだ可奈美ちゃん達に追い付けますよ」

 

「貴方達も何の手柄も無しには戻れないでしょ? ちょっとこの状態で逃げ続けるのは辛いし、ここでリタイアかな」

 

 よし、上手く相討ちになりましたね。

 捕獲されると直ぐにヒスおばの元に連行されます。即戦力が欲しいヒスおばはホモちゃんにノロを投入しますが、抵抗は止めましょう。

 この時投与されるノロは親衛隊の物とは違い、理屈は不明ですが洗脳効果があります。

 しかし何回か対抗フェイズがあり1度でも成功すれば正気に返りますので安心です。

 現在のホモちゃんの精神値から計算するとおそらく3回チャンスが……あれ? 

操作できませんね。コントローラーの不調かな? 

 

「百重奈……?」

 

 沙耶香ちゃああああん!? 

 なんで!? なぁんで邪魔するの!? 

 ……このイベント、ヒスおば以外のキャラが同席してるとそもそもフェイズ自体発生しないじゃん! 

 

 ……い、いやまだどうにかなるはず。

 1人になった時を狙えばまだリカバリ出来る筈です。

 洗脳後でも移動自体は出来るので直ぐ様ここから離れましょう。

 

「……百重奈、何処に行くの?」

 

 ちょっとそこまで。だから離して? 

 

「……嫌」

 

 なんで?(殺意)

 

「怪我してるから、動いたら駄目。……後は、私がどうにかする」

 

 怪我なんて唾付けときゃ治るって! 

 まだ間に合う!まだ猶予あるから!自力で正気に戻るからぁ! 

 お前に、お前1人なんかに負ける訳ねぇだろお前オゥ! 

 流行らせコラ……流行らせコラ!(刀使ノ巫女) ムーミン野郎お前放せコラ!(髪色類似)

 

 

 

Miss!

 

 

 

 

 あっ……

 

 

 

 

 

 

「見ておきなさい、沙耶香。これが貴方が到達する境地よ」

 

 結局止める事は出来なかった。

 本来私が受け入れる筈だった「それ」は今も百重奈に注入されている。

 この短期間で、私の価値観を揺るがす様々な事があった。

 何もない、御刀に選ばれた時から他人の言うまま戦い続ける以外知らなかった私にクッキーをくれた舞依。

 御前試合で立ち会った時、また試合がしたいと言ってくれた可奈美。

 

 ──そして、空っぽの私に初めて「恐怖」と言う感情を与えてくれた百重奈。

 

 荒魂への異様な執着、目立つ事を嫌いひたすら荒魂を殺す事に拘るその姿は「恐怖」と言うピースになって空の私に嵌め込まれた。

 けれど、決してそれだけでは無かった。任務の帰り道、皐月夜見と3人で屋台のおでんを食べたあの日を思い出す。確か百重奈の奢りだったと思う。

 あの時はまだ何も感じなかった。感じないふりをしていた。

 でも、ひょっとしたら──楽しかったのかもしれない。

 そうして百重奈がくれた感情が、今の私を構成している。言ってしまえばただの模倣だ。

 それでも、彼女の様に「笑う」事が少しでも出来て嬉しかったのだ。優しく笑う百重奈が手本だった。

 

 そんな百重奈はもういない。

 私の目の前で薄く笑う彼女は、もう百重奈じゃない。

 人格をノロに破壊された、ただの人形でしかないのだ。

 

 ──私が、百重奈を壊した

 

 だからその責任は私が取らないといけない。

「いなくなった」彼女に代わって私が使命を遂行するのだ。

 

「怪我してるから、動いたら駄目」

 

 起き上がろうとする百重奈をベッドに押し戻し、彼女に告げる。

 ここからは私の戦いなのだと。

 

 

「──後は、私がどうにかする」




・覚醒沙耶香
好感度が一定以上のキャラクターが死亡ないしは戦闘不能にならないと覚醒イベントそのものが発生しないため特に敬遠されがちなキャラ。
とくに覚醒しなくても強いのがそれに拍車をかけている。
防御以外の全ステータスが上昇し、スキル「無念無想」が使用不可能になる。
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