折角脱出した所に舞い戻る剣劇RTA、はーじまーるよー。
前回は可奈美ちゃんにノロのアンプルを握らせ足止めに向かった所で終わったので、引き続き山の中を探索しましょう。
見た所夜見ちゃんがこちらに来ていない為、追撃に参加しているのは一般の刀使になっているようです。此処から先は一切レベル上げが出来ないので、根こそぎ狩り尽くしておきましょう。
システム上、親衛隊の誰かが可奈美ちゃん達を回収するため派遣した舞草の潜水艦を発見まで一般刀使は無限に出現するので、暫くの間好き放題出来ます。以前からのレベリングやノロによるステータスの底上げでまず負ける事もありません。
まれにS装備を着用した輩もいるので、見かけたらそちらを優先します。経験値が美味しいですからね。
「……星、百重奈。結芽を──」
「知ってるけど、聞きたければ私を倒してね?」
「……ッ! 言われなくても!」
大体50人程倒すまでには第一席さんが出現するので、長ったらしい会話をスキップして戦闘に突入します。現在のホモちゃんならハッキリ言って余裕ですが、ここで敢えて敗北しましょう。
すると戦闘終了後に1度ロードを挟み、目を覚ませば折神家の施設で監禁されています。
面倒臭いイベントを全部カット出来る上、以後のスポーン位置がここになるのでいざと言うときに役に立ちます。次にこの施設から脱出する時が本RTAで最難関なので、忘れずにセーブしておきましょう。(452敗)
監禁されている間は稀に折神家及び鎌府所属の人が様子を見に来てくれるのでここはのんびりと待ちましょう。結芽ちゃんとかは回復アイテムを持ってきてくれるので、正直可奈美ちゃんに預けてしまったのは痛いですね……。
お、誰か来たみたいですね。
「お久し振り……と言う程ではありませんか。百重奈さん」
どうやら来てくれたのは夜見ちゃんみたいですね。しかし何でそんなボロボロに……? 多分沙耶香ちゃんと戦った時に負った傷なのでしょうが、全身包帯まみれに眼帯まで付けてるなんてまるでノロの過剰摂取で暴走したみたいだぁ(直喩)
「……お見通しでしたか」
えっ
いやほんの冗談のつもりだったんですけど……何でこんな事になってるのか、これもうわかんねぇな。
さて、夜見ちゃんは基本的にアイテムをくれる事はありませんが、この施設内の人員配置を教えてくれます。配置は周回毎に5パターンの中からランダムで変わるので聞いておいて損はありません。
夜見ちゃん、配置教えて♥️
「嫌です……」
なんで? (殺意)
嫌って言っても教えるんだよ配置を。いやホント教えてくれないと困るのですが……。
まあ、ぶっつけ本番でもどうにかなるとは思うのでいいでしょう。しかしそれなら何で夜見ちゃんはここに来たんですかね。
「……では、失礼します」
あれ、返事せずに帰っちゃいましたね。何だったんでしょうか。特に有益なイベントもありませんでしたし、これはロスなのでは?
まあこれ位なら後で取り戻せる筈なので、このままつづけましょう。
次は金剛身を習得した時以来の、ステータスポイント割り振りを行います。今作はレベルアップで獲得出来るNP(肉体ポイント)と、剣術の使用回数に応じて獲得出来る習熟度の2つがありますが、貯めてきた分をここで一気に使いきってしまいます。
NPは敏捷値が最大になるまで突っ込んだ後、残りは技量値に振ります。防御なんて必要ねぇんだよ!
習熟度に関しては、「他流習得」を獲得した後残りを全て「抜刀術」につぎ込みます。
何故この様な割り振りをするのかと言うと、ラスボスであるタギツヒメ(in紫様)とは3回連続で戦闘するのですが、これが普通にやるとバカみたいに時間がかかるので「鹿島新當流」の効果とクリティカルによる相乗効果でイベント以外は全て一撃必殺します。(感動的な展開が)あーもう滅茶苦茶だよ。
漫画版ルートではタギツヒメ本体が人型になったりしないのでこれでゴリ押しすれば余裕です。龍眼も可奈美ちゃんが破ってくれますし。
だから今までポインヨを振って来なかったんですね。
このまま1週間程待機すれば可奈美ちゃん達が来る筈なので、後は筋トレをして待ちましょう。
すいませーんKNSTですけどぉ、まーだ時間かかりそうですかねぇ?
……おかしいですね。チャート通りならそろそろ折神家襲撃が始まっても良い頃なのですが、うんともすんとも言いません。
確かに本来ならばこんな早々に可奈美ちゃん達が駆け付ける事はないのですが、前回アンプルを渡したので来る筈なんですよねぇ……。
原作だと舞草の拠点で夏祭りをしていたら一斉検挙され、已む無く残った戦力で奇襲をかけると言った流れなのですが、今回は既に発動していたオリチャーによって流れが大きく変わっています。
ノロのアンプルを舞草に提供した上で保有していると所在がバレる事を伝えておくと、舞草は拠点の位置を敢えてバラして囮にし、少数精鋭を折神家襲撃に送り込むと言う超攻撃的なスタイルに変化します。
やってる事は同じなのに殺意の差が凄まじいですね。
しかし何で襲撃イベントが発生しないのか、コレガワカラナイ。条件はもうクリアした筈ですし……。
…
……
………
あっひょっとして夜見ちゃん、沙耶香ちゃんを思った以上にボコボコにしてた?
はぁ────(クソデカ溜め息)
あ ほ く さ
はーつっかえ! 辞めたら親衛隊?
そりゃあ来ない筈ですよ沙耶香ちゃんが復帰するの待ってるんですもん。しかも私が一切関与しない所で発生した戦闘だから介入する余地も無いですしクォレハもうどうしようもありませんね……一刻も早く沙耶香ちゃんが復帰する事を祈るしかないです。祈るついでにやり過ぎた夜見ちゃんは†悔い改めて†
もう1週間経っても来なかったら流石にロスの許容範囲外なので諦めましょう。
今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。
ハッキリと言って、折神邸に監禁される百重奈を見た時優越感を感じなかったといえば嘘になる。
いつどんな時でも私の上を行く百重奈が、その身にノロを受け入れ同じ所まで堕ちてきたと知った時は心が踊った。
御刀を奪われ、刀使として戦う事すら出来ないと知った時には思わず
──果たしてそれが人として正しいのか、とも思った。
「お早うございます、百重奈さん」
「おはよー」
刀使は御刀を持たねば年相応の少女に過ぎない。百重奈も例外ではなく、こうして手錠もされず施設内を散歩すらしていられるのは誰もがその無力さを知っているからだ。
そうして無力化された彼女を嘲笑いたいのか、或いは友人として心配しているのか、自分自身分からぬまま私は毎日百重奈の元へと通っていた。
それにしても百重奈は本当にどんな時でもマイペースを崩さない。こうして捕らえられていてもヘラヘラと笑うばかりで、それが私を苛つかせる。
──ひょっとして、まだ舞草が奪還しに来るとでも思っているのだろうか。
有り得ない、と頭を振る。もう彼らの拠点は特定されているのだ。明日にでも検挙されて、それで終わりだろう。自分が知る限り最も強かった糸見沙耶香も重傷を負わせたのだからすぐには戦えない筈だ。その、筈なのだ。
「ねー、夜見ちゃん?」
「教えませんよ」
「ケチ! アホ! ちょっと位良いじゃん!」
「……何を言っても、教えませんよ」
──なのに、どうして百重奈は諦めないのだろう。百重奈はマイペースだが、何も考えていない訳ではない。まさかとは思うが本当に来るのかもしれない。だとしたら高津学長に伝達しておくべきだろう。
「兎に角、変な気は起こさないで下さい」
「おっそうだな」
けど
けど、もう少しこの穏やかな時間を続けていたかった。
上段から木刀を振り下ろす。
何度も、何度も、自分が納得いくまでひたすら振り続ける。
これじゃない。私が見た鋭さはこんな物じゃない。
音が、景色が遠ざかっていく。
まだだ、もっと。もっと速く。思い出せ、模倣しろ、成りきれ。
もっと、もっと────
「ち、ちょっと落ち着いて沙耶香ちゃん!」
「落ち着いてなんて……!」
注意が逸れた一瞬で、遠ざかった景色が色彩を取り戻す。どうやらのめり込みすぎていたようだ。額を流れる汗をタオルで拭う。
一息ついた後、なにやら言い争ってる舞依ちゃんと沙耶香ちゃんに声をかける。
「舞依ちゃん、どうしたの?」
「可奈美ちゃん、沙耶香ちゃんが言う事聞いてくれないのよ」
「……時間が無いの」
スッと思考が冷える。事前に説明は受けていた。舞草を囮にして自分達を折神邸に送り込む。準備が整い次第決行されるとの事だが、沙耶香が重傷を負った為延期されていた。
もう大丈夫なのか、と沙耶香を見れば合流当初よりは大分マシだが万全には程遠い様に私は感じた。
「本当に、大丈夫なの?」
「……うん」
「なら行こう。フリードマンさんにも決行を早められないか聞いてみるよ」
「可奈美ちゃん!? 沙耶香ちゃんはまだ無理よ!」
舞依ちゃんの言う事ももっともだろう。今沙耶香ちゃんを戦わせても大した戦力にはならない。
だが急がずにはいられない理由が私にはある。
「
私達の為に戦った百重奈ちゃんを見捨てるなど出来ない。舞依ちゃんだってそれは分かっている筈だ。
木刀を片付けたらフリードマンさんを説得しよう。
──待っててね、すぐ行くよ
・NP(肉体ポイント)
今作ではレベルアップするとステータスの上昇と共に、好きに割り振れるNPが入手出来る。割り振り次第で火力特化にも防御特化にもなれる。
・習熟度
戦闘中の剣術の使用に応じて獲得出来る。消費する事で新たな剣術やスキルを習得出来る。
・可奈美ちゃん
剣術を通して相互理解するやべーやつ。ホモちゃんを模倣して無意識の内にRTAに目覚めるが…?