IS〜女オリ主と弾の恋模様   作:シリカ@雫推し

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第11話

7月28日、今日は鈴と2人でレゾナンスへと来ていた。もちろん明日、明後日のために。

 

早速水着売り場へ向かうと、ずらっと並んだ可愛らしいカラフルな水着に次から次へと目を奪われていった。すぐに鈴はビキニのコーナーへと向かって行った。私がビキニコーナーに着いたときには、すでに何着か選んでいた。確かに可愛いのは多い、でもこの辺の水着は大人向けなので値段が可愛くない。その事を鈴に伝えると、フックへと戻しだした。

 

端っこの方に小中高生向けのコーナーがあったのて、そちらに向かった。

そこには可愛いと言うよりも可愛らしい水着が並んでいた。まぁ子供向けだからね•••

2日間ということで2着選ぶことにしていた。鈴と選んでいると、突然後ろから目隠しされて

 

「だ〜れだ?!」

 

え? 鈴の声ではないし鈴は目の前にいたので、誰かはわからない。

 

「えっ••• だ、誰ですか?」

 

すると、「ジャーン!」と効果音が聞こえるくらいのポーズを決めた見たこともない少女が立っていた。

 

「あ、あなたは! どなたでしょうか?」

 

オヨヨヨとショックを受ける少女に

 

「冗談ですよ。更織刀奈先輩♪」

 

「まさか、後輩に揶揄われるなんてね。オネーサンびっくりだわ」

 

「簪さんから色々聞いていましたので。あ、紹介します。親友のファン リンインさんです」

 

「よろしくね」

 

「こちらこそ」

 

 

「ところで水着を買いに来たということは、2人は海かプールにでも行く予定なのかしら?」

 

「はい、えーっと、明日と明後日、私と鈴と千冬さんの弟さんと私の恋人の4人で海に行く予定です」

 

「あら、楽しそうね。もしよければウチの別荘に来ないかしら?近くにプライベートビーチもあるし可愛い水着もたくさんあるわよ。泊まりがけで、明日出発して明後日帰ってくる予定なんだけど」

 

「いえ、先輩のご家族に迷惑に迷惑をかけてしまいますので」

 

「親は行かないわよ。私と簪ちゃん、あと私たちの従者2人の4人よ。ちょうど男手も欲しかったし来てくれると助かるわ」

 

それって一夏と弾をこき使うってことじゃ?と思っていると、鈴に向かって小声で

 

「プライベートビーチだから邪魔者はいないし、可愛い水着で悩殺できるわよ?」

 

「私行きたい!」

 

何て言ったかわからないが、鈴が堕ちた•••

仕方なく弾と一夏に電話してみると、あっさりとOKだった。

 

刀奈さんと電話番号を交換し、集合時間と場所を決めて、弾と一夏にも伝えて私たちは帰った。

 

 

 

翌日、私たちは少し早めに待ち合わせ場所に向かったが、待ち合わせ場所にはヤ◯ザもビックリな高級ハイヤーが3台並んでいた。

その時、先頭のハイヤーから刀奈さんが飛び出し、追うように3人の女子が出てきた。

皆で挨拶を済ませて、私たちは2台目のクルマに乗り込んだ。

 

 

別荘に着くと建物の大きさに私たちは驚いた。何せ私の家の2軒分もあったのだ。しかも、これでも小さいらしく驚き疲れてしまった。

 

ちょうどお昼時ということもあり、皆でお昼ご飯の用意を始めようとした。ただ、台所に8人も並べないので順番に担当することにした。

以前言ったかもしれないが、私は料理が得意ではない。なので得意な人とペアを組んだ。

私と刀奈さん、刀奈さんの従者である布仏虚さんだ。因みに虚さんは毎食事を担当するつもりだったが弾、一夏、鈴ペアの希望もあり、今日の昼食はお休みとなった。

私たちは今日の夕食を担当することになったので、周辺を散歩することにした。目の前に見える海に目を奪われつつ潮の匂いを感じていた。すると袖口の余ってる服を着た簪さんの従者である布仏本音さんが付いてきてくれた。

 

「ミキミキ〜 散歩なら付き合うよ〜」

 

「一緒に行きましょ」

 

と言うと、手を繋いでブラブラ歩きだした。

 

15分程歩いて別荘まで戻ると、ちょうど良いタイミングで昼食ができたようだ。

皆で食べだしたが、美味しすぎて悔しい••

刀奈さんなんて一夏に「お嫁に来ない?」なんて言い出して、鈴もアワアワしていた。

 

昼食を食べ終わると弾と一夏で片付けをしてくれるらしいので、女性陣は水着のある更衣室にて、それぞれ好きな水着を選んでいた。着替え始めていると、私と鈴、そして簪さんとシンパシーを感じた。【チッパイ同盟】を作る気もないけどお互い励ましあい、絆を深めていった。そんな時に刀奈さんから、私たち3人にプレゼントがあるらしい。箱見ると••• 厚みのあるパッドだった。刀奈さんに憤りを感じながらも、せっかくのプレゼントなんだし、しょうがないから付けてあげようかな。

 

私たちが着替え終わると同時に弾たちの後片付けも終わったようだ。パーカーを羽織ろうとしていると、突然更衣室の扉が開かれた。犯人はもちろん一夏だ。わずかな沈黙の後、私たちの悲鳴と共に物が投げられ気を取り戻した一夏は慌てて扉を閉めたが、色々遅かった。リビングで正座をさせられて女性陣、特に鈴からのお怒りをいただいたていた。

 

お説教が終わった一夏がグッタリとした様子でパラソルやビーチチェア、マットを持ちながら弾と出てきた。

 

ビーチに着くとパラソルやビーチチェア、マットを設置して女性陣はパーカーを脱ぎ始めた。皆ビキニを着ている。

黒の虚さん、青の刀奈さん、水色の簪さん、赤の鈴、黄色の私、キツネの本音さん。

あれ? 本音さん、さっき白の水着じゃなかったかな••• 可愛いからいいけど•••

 

弾に近づいて行くと、弾は私を見ようとしない。ムッとなった私は弾の目の前に立とうとしても執拗に向きを変える。弾の両頬をつまみながら

 

「な•ん•で、目を逸らすのかな?」

 

「いや、健全な男子中学生としてはものすごく見たいけど、似合いすぎて見れないんだよ///」

 

「嬉しいけど、できたら真っ先に言って欲しかったよ」

 

と言いながらマットへと向かい

 

「弾にはこれをお願いしようかな」

 

と日焼け止めクリームを弾に渡した。

 

「ちょっ、さすがにこれはまずいって••」

 

「弾なら変なことしないから大丈夫でしょ」

 

「その無駄に高い信頼はいったいどこからきてるんだ?」

 

「あははは。まぁ少しぐらいならエッチな所触ってもいいんだぞ///」

 

と言い、片側のカップを少しずらした。弾は驚いたが、何故か苦笑いをしている。不思議に思い下を見ると、おもいっきりカップが見えていた。落ち込んだ私がふと横を向くと刀奈さんが肩を震わせているのが見えた。刀奈さんにも見られていたのか•••

 

その後、弾は変な所を極力触らないように日焼け止めを塗ってくれた。

 

 

日焼け止めを塗った後は海に入り泳いでいたが、いつの間にか刀奈さんと虚さんがビーチバレーのネットとポールを用意していた。

刀奈さん虚さんチーム対簪さん本音さんチームで対戦していたので応援のために近づくと、弾が虚さんを見て鼻を伸ばしていたので頬をつねってやった。フンッ!

 

17時頃になると私と刀奈さん、虚さんの夕食メンバーは先に上がり、順番にシャワーを浴びて料理を開始した。

 

夕食はカレーライスとサラダと味噌汁だ。

私は虚さん監修の元カレーを担当した。

まずタマネギと皮を剥き、くし形に切る

人参も同様に皮を剥き一口大の大きさでくし形に切る

じゃがいも皮を剥きつつ、しっかりと芽を取り除きながら一口大に切り揃える

お肉をお好みの大きさに切る

お鍋にサラダ油を馴染ませ中火にかける

お鍋でタマネギを炒め、じゃがいも、人参.お肉の順に炒める

全体に火が通り、タマネギがしなっとしてきたらお水を入れる

灰汁を取りながら具材が柔らかくなるまで煮込む

お玉でお湯をすくいルウを溶かしながら入れる

弱火でじっくり煮込む

とろみがついたら完成ー♪

 

虚さんのサポートのおかげで無事に出来上がった。あのサポートがなかったらまだ出来ていなかっただろう。カレーの道は奥が深く、今回のカレーを基本とし、リンゴやヨーグルト、ガラムマサラなどを入れる家庭もあるようで千差万別らしい。カレー道に終わりはなく、もし究極のカレーと言うならそれは母親のカレーだと思う、と語る虚さんを母や姉のように感じてしまった。

ちなみに刀奈さんは、サラダとお味噌汁だけでなくご飯まで準備してくれていた。お嬢様なのに手際が良すぎない?!

 

しばらくすると皆が帰ってきた。それぞれシャワーを浴びて夕食となった。

皆にカレーを褒めてもらい、少しホッとしながらも嬉しくなった。

 

この別荘のお風呂は10人ぐらいなら余裕で入れると言うことで、夕食後に女性陣で入ることになった。大きいお風呂に興奮しながらも、虚さんと刀奈さんのスタイルの良さに血の涙を流しながらチッパイ同盟の3人は隅っこの方で落ち込みながら体を暖めていた。

お風呂からあがった3人で牛乳1パックを飲み干したとか•••

 

弾と一夏もお風呂から上がり、皆リビングでくつろいでいると簪さんから

 

「そう言えば美樹さんの誕生日って来月の5日だよね? 何か欲しいものある?」

 

と聞かれた。特に欲しいものはなかったので、そう伝える前に

 

「えーっ!来月の5日ってもうすぐじゃない!何で言わないのよ!」

 

「そうだぜ、前もって教えてくれよ」

 

と言われたが

 

「自分からプレゼント強請ってるみたいで言えないよ。それに特に欲しいものもないから大丈夫だよ」

 

すると刀奈さんからも

 

「私たちも何かプレゼント用意しようかしら」

 

「いえいえ、刀奈さんたちからは今回の別荘の招待で充分ですから」

 

ニマニマ笑ってる刀奈さんを見てると遊ばれた感がハンパないや。

この時、プレゼントじゃなくて気持ちでもいいのか、と気づいて

 

「ねぇ簪さん、プレゼントって訳じゃないけどお願いがあるんだけどいいかな?」

 

「うん!何でも言って!」

 

「あのね、さん付けやめない?せっかく仲良くなったのにさん付けのままだと、ちょっと距離を感じちゃって•••」

 

「わかった。 み、美樹///」

 

「うん。かんちゃん///」

 

 

皆、ホッコリしながら1日を終えた。




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