IS〜女オリ主と弾の恋模様   作:シリカ@雫推し

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第14話

昨日見た支部長さんと千冬さんが行った会見の翌日も訓練があるので訓練所へと向かった。千冬さんの引退のせいか、千冬さんの家族の無事を心配してか、どことなく覇気がないように思える。

 

お昼休みになり、ご飯を食べていると所長から応接室へ来るようにと言われ、応接室へ案内された。所長と部屋へ入ると、そこには千冬さんがいたのだ。さすがにビックリしたが、まず出た言葉が

 

「まだやつれてますね。ちゃんと寝てますか?」

 

だった。千冬さんは「小娘に心配されるとはな」と言いながら少し笑顔になった気がした。そして所長を退室させ、モンドグロッソで起きた事を説明してくれた。

 

「一夏は事故ではなく準決勝の時に誘拐されたんだ。犯人たちの要求通りに、私は言われるままある場所へと向かった。そしてそのまま一夏は開放された。その後試合会場へと向かったが試合は終わっていた。どうやら犯人たちの目的は私が決勝に出ないようにすることだったようだ。•••これが今回の顛末だ。すまなかった」

 

「んー、何に対して謝ってるのかわかりませんが、一夏は無事だったんですよね?」

 

「ああ、擦りキズはあったが、大きい怪我はない」

 

「そうですか、ありがとうございます。一夏が無事でよかったです」

 

その後しばらく、引退のことや質疑応答のことで色々聞いて全容が明らかになった。

 

そして千冬さんは

 

「そういえば栗原はどちらかと言えば近接型のようだな」

 

と聞いてきた。

 

「そうですね。射撃のセンスがないと言われて最近はサークルロンド以外は、剣や槍の戦闘方法を学んでいます」

 

「そうか。10月から1年ちょっとの期間になるが、私の所に出向する気はあるか?射撃の訓練はそこそこにして、剣での戦い方を教える事は出来る」

 

悩んでる私に千冬さんが

 

「まぁ今すぐに答えを出さなくていいが、来る予定なら来月までには教えてくれ」

 

「決めました。行きます!」

 

「そうか、詳しい場所などは追って連絡するとしよう。所長には私から伝えておく。あとモンドグロッソでのことは秘密にしててくれ」

 

と言って部屋を出て行った。

そういえばお昼ご飯、ちょっとしか食べれなかったな•••

 

応接室での話が終わるとすぐに訓練が再開された。が、先輩方に所長に呼ばれてご飯をちょっとしか食べれなかったことを説明し、少し休憩時間を伸ばしてもらった。

 

その日の訓練が終わり、千冬さんの訓練を受けるために出向することを、私からも伝えるため所長に会いに行った。所長室に通されて千冬さんの訓練へ出向する旨を伝えた。すでに千冬さんから伝えられていたようで

 

「ええ、聞いてますよ。10月からのようですが、帰って来た時にどれだけ強くなっているか楽しみにしてますよ」

 

絶対強くなって戻って来て下さい。的な副音声が聞こえそうな笑顔が怖いです•••

 

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