IS〜女オリ主と弾の恋模様   作:シリカ@雫推し

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本日2話目の投稿です。19話を読んでない方は、そちらも是非読んで下さい。


第20話 番外編

初の代表候補生のお仕事

 

8月某日、私は朝から都内にある大手写真スタジオに来ていた。前日に橘さんから「明日なんだけど急に大事な仕事入ったから訓練はお休みね、朝7時に家まで迎えに行くね〜」と言われ、現在に至る。なんでも懇意にしているスポンサーさんからの要望だったみたい。スタジオに着くやいなや私は楽屋に連れて行かれ、メイクと髪をセットされて撮影所へと連れて行かれた。そして訳がわからないまま、私はスタイリストさんに渡された衣装を着て撮影に臨んだ。

 

お昼になり差し入れのお弁当を食べていると、かんちゃんが入ってきてお互いに驚いたよ。話を聞いていると、どうやらかんちゃんも同じように連れてこられたらしい。そう言えば代表候補生のお仕事にモデルの仕事もあったのを思い出し、そういうことなのかな、と2人で話していた。

 

午後からの撮影でかんちゃんと2ショットを撮っていく。私がかんちゃんを後ろから抱きしめたり、お互い背中合わせになったりと様々なポーズで撮影が進められていった。

 

何故か途中から、私は男装して撮影された。男装はいいんだけど、私がタキシードなのに、かんちゃんはウェディングドレスを着ての撮影はショックだった。私も着たかったな。その後も私は男装のまま撮影は続いた。

 

そして、撮影が終わり着替えようとしているとスポンサーさんで今回の責任者が来たらしい。名刺を受け取ると、坂崎さんと言い、どうやら女性向けのファッション誌の編集長さんのようだ。お礼と言う事で今着てる服や今日使用したバックや服の何着かを頂いた。

 

撮影の帰りにかんちゃんと喫茶店に寄り、お互いの訓練の様子や最近の出来事に花を咲かせていた。この店に入る前もそうだったけど、妙に視線が気になってきた。かんちゃんに「なんか視線気にならない?」と聞くと「その格好のせいじゃない?男装のままだよ」と言われ、私は着替えてなかったことに気づいた。鏡を見たときは、まだ女の子っぽさが残ってると思ったけど、かんちゃんに

 

「中性的だけどカッコいい」

 

そう言われると悪戯心が出るものだよね。私のケーキを一口分取って

 

「ほら、かんざし。あ〜ん♪」

 

すると周りの女性客は「「「キャーーー」」」と盛り上がってくれた。

ふふふ、満足した♪

 

 

弾の誕生日

 

11月11日はポッキーの日だが、私のメインは弾の誕生日であった。何日も前に私はインターネットで弾に似合いそうな、ちょっと高めの財布を注文しておいた。やっぱり普段から使える物を贈って、いつも使って欲しいもんね!

鈴と一夏は日曜日にレゾナンスへプレゼントを買いに行くみたい。私は2人に買った物を伝えて被らないようにしてもらった。

 

誕生日当日、放課後に弾の部屋に集まりパーティが開かれた。鈴と一夏がプレゼントを渡し、最後に私のプレゼントを渡した。いつか買おうと狙ってた財布だったらしく、とても喜んでくれた。ケーキもあったが、夕食が食べられなくなると困るのでコンビニにある小さめのケーキで代用した。

 

17時半になり、鈴と一夏は気を利かせてなのか先に帰ってしまった。10分ほど話しをしてると弾に「もう一個プレゼントが欲しい」と言われ、ポッキーを咥えさせられ、2人で食べながらお互いの唇が触れた。

 

 

元旦の初日の出

 

元旦の朝も早い6時、私と弾は篠ノ之神社に来ていた。ただし鈴と一夏はいない。正確には2人の後を付けている状態である。せっかくクリスマスに付き合い始めて最初のイベントである初詣に何故4人で過ごさねばならないのか。

クリスマスの翌日、弾に一夏に初詣に誘われても断るように言ってあった。そして私は大晦日の午前中に鈴に、一夏との待ち合わせ場所と時間を確認して今に至っている。

鈴と一夏が来る前に参拝を終わらせ、2人が来るのを待っている。2人はまず、神社に入る前に服装を整えて一礼をして鳥居をくぐって行った。次に手水舎にて手と口を清めて参道の端を歩いていく。拝殿ではお賽銭を丁寧に入れ、鈴を鳴らして、二礼二拍手一礼をして参列から外れていった。私は弾に

 

「ねぇ、2人がやってたのが正しい参拝の作法なの?」

 

「ああ、一夏はここで剣道やってたみたいだし、そういう作法も教えられたらしい」

 

おっふ••• 今まで色々間違ってた。

 

参拝を終えた2人は出店で買った焼きそばやベビーカステラなどを分け合い頬張っていた。

 

「なんだか2人を見てると兄妹って感じがするよね•••」

 

と言う私の言葉に弾も頷いている。そうこうしているうちに2人は少し奥の方の林へと進んで行った。私たちも追って行くと2人が林に入った所が少し開けており、奥へと進んで行く。弾たちは毎年この場所に来てるらしく「ここは夏の花火を見るのに絶好の場所」だと教えてくれた。しばらく鈴と一夏は雑談している時に空が明るくなった。2人で初日の出を見てる姿を見ると、やっぱり良いカップルだなと思わされた。私たちは戻ろうとしたところ、ふと一夏の手が鈴の頬に触れて一夏の顔が鈴に近づいていくのが見えた。私は不意に携帯電話を取り出してカメラを起動した。そして音がならないように注意しながら2人を撮影して、見つからないように屋台へと向かって行った。

 

後日、プリントした写真を鈴に見せると「何でこんなの撮ってるのよ!」と言われたが、「じゃぁいらない?」と言うと「•••いる///」と赤面する鈴に渡した。

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