3連休が終わり、また今日から地獄の訓練が始まった。千冬さんから
「充分リフレッシュしてきたようだな。また今日からビシバシいくぞ!」
うへぇ〜•••
「が、頑張ります•••」
その後、毎日千冬さんの斬撃か、真耶さんの弾丸の雨あられ。訓練後は毎日大の字に寝ることとなった。
2週間ほど経つと漸く体が慣れてきた。けど、勝てるとは言っていない。まぁ最初の頃と比べると良くはなってきた。相変わらずボコボコにやられてるけど•••。
そんな時に、またもやモデルの仕事が入った。前回のファッション誌の特集のようだ。前回と同じスタジオに入ると、既にかんちゃんがいた。
「かんちゃん、久しぶり〜♪」
「美樹も、久しぶりだね」
そしてファッション誌の編集長である坂崎さんの姿も見えたので挨拶に行った。
「坂崎さん、お久しぶりです。今回もよろしくお願いします」
「あら美樹さん。私のこと覚えてくれたのね。こちらこそよろしくね」
私たちは坂崎さんに挨拶を済ませて、メイクさんやスタイリストさんに連れられて準備を済ませて撮影が始まった。今回も秋にかけての洋服屋バックなどのアイテムを着て撮影している。
午後からはワンボックスカーに衣装を詰め込み、屋外での撮影をすることになり公園などで撮影を行った。ある程度撮り終えたところで、またスタジオでの撮影になった。そして、ついにきてしまった•••。そう、男装だ。坂崎さんから
「前回の雑誌で美樹ちゃんの男装がものすごく反響が良かったから、またお願いね〜♪」
と、物凄く良い顔で言われ、反論する間も無く衣装チェンジとなった。何気にかんちゃんも良い笑顔だった•••。
今回タキシードはないそうだが、男装メインで載るんだろうな〜と複雑な気持ちになった。
全ての撮影が終わり、また何着か衣装をもらえることになった時にかんちゃんが
「美樹が着た男性用の衣装を弾君にあげたりしないの?」
と聞いた。
「一応考えたことあるけど、私のサイズだから弾には小さいから着れないから無駄になっちゃうよ」
と言うと、坂崎さんが
「Lサイズもあるわよ?」
と何着か持ってきてくれた。
「それより弾君って誰よ〜。美樹さんの彼氏かな?」
と、からかってきた。後ろで坂崎さんとかんちゃんが弾のことで盛り上がってるなか、Lサイズがあるとのことなので、弾用と蘭ちゃん用に数着ずつ頂くことにした。
帰りにかんちゃんと去年と同じ喫茶店に入った。今回は男装してないから特に注目されることはなかったが、以前ファッション誌に載ったことで候補生として人気が出てきたのか見られてる感じやヒソヒソ声が聞こえて来る。そう言う声を無視して訓練所の様子や学校での話題でおしゃべりしながらひと時を過ごした。その中でも訓練所の様子が変わったようでビックリした。
私を含めて7人だった先輩候補生が2人引退し、後輩1人が入ってきたらしい。先輩方は千冬さんの1年後に候補生になった先輩で千冬さんの引退に考えさせられることがあってか、後輩の為に教える側に回るみたいだ。1人はIS学園へ、もう1人はそのまま訓練所に残り育成係としてやっていくそうだ。
そして新しく入ってきた後輩については内緒にされた。かんちゃんの
「私から聞くより見た方がいいよ」
と言われ、それもそうかと思い、詳しく聞くことはなかった。
30分ほどたって解散して弾の家へと向かった。呼び鈴を鳴らすと蘭ちゃんが出てきた。そして蘭ちゃんに
「今日また雑誌の撮影があったんだけど、蘭ちゃんに似合うと思ってコレ頂いたんだけど、貰ってくれる?」
「ええ!私のためにもらってくれたんですか?美樹さんありがとう!」
と抱きついてきた。
「あ、あとついでに弾のもあるから渡しておいてくれるかな?」
「お兄のもあるんですか?ありがとうございます」
「じゃぁ私は帰るね。蘭ちゃんまたね」
その後自宅に帰り、明日の準備や宿題などを終わらせた。
因みに弾の家では簡易ながら、蘭ちゃんのファッションショーが行われていたのであった。