元の訓練所に戻って1ヶ月程たった。あれから模擬戦や千冬さんのメニューをこなしながら訓練を続けている。そろそろ弾の誕生日だしプレゼントの用意をしたいけど、今年は何をプレゼントしようか迷っていた。去年は財布だったから時計にしようかとネットを見てみると、ちょっと高いけど良さそうな腕時計を見つけた。カシオのクロノグラフソーラー電波時計ってタイプだけど、値段も去年と同じくらいだしこれに決めた。
今年は誕生日の前々日に用事がないのでネットショッピングではなく、鈴や一夏とレゾナンスで買うことにした。
買い物当日の会話の内容は何を買うかが主だった話題だったが、蘭ちゃんが候補生になったことを聞こうとした時に、ふと蘭ちゃんの誕生日が気になった。2人に聞くと1月14日らしく、当月にお祝いしようと決めた。
11月10日に4人でお祝いをして、その翌日の学校終わりに弾と2人きりでレゾナンスに向かいゲームセンターやカラオケデートを楽しんだ。
3月に入り千冬さんからのメニューも着々とこなしていく中で、私の周りに変化が起きてきた。刀奈さんが日本の候補生を辞めてロシアの候補生になったことだ。更織家は旧家でかなり特殊な家系らしく日本の候補生では自由に動けないらしく、自由国籍権を取得してロシアの候補生になったらしい。(日本でも多少の便宜は図ってもらえそうな気もするけど•••)。そして、当主である証として楯無の名を襲名したようだ。そのため、刀奈という名で呼ばないように言われた。こうして楯無さんが辞めたかとにより、訓練所のメンバーは5名+教導官1名となった。
そして鈴の両親が離婚することとなり、親権が母親にあることから中国へ帰ることとなった。その日から思い出作りのために訓練をお休みしてなるべく4人で色々な場所に遊びに行った。たまに鈴と一夏の2人だけで出かけたこともあったが、妙に鈴の肌の調子が良さそうだったり余所余所しい2人を見て思うところはあるが、これからの2人のことを思うと何も言えなかった。
鈴の帰国の日、空港まで見送りに行った私たちは泣きながら鈴にお別れの挨拶をした。その時、私は鈴に
「鈴、中国に戻ったらISの適性検査を受けた方がいいよ。適性はあるのは分かったけど、ランクまでは分からなかったし。もしかすると候補生になれるかもよ」
「まぁ美樹がそう言うなら検査するけど、候補生になったら中国から出にくくなるんでしょ?」
「うん。だけど、IS学園に通うなら話は変わってくるよ?それに就職もIS学園なら休みの日に一夏の近くにいれるよね」
「!? さすが美樹! よーし!やってやるんだから!!」
やっぱり元気な鈴が一番だね♪