IS〜女オリ主と弾の恋模様   作:シリカ@雫推し

7 / 29
第6話

適性検査から2日後の月曜日のHR前にクラスメイトの女子達から土曜のことについて色々と聞かれたので、起動したことやランクを調べたということを教えた。

あと鈴のことを軽く説明して、この話題をしないようにお願いした。

 

 

放課後、弾と鈴は家の手伝いをすることになっているので、授業が終わるとすぐに帰えらなければいけないので、いつも4人で途中まで帰ることにしている。

検査の後、鈴は落ち込んでいたが、土日に3人で頑張って機嫌をとって、ようやく機嫌を直した。

 

家に帰ると宿題と来月の中間テストに向けて勉強を始めた。特に難しいことはなかったが、英語だけは苦手なので苦労していた。

 

晩ご飯を食べ終え、勉強しようとした時に電話が鳴った。電話に出るとIS委員の人からだった。

 

話の内容は代表候補生にならないか、ということだった。パンフレットと説明会の紙を送るから家族と相談してね。

という事だった。

 

ちょうど両親が同じ部屋にいるので今のうちに聞いてみた。

 

「お父さん、お母さん相談があるんだけど、今いいかな?」

 

「どうした?」

 

「あのね、私、ISの代表候補生になりたいの」

 

両親は「え!?」という顔をしながら

 

「代表候補生ってなりたくてもなれるものじゃないだろう」

「そうよ、代表候補生なんて才能のある人しかなれないのよ」

 

両親、特に母の言い方に若干怒りを覚えつつも土曜日に行われた検査の結果表を2人に見せ、さっきの電話もIS委員の人からでスカウトされた事を伝えると「やってみたらいいんじゃないか」と言うことになり、後日、説明会の紙などが送られてくることを伝えて部屋に戻った。

 

 

翌日、お昼にお弁当を食べていると一夏が

 

「今千冬姉が帰ってきてるんだけど、お土産みたいな感じでお菓子とか大量にもらったらしいんだ。放課後よかったら持っていってくれ」

 

と言ってくれた。お菓子に釣られて私と鈴は必ず行くであろう。

そこでふと気になったことを一夏に聞いてみた。

 

「千冬さんって放課後になっても家にいるの?」

 

「今日と明日は休みだって言ってたからいると思うぞ。」

 

と教えてくれた。

 

「サインもらったらダメかな!?写真は?!」

 

その言葉に一夏は若干引きつつも

 

「聞いてみないとわかんないけど、多分してくれるんじゃないかな」

 

と言ってくれた。放課後が楽しみだぁ。

 

 

放課後、文房具屋で色紙とサインペンを購入した。そのまま一夏の家へ向かう予定だったが、一夏からのお願いもあって一度家へ帰り着替えてから行くことになった。

 

一夏の家に到着しインターホンを鳴らすと、すぐに一夏が出迎えてくれた。

すでに鈴と弾も着いているみたいだ。

 

リビングに向かうと一憧れの千冬さんに出迎えられ、顔が真っ赤になった。

私は自己紹介をして、しっかりとサインをもらい、図々しいのは理解しているが一緒に写真も撮ってもらった。

 

例のお菓子は別の部屋に保管してあるようで一夏と千冬さんが取りに向かった。しばらくして一夏と千冬さんが大量の袋を持ってきた。まだまだあるようで3人とも驚いた。

 

適当に好きなものを袋に詰め終わると、千冬さんから私と話があると言われ、一夏、弾、鈴を一夏の部屋に行くよう促した。

 

千冬さんにリビングの椅子に座るように言われ、座って待っているとクッキーとお茶を用意してくれた。そして千冬さんに

 

「栗原美樹だったな。まずはアロマを一夏に私に勧めるように言ってくれたらしいな。思った以上に良かったから、他のやつらにも勧めたら大好評だった。皆の分も含めて感謝する」

 

「いえ、皆さんのお役に立ててよかったです」

 

「ここから本題だか、栗原は代表候補生になるのか?」

 

と聞かれ、この時、親も含めて初めて自分の夢を話した。

 

「私の夢は宇宙へ行くことと、モンドグロッソで優勝することです。なので今回の話はチャンスとして受けたいと思っています」

 

「そうか。それなら今からでも身体を鍛えた方がいいな。候補生の前に訓練生として、まず簡単な使い方や法令などを座学の勉強から始める。そして、試験に合格した者が候補生になる。まぁ訓練生は2ヶ月程度だが、それでも鍛えるなら早い方が良いからな。土日も訓練になるから学校の勉強も大変だろうが、頑張れ」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

お礼を言い、一夏の部屋へ行こうとしたが、誰かに相談しようと思っていたことを話してみた。

 

「千冬さん、相談があるんですが良いですか?」

 

「私に出来ることだったらな」

 

「実は最近、弾と付き合い始めたのですが、お互い照れがあるのか今までよりちょっと距離が遠くなったように感じるんです。こんなとき、どうしたらいいでしょうか?」

 

今まで恋愛をしたことのない千冬は、この相談に対して最適な答えを見つけられないでいたが、プライドなのか見栄なのかよくわからないが、それっぽい答えが浮かんだ。

 

「友達から恋人になると、距離が遠く感じることはよくあることだ。それは時間が解決してくれる。ただ、時間をかけ過ぎると別れる原因にもなるからな。お互いよく話し合い、ちょうどいい距離感を見つけることが重要だと思うぞ」

 

「なるほど。私、時間をかけてゆっくりと解決していこうとしてたのですが、それじゃぁダメだったんですね。確かに相手がいないと恋愛はでないし、恋愛は一方通行じゃ続かないですもんね。ありがとうございます。近いうちに2人で話し合ってみます」

 

 

それからしばらくして一夏の家で解散になった。

3人で千冬さんにお礼をして帰路についた。

帰り道に公園があったので弾に話があるから寄って行こうと誘い、人気のない所へ足を運んだ。

 

「あのね。私、代表候補生を目指したいの。今はまだ誘われてはいるけど、なれるかどうか分からない状態なの。なれたとしても土日も会えなくなる。ただ今の2人のままだと、どっちも上手くいくとは思えない。だけど、別れるのも嫌だし中途半端にしたくない。だから弾のちょうど良い距離を教えて欲しいの」

 

弾は私を抱きしめて

 

「俺もこのままだとダメになりそうで、なんとかしたかったけど、先に美樹に言わせたのはダメな男だよな。ゴメン」

 

「そんなことないよ」

 

「俺としては学校では今までと同じ距離がいいかな。くっついてると他のヤローの視線が痛いしな」

 

「そうなの?ゴメン」

 

「いいって。んで、学校以外の場所だと今の距離がいいな」

 

「そうね。いつもこの距離がいいけど、学校の中じゃ恥ずかしいもんね。また何かあったら2人で相談しよ?」

 

「そうだな。お互い、ちょっとずつルールを決めていくか!」

 

「うん!」

 

こうして2人は見つめ合い、約束を交わしながら唇を触れ合わせた。

 




美樹の夢
訓練生の期間
美樹と千冬のセリフ
電話の内容
を若干修正しました
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。