なんだか列強国に行くときはアイリス・ヴィシアKAN-SENを連れて行ってますね
別に意図した事ではありませんが…まあ、重桜や鉄血を連れて行くとやばいかもしれませんので…
──中央暦1642年4月21日午前11時、神聖ミリシアル帝国カルトアルパス──
第一列強であり世界最強の名を欲しいままにする神聖ミリシアル帝国。
その第二の心臓と呼ばれ、世界最大の経済都市でもあるカルトアルパスには普段よりも厳重な警備が布かれていた。
それもそのはず、明日は『先進11ヶ国会議』の開催日であり、今日は会議に参加する各国の外交官を乗せた艦隊がカルトアルパスの港に集結する日であるからだ。
「第一文明圏から2ヶ国が到着!アガルタ法国からは魔法船団6、民間船2。トルキア王国からは戦列艦7、使節船1。第一文明圏区画への誘導を開始します」
「分かった。確か、アガルタ法国の魔法船団の方が小回りが効いた筈だ。小回りが効かないトルキア王国の戦列艦を先に誘導せよ」
「了解!」
各国の護衛艦隊が衝突等を起こさないように誘導を行う港湾管理局は修羅場が如き忙しさである。
何せ護衛艦隊は各国の最新鋭艦…万が一こちらの不手際で衝突事故を誘発しようものなら、ミリシアル側の責任問題になるばかりか、"世界で最も進歩した国家"という看板に泥を塗ってしまう羽目になるであろう。
それ故、いつもはデスクワークをしている局長のブロントが自ら陣頭指揮を執っている。
「ふーむ…やはり、この辺りの国は代わり映えせんな…」
如何にも落胆したように呟くブロント。
実はブロントは各国の艦艇を見る事が趣味…所謂ミリオタなのである。
だからこそ、先進11ヶ国会議に参加する各国の護衛艦隊は彼にとっては一大イベントであるのだが、あいにくアガルタ法国とトルキア王国は10年前から変わりない様子であった。
「しかし、クルムスが言うには厶ーの艦隊は今までとは一味違うらしいが…」
遠く厶ーの地で港湾管理の職務に就いている古い友人を思い浮かべる。
「第二文明圏より厶ーが到着!戦艦2、空母3、巡洋艦4、小型艦8の艦隊です!」
「おぉっ!来たか!」
丁度良く厶ーの艦隊が到着する。
どんな艦隊が来たのか確かめるべく、固定式の大型双眼鏡を覗き込んだブロントの顔は、驚愕に染まった。
「なっ…何だあれは!?あれが厶ーの艦隊か!」
彼の目に映ったのは黒鉄の船体を持つ厶ーの機械動力艦…『ラ・カサミ級戦艦』や『ラ・ヴェニア級航空母艦』は分かるが、問題なのはそれらを囲むように配置されている艦船だった。
艦隊の中でも一番小さいと思われる小型艦でもラ・カサミに匹敵するような全長を持ち、一番大きな戦艦と思しき艦はラ・カサミの倍はあろうかという規模だ。
そう、この艦隊はアズールレーンが厶ーへ贈った艦船により編成されたものである。
──「まあ、見れば分かる。ビックリするから」
どんな艦隊が来るのかを聞かれ、そう答えたクルムスの言葉がブロントの脳内を巡る。
確かにこれはビックリだ。
「局長、あれ程の艦隊であれば第二文明圏区画に入港させるのは厳しいと思われます。先に到着していたニグラート連合の艦隊をタグボートで押して詰めさせましょうか?」
「あ…あぁ、そうだな。このあとはグラ・バルカス帝国という国も来る予定になっている。彼らはカルトアルパスに初めて来るそうだから、なるべくスペースを大きくとってくれ」
予想外の艦隊に驚愕していたブロントだが、部下からの言葉により現実に引き戻される。
「局長、第三文明圏より自由フィシャヌス帝国が到着!フリゲート4、旅客船1。第三文明圏区画へ誘導します」
「自由フィシャヌス帝国…?あぁ…確かパーパルディア皇国が政変をして出来た国だったな」
再び双眼鏡を覗き、水平線の果てに見える艦隊を補足する。
「ほう…中々に優美な艦隊だ。パーパルディアの戦列艦はゴテゴテしていたが…」
まるで剣のような洗練された帆船の姿に思わず感嘆してしまうブロント。
彼の言うとおり旧パーパルディア皇国の艦隊は国力を誇示するように豪奢な装飾が施されており、兵器と言うよりも美術品と言った方が正しいような物だった。
しかし、後継国である自由フィシャヌス帝国の艦隊は無駄を削ぎ落としたような姿をしており、機能美と呼ぶに相応しい優美さがある。
と言うのもこれはアズールレーンが自由フィシャヌス帝国防衛海軍に譲渡した『アグレッサー級フリゲート』そのものであり、流体力学により洗練されているが故の機能美なのだ。
「たまには帆船も良いな…だが、第三文明圏と言えばあの国だな。パーパルディア皇国を下し、新たなる列強として名乗りを上げたロデニウス連邦と、それを中心とする第四文明圏の防衛を担うアズールレーン…列強国を下したからには、それなりの力は持っている筈だが…」
「局長、第三文明圏外よりロデニウス連邦及びアズールレーンが到着しました!ロデニウス連邦所属の客船1、アズールレーン所属の…せ、戦艦5、空母1、巡洋艦5、小型艦8!厶ー以上の大艦隊です!」
「な、何ぃ!?」
噂をすれば何とやら。
予想外の大艦隊を引き連れてきたロデニウス連邦・アズールレーンにざわめく管制室。
ブロントはすぐ様双眼鏡の方向を変え、目的の艦隊を探す。
「あ、あれか…!」
厶ー艦隊を見た時よりも大きな衝撃を食らってしまった。
艦隊の中心には4連装砲塔を前方に2基備えた戦艦が居り、その右舷側には同型艦と思しき戦艦が1隻、左舷側には中心の戦艦をそのまま一回り小さくしたような戦艦が1隻配置されている。
そして前方には似たようなデザインながら4連装砲塔を前後に備えた戦艦が1隻と三連装砲塔を前後に装備した戦艦が1隻、後方には小型空母と客船が陣取っている。
そんな主力艦の集団を囲むようにして巡洋艦と小型艦が配置されていた。
「あれは…輪形陣か?むむむ…陣形が全く崩れていないな…かなりの練度を持っているのだろう。それにあの戦艦…4連装砲塔なぞ初めて見たぞ。なるほど…パーパルディアが負けるのも頷ける」
長年各国の艦隊を見てきたブロントは、アズールレーン艦隊の練度の高さが理解出来たし、4連装砲塔を実用化出来る程の技術力を持っていると言う事に驚嘆していた。
「いやぁ…それにしても我が国の艦隊には負けるだろうが、アズールレーンの艦隊も中々に強そうではないか!あの艦隊であれば厶ーともいい勝負が出来そうだ!」
ブロントにとっては今年の会議は間違い無く"当たり年"だろう。
厶ーは目を瞠る程の艦隊を揃えているし、今まで見向きもされなかった第三文明圏外に位置するロデニウス連邦もそれに匹敵する程の艦隊を揃えていた。
「と、なると…レイフォルを滅ぼしたグラ・バルカス帝国の艦隊も期待出来るな」
入港し、タグボートで押されて接岸するアズールレーンの艦隊を眺めながら腕を組み、何度も頷くブロント。
眉唾ものではあるが、グラ・バルカス帝国はグレードアトラスターなる"たった1隻"の戦艦によってレイフォリアを灰燼に帰したと言う話だ。
それが本当ならとんでもない大戦艦…誇張された話だとしてもそれなりの規模の艦隊を保有しているであろう。
「第二文明圏外よりグラ・バルカス帝国が到着!戦艦1、以上です!」
「来たか!だが、戦艦1隻だけとは…いったいどんな戦艦で来たんだ?」
怪訝な表情を浮べて、双眼鏡を覗こうとしたブロントだったが、水平線の向こうから現れた戦艦を目にして固まってしまう。
「ま、まさか…"あれ"が…?」
双眼鏡を使わずとも分かる。
明らかに大きい。それこそ厶ーやアズールレーンの戦艦を凌駕する巨体を持っている事が遠目にも分かってしまう。
「眉唾だと思っていたが…あの戦艦なら単艦でレイフォリアを滅ぼせるやもしれんな…」
徐々に近付いてくる巨艦に魅入られたように視線を外せない。
巨大な三連装砲塔が前方に2基、後方に1基。甲板上にはいくつもの機銃や副砲が搭載され、天高く聳える艦橋はまるで城塞のようだ。
これこそがグレードアトラスター。
現時点での世界最強戦艦が秘密のヴェールから顔を覗かせた瞬間であった。
ル・ファンタスク級のエゲツない馬力ってなんなんでしょうね
最大10万馬力とか…鉄腕アトムかよ
今後、お色気シーンは…
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今より増やせ
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このぐらいでいい
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もう少し減らしていい
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もっと減らして
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無くていい