上手く書けるか心配で心配で…
あと復刻イベントで新キャラも追加されてますねぇ
SSRの追加に期待ですね!
──中央暦1642年4月22日午前9時、神聖ミリシアル帝国カルトアルパス──
とうとう始まった『先進11ヶ国会議』
世界各地よりこの地に集まった有力国が今後の世界秩序の在り方を決定付ける世界で最も重要とされている会議であり、今回の参加国は以下の11ヶ国である。
・神聖ミリシアル帝国(第一列強・中央世界)
・厶ー(第二列強・第二文明圏)
・エモール王国(第三列強・中央世界)
・トルキア王国(文明国・中央世界)
・アガルタ法国(文明国・中央世界)
・マギカライヒ共同体(文明国・第二文明圏)
・ニグラート連合(文明国・第二文明圏)
・自由フィシャヌス帝国(暫定的列強・第三文明圏)
・ロデニウス連邦(実質列強・第三文明圏外)
・グラ・バルカス帝国(実質列強・第二文明圏外)
・アニュンリール皇国(南方世界)
となっており、南方世界代表として慣例的に招待されているアニュンリール皇国を除けば、世界に名だたる強国が揃っている。
「…ではこれより、先進11ヶ国会議を開会いたします!」
ホスト国である神聖ミリシアル帝国の外務大臣ペクラスが開会を高らかに宣言した。
1週間にも渡る会議が始まる…そう考えると身が引き締まるかのようだ。
「よろしいか?」
口火を切ったのはエモール王国代表のモーリアウルであった。
「先ず…各国に伝えねばならない事がある。…よいか?」
議場がやけにざわめく。
何せエモール王国は今迄の会議では聞き手に徹しており、このように自ら発言するのは非常に珍しい事であるからだ。
それ故、各国の外交官達は何事かと考えを巡らせていたのだが、モーリアウルの口から飛び出たのは彼らの予想を遥かに上回るものだった。
「先日、我が国は『空間の占い』を実施した。その結果…遠くない未来に、"古の魔法帝国が復活する"!」
シンッ…と議場が静寂に包まれる。
しかし、それも一瞬の事…直ぐにパニックじみたざわめきに支配された。
「なっ、何だってぇぇぇ!?」
「ほ…本当に復活するのか!?」
「いつ!いつ魔帝は復活するんだ!?」
一部を除いて半狂乱となり、モーリアウルに問い詰める各国の外交官。
この世界の人々にとって魔帝こと『古の魔法帝国』とは正に恐怖の象徴…復活すれば世界は破壊しつくされ、生き残りは奴隷にされてしまう。
それ故に慌てふためくのも仕方ない事だが、モーリアウルは彼らを手で制して落ち着くように促す。
「皆の者、どうか落ち着いてほしい。残念ながら我が国の『空間の占い』にそのように出たという事は魔帝の復活は避けられぬ運命…しかし、今から準備をすれば必ず抗い、立ち向かえるだろう。その為には諍いは止め、手を取り合って協力を…」
「クハハハハハハハッ!」
モーリアウルの言葉を遮るように議場の一角から嘲笑が起こった。
参加者達が何事かとその方向を見てみれば、グラ・バルカス帝国の外交官達が腹を抱えて笑っている。
そんな彼らにモーリアウルは怒気を孕んだ声で叱責する。
「貴様!何がおかしい!」
「ハハハ…はぁーあ…いやいや、失礼した。私はグラ・バルカス帝国外務省のシエリア・オウドウィンという。魔法帝国だか何だか知らんが…そんな過去の遺物をそんなにも恐れる貴様らが可笑しくてなぁ。それに、占いなぞという不確かなものに踊らされるというのもお笑いだ。まるで世の中を知らぬ女学生のようだな」
眼鏡を掛けた20代後半の若い女だが、その態度は尊大不遜そのものだ。
新参者だというのに何とも不躾な振る舞い…あまつさえ自国の誇りである『空間の占い』を馬鹿にされたモーリアウルは、正に怒髪天を衝くと言った様子である。
「貴様っ!我が国の『空間の占い』をそこらの占いと一緒にするな!礼を知らぬ野蛮人め!」
「ふんっ、科学を知らぬ亜人のクセによく吠える。体もデカければ声もデカイという事か」
「き、貴様ぁぁ〜…!亜人とは人族以下という意味だ!我々は誇り高き竜人族だぞ!貴様らのように魔力の低い人間如きとは違うのだ!」
会議は初っ端から大荒れだ。
エモール王国側からは殺気が満ち溢れているし、グラ・バルカス帝国は嘲笑を隠そうともしない。
このまま宣戦布告を叩き付けても不思議ではないだろう。
「はぁ〜…もういい。貴様らのような劣等種と話しても時間の無駄だ。いいか、我々は貴様らと無駄な話し合いをしに来たのではない。我が国からの通告を伝えに来たのだ」
心底呆れたような溜息混じりの言葉と共に立ち上がり、眼鏡を外して胸ポケットに仕舞うシエリア。
一度議場を見渡すと小さく息を吸い、口を開いた。
「グラ・バルカス帝国の当代帝王グラ・ルークスの名において汝らに告げる。我が国に従い、我が国の支配を受け入れよ。我が国に忠誠を誓えば永遠の繁栄を約束するが、従わぬのであれば容赦はしない。沈黙は反抗と見做し、先ずは問おう」
呆気にとられる参加者達に勝ち誇ったような笑みを向け、睥睨するような目付きで告げた。
「今ここで、我が国に従う国はあるか?」
再びの沈黙。しかし、先程と同じように沈黙は人々の声により破られた。
違うとすれば先程は魔帝に対する恐怖の叫びだったのに対し、今回のそれは余りにも礼儀知らずな新参者に対する怒号である。
「貴様!何だその態度は!」
「それは我が国に貴様らの植民地になれという事か!」
「断る!礼も知らぬ蛮族に従うなぞ末代までの恥だ!」
勿論、そんな理不尽極まりない要求に頷く国なぞ居ない。
シエリアもそれは分かっているようで何度も深く頷くと荷物を纏めながら、まるで聞き分けの無い子供に言い聞かせるような態度でこう述べた。
「やはり、今直ぐにというのは難しいか。まあ、当然の事だろう。帝王陛下は寛大なお方だ…結論を出すのは我が国の力を知ってからでもよい。用があればレイフォルの出張所へ来るがいい。もっとも、多大な出血を経験してからになるだろうがな。では現地人共、確かに伝えたぞ!」
好き勝手に振る舞ったグラ・バルカス帝国の外交官達は、そのまま議場を後にした。
──同日、カルトアルパスのカフェ──
先進11ヶ国会議に波乱が起きている頃、船着き場へと続く通りにあるカフェのテラス席で一組の男女がミリシアル名物の紅茶を片手に早すぎるティータイムを楽しんでいた。
「んー…紅茶はよく分からんなぁ…多分、美味いってのは分かるが…ベルが淹れたヤツの方が美味い気がする」
一人はアズールレーンの代表である指揮官。
「でもこのケーキは失敗だったかも。やっぱりダンケルクが作ったスイーツを食べてたから舌が肥えちゃったのかなぁ?」
もう一人は桃色の長い髪をツインテールにし、肩や脇を大胆に露出した丈の短い鎧のデザインを取り入れたワンピースを着用したヴィシア所属のKAN-SEN『ラ・ガリソニエール』だ。
「で、ちゃんと撮れてるか?」
「勿論♪ちゃーんと、乗組員の顔まで撮れてるよ」
二人してサボっている訳ではない。
このカフェは丁度、カルトアルパス港の第二文明圏区画を眺望出来る位置にあるのだ。
そして、ラ・ガリソニエール自身に内蔵されている記録カメラを利用して撮影しているのは勿論、一際目立つ巨艦である。
「にしても、やっぱり大和と武蔵に似てるなぁ…細部は違うが、雰囲気としてはユニオンのレーダーを積んだアイツらにそっくりだ」
「って事は、やっぱり46cm砲かな?そうなると厄介だよ〜?」
「知ってるよ…あの姉妹には何度も煮え湯を飲まされたからな…」
二人が巨艦…グレードアトラスターについて話していると、通りの向こうが何やら騒がしくなった。
「なんだ?」
怪訝な表情で騒ぎの方向を覗う指揮官だが、その正体は直ぐ分かった。
若い女性を先頭に、幾人ものスーツや軍服を着た男達が早足で通りを船着き場に向かっている。
服装からして厶ーやマギカライヒ共同体、ニグラート連合ではない。
「噂をすればなんとやら…か」
そう、彼女達はグラ・バルカス帝国の外交団である。
しかし、まだ会議は始まったばかりのはず…1人2人抜けるのならまだしも、こんなに纏まった人数が抜けるというのは何かがあったとしか思えない。
「何だかキナ臭いね」
「あぁ…俺もそう思う」
指揮官もラ・ガリソニエールも荒事には慣れている。
それ故、彼女達が纏っている只ならない雰囲気を察知していたが、先頭を歩く女性…シエリアがふと指揮官の方を見た。
おそらくそれは全くの偶然だったのであろうが、彼女は指揮官の姿を見るや否や足を止めて目を見開いた。
それは、彼女が引き連れる男達も同じであった。
「…へ、陛下…?」
まるで幽霊でも見たような表情。
小さな掠れた声で呟いた為、指揮官とラ・ガリソニエールには幸いにも聴こえなかったようだ。
「……何か?」
暫し見つめ合っていた指揮官とシエリアだが、何とも言えない雰囲気に耐えきれなくなった指揮官がシエリアに対して営業スマイルを浮かべて問いかける。
「っ!い、いえ…何でも…ありません…」
顔を逸して再び歩き出すシエリア。
お供も彼女に触発されたのか、気を取り直して歩き出す。
「ねーねー、指揮官。あの人、知り合い?」
「知らん。何だ、アイツ?」
去りゆくグラ・バルカス帝国外交団の背に怪訝な目を向ける指揮官とラ・ガリソニエール。
しかし、そんな二人の元を去ったシエリアは内心穏やかではなかった。
(う、嘘…あのお顔…先帝陛下…グラ・ルーメン陛下そのもの…!まさか…あの言い伝えは本当だったの!?)
実はグラ・バルカス帝国の先代帝王であるグラ・ルーメンは列車事故で亡くなっている。
しかも、その列車事故は不可解な点が多く、事故の際に生じた火災のせいか車両の焼け跡から先帝の遺体は見付からず仕舞いになっていた。
その為、事故に見せかけた暗殺だとか誘拐だとか噂されているが、その中でも人々の間で噂されている言い伝えがある。
(先帝陛下は自らの死を偽装し、帝国を陰ながら見守り、危機が訪れた時に救いに来てくださる…まさか…帝国に危機が迫っていて、こうして私達に警告する為にお姿を現して下さったのでは!?)
先帝はかなりの人気があった。
帝国最大の版図を築いた功績は勿論、若かりし頃は『帝国の至宝』と呼ばれる程に容姿に優れていた点や、下々の者にも気さくに接する等、名君と呼ぶに相応しい人物であったが故だ。
(となると…あの場で全世界に服従を要求したのは間違い…?で、でもこれはグラ・ルークス陛下の勅命…)
占いを否定した彼女が都市伝説に踊らされる…何とも皮肉な事である。
ラ・ガリソニエールの春節衣装って明らかにデカくなってますよね?
まあ、アズレンではよくある事ですが
今後、お色気シーンは…
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今より増やせ
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このぐらいでいい
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もう少し減らしていい
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もっと減らして
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無くていい