追加の新キャラは10連で二人とも出ましたが、ブルアカは大爆死しました
追記
0が一つ足りない箇所がありましたので修正致しました
──中央暦1642年4月23日、グラ・バルカス帝国東征艦隊旗艦『ベテルギウス』──
神聖ミリシアル帝国離島防衛隊の空襲を切り抜けた東征艦隊は、回避運動により乱れた隊列を整えていた。
「『プロキオン』に被弾し、銃座が損壊。機銃操作員6名が死亡か…沈む程の被害ではないがな。流石に"世界最強"の看板を背負っているだけはある」
『ベテルギウス』の姉妹艦である『プロキオン』が被弾し、被害が出たという報告を受けたアルカイドが苦々しく口にする。
「しかし、敵機が魚雷を抱えていなかったのは幸いでした。やはり、諜報部の情報は正しかったようです」
アルカイドをフォローするようにバーダンが告げる。
諜報部からの情報によればこの世界には魚雷やそれに相当する兵器は無く、航空機による対艦攻撃は爆撃か機銃掃射しかないとの事だ。
しかし、アルカイドには一つの懸念があった。
「だが…カルトアルパスへ向かったグレードアトラスターの艦長ラクスタル殿が、厶ーの艦船に魚雷のような物が搭載されている事を確認したそうだ。他にも諜報部からの情報との相違点も多々あったらしい。…嫌な予感がするな」
「ですが、諜報部の情報が間違っている事はよくある話です。やはり、適当な仕事ばかりしている給料泥棒なぞアテにせず、我々が現場で適切な判断をすべきでしょう」
グラ・バルカス帝国の諜報部は軍部からは"役立たず"の烙印を押されている。
確かに正確な情報を持ってくる事もあるが、半分以上は不正確でありそれが原因で少なくない被害が出た事もある。
しかし、帝国軍人達はその度に兵器性能や自身の練度を発揮して幾度も困難な局面を乗り越えてきたという事もあって、「諜報部よりも自分の目の方が信用出来る」という価値観が染み付いていた。
尤も、諜報部からの情報が不正確なのには少なからぬ陰謀が潜んでいるのだが、彼らがそれを知る事は無い。
「もしかしたら我が方に空母が居ると想定しての事だったのかもしれん。このあとに魚雷か、それに類似した兵器を搭載した航空機を投入してくる可能性がある以上、本隊へ航空支援要請をしたのは正解だったな」
「敵艦隊、距離30kmまで接近!」
腕を組み、対峙する敵の戦力を考察していたアルカイドの思考を遮るようにレーダー手が報告した。
「30か…当たるか?」
「最大射程は35km程なので届きはしますが、あまり期待はしないで下さい」
アルカイドの問いかけにバーダンが答える。
ベテルギウスを始めとした『オリオン級戦艦』の主砲は35.6cmであり、最大射程はおよそ35km程である。
しかし35km先に砲弾が届くだけであり、レーダー管制射撃を以てしても命中弾を送り込むには25〜20kmまで近付く必要がある。
「構わない。先に撃って向こうがどう動くかを見てみたい。艦長、よろしいか?」
「私も司令と同じ事を考えていました。…撃ち方よーい!」
アルカイドの言葉に頷いたバーダンが司令塔内に響き渡る声で命令を下す。
それを受けた各員は慌ただしくも秩序正しく各種計器を操作したり、各部門への連絡の為に艦内電話を手に取る。
「主砲1番、2番!装填中……装填完了!」
「方位よし、仰角よし!」
「射撃準備よーし!プロキオンも射撃準備完了とのこと!艦長、命令を!」
「よし…目標、神聖ミリシアル帝国艦隊!主砲1番2番、撃てぇぇぇぇい!」
──ドドドドォォォォォンッ!!
空を揺らし、海を波立たせる轟音。
異世界の古強者が、世界最強最新の艦隊に牙を剥いた瞬間だった。
──同日、神聖ミリシアル帝国第零式魔導艦隊旗艦『コールブランド』──
「敵艦、発砲!」
双眼鏡を覗いていた見張り員が喉が張り裂けそうな程の大声で報告する。
「何っ!?まだ30kmはあるぞ!」
目を見開き、驚愕の表情を浮かべるクロムウェル。
だが、彼の隣に佇むバッティスタは冷静に告げた。
「いや、あれはおそらく我々の出方を見極める為の牽制だろう。あんな遠距離で撃てば、砲弾が風の影響を受けてしまうから如何に高性能な照準器を備えていようがそうそうには当たらん。艦隊、陣形そのまま。怯むな、当たりはしない。だが…万が一に備えて水平装甲を強化せよ」
突然の実戦に浮足立っていた乗組員だが、バッティスタの言葉によりその緊張は若干和らぐ。
そんな肩の力が抜けた乗組員達は、装甲強化魔法を発動させる。
その動きは淀みなく、日々訓練に励んでいる彼らの努力が十分に分かるものだった。
──ヒュウゥゥゥゥゥゥ…ズゥンッ!
掠れた笛のような風切り音の後に空きっ腹に響くような轟音が響き、艦隊の前方300m程の場所に幾つもの水柱が上がる。
「ふぅ…司令の言う通りでしたな。しかし、距離はまだしも方向は合っていました。敵艦隊は中々に優秀な照準器と砲手を揃えているようです」
「そうだな。あのまま放置して置けば命中弾を送り込まれるだろう。だが、戦艦もだが小型艦が気になるな…」
胸を撫で下ろし、額の冷や汗を拭うクロムウェルに同意しながらもバッティスタの意識は敵艦隊から突出した小型艦に向けられていた。
「小型艦…ですか?」
「あぁ…我々や厶ーが保有する小型艦は木造帆船のような脅威度の低い敵と戦う為の物だ。しかし、ロデニウス連邦とアズールレーンの小型艦は違うらしい」
「ロデニウス連邦とアズールレーン…確か第三文明圏外にあり、パーパルディア皇国を下した国家ですな。話によれば先進11ヶ国会議で正式に列強と認定され、かの国を中心とする新たな文明圏、第四文明圏も承認されるとか…」
記憶を辿りながらそう述べたクロムウェルに頷きながらバッティスタは言葉を続ける。
「その通りだ。そして彼らは厶ーを上回る技術力を持ち、荒削りながらも独自の魔法技術も持ち合わせているらしい。その技術力は皇帝陛下のお墨付きだ」
「ほう…」
「で、彼らが保有する小型艦は『駆逐艦』という名らしい。役割は我々の小型艦と同じようなものもあるらしいが、魔光砲…科学文明風に言うなら機関砲を多数備えて空からの驚異に対処したり、『ソナー』や『爆雷』という兵器を用いて『潜水艦』という自発的に海に潜る艦船に対抗する…らしい」
「潜水艦…?それも気になりますが、司令があの小型艦を気にする理由はそれではないでしょう?」
「あぁ、そうだ。駆逐艦の役割…それは、『魚雷』という"海中自走爆弾"を使って敵艦艇を撃破する事らしい」
「魚雷…つまり、司令は敵小型艦はその魚雷とやらで我々を狙っていると?」
「可能性はある。巡洋艦と小型艦に通達。敵小型艦の接近を許すな。あと…"例の新兵器"の使用を許可する」
一旦クロムウェルとの話を切ったバッティスタが通信士に指示を出す。
彼は昨年の厶ーとロデニウス連邦・アズールレーンの合同演習に観戦武官として派遣されており、雷撃機から投下された数本の魚雷で巡洋艦が沈む様を見ていた。
それ故、彼は航空機や小型艦を決して侮りはしない。
「新兵器…ルーンポリス魔導学院で開発されたとかいう"あれ"ですか」
クロムウェルの確認するような言葉にバッティスタが頷く。
「そうだ。見てくれは頼りないが、破壊力はかなりの物だ。対沿岸要塞用らしいが…まあ、要塞を破壊出来るなら艦船も破壊出来るだろう」
敵駆逐艦を撃退すべく、艦隊から先行してゆく小型艦と巡洋艦を一瞥するバッティスタ。
その内の『ダガー級小型艦』は後部の砲塔を撤去してあり、砲塔があった部分には大きな通気用ダクトのような物が生えており、それの艦尾側には横倒しにした巨大なドラム缶のような物が9基固定されている。
「敵艦隊、25km!主砲の有効射程内です!」
見張り員の言葉によりバッティスタの意識が再び敵艦隊の方へ向けられる。
「主砲発射よーい!」
艦橋内に響き渡るクロムウェルの命令。
それを受けた乗組員は主砲発射の為に魔力の流れをコントロールし、最適な属性割合で主砲へ魔力を注入する。
「魔力属性、対艦戦闘用に移行完了!」
「魔力探知レーダーによる測位完了!」
「方位、仰角共によし!何時でも撃てます!」
各員から報告を受けたクロムウェルは一度バッティスタに目を向ける。
それに対しバッティスタは無言で頷いた。
「よしっ!あの無礼な野蛮人に痛い目を見せてやれ!全砲門、撃てっ!」
──ドドドドォォォォォンッ!!
『ミスリル級魔導戦艦』2隻と『ゴールド級魔導戦艦』1隻による一斉射。
砲口からは爆炎ではなく青白い魔力が迸り、砲弾が青白い魔力の尾を引いて飛んで行った。
4月のロクボ艦は追風…つまり4月は重桜イベ?
まさか…大和、武蔵が来る!?(多分来ない)
今後、お色気シーンは…
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今より増やせ
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このぐらいでいい
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もう少し減らしていい
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もっと減らして
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無くていい