まあ、結局はあんまり長々と続けるとグダる事が目に見えているので、駆け足気味に詰め込む事になりました
あと遅くなりましたがユニオンイベント、皆さんはどうでした?
私はやっぱりニュージャージー実装が驚きでしたねぇ…ミズーリが来るかと思ってましたが…
でもこれで漸くアズレンにもアイオワ級が来たと言う事は、もしかして日本版4周年はもしや武蔵が…?
ニュージャージーがあの性能なら、大和型は弾幕お化け間違いなしですね!
──中央暦1642年4月23日、神聖ミリシアル帝国第零式魔導艦隊旗艦『コールブランド』──
「馬鹿な…」
双眼鏡を覗き、上空で繰り広げられる戦闘機同士の戦いを注視していたクロムウェルが驚愕の言葉を漏らす。
そして、それは他の者も同じだった。
「れ、レーダーから魔力反応が…」
「ヒポグリフ4、応答を…ヒポグリフ4!応答して下さい!」
「後ろだ!後ろに…あぁっ!」
レーダー手は次々と消えてゆく魔力反応を前に戸惑い、通信士は雑音を発する魔信に向かって必死に呼びかけ、見張員は双眼鏡を覗き込みながら届く筈もない警告を叫んでいる。
「不味い…まさかとは思ったが、グラ・バルカス帝国の飛行機械は我々の天の浮舟よりも優れているのか!?」
次々と飛び込んでくる報告に、バッティスタが後悔混じりに驚愕する。
そもそもミリシアルで採用されている戦闘用天の浮舟…つまり、エルペシオ3やジグラント2は運動性能が悪い。
それでもワイバーンを遥かに上回る速度や射程距離で勝る魔光砲を以て圧倒的優位を誇っていたのだが、グラ・バルカス帝国が誇る戦闘機『アンタレス』に対しては余りにも分が悪かった。
訓練通り一撃離脱戦法を取っていたジグラント2部隊は、アンタレスの軽快な動きに翻弄され、背後から銃撃されて呆気なく撃墜されてしまう。
「報告!ジグラント2…全機…レーダーから消えました…」
時間にして10分か20分か経った時、レーダー手が青ざめた顔で震える唇を必死に動かして報告した。
「ま…まさか…全滅したのか!?ジグラント2が!我が国の…航空戦力の一角を担うジグラント2が!?」
すっかり冷静さを失ってしまったクロムウェルが目を見開きながら、崩れ落ちそうな体を必死に支える。
彼が取り乱すのも無理は無い。
何せジグラント2が22機もあればそこらの文明国…いや、下位列強国の空を掌握する事なぞ容易い。
そんな戦力が1時間足らずの間に1機残らず全滅してしまうというのは、有り得ない事だ。
「艦長、腰を抜かしている暇は無いぞ!敵は制空権を確保した。次は爆弾か魚雷を抱えた飛行機械が来る!対空攻撃を!」
「…っ!は、はい!敵機が来るぞ!対空射撃用意!」
冷や汗をかきながらも、一足先に冷静さを取り戻したバッティスタが呆けているクロムウェルを一喝して命令を下す。
それに対しクロムウェルはブルブルと頭を左右に振り、気持ちを切り替えるとバッティスタの命令を復唱した。
「敵機、来ます!」
「対空魔光砲、射撃準備!」
「副砲も最大仰角!とにかく弾幕を張れ!」
クロムウェルの命令を聞いた乗組員達が慌ただしく各所に指示を出し、対空攻撃の準備を進める。
──ダダダーンッ!ダダダーンッ!
艦隊の外縁部に配置された『ファルシオン級魔導艦』が魔光砲の射撃を開始した。
色とりどりの光の線が空を裂くように伸び、飛来する敵機…グラ・バルカス帝国の艦上爆撃機『シリウス』と、艦上雷撃機『リゲル』からなる攻撃隊に向かってゆく。
「こちらにも来るぞ!対空射撃開始!」
大規模な空襲を想定していないミリシアル艦船の対空射撃は、シリウスとリゲルにとっては大した驚異にはならないようだ。
ファルシオン級の散発的な射撃を悠々とやり過ごした攻撃隊は、あっという間にミリシアル艦隊中枢に肉薄するとシリウスは急降下へ、リゲルは隊列を整えてそれぞれ攻撃体制に移行した。
「敵機、急降下!」
「対爆魔法障壁展開!回避も同時に行う!面舵いっぱい!」
見張員の叫びに、クロムウェルがすぐさま命令を飛ばす。
それを受けた魔力制御手が魔法障壁を展開させる諸元をコンソールに打ち込み、操舵手が操舵輪を右へ回した。
「…くっ、直撃するぞ!総員、衝撃に備えろ!」
空を睨んでいたバッティスタが、シリウスから黒い塊が放り出されたのを確認するやいなや回避は不可能と判断して乗組員に警告する。
──ヒュゥゥゥ…ドンッ!
シリウスから投下された250kg徹甲爆弾は不快な風切り音を響かせ、コールブランドの1番主砲塔に直撃した。
──ドゴォォォォンッ!!
「うぉぉぉぉぉっ!?」
直撃した爆弾はそのまま砲塔の上面を貫通し内部で炸裂、砲塔内部に用意されていた発射薬や砲弾が誘爆して砲身から炎が噴き出した。
「1番主砲塔、応答を!……ダメです、応答ありません!」
「弾薬庫、どうした…は?も、もう一度…っ!弾薬庫で火災発生!」
「消火を急げ!注水を早く!」
最悪な事に、どうやら砲塔内部の炎が揚弾機を伝って弾薬庫まで届いてしまったようだ。
しかし、コールブランドの不運はこれで終わらない。
──ドドドドッ!ドドドドッ!ドドドドッ!ボンッ!
隊列を組んで低空飛行する敵機、リゲル雷撃機が直ぐそこまで迫っていた。
魔光砲の射手の腕が良かったのか、はたまた偶然から分からないが1機のリゲルがカラフルな火線に絡め取られて海面に叩き付けられたが…
「……クソッタレ」
リゲルから投下される魚雷の姿を目にしたバッティスタは、最期の瞬間を前にして悪態をつく事しか出来ない。
──ゴゥゥゥゥゥン…
腹の底から響くような低い轟音と共に体が下方から突き上げられ、バッティスタやクロムウェルを始めとした艦橋要員の視界が真っ赤に染まる。
弾薬庫で発生した火災の消火が間に合わず、満載されていた粉末魔石や弾薬が誘爆して主砲塔が吹っ飛んで爆炎が空高く立ち昇った。
もはやコールブランドは沈みゆく運命…それにトドメを刺すように、喫水線下にリゲル雷撃機が放った4本の魚雷が命中し、コールブランドの左舷に大穴を開けた。
──ギィィィィ…ゴンッ…ゴガァァァァァンッ!!
金属が軋み、何かが破断したような音が響いた次の瞬間にはコールブランドは大爆発を起こしてあっという間に、1000名程の乗組員と共に海底へと引きずり込まれた。
後世、コールブランドは『悲劇の戦艦』と渾名され、ミリシアル海軍最大の悲劇として知られる事となった。
この反省からミリシアル海軍は艦艇の抗堪性向上や、ダメージコントロールを重視するようになり、後々のミリシアル海軍の活躍はコールブランドの犠牲無くしてはあり得なかったとされている。
マグドラ海戦は次回で終了です
その後はマグドラ海戦の結果を受けての各国の一悶着を書いた後、フォーク海峡海戦に移ります
今後、お色気シーンは…
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今より増やせ
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このぐらいでいい
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もう少し減らしていい
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もっと減らして
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無くていい