サディアと言えばアズレン屈指のナイスデザイン(意味深)なキャラの総本山…!
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──中央歴1642年6月30日午後5時、神聖ミリシアル帝国アルビオン城──
グラ・バルカス帝国による捕虜の公開処刑という凶行を受け、皇帝ミリシアル8世によって緊急招集された議会はピリピリとした緊張感が漂っていた。
「余は…赦せぬ…」
世界一の大帝国の頂点に立つ皇帝の怒り…それは平伏して皇帝の言葉を待っていた閣僚達へ、圧倒的なプレッシャーをかけるに十分すぎるものだ。
「我が民を…愛すべき帝国臣民を、帝国の為に死地へ向かう事を躊躇わぬ忠義の戦士達を罪人のように殺した事。カルトアルパスを攻撃し、世界会議を踏み躙り、世界の長たる神聖ミリシアル帝国の顔に泥を塗ったあの忌まわしき傲慢なるかの国…奴らは自らが異世界から転移したなどと嘯いているようだが、それが事実であるなら奴らはこの世界を舐めきっている!余はこの世界の長として、この世界を侮辱したグラ・バルカス帝国へ神罰を下す!」
「「「ははーっ!」」」
ここ数百年は見る事がなかったであろうミリシアル8世の怒りを前に、閣僚達は平伏したまま全員が了解の意を示した。
何せグラ・バルカス帝国によって処刑された捕虜の中には『マグドラ群島沖海戦』にて全滅した『第零式魔導艦隊』の乗組員も多数含まれていたからだ。
そんな事もあって慎重派の閣僚すらも一気に主戦派へ鞍替えし、ミリシアル国内はグラ・バルカス帝国への報復を望む世論一色となっている。
「うむ、では改めて会議を始めよう。我が国が主導するグラ・バルカス帝国への報復作戦だが、各国の反応はどうなっておる」
「その件に関しては私めが」
ミリシアル8世の問いかけに対して挙手しながら応えたのは、国防省長官アグラだ。
「陛下直々に発案されましたグラ・バルカス帝国への報復作戦ですが、大使館を通じて各国へ確かに伝えられました。その結果ですが、中央世界からはエモール王国やアガルタ法国、第二文明圏からはムーやマギカライヒ共同体等が参戦を表明しております」
そう述べたアグラはキビキビとした動きでミリシアル8世の前へ進むと、跪きながら恭しく書類を手渡した。
それはミリシアル主導の報復作戦への参戦を表明した国々のリストであり、それを受け取ったミリシアル8世は満足そうに頷く。
「ふむ…列強国も文明国も、文明圏外国も多くが参戦を決意したようであるな。だが…第三文明圏と第四文明圏に属する国家が無いようだが?」
「はっ!先ず第三文明圏の国々ですが、殆どが自国防衛の為の戦力が必要であるため派遣する戦力に余裕がない、との事で今回は参戦を見送るとの事です。ただし、戦争が長期化するようであれば必要に応じて戦力の派遣や、物資の供出を行う準備があると…」
「ふむ…だがどのみち第三文明圏の主力である帆走艦では、作戦開始に間に合わぬであろう」
第三文明圏の国々が参加を見送った事に関しては、ミリシアル8世も予測していた事らしい。
しかし、それでも全体的にグラ・バルカス帝国に対抗する枠組みに参加するという言質を取れたのは、十分な収穫だ。
「それと第四文明圏ですが…こちらも同じく防衛を主としている為、戦力派遣は難しいとの事です。ですがこちらも必要に応じて戦力・物資の拠出を行うとの事です」
「だが、アズールレーンはどうだ?第四文明圏の国々は戦力を防衛主体としているが、アズールレーンは敵地攻撃用の戦力を持っていると聞く。彼らであれば、我が国に匹敵する戦力となるであろう」
第四文明圏に関してもミリシアル8世の読み通りだったらしい。
だが、第四文明圏には文明圏全体の防衛軍であり、抑止力とも言える世界最大の軍事組織アズールレーンが存在する。
アズールレーンの戦力がどれほどのものであるか、ミリシアル8世を始めとした神聖ミリシアル帝国上層部は理解している為、彼らの参戦を期待しているのだが…
「残念ですが、アズールレーンも参戦を見送るそうです。何でも主力艦隊への新兵器装備と慣熟訓練を行って、グラ・バルカス帝国へ万全の状態で攻撃を行いたいとの事でして…」
「陛下、私からもよろしいでしょうか?」
落胆した様子のアグラに続いて、外務省統括官のリアージュが挙手した。
「申せ」
「はっ。私も先程伝えられたのですが、ロデニウス連邦とアズールレーンの連名で外務省へ要望書が届きましたので、要点をかいつまんで読み上げさせて頂きます」
発言の許可を受けたリアージュが起立し、先程渡された要望書を読み上げる。
「今回のグラ・バルカス帝国の蛮行を受け、我々は報復攻撃の下準備として…何より友好国であるムーへの支援の為にムー大陸へ超高高度戦略偵察機を派遣する事を決定した。その為に貴国の領空飛行許可と、空港の使用許可を頂きたい。との事です」
要望書の要点だけを読み上げ、リアージュは要望書の原本をミリシアル8世へ跪きながら手渡す。
「超高高度戦略偵察機とな?」
「陛下。私めが聞き及んだ話によりますと彼らが保有する偵察機は、何でも高度27000mを800km/hもの速度で飛行するというものらしく前線は勿論、遥か遠方の敵国本土すらも捉える事が出来るそうです」
ミリシアル8世の疑問にアグラが応えるが、その言葉にざわめいたのは他の参加者であった。
「に…27000m…?馬鹿な…」
「我々が保有する偵察型エルペシオ3の2倍以上の高度を、より速く飛ぶのか…」
「だが、偵察機にとって最も重要なのはカメラだ。如何に優れた機体でも、カメラの性能がお粗末なら意味が無い」
驚愕と敗北感、そして精一杯の負け惜しみが入り混じったざわめきだが、それはミリシアル8世とアグラの言葉によって沈黙へと変わる。
「それほどの高空を飛ぶ偵察機であるなら、それなりの偵察機材を搭載しておるのだろう?」
「はい。以前にシュミールパオ軍務大臣がロデニウス連邦のパタジン国防大臣と会談した際、その偵察機から撮影した魔写…いえ、写真をサンプルとして提供されたのですが、2万m以上の高さから撮影したにも関わらず1m四方の解像度を持っていました。その際は彼らが我が国に提案した軍事協定『WPS協定』を結んでいなかった為、敢えて解像度を下げたものだったらしいのですが…しかし、今は違います。ロデニウス連邦・アズールレーンとのWPS協定を結んだ事により、我が国は彼らに対して情報の提供を要求する事が出来ます。したがって、彼らの偵察機による領空飛行と空港利用を許可する見返りに、偵察によって得られた情報の共有を要請すべきと私めは考えています」
以前、ロデニウス連邦・アズールレーンと神聖ミリシアル帝国の間で結ばれた『戦力共有協定』、通称WPS協定の条文の中には有事における軍事施設や情報の共有規定が設けられており、それに則ればロデニウス側が収集した戦略的価値の高い情報を得た上でグラ・バルカス帝国に対する報復攻撃を行う事が出来るだろう。
「ふむ、よかろう。アグラよ、そなたの考えには余も賛成だ。ロデニウス側の要請を受け入れ、その見返りとして得た情報の全てを我が国と共有する事を要請せよ。リアージュよ、ロデニウス側との交渉はそなたに一任する」
「「はっ!」」
アグラは自らの意見が採用された事に、リアージュは大役を任されたという事に対する感激によりミリシアル8世へ深々と頭を下げ、自らの席へ戻った。
「それと、もしロデニウス側からもたらされた情報を精査した結果、グラ・バルカス帝国の脅威度が高いと判明した場合は秘匿兵器…『パル・キマイラ』を派遣する事も視野に入れるべきであろうな」
重々しく紡がれたミリシアル8世の言葉…それを受け閣僚達は再びざわめき、会議は仕切り直しとなるのだった。
そう言えば最近、暑いと思ったらまた肌寒くなりましたね
体調管理にはお気を付け下さい
今後、お色気シーンは…
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今より増やせ
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このぐらいでいい
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もう少し減らしていい
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もっと減らして
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無くていい