という訳で待ちに待った大和型戦艦、武蔵実装!
信濃のエッセンスを加えつつも黒を基調とした美しい姿に、安定のママ属性…控え目に言って素晴らしいですね
私的には本作で大和型ミラーマッチが出来そうで何よりです
やっぱり戦艦同士の殴り合いはロマンですな!
──中央歴1642年10月1日、バルチスタ海──
「カイザル閣下。近衛兵団艦隊、被害甚大との事、戦域より離脱します」
「ふむ…余計な連中が居なくなって清々しいが、あれだけの戦力が消えたのは由々しき事態だな」
戦艦『パルサー』の艦長であるパラーシュが艦隊司令であるカイザルへ通信士が受け取った情報を報告する。
しかし、カイザルが発した言葉はあくまでも戦力が減る事への不安であり、近衛兵団の心配は全くしていない。
「司令、お言葉ですが余り公にそのような事は…」
「むっ…それもそうだな。しかし、近衛兵団艦隊が離脱してしまったのは不味いぞ。ムーの航空隊が想定より遥かに強力である以上、近衛兵団艦隊の防空駆逐艦と防空巡洋艦は有効な対抗手段になる筈だ。それに、もう使えないが新型戦闘機であるアルゴルならばより効果的な防空が行えるのだが…」
近衛兵団自体は気に食わない連中であるが、それでも配備されている兵器はどれもこれも優秀な事は認めざるをえない。
だが、そんな優秀な兵器も前線に無ければ存在しないも同然である。
「無い物ねだりをしても仕方ありません。ここは現状の戦力で対処せねば…」
「うむ、パラーシュ君の言う通りだ…」
「敵機直上!急降下開始!」
先手を取られ、少なくない被害が出ている中でどうにか打開策を見出そうと頭を巡らせるカイザルだが、戦場にはボードゲームのように長考の時間は無い。
アンタレスによる迎撃、水上艦艇による対空砲火を潜り抜けた敵機がパルサーの直上に到達し、翼下に吊り下げた2発の500kg爆弾を叩き込む為に急降下を開始した。
「対空戦闘!高角砲は使うな!味方に当たるぞ!」
「防空部隊へ!対空機銃による迎撃を行え!繰り返す、対空機銃による迎撃を行え!」
近接信管を使えば迎撃は格段に楽になるが、こういった敵味方入り乱れる戦場では味方を巻き込む可能性がある。
1機でも戦闘機が惜しい状況で同士討ちなぞすれば、防空能力のみならず士気にも影響するであろう。
それ故、パラーシュは制限を課した対空戦闘を命令した。
──ドドドドドッ!ドドドドドッ!
しかし、制限されているとは言ってもグレードアトラスター級戦艦の対空砲火は最強クラスである。
帝国海軍における最小の艦載砲である25mm機銃であるが、その巨大な船体の各所に装備されており、その数合計150門にも及ぶ数の暴力は正に雨霰の如く空へ鉄塊を打ち上げてゆく。
──ドドドドドッ!ドドッ!ドドドドドッ!ボンッ!
「よしっ!」
曳光弾の雨の中、攻撃は不可能だと悟った敵機が身を翻して離脱しようとするが一歩遅かったらしい。
胴体に多数の砲弾を食らった敵機は一瞬だけ白煙を吐いたかと思えば、次の瞬間には空中で爆発四散してしまった。
恐らくは燃料タンクを損傷し、漏れ出したガソリンが引火したのだろう。
その光景を見た誰かが歓喜の声を上げた。
「危なかった…爆弾の大きさからして500kgはあった…それが2発。ムーは空母に重爆を積んでいるのか?」
最強の装甲を持つグレードアトラスター級であっても艦橋や煙突内部は比較的装甲が薄い。
そんな所に500kg爆弾が立て続けに直撃すれば、艦の首脳陣全滅やボイラーの爆発といった最悪の事態さえ考えられる。
しかし、防空部隊の活躍で最悪は回避された。
その事に安堵し、冷や汗を袖で拭うパラーシュだが、一方のカイザルは険しい顔で水平線を睨んでいる。
「油断するな!次が来るぞ!」
それは長く戦場に立ってきた者の勘…そして何よりもラクスタルが、カルトアルパスにて目撃した物に対する警戒心から来る言葉であった。
「レーダーに反応!低空より飛来する未確認機!数は…凡そ100!」
「低空からだと?」
「ムーの雷撃機!カルトアルパスにて確認された新型だ!」
「ら…雷撃機!?」
この世界には魚雷が存在しないという固定観念に囚われていたパラーシュであったが、カイザルの言葉を聞いてまたたく間に顔を青くする。
確かにグレードアトラスター級は世界最強を目指した為、喫水線下の防御にも抜かりはない。
しかし、だからと言って雷撃機の存在を無視すべきではない。
「駆逐艦『メイリーン』よりの通信途絶…っ!駆逐艦『マザリック』より通信!《我、被雷す。救援を求む》との事です!」
「やはり魚雷だ!ムーは魚雷を実用化し、雷撃機を運用しているぞ!」
「防空部隊、低空目標を優先して狙え!低空なら味方機を巻き込む事もない。高角砲を使い、全力で撃ち落とせ!」
自身の懸念が現実となった事に狼狽するカイザルであるが、彼をフォローするようにパラーシュが命令を下す。
比較的高い位置で激しい空戦を繰り広げる戦闘機とは違い、雷撃機は低空を飛んでくる為、砲弾の炸裂に味方機が巻き込まれる可能性は低くなる。
「…馬鹿な」
激しく鼓動する心臓を抑えるように胸元に手を当てて、双眼鏡で敵雷撃機が来ているであろう方向を確認するカイザルの目に映ったのは、彼を驚愕させるに十分過ぎる光景であった。
「低い…低すぎる…。いかん…これでは近接信管が役に立たん!」
カイザルが目にしたのは、プロペラが波に接触する程の低空を這うように飛行する濃紺の大型単発機…ムーの雷撃機が恐ろしい程の低空飛行をしている光景だった。
こんな低空飛行を行える技量は勿論それだけで脅威であるが、何よりも目標があまりにも低空であると近接信管が海面に反応してしまい、役に立たない恐れがあるのだ。
「敵機、魚雷らしき物体を…雷跡確認!8時方向より雷跡3!」
「取り舵一杯!舷側と平行に通過させるんだ!」
黒鉄の巨艦を喰い破らんとする青白い槍が迫る中、操舵手は命令に従って巨艦を全力で操作する。
「敵機、本艦直上を飛び越え…うわっ!」
──ブゥゥゥゥゥゥンッ!ビスッ!ビスッ!
魚雷を投下した敵雷撃機はそのままフルスロットルでパルサーを飛び越し、そのついでと言わんばかりに胴体下部に取り付けられている機銃を乱射して行った。
「…帝国は…道を間違えたのか…?」
ひび割れた分厚い防弾ガラス越しに水兵達が倒れた甲板を見下ろしながら、カイザルは喧騒に掻き消される程小さな声で苦々しく呟いた。
さて、あとほ大和だけど…何時になるんでしょうね?
下手すれば10周年の時とか…?流石にないか
今後、お色気シーンは…
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今より増やせ
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このぐらいでいい
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もう少し減らしていい
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もっと減らして
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無くていい