私は生放送でライザのアトリエ、面白そうだと思ったのでソフトを買ってしまいました
──中央歴1642年10月2日午前11時、バルチスタ海──
──ビーッ!ビーッ!ビーッ!
《敵機襲来!繰り返す、敵機襲来!13時方向、距離約150km!迎撃部隊は速やかに発艦せよ!》
グラ・バルカス帝国艦隊に所属するペガスス級空母『サダルバリ』の艦上に警報が鳴り響き、広大な飛行甲板を走るパイロット達は愛機の操縦席に飛び込む。
「数と高度は!?」
「報告によれば少なくとも100!高度6000mよりこちらへ向かってくるそうです!それと、偵察機は既に撃墜されたようで音信不通です!」
「チッ…こちらは手負いだというのに…!」
エンジンを始動させ、暖機運転の爆音の中で叫ぶように整備士─グラ・バルカス帝国では一部の整備士がパイロットと司令部の連絡員を兼任している─とやり取りをしているのは、空母サダルバリ所属の飛行中隊長であるラムレス・アートマンであった。
突然の敵襲で慌ててこそいるが、淀みない所作とマニュアル通りに計器をチェックする姿は、冷静さを失っていない何よりの証拠であろう。
「敵編隊の機種は!?」
「現状は不明ですが、ムーとミリシアルの艦載機による連合部隊であるとの事!爆弾等は確認出来なかったようです!」
「よし、分かった!暖機運転完了、直ぐに出るぞ!」
「了解、誘導を開始します!」
整備士の言葉に頷きつつ、エンジンの回転が安定してきたタイミングを見計らってラムレスは発艦する意思を伝える。
すると整備士は腰に差した手旗を数度振って発艦準備を行う事を周囲に伝えると、ラムレスに見えるように手旗で飛行甲板の発艦区画を指した。
「高度は6000…爆弾は確認出来ず…。という事は敵編隊は戦闘機による制空部隊である可能性が高い。連中、我々の制空権を本腰で奪いに来たな…」
海戦において制空権という物は勝敗を左右する重要な要素だ。
敵艦隊の上空を自由に飛ぶ事が出来れば爆弾や魚雷を叩き込み易くなるし、水上艦同士の砲撃戦となっても観測機を飛ばして正確な弾着観測を行う事だって出来る。
「各機、艦隊の頭上を何としても守り抜くぞ!制空権を維持出来れば、我が方の精強なる砲術士が敵艦隊を粉砕してくれる!」
発艦区画へタキシングしながら無線機を取り、部下達を鼓舞するラムレスは返事を待たずに滑走を開始した。
──ブゥゥゥゥゥゥゥンッ!
「ふっ…はぁ…よしっ」
全速力で風上へ向かって航行するサダルバリの発艦区画から危なげ無く飛び立ったアンタレスは、後続の機の邪魔にならないように左へ旋回し、そのままサダルバリの右舷側へ行くと機首を上げて上昇へと移った。
「2番、4番小隊は高度2000を維持せよ。我々が高空に気を取られている内に敵雷撃機が接近するおそれがある。低空への注意を怠るな」
《了解、半中隊にて低空警戒を実施します》
発艦したばかりのアンタレス2個小隊が早々に水平飛行へ移ったのを尻目に、ラムレスが率いる1番小隊と3番小隊は尚も高度を上げてゆく。
「こちらは戦闘機180…数の上ではこちらが優位だが…」
前世界において世界最強と謳われたアンタレス戦闘機…それが180機もあればそこらの中小国の航空戦力を殲滅する事なぞ容易い話だ。
しかし、先日の空襲によってその価値観は粉々に砕け散った。
完璧と思われた空の守りはムーが繰り出した高性能戦闘爆撃機の前に安々と突破され、少なくない艦船が被害を受けたのだから当然と言えば当然である。
そして今回はそんな敵機が爆装を下ろして飛来するとあって、不安を覚えてしまう。
「……やるしかない」
高度計が3000を越した事を確認したラムレスは酸素マスクを着用しながら、覚悟を決めたように呟いた。
──同日、バルチスタ海東方海域上空──
──ゴォォォォォォォォ…
──ブゥゥゥゥゥゥゥン…
小さな雲がいくつか浮かぶ空を行く3種の戦闘機…1種はムーの主力であるコルセア、残り2種は神聖ミリシアル帝国において戦闘爆撃機として運用されているジグラント3、そして次期制空戦闘機として期待されているエピクロスである。
その内の1機、エピクロスで構成された実戦試験制空戦闘団の指揮官機のコックピットで同戦闘団の団長であるシルバー・ルーングは魔信を手に取り、戦列を共にする者たちへ呼び掛けた。
「レーダーに反応あり。距離はおよそ70km、高度は同程度、数は100は超えているが200は居ない程度だと思われる」
《…こちらのレーダーでも確認した。シルバー団長とほぼ同じ反応だ》
通信に応えたのは、シルバーと同じ神聖ミリシアル帝国海軍所属であり、ジグラント3部隊を率いるオメガ・アルパであった。
「オメガ団長も確認したのなら間違いないな。ムー航空隊、聴こえたか?」
《あぁ、しっかりと聴こえたとも。しかし200機近い数を上げられるとはな…グ帝の士気は未だ健在らしい》
《確かに、こっちの2倍近い数があるのは厄介だな…。性能はこっちが上とは言え、これだけ数に差があるのは…》
続いてシルバーに応えたのは、ムー航空隊所属のヤンマイとクーガーである。
「こちらとしても艦隊の直掩機を減らして制空権部隊に回したいところだったのだがな…我々の司令官殿はあくまでも艦隊決戦で決着をつけたいらしい。そのために、艦隊を無傷で敵艦隊と接触させるのに必要な事なのだとか…」
《確かに…。グ帝には雷撃機があり、我々より雷撃機の運用は上手な筈だ。直掩機を減らした状態で雷撃機に襲い掛かられては危険だ》
申し訳なさそうなシルバーの言葉に、ヤンマイが理解を示したように返す。
実は先んじて展開していたムーを始めとする世界連合艦隊に合流したミリシアル艦隊は、航空機による決着ではなくあくまでも艦隊決戦による決着を主張したのだ。
建前としては"空だけではなく、海でも我が方が優勢だと知らしめる事でグラ・バルカス帝国の戦意を削ぐ"というものであり、その建前自体はそれなりに納得出来るものであった為、ムー等も同意した事で制空権を確保してから艦隊決戦に持ち込む事となった。
しかし、ミリシアル側には"本音"がある。
それこそが"最新鋭のオリハルコン級戦艦で以て、グラ・バルカス帝国の象徴であろうグレードアトラスター級戦艦を撃沈する事で、ミリシアルの力を世界中に喧伝する"というものだ。
というのも、マグドラ群島とフォーク海峡における海戦でミリシアル海軍は活躍出来ず、寧ろムーやロデニウスといった国々の活躍が目立った事によってミリシアルは影響力が徐々に衰えを見せていた。
そんな影響力の衰えを挽回する為にも、ミリシアルとしては艦隊決戦で存在感を示す必要があるのだ。
「上の連中の考えで割を食うのはいつも現場だ。…だが、決まった事は仕方な…ん?」
一旦魔信を切ってボヤいていたシルバーの視界に瞬く物が映った。
「……各機、前方に敵機らしき物が見える。戦闘態勢に移れ」
《了解、確認した。我々の部隊は左方より仕掛ける。では、また後で》
オメガが率いるジグラント3隊が特徴的な双胴の機体を翻し、左へ旋回する。
《ではこちらは下方からだ。武運長久を祈る》
次にヤンマイ率いるコルセア隊が緩降下して高度を速度に変換する形で敵編隊の下方へと向かう。
《じゃあ、俺達は右からだ。野郎共、行くぞ!》
続いてクーガー率いるファイアパターンのマーキングを施したコルセア隊が右旋回をし、スロットルを開けて増速する。
「…よしっ!真正面から行くぞ!」
最後にシルバー率いるエピクロス隊がタービンの甲高い音と共に真っ直ぐ敵編隊へ向かって行った。
そうなるとアズレン世界にはアトリエシリーズの錬金術のノウハウが伝わっているのかもしれませんね…
高炉クラスの錬金釜とか…面白そう
今後、お色気シーンは…
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今より増やせ
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このぐらいでいい
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もう少し減らしていい
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もっと減らして
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無くていい