あれってもしや次のイベントで実装される予定だったんですかね?
ちょうど着せ替えもそうっぽいですし
──中央歴1642年10月9日午後1時、マイカル東方沖上空、高度7000m──
「クソッ!なんだアレは!?」
オレの名は『アシュク・デーバン』。
グラ・バルカス帝国海軍第52地方隊、通称イシュタムの制空隊の隊長だ。
今回オレ達はムーとかいう時代遅れの兵器しか持たない劣等人種共の都市をぶち壊す為の下準備として、制空権を確保するために出撃していた。
まあ、劣等人種共のノロマ複葉機ならアンタレスはもちろん、シリウスにも追い付けないだろうが、採用されてからそこそこ経つリゲルは怪しい。
都市爆撃の主役は大型爆弾を搭載出来るリゲルなのだから、制空権の確保は必須だ。
「いったい何だったんだ、アレは!?」
楽な仕事だと思った。
雑魚を掃除したら機銃掃射でもして"狩り"でも楽しもうと思ったが、驚く事が起きた。
見たこともない飛行機が高高度を、高速でこちらには目もくれずに飛び去ったのだ。
奴らが向かった方向には母艦のシェアトや他の艦が居る…10機に満たないぐらいだったから本格的な攻撃というよりは偵察なのだろう。
対艦攻撃用の武装を積んだまま、あんなに高く速く飛べる筈がない。
「チッ…無線も通じない磁気嵐だってのにどうやって気付いた?」
追いかけるのは早々に諦め、進路を再びマイカルに向ける。
磁気嵐のせいで無線が使えないため、手信号や持ち込んだ黒板とチョークで部下達と意思疎通をする事を強いられているのが面倒だが、こちらが進路を変えれば部下もその通りにしてくれる。
「まあ、どうせ偵察だろうし、攻撃にしてもあの機数じゃ対空射撃にあって返り討ちだ。オレ達が心配する必要はなさそうだな」
シェアトには巡洋艦や駆逐艦が護衛に付いているし、なにより今回は近衛兵団経由の出撃命令だからなのか近接信管がたっぷり支給されている。
万が一アレが攻撃目的だったとしても、攻撃の為に高度を下げればそれが最後だ。
濃密な弾幕の前では多少速度に優れていようが無意味だろう。
「無駄に燃料を食ったな…こりゃ狩りの時間が減る…」
急上昇と急加速をしたせいで予定より燃料を消費してしまった。
これでは滞空時間が減り、地上への機銃掃射が可能な回数が減ってしまう。
そんな事を考えていると…
──バンッ!
「……あ?」
150m程先に居た部下の機体が爆発し、火の玉となった。
「あっ…ぶっ!」
飛散したオイルが風防に付着し、前方視界が塞がれる。
そのまま真っ直ぐ飛んでいては不味い。
何故ならば飛び散った破片や、炎上する機体そのものに突っ込んで此方もただでは済まないだろうからだ。
素早く操縦桿を押し込み急降下して部下だった物を回避しつつ、風圧でオイルを吹き飛ばしてやる。
「なんだっ!?燃料系がイカれたか!?」
前にどこぞの部隊で燃料系の小さな亀裂のせいでエンジンへガソリンが噴射され引火、そのまま燃料タンクまで火が回って爆発炎上したという事故があったと聞く。
中央艦隊のお古を使っているからには機体に不具合があっても不思議ではないが…
──バンッ!
「っ!?」
頭上で爆発音し、赤い爆炎が機体を照らす。
見上げれば先ほどとは別の部下の機体が爆発炎上し、錐揉みしながら墜落してゆく最中であった。
まさかまた劣化か整備不良による事故か…いや、それはありえない。
こんな大事故はいくら機体が劣化していようが杜撰な整備をしていようがそうそう起きるものではないし、立て続けに2度も起きるとは考えにくい。
まさか……
──バンッ!バンッ!バンッ!
「敵か!?」
爆発音がする度に爆発炎上する機体。
これは間違いない、敵の攻撃だ。
しかし、どこからどのような手段で攻撃しているか見当がつかない。
──バンッ!
「あれは!?」
目を皿のようにして必死に敵の姿を探していたら、部下の機体に何かが向かって直前で炸裂したのが見えた。
細長い、小さな翼が付いたそれはまるで矢…いや、それはおそらくロケット弾なのだろう。
そして直撃する寸前に炸裂したという事は、近接信管を装備しているのかもしれない。
「近接信管付きのロケット弾を飛ばしているのか!?」
我が国でロケット弾は制式採用されてはいないが、ユグドで何度か敵が使ったのを見た事がある。
実際に撃たれた事もあるが、ヒョロヒョロとした軌道で飛んでくる頼りない、苦し紛れの兵器といった印象だったのだが…
「馬鹿な…ロケット弾で遠距離から撃っているのか!?」
ロケット弾を撃っている敵の姿は何処を探しても見当たらない。
こちらが視認出来ない距離から撃ってきているとなれば、いったいどのような手段でこちらの位置を正確に把握しているのか…
「ん!?」
西の空に見える小さなゴミのような点。
それは徐々に大きくなり…その詳細な姿が視認出来るようになった。
「な、なんだありゃ!?」
長方形の箱を削り出して作ったような胴体の左右に大きく開いたダクト、低翼配置の主翼は中程からやや上反りになっていて、尾翼は逆に下向きに垂れ下がるように付いている。
空を飛んでいるからには飛行機だが、プロペラも無いのに飛んでいるとはどういう事だろうか。
しかしまあ、何とも妙な…というより醜い飛行機だ。
「もしかしてアレがやったのか!?クソッ、敵討ちだ!」
状況的にあの妙な飛行機がロケット弾で部下弾を撃墜したのだろう。
おかげで自分含めて18機居たアンタレスは4機にまで減ってしまった。
このままやられっぱなしというのは屈辱だ。
スロットルを全開にし、操縦桿を引いて急上昇するが…
「んなっ…!?速…!?」
その飛行機は恐ろしく速かった。
真正面に見えていた筈なのに、直ぐに顎を限界まで上げて見る程だ。
──ブゥゥゥゥゥゥンッ!
まるで電動ノコギリのような妙な音と共に、敵の飛行機から3本の光の線が飛び出し、それが生き残った部下の機体に直撃する。
するとアンタレスは直ぐにバラバラになってしまい、破片が力無く海に落ちていった。
「機銃!?クソッ…なんて速さと動きだ!どこの戦闘機…」
主翼に描かれた星と錨のマーク。
確かあれは東方にあるとかいうアズールレ
──同日、マイカル東方沖、エンタープライズ艦上──
「…ダウン。敵戦闘機隊、全機撃墜だ」
艦橋内に投影されたディスプレイにはキャノピーや主翼を撃ち抜かれ、スクラップのような有り様となって墜落するアンタレスの姿が映し出されていた。
このディスプレイはエンタープライズが放った艦載機がキャノピーから見ている景色が映し出されているのだ。
「16発中、14発命中か。百発百中とはいかんが、機銃なんかと比べればとんでもない命中率だな」
「あぁ、そうだな。だが指揮官、これは敵が気付いていなかったからだ。もし勘付かれて回避行動をされたら命中率はもっと下がったはずだ。それにあのミサイルは低高度の目標には使えない。万能とは言い難いな」
感心する指揮官にエンタープライズが補足するように告げる。
「確かにお前の言う通りかもな。タネが割れればいくらでも対策しようがあるが…だが、ミサイルだけじゃなくて搭載機もあれだけ使えるなら対策の対策をするのも難しくはない」
そう言って指揮官は甲板で待機している艦載機を見下ろす。
それは先ほどアシュクの部隊を襲った戦闘機の同型『F-4K』だ。
これまで開発されていた艦上戦闘爆撃機F-111Bが重量過多やコスト高、運用空母の問題等から頓挫した事に対する代替案として開発された『F-4 ファントムⅡ』だが、現状最大の空母であるエンタープライズ以外でも運用出来るように降着装置の改良や、燃費向上を狙ってターボファンエンジンを搭載した新型機だ。
そして今回出撃した機体は4機、それぞれが射程30kmのセミアクティブレーダー誘導式の空対空ミサイル『AIM-7E スパロー』を4発、そしてM61バルカン砲ガンポッドを3基装備していた。
「そうだな。現状、グ帝と戦うのなら十分過ぎる性能だ。もちろん、油断は禁物だが…」
F-4はルックダウン能力を持ち100km先の目標を探知出来るのだ。
それだけでもかなりのアドバンテージである。
「そうだな。まあ、お前が居れば俺達は無敵だ。負けるのは想像出来んな。頼りにしてるぜ」
「まったく…あなたという人は…」
──とすっ…
恥ずかしそうにはにかみながら艦長席に座る指揮官の膝に腰を下ろすエンタープライズ。
その最中、モニターにはF-8とF-4の部隊によってイシュタムのシリウス部隊が蹂躙されていたのは最早言うまでもないだろう。
指揮官とKAN-SEN、イチャつき過ぎじゃない?と思いますよね
私もそう思います
今後、お色気シーンは…
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今より増やせ
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このぐらいでいい
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もう少し減らしていい
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もっと減らして
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無くていい