特にチラ見せ艦は艤装からして戦艦っぽくもあるし、グアムっぽさもあるし…
計画艦としてモンタナ級か、はたまたEN版周年イベントの目玉としてアラスカ級の未成艦か…今からワクワクしますね!
──中央歴1642年11月3日午前10時、レイフォリア、東部戦線参謀司令本部──
グラ・バルカス帝国による世界征服戦争の最前線、対ムー戦線…グ帝呼称『東部戦線』の参謀司令本部には対ムー戦を遂行する将官達の殆どが集められていた。
「……これは…どういう事なんだ…?」
大会議室に集まった彼らは困惑の中、首を傾げる事しか出来なかったがそのうちの一人、カイザルが沈黙に耐え兼ねたように口を開いた。
カイザルを始めとした将官の前にあるのは、先日のアズールレーン代表者による訪問の様子…レイフォリアにある各新聞社が撮影したアズールレーン艦隊や航空機の写真が印刷された資料の束であった。
そんな資料の中でカイザルが注目しているのは、たった1隻の戦艦が30隻近い艦隊となった前後の様子を撮影した写真である。
「これは本当に起きた事なのか?」
「カイザル閣下、実を言うと私は"それ"を目の当たりにしました。正直言って自分の頭や目がおかしくなったのだと思いましたが…残念ながら視覚検査も精神検査も問題無しの健康体でした。強いて言えば血圧が高かったぐらいです」
未だに信じられないといった風に誰ともなく問いかけるカイザルに応えたのは、マグドラ群島にてミ帝艦隊と矛を交えたアルカイドであった。
彼は被害を受けたとはいえミ帝艦隊を撃滅した功績から常設の第六遠征艦隊の司令官に任命されており、アズールレーンが来訪した際には海軍司令部の屋上から見物していたのである。
「血圧の事は個人で管理してくれ。しかし、君程の男が精神を錯乱するとは思えない。やはり事実か…」
そう言ってカイザルが資料を捲る。
そのページには、外務省が入手したムーの新聞…超音速機や誘導兵器、KAN-SENに関する事が書かれたオタハイト・タイムズのコピーが綴られており、カイザルはすでに3度は読んだそれを再び読み返す。
「……やはり信じられないが、第52艦隊が全滅したとなればこれらの兵器が存在したと認めざるを得ないな。イシュタムは練度こそ我々中央艦隊には及ばないが、少なくとも駆逐艦の1隻も、艦載機の1機も…通信の一報も残せぬまま一方的に殲滅されるというのは考え難い」
「カイザル閣下、その超音速機について我が方のパイロットが証言していました」
挙手しながら発言したのは陸軍航空隊大佐の『パース・ビレッジア』であった。
「現れたアズールレーン艦隊の艦載機を迎撃する為に私の指揮下にある航空隊がスクランブル発進したのですが、パイロットは一様にとんでもない速さと運動性だったと証言していました。小回りこそ我が方のアンタレスの方が優れているという証言もありましたが、別の証言では敵機は少なく見積もっても900km/hもの速度が出ているとの事です。此度、敵機は高度2000m以下を飛行していましたが、より高い高度…つまり空気が薄く、抵抗が少ないような高度で飛行した場合にはより速度を出せるかもしれません。それこそ本当に超音速飛行も…」
──バンッ!
パースの言葉を遮るようにして何者かが机に拳を叩き付けた。
このような場でそんな振る舞いをすれば顰蹙を買い、摘み出されても文句は言えないが、誰もそうする事は出来なかった。
「バカバカしい、蛮族のプロパガンダに踊らされるとは何たる事か!…やはり陸軍にしか行けないような者は知性に欠けるな」
個人だけではなく組織全体を侮辱する言葉にパースはムッとしたような表情を浮かべるが、反論する事はなかった。
何故ならば発言の主が近衛兵団のNo.3である武装隊長官の『アミズ・ユルナイク』であったからだ。
近衛兵団創設の原因である軍のクーデター未遂が陸軍中心によるものであった為、伝統的に陸軍は近衛兵団に逆らう事が出来ないのである。
「しかしアミズ長官、我々は現にこの目で何も無い場所に眩い光と共に艦隊が現れる様子も、アンタレスを翻弄する高速戦闘機も確認しています。それをプロパガンダと言って切り捨てるのは些か早計ではありませんか?」
「軍神も鈍るものだな。良いか?超音速飛行に人体は耐えられないというのが物理学の常識であり、誘導兵器などという空想科学の産物が異世界の蛮族共に作れる筈もない。何より…このKAN-SENとかいう存在は実在する訳がない!軍艦が人間の姿に変身したとて、何千何万トンにもなる鋼鉄をそんなサイズにするなぞ物理法則に反している!」
カイザルが慎重論を唱えるが、アミズはそれを頭ごなしに否定する。
しかし、アミズの言葉も理解出来ない訳ではない。
特にKAN-SENという存在はカイザルも信じ難いと考えており、それと同列に扱われる超音速機と誘導兵器もプロパガンダに思えてしまう。
「しかし、この世界には魔法という不確定要素が存在します。もし、魔法によって人間を軍艦の姿に変身させられるのだとしたら…」
「下らん!例えそのような魔法があったとて、所詮は張りぼてであろうし、連中の艦隊もすぐさま消え去ったではないか!」
アミズの言う通り、アズールレーン艦隊は暫くすると消え去ってしまっていた。
これに関してはただ単に指揮官がグ帝の艦との衝突を避ける為にKAN-SEN達へ艤装を格納するように指示した為であるが、グ帝側…アミズはこれを魔法を保てなくなった為だと認識してしまっていた。
故に囮として使われても脅威ではない…そう考えているのだ。
「なら艦載機はどうします?アレは間違いなく陸軍航空隊の…」
「陸軍の言う事なぞ信用出来ん!おおかた自身の失態を隠す為に敵を過大評価しているだけであろう!」
カイザルは頭がグラッとするような感覚を覚えた。
近衛兵団のヒステリックな民族主義と陸軍嫌いのせいで敵に対する正当な評価が出来ないでいる。
こんな連中が軍を監督する立場にあり、事ある事に口を挟んでくるのだから堪ったものではない。
「…分かりました。しかし、ミリシアルの空中戦艦のような未知の兵器が存在する事もまた事実です。アズールレーンの情報収集はより強化すべきだと…」
「うむ、そうだな。奴らは畏れ多くもグラ・ルーメン陛下のお姿を真似て我々を惑わそうとした大罪人だ。決して生かしてはおけない。ムーを攻略し、ミリシアルを撃滅した後はアズールレーンを殲滅するのだ。それまで作戦の手を緩める事は許されんぞ」
アミズの言葉に軍関係者の顔が一様に曇るが、特に発言もしない。
その沈黙を肯定だと捉えたアミズは、満足そうに頷くと言葉を続けた。
「首謀者は処されたとはいえ、貴様ら軍部は世界の支配者たる優等種バルカス人の象徴である皇帝陛下に弓を引いた罪を背負っているのだ。その罪を雪ぐ為には、この広大なる世界をバルカス人の楽園とする為の尖兵となる以外無いのだからな」
皆さんお分かりかもしれませんが、近衛兵団は感情的な民族主義でグ帝に無茶な戦争をさせる役回りです
今後、お色気シーンは…
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今より増やせ
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このぐらいでいい
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もう少し減らしていい
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もっと減らして
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無くていい