時間があったので連続投稿です
話の進み方が少し遅いかな?と思ったので駆け足気味です
──中央暦1639年12月9日午後3時、デュロ基地上空──
──バチンッ!
ランカスターとグライダーを繋いでいたワイヤーが外される。
滑空状態となった無動力グライダーは最早、引き返す事は出来ない。
「よーし、これでもう戻れない!我々に出来る事はただ一つ!敵基地に強行着陸し、占領する!」
グライダー『AS.51ホルサ』の機内でチャーリー・ケリー軍曹が兵士達を鼓舞するように声を上げる。
彼が率いる100名の空挺部隊は改めて自らの得物を点検し、作戦に備える。
「大尉殿!捕虜の取り扱いについて確認しておきたいのでありますが!」
ドワーフ族の兵士が手を挙げて質問する。
因みに、ケリー軍曹は『軍曹』と名乗ってはいるが実際の階級は大尉だ。ややこしいが、本人は軍曹という呼び名が好きらしく親しい者にはそう呼ばせている。
「どうした!」
「はい!敵兵が降服してきた場合なのですが、射殺してもよい…で、よろしいでしょうか!」
「そうだ!我々の方が数が少ない。降服した者を一々受け入れる余裕は無い!我々の作戦目標は敵司令官クラスの人物を確保する事だ!分かったか!」
「サー!イエスサー!」
兵士の言葉にケリー軍曹が答えていると、着陸支援の為に着いてきた8機のアヴェンジャーが機種を下げて降下し始めた。
──ヒュルルルルルルル……ドンッ!ドンッ!ドンッ!
アヴェンジャーから投下された爆弾が着弾し、爆炎と共に基地の建物が弾ける。
逃げ惑う兵士の様子がはっきり見える…いや、表情まではっきり見える。どうやらかなり高度が下がっているようだ。
──バキッ!バキッ!
そんな中、突如として2機のグライダーが空中分解を起こした。
グライダーの塔乗員は25名。空中分解を起こせば、それだけの兵士が墜落死するという事である。
しかしグライダーは6機あり、作戦に参加する歩兵は100名。4機で丁度100名の計算だ。
そうなれば残り2機は何故存在するのか?
《アッセンブル1、降下開始!》
《アッセンブル2、同じく降下開始!》
それは只のグライダーではない。
アズールレーン制式採用人型兵器『スコープドッグ』をうつ伏せにし、そこに翼や機首を取り付けたものだ。
一定高度まで降下すると、爆薬により飛行に必要な機材を排除、バックパックに取り付けたパラシュートと制動用ロケットにより落下速度を落として着陸する。
「着陸するぞー!衝撃に備えろ!」
一方、兵士を運んでいたグライダーも着陸した。
木製の機体は着陸の衝撃により、ミシミシと軋む。それでも兵士達を戦場へと無事に届けられた。
「GO!GO!奴らが体勢を立て直す前に制圧するぞ!」
グライダーのランプが開き、完全武装の兵士達が混乱の渦中にあるデュロ基地を制圧すべく走り出す。
──タタタタタタタッ!
爆弾が炸裂した事により生じたクレーターに飛び込み、伏せた兵士がステンガンのトリガーを引き9mm弾による弾幕を張る。
「グレネード!ワン!ツー!」
十名程度の皇軍兵士が建物に潜んでいる事を確認すると、手榴弾のピンを抜きレバーを飛ばして数を数える。
「スリー!」
3つ数え終わったのと同時に、窓から建物の中へ手榴弾を投げ込む。
「なっ…なん…」
──ボンッ!
「ぐぁぁぁぁぁぁ!」
「あぁぁぁ!あぁぁっ!耳がぁぁぁ!」
「何…何が!」
屋内という閉鎖空間で炸裂した手榴弾は爆風と破片で皇軍兵士を殺傷し、それから逃れた者も爆音と衝撃波で混乱している。
「行け!行け!突入ぅぅぅぅぅ!」
窓から兵士が突入し、動く者があれば容赦なく弾丸を叩き込む。
この世の地獄と評された鉄血と北連による東部戦線を経験した者達から叩き込まれたCQB、それは平野での戦闘を得意としていた皇軍兵士達にとっては未知のモノだった。
「地竜部隊はまだなのか!?」
「ダメです!竜舎が襲撃されているようで……」
──ボトッ
「あん?」
建物の影に身を寄せ、通信士に地竜部隊への交信を指示していた小隊長の足下に何かが転がってきた。
楕円形で、表面がゴツゴツした拳大の金属の塊…微かに、シュー…と聴こえる。
小隊長は嫌な予感…濃厚な死の匂いを嗅ぎとった。
「逃げっ……」
──ボンッ!
その言葉が終わる前に金属の塊こと手榴弾が炸裂し、爆風と共に砕けた外殻が飛び散り彼と彼の部下数人は致命傷を負い、この戦場から退場した。
──ダダダンッ!ダダダンッ!ダダダンッ!ダダダンッ!
「弾が無くなってきた!アファム、弾持ってこい!アファァァァァァァァム!」
M1919A6マシンガンを腰だめに構えて猛烈な弾幕を展開していた兵士が、同僚である弾薬係の兵士に追加の弾薬を要求しながらも射撃は続ける。
「有ったよ、弾が!」
「でかした!」
アファムと呼ばれた兵士が両手に弾薬箱と、腰に剣のように替えの銃身を挿して持ってくる。
「よっしゃあ!まだまだ行けるぜ!アファァァァァァァァム!」
手早く銃身を交換し、弾帯を装填すると再び射撃を開始する。
そうして敵の動きを制限し、別部隊が回り込んで殲滅する。
そんな事を繰り返していると、戦線はあっという間に司令部の建物まで押し上げられた。
「あそこが司令部だ!敵の守りが硬い!」
「迫撃砲を使うぞ!」
「了解!そうて~ん!」
──シュポンッ!
砲口から落とし込まれた砲弾の尻が砲尾の撃針に接触し発射薬に点火され、81mm砲弾が発射される。
──ヒュルルルルルルル……
「なんだ!?何かが落ちてくるぞ!」
司令部の前を守っていた部隊の隊長が空を見上げるが、それ以上何か出来る訳でもなく。
──ドォォォォンッ!
迫撃砲弾が着弾し、爆風により皇軍兵士の死体が宙を舞う。
《すまん、遅れた!》
《地竜の処理に手間取ってな。》
司令部への道を確保した部隊の元に、地竜を片付けた2機のスコープドッグが合流する。
「よし、お前らは敵増援を警戒!歩兵部隊は私に続け!ライフルよりも手榴弾とハンドガンを持っていけ!」
「「「了解!」」」
ケリー軍曹の支持に従い、司令部の建物へと突入する兵士達。
──パンッ!パンッ!パンッ!ボンッ!
狭い屋内では長いライフルは寧ろ邪魔だ。
ならばハンドガンやサブマシンガンのような取り回しの良い銃を持ち、敵が潜んでいそうな部屋には手榴弾を投げ込む。
世界で最も過酷な市街戦を経験した、鉄血・北連の兵士から訓練を受けたアズールレーン空挺部隊のCQB能力は確かなモノだった。
「開けろ!アズールレーンだ!」
まるで乾いたスポンジに水が染み込むように基地を制圧していった部隊は、あっという間に司令部も制圧した。
それは時間にして、1時間もかからなかっただろう。
司令室の扉へとたどり着いた兵士達は、蝶番を爆薬で破壊し内部へと雪崩れ込み基地司令であるストリームを確保した。
──同日午後6時、デュロ沿岸部アズールレーン海兵隊前線基地──
艦砲射撃により瓦礫の山となったデュロの港。
そこには、LST-1やLCMといった揚陸艦が海岸に乗り上げており、瓦礫を片付けて作った広場にはOD色のテントが軒を連ねていた。
「デュロ基地の司令官の様子はどうだ?」
「あぁ、彼かい?少なくとも今のところは、此方に従っているよ。市街地に潜んでいる皇国軍兵士に対する武装解除の呼び掛けにも協力的だ。」
そんなテントの合間を指揮官とノーザンプトンが歩いていた。
「街外れの難民キャンプは?」
「彼らは戦う術を持たない一般市民だ。監視こそしているけど、此方から干渉はしないようにしているよ。」
──てーてけてーけ♪てーてけてーけ♪てってってー♪(戦え!ロイヤルメイド隊のBGM)
ノーザンプトンの言葉に満足そうに頷く指揮官の懐から唐突に軽快な音楽が流れた。
「……ロングアイランドからか。」
懐から音楽の発生源…スマートフォンを取り出すと、画面をスライドさせて応答する。
「俺だ。……あぁ…成る程。ようやく出来たか…分かった。エセックスに向かってくれ。」
「ロングアイランドからって事は……例の"アレ"かい?」
通話を終了させた指揮官に向かって、首を傾げて問いかけるノーザンプトン。
それに対し、指揮官は頷いて応えた。
「そうだ。上陸したばかりで悪いが……」
「エセックスまで送ってくれ……でしょ?私は構わないよ。」
「悪いね。」
そんなやり取りをしながら踵を返して海岸へと戻る二人。
中央暦1639年12月9日午後8時。
第四列強であるパーパルディア皇国の工業都市デュロは、アズールレーンの手によって占領された。
このニュースは世界に衝撃を与え、パーパルディア皇国の勝利を信じて止まなかった皇国臣民、及び一部貴族や皇族すら皇国の勝利を疑い始めていた。
ふと、ですね日本国召喚で、マクロス召喚というのを思い付いたんですよ
アンタレス戦闘機をバルキリーがバッタバッタと薙ぎ倒し、復活した魔帝のパル・キマイラにクォーター級がダイダロスアタックするという
思い付きはしたんですが、平行して執筆出来る気がしないので誰か書いて下さい(丸投げ)
あ、因みに私はVF-25Sが好きです
あの三つ目っぽいバイザーアイがいいですよね
今後、お色気シーンは…
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今より増やせ
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このぐらいでいい
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もう少し減らしていい
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もっと減らして
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無くていい