空隙の町の物語   作:越季

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14-9「witness/歌仙兼定『真実』(前)」

 ダン、という音と共に、白い壁に僅かな振動が走る。音と振動の発生源である己の拳を握り締めて、獅子王は絞り出すように無念を吐き出した。

 

「畜生、主が、どうして……!」

 

 それは、その場にいる全員の意思を表していた。言葉にはせずとも沈痛な面持ちをしている春光隊の面子は、その言葉に何も応えられない。

 

 ——明日までもつか、それすらも保証出来ません。我々も出来る限りの事はしますが、心の準備をしておいて下さい。

 気絶するように眠り、目が覚めて審神者の様子を見に行こうとした早朝。薬研と共に医師の見解を聞いた歌仙は、希望が断たれた事に強い目眩を起こしてしまった。薬研にとっさに支えられたものの、頭を起こす事が出来ない。目頭が痛み、一つ雫を落とすと次から次へと雫は溢れ出る。

 境界さえ超えれば、何もかもが良くなると信じて動いていた。きっと審神者は医師に診て貰えて、病院で治療して、自分達の主として再び活動出来るようになるのだと。足止めしてくれた仲間達の願いも叶って、きっと彼等も浮かばれるはずだと。

 しかし、結果はこれだ。審神者は、とうに限界を超えていた。むしろ今日までよく生き延びたと、医師に驚かれたくらいなのだ。地獄のようなあの場所ではなく、平穏と言えるこの区域まで逃げ延び命を繋いだ、それが奇跡なのだと。

 審神者の奇跡は、もう使い果たしてしまった。彼女との別れを受け入れる事、それが今の歌仙達に課されている命題だ。

 

「……服、用意して来る」

 

 重い足取りで長谷部は歩き出す。背中を丸めてとぼとぼと消えて行くその様は、痛々しくて仕方がない。長く転々として来てようやく受け入れてくれた場所の主人が、予断を許さない状況になってしまった。「彼等」だって、相当に悲しんでいるはずなのだ。一人になろうとしているのは、きっと「長谷部」のプライドからだ。

 先に病室へと入るよう看護師に告げられて、五振りは手をアルコールで清めて中に入る。

 病室の一番手前にあるベッドに、審神者はいた。体に様々な管を繋がれ、口には透明なマスクを着けられている。目を閉ざしているが呼吸は辛うじてしているらしく、ベッド横に置かれている画面に数値と波打つ線が映し出されている。

 ベッドの側に立ち、審神者に声を掛けようとする。けれど、何も言葉にする事が出来ない。口を開けばみっともなく泣き縋ってしまいそうで、それでも話しておかなければと思っても、彼女に掛ける言葉が分からない。

 体を得てから、初めて人間と死に別れる。歌仙はどうしても、言ってはならない言葉を言ってしまいそうな自分を恐れて、何も話せなかった。他の刀も何を話せばいいのか分からないのだろう、歌仙と同じように沈痛な面持ちで沈黙し続けていた。

 看護師がいつの間にか、審神者からマスクを外していたらしい。目を微かに開けている審神者は、苦しそうに息を吐きながら微笑んだ。

 

「そんな顔をしないで下さい。私は、充分幸せでしたよ」

 

 違う、と言いたくなった。審神者はもっと幸せになれるはずだったのだ。刀達と心を通わせて、いずれは人間の友達も作って、そして優しさを持った綺麗な女性になって欲しかったのに。

 もう少し、早く決断していれば。それはたらればの話だ。けれど、そう思わずにはいられなかった。

 

「ああ、でも……」

 

 審神者は目を伏せて、微かに諦観を乗せ呟いた。

 

「……私は、こうして生きていた事すら忘れられちゃうんでしょうか。それは少し、寂しいですね」

 

 ——ああ、ようやく言葉にしてくれた。歌仙は目頭を熱くさせながら、目を閉じた。

 審神者は刀剣男士に対して個人的な欲求はほとんどしなかった。それは彼女の育ちの所以なのかもしれない。けれど、子供はある程度のわがままを言うのが健全だろう。その点で、彼女は不健全であった。時々ぬいぐるみを欲しそうに見ていたり、己の中の恐怖を吐露していたりしていたくらいだ。短刀達と混ざって遊んでいる事もあったが、自発的ではなかった。

 その彼女が、今際の際にだが自分を忘れないで欲しいと願いを口にしたのだ。元気な状態なら存分に祝福したかった。

 本当に——本当に、世界は意地が悪い。

 

「忘れない」

 

 歌仙は声を震わせて、そう断言した。審神者が虚ろな目で歌仙を見つめる。

 

「忘れるものか。君はいつだって、僕達の事を理解しようと努めて、細やかな配慮していたじゃないか。それにどんな苦境でも頑張って生きようとしていた。その生き様を、優しくあろうとしたその姿を、忘れるのは僕が許せない。僕は決して、君の事を忘れないと誓おう」

 

 審神者は虚ろな目にうっすらと驚きの色を乗せる。続けて薬研達も、審神者に向かって決意を表した。

 

「俺も忘れない。あんたみたいな子供が、幸せを掴もうと動いていたのを知ってる。命を粗末にしなかった人間を、悪いようには思わねえよ」

「俺も、忘れません。懸命に生きようとした優しい人を、俺は絶対に忘れたくないです」

「……どうして、もっと早く言ってくれなかったかなあ。主との付き合いは長いとは言えないけど、意地がある人間だって知ってたら、ただの優しいだけの人間じゃないって分かってたら、話せなかった事を悔いる事だってなかったのに。きっと忘れられねえよ、ずっと」

「主は、不思議な子供だった。清い心と強い意志を持っていたのに、自分の事はおざなりにしていたんだ。どうしてそうなったのか、知った今では……忘れる訳にはいかなくなった。主みたいな子は、この世に沢山いるのだと忘れる事が罪だと知ったからね」

 

 審神者の小さな手を握り、五振りは審神者に忘れないと宣誓していく。小さな手からは温度が少しずつ抜け落ち始めていたが、審神者は確かに刀達の手を握り返した。ありがとうございます、と微かに礼を述べながら。

 

「……でもいいんですよ、忘れたって。だって皆様は、これから次の審神者様に仕える事になるかもしれない。その時に、私の記憶など邪魔でしょう? 時折、そんな人間がいたと一瞬思い返すだけでいいんです。私は、それで充分ですから」

 

 まだそんな事を言うか、と嘆息したが、実際に彼等は選択する事を強いられていた。刀解、戦場での破壊、別の部隊への配属。この区域の上層部からはゆっくり考えるといい、と言われていたが、五振りはそれらを選べる気がしなかった。刀解と破壊は論外、別部隊への配属だって、主に考えなければならないのは新たな審神者だ。今の審神者を忘れたくない彼等にとっては、苦行であると言える。

 それに——春光隊は、この区域の上層部を信じ切れていない。あの区域の上層部とは違うのかもしれない。けれど似たような状態である事を否定も出来ないのだ。その懸念がある以上、他の部隊に行くのも憚られた。

 歌仙は四振りの顔を見てから首を縦に振り、審神者の手を握り直した。

 

「僕達は、君以外の審神者に仕える気はない。かと言って、刀解や破壊も選ぶ気もないんた。いっその事、流浪の鳴狐のように政府に属さずに生きていくのもありだと考えている。僕達は、君を忘れる事を選ばないよ」

 

 審神者は目を小さく見開いてから、看護師のいる方へと顔を向けた。看護師に何か話しかけ、窓際に置かれていたクマのぬいぐるみを取りに行って貰う。ぬいぐるみを持ち上げた看護師は一瞬訝しむ表情をしながらも、審神者の頭の横に置く。審神者は微笑みながら、歌仙にぬいぐるみを受け取るように告げる。

 

「これを、長谷部さんに。いざという時に、と言えば分かると思うので」

 

 歌仙はぬいぐるみを持ち上げた。少しずっしりとした重みを感じる。このぬいぐるみは、こんなに重かっただろうか。看護師が変な表情をしていたのはこのせいか、と考えていると、審神者は五振りに虚ろで不安そうな目を向ける。歌仙は背筋を伸ばし、次の言葉を待った。

 

「——私は、貴方達の主に、なれていましたか?」

 

 歌仙は悲しそうに目を細めて、審神者の問いに答えた。

 

「当たり前だよ。君はきっと、完璧な審神者ではなかったんだろうけど。それでも、僕は君が主で良かった」

「そうだな。俺も、あんたが大将で良かった」

「やだなあ、これでお別れなのかと思うと……それぐらい、俺は貴方が大事でしたよ」

「短い付き合いだったけど、俺もあんたが主になってくれて良かったよ」

「別れというのがこれ程悲しいとはね……私も、君が審神者でいてくれて良かった」

 

 五振りが審神者の手を再び取り、感謝の意を込めて握り締める。審神者は目に涙を溜めて、小さく息を吐いた。

 

「そうですか、良かった……」

 

 審神者は微笑んで、そう安堵の言葉を漏らす。五振りは目の前に訪れている別れに、心臓を軋ませながら手を離した。

 

 ——そういえば、長谷部は一体どこまで買いに行ったんだ?

 

 歌仙がふとこの場にいないひとりの事を考えていると、審神者が再び口を開いた。

 

「……それと、ぬいぐるみを使うのなら、もう一つお願いしてもいいですか?」

「え? 君の願いなら、叶えるつもりだけど……」

 

 歌仙は反射的にそう頷いていた。他の四振りも唐突に告げられた問いに小さく頷いた。ありがとうございます、と言ってから審神者は天井を向いて話し始めた。

 

「あの方は……あの人は、私以上に辛い思いをしてきました。私は、本当はあの人に幸せになって欲しかったんです」

 

 あの人。それは一体誰で、何故今話に出ているのか。審神者の目には、郷愁の気配が見える。彼女は、一体自分達に何を願うつもりなのか。

 

「だけど、私は皆様の主だから。なかなかあの人だけにかかりっきりにする訳にはいかなかった」

「主……何を言っているんですか?」

 

 鯰尾が疑問の色を隠そうともせずに言った。他の三振りも、似たような表情だった。それはそうだ、いきなり知らない誰かの話を出されて、困惑しない訳がない。

 しかし、次に続く言葉で——歌仙の顔が驚愕で強張った。

 

「長谷部さんの事を——お兄ちゃんの事を、皆様にお願いしたいんです。皆様がこの世界に生まれてきて良かったと私に思わせてくれたように、あの人にもそう思って貰いたいんです」

 

 ——は? 今、主は何と言った?

 率直に思ったのは、混乱の渦に叩き込まれた一言だった。

 刀剣男士に姉妹はいない。だとしたら、彼女が言う「お兄ちゃん」とは——「彼」以外にあり得ない。

「彼」には確かに、妹がいると言っていた。そして研究所で引き離されて以来、彼女をずっと探していたとも。

 もし、彼女の言う事が出任せでなかったとしたら、彼女は——

 

 ドサリ、と物が落ちる音がした。静寂に支配されたその空間で、その音がやけに耳に響く。

 ばっと振り返ると、顔を強張らせて目を見開き、顔色を悪くさせている長谷部が立っていた。

 

「……どういう事ですか」

 

 長谷部は落ちた荷物など目もくれず、真っ先に審神者のいるベッドへと歩み寄る。そして審神者の顔を覗き込むように身を乗り出し、審神者へと迫った。

 

「今の……っどういう事ですか。貴方が、俺の……それは、本当に——どういう事なの、ねえ!」

 

 長谷部の語調が乱れている。言うまでもなく、「彼」が前面に出ているのだろう。隠し事を詰問するような、事実を否定して欲しいと懇願するような、震える悲痛な声で長谷部は叫んだ。

 けれど、現実は「彼」に冷酷だった。

 

「——お兄ちゃん、ごめんね」

 

 審神者が腕をゆっくりと持ち上げて、長谷部の頬に指をあてがう。そして微かな力を振り絞り、彼の頬に流れている涙の痕ごと拭い去った。

 

「私ね、お兄ちゃんに幸せになって欲しかった。地獄のようなあの場所で、ずっとお兄ちゃんに幸せを貰ってきたから、それを少しでも返せればと思ったの。……でも、私は審神者になった。私情で一人だけにかかりっきりにする事は、どうしてもできなかったの」

 

 審神者が長谷部の片頬を包んで、言葉を紡いで行く。長谷部は震える手で審神者の手を握り、唇を震わせていた。

 

「……お兄ちゃん。いっぱい泣いて、いっぱい怒って、いっぱい笑って、いっぱい皆に頼ってね。それは、きっと大きくなるのに必要な事。——幸せになるのに、必要な事」

 

 ——審神者の覚悟を舐めていた。それを今になっては悔やむ事しか出来ない。

 どんなに悲惨な境遇だったとしても、きっと肉親に会ったならそれなりの感情を露わにすると思っていたのだ。例えば恐るべき、憎むべき親へは激情を。例えば、庇っていたという仲のいい兄なら歓喜を示すのではないか、と。

 それは彼女を「ただの子供」だと侮っていた事に他ならない。

 ——僕達の為に、会いたかったはずの兄への思慕を表に出さずに、ずっと……。

 審神者になったのだから、刀達へ平等に接していかなければならない。その制約を己にかけていた彼女は、自分が「彼」の妹である事をおくびにも出さなかった。精々「彼」と精神年齢が近いから懐いている、ぐらいにしか見えないように振る舞っていたのだ。

 今剣の推測は正しかった。他の短刀達が否定しても、もっと彼に話を聞くべきだった。そう思ってももう、何もかもが遅いのだが。

 

「……お土産話、沢山持って帰ってきてね」

 

 審神者の手から、力が失われていく。それでも彼女は微笑み続けた。長谷部の涙は溢れ続けて、審神者の手を濡らしている。長谷部の顔はしとどに、ぐちゃぐちゃになってしまっていた。

 

「できれば八十年分くらいあると、嬉しい、な」

 

 ふっ、と審神者の息が止まり、直後に耳障りな電子音が響く。絶命を示す電子音は、あまりにも無情に兄妹の別れを告げていた。

 長谷部は無機質な電子音に一瞬表情を失くして——それから涙を更に溢れさせ、叫んだ。

 

「うっ——うああああ……っ! トモエぇ……っ、何で、何で……っ!!」

 

 長谷部の——「彼」の慟哭が、病室に轟く。もう何も言わない彼女の手を握り、どうして、どうしてと問いを繰り返す。そうする事しか出来ないのだろう。目の前にある現実は、「彼」にとって余りにも酷過ぎたのだ。

 どんなに叫んでも、縋っても。懇願も祈りも届かないと分かっていても、「彼」にはそうするしかない。

 歌仙達は、何も言えなかった。——最期の最期まで兄妹を兄妹として会わせなかったのは、自分達だと理解してしまったから。

 

「……しばらく、二人だけにしてあげよう」

 

 そう告げた歌仙に、四振りは悲しそうに黙って頷いた。少し外に出てるから、と言って四振りは病室から出て行く。

 歌仙は最後に泣き続ける兄と穏やかな顔で眠る妹を目に焼き付けてから、病室を出た。

 

***

 

 やるべき事を終え、自分達の病室に戻った夜更け。トイレに行った長谷部を除く五振りは、それぞれのベッドの上で話をしていた。歓談と言うには、その空気は余りにも重かったが。

 

「……引っかかる所はあったんです」

 

 俯いた鯰尾がそう言って布団を握る。水色の検査着を纏い、下半身だけ布団に潜らせている彼は、懺悔するようにぽつぽつと溢し始めた。

 

「未だに上手く説明出来ないんですけど。でも、何か長谷部さんと主は仲が良いなあって、思ってたんです。当時は、同じ研究所出身だから通じるものがあるのかなって、軽く考えてたんですけど……手掛かりは、あちこちにあったのに。気付けなかったのが、悲しくて、悔しいです」

「……僕も、何でもっとよく調べなかったのかな。主に兄がいると分かっていたのに、それ以上の事を知ろうともしなかった。本当、情けないよ」

「そう、だな……俺も、さんざっぱら長谷部と話をしていたのに、何一つ真実に辿り着けなかった。そして気付いた時には全てが手遅れ……悔やんでも悔やみ切れん」

 

 初期からいた三振りは、長谷部と審神者の血縁に全く気付けなかった事を口惜しく思っていた。当然だ、過ごした時間が後から来た二振りよりも遥かに長かったのに、真実に行き着く事が出来なかったのだから。

 その結果が、長谷部の現状である。

 審神者が息を引き取った後、「彼」は鳴りを潜め「長谷部」が表に出る事が多くなった。彼もまた審神者と「彼」の関係に気付けなかったものの一振りだ。「彼」が泣き崩れた後、一言も言葉を発しないと「長谷部」は話していた。彼も相当参っている様子で、早まった事をしなければいいが、と言うその顔はやつれていた。

 石切丸と獅子王も、悲しみを滲ませて話し出す。

 

「今剣さんの話を、もっと真面目に聞いておくんだったなあ……。余りにも出来過ぎた話だったから、そんな事ある訳ないって真に受けなかったんだ」

「傷付き疲れ果てた兄を、生き別れた妹が救う……確かに出来過ぎた話だな、普通なら。でも、その可能性を微塵も考えなかった俺達も、捻くれてたのかね」

 

 獅子王の言葉を最後に、沈黙が下りる。それぞれが後悔の味を噛み締めて、目を伏せ黙り込んでいた。

 何がいけなかったのだろう。本丸発足時に審神者が少しだけ話した身の上話を、今の彼女には関係ないと忘れるようにしていた事か。それとも、長谷部が来た時に鯰尾ともっと話をしておくべきだったのか。あるいは、審神者が長谷部に懐き始めた時に、調べておくべきだったのか。

 考えても、答えは出ない。それでも歌仙は、己を責めるように思考を止めなかった。考えれば考える程、後悔の渦に呑み込まれるとしても、止めようとしなかった。

 ——思考を止めれば、目に焼き付けたあの光景と嗚咽が浮かぶ。考えていてもいなくても、自身を苛む事には変わりはない。それが、自分への罰だと諦めようとした。

 しかし、その自罰思考さえも間違いだと突きつけられる事態が起こる。

 

「……何か聞こえないか?」

 

 薬研がそう言ってドアの方向を見つめる。何だろう、と鯰尾も耳を澄まし——表情を一変させて布団を蹴飛ばし、ベッドから飛び出した。ドアノブに手を掛けたと同時に薬研が端的に尋ねる。

 

「何だった?」

「——長谷部さんだ。何か叫んでる、急がないと!」

 

 鯰尾がドアを開け放つと、歌仙にも聞こえて来た。——何かに向かって叫んでいる、長谷部の声が。

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