ありふれていない世界最強メイド【本編完結済み】   作:ぬくぬく布団

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布団「お待たせいたしましたぁあああ!忙しい時期が落ち着いた。そして、イベントは放り出して執筆したのでユルシテ」
深月「もう少し頑張りましょう」
布団「最近PCの調子がおかしいの。・・・買い換えようにもお金がね?」
深月「それでは読者の皆様方、ごゆるりとどうぞ」






氷雪洞窟と魔人族
メイドは生物兵器を開発しました


~深月side~

 

食事も終わり皆が寝静まった後、月明かりが周囲を照らす。その中に居る深月は、手に持ったステータスプレートを見て落ち込んでいた

 

はぁ・・・昇華魔法が手に入ったは良いのですが、この表記だと使えないという事で間違いないでしょうね。そして、技能が劣化しましたね

 

深月は昇華魔法を手に入れているのだが、ステータスプレートにはこう表記されている

 

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神楽深月 17歳 女 レベル:???

天職:メイド

筋力:43500

体力:80000

耐性:50500

敏捷:75000

魔力:47000

魔耐:45000

技能:生活魔法[+完全清潔][+瞬間清潔][+清潔操作][+範囲清潔][+清潔進化][+清潔鑑定] 熱量操作[+蒸発][+乾燥][+瞬間放熱][+放熱持続][+冷蔵][+冷凍] 超高速思考[+予測][+並列思考] 精神統一[+明鏡止水] 身体強化[+魔力吸引補強][+全属性補強][+全属性性能向上] 魔気力制御[+放射][+圧縮][+遠隔操作][+複合][+憑依][+魔気力展開] 気配感知[+特定感知] 魔力感知[+特定感知] 熱源感知[+特定感知] 気配遮断[+透化][+断絶] 家事[+熟成短縮][+発酵][+魔力濾過][+魔力濾過吸引] 節約[+気力][+魔力] 裁縫[+速度上昇][+精密裁縫] 交渉 戦術顧問[+メイド] 纏雷[+電磁波操作] 天歩[+空力][+縮地][+豪脚][+瞬光][+無音加速][+音越え][+無間] 幻歩[+幻影][+認識移動] 風爪 衝撃波[+収束][+拡散][+並列] 夜目 遠見 魔力糸[+伸縮自在][+硬度変更][+粘度変更][+着色][+物質化][+振動伝達] 胃酸強化 超直感[+瞬間反射][+未来予測] 状態異常耐性 金剛[+超硬化] 威圧 念話[+特定念話] 追跡[+敵影補足][+識別] 超高速体力回復 超高速魔力回復 魔力変換[+体力][+治癒力] 心眼[+見極め][+観察眼] 極致[+武神][+絶剣][+絶拳] 限界突破[+覇潰][+極限突破] 生成魔法 重力魔法 再生魔法 魂魄魔法 昇華魔法 忠誠補正[+成長補正][+技能獲得補正] 言語理解

称号:メイドの極致に至る者

 

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昇華魔法の部分だけに線が引かれているのだ。そして、更なる特異な部分―――状態異常完全無効の技能が耐性にまで低下したのだ。深月に下がる要因を思い出すのだが、何が原因なのかは不明だ

 

死にかけで技能が劣化するかもと予測しましたが、それは絶対にありえません。もしそうであれば、王都襲撃の際、死にかけた香織さんのステータスの一部が変化する筈です。ですが、その様な事は見受けられなかった。・・・何が原因なのかさっぱりです

 

だが、どうこう言っている暇はない。気持ちを切り替え、弱点が広くなった事による弊害と動作の再確認を行う。相手が何かしらの状態異常攻撃を行った場合の回避訓練だ。耐性は無効とは別物で、許容限界以上の状態異常攻撃となれば耐性は無意味に等しい。良くて影響の軽減だろう

 

自身の耐性のステータスと技能の耐性の二乗効果で並のデバフは無効化出来ますが、重ね掛けされたデバフの前では効力を十全に発揮出来ないでしょう。お嬢様達は、昇華魔法でステータスや技能も向上しているのに対して私は変動なし。技能に関しても影響を及んでいないので、条件を満たせば解放される形での習得になるのでしょう

 

打つ、避ける、避ける、打つ、打つ、打つ―――しかし、以前みたく深くねじ込む攻撃が少ない。ヒットアンドアウェイの一瞬だけ目を眩ませる様な打撃が多くなってしまう

 

これは・・・・・もの凄くヤバいですね。銃や魔力糸を中心とするスタイルでしたが、早急に近接格闘能力を向上させなければいけませんね。ここ最近使用していない黒刀と夫婦剣の技術を増やさないと

 

深月は、静かな広場でただ一人剣を振るって新しい技術を手に入れる為に試行錯誤する。秘剣の斬撃を増やしたり、魔力糸で三刀流風に使ってみたりとするが、既に生み出している技の数増やしや二番煎じ等が殆どだ

 

ふぅ、これは酷い。既に有している技術の派生だけとは・・・。もっと柔軟に、今まで戦闘で使っていた技能を新しくした物はないのでしょうか?えぇい!前世の私の記憶の中に良さげな物は無いのですか!?

 

今では霞んで見えにくくなった記憶を必死に掘り起こすが、肝心な所がノイズが掛かった様に見えない

 

駄目ですね。再生魔法で前世の記憶を掘り起こす事は危険が伴いますので禁止。では発想を変えてみますか。ロボットアニメ系の打撃技なら・・・輻〇波動、魔力糸をグローブ状にして振動させたピンポ〇ントパンチも有効ですかね。特に、後者に関しては无二打の威力増幅としての相性も良いでしょう

 

それからはアイディアがポンポンと出て来る様になり、オタクが見れば興奮間違いなしの技が出来上がった

弱点を補う事よりも、攻撃力を更に尖らせる事で相手を確実に怯ませて命を刈り取る事を優先とした特訓となった。周囲に影響を及ぼす様な強力な攻撃はしないが、問題なく使用出来る様に威力を最低限に留めて反復練習で粗を探して消してを繰り返す

 

さて、お次は前々から気になっていた所に対する処置ですね。こればかりは絶対に対策を立てておかねば

 

一人隠れて最悪に備えて準備を着々と進め、気が付けば空がうっすらと明るくなっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~皐月side~

 

深月が着々と仕込みをしている事を知らず、リフレッシュを終えた皐月達はフェルニルを取り出して、次の大迷宮―――シュネー雪原へと向けて出発準備をしていた

 

「シュネー雪原、氷雪洞窟・・・暖房はしっかりしないと凍死しそうよね。はい、炬燵の出来上がり」

 

「今回も深月の熱量操作で~といきたかったが、昇華魔法でレベルが上がった錬成の練習にはもってこいだからな。簡易カイロ出来たぜ」

 

テキパキと暖房道具の準備を進めるハジメと皐月の様子を見守るユエ達。そして、隣では高速で保温能力に長けたインナーを深月が作っている

 

「流石ハジメと皐月。昇華魔法を使いこなしている」

 

「今まで以上の速度と精密さですねぇ~」

 

「しかし、意外じゃったのは深月じゃな」

 

「手に入れたけど、斜線を引かれていたのは予想外だったね」

 

「でも、今でも群を抜いている」

 

「インナーでしたっけ?伸び縮みして体にピッタリですね!」

 

深月が作ったインナーをいち早く着たシアは、動いて耐久性を調べる。どれだけ激しく動いても破れる気配のないインナーに、シアは虜になっていた。しかも、魔力糸によって作られているから鎧と遜色がない程の硬さを持っている。伸び縮みする硬いインナー・・・敵側からすれば、「ふざけるな!」と声を大にして叫ぶ一品となっている

 

「シアさん、そのインナーは貴女のではありませんよ?」

 

「これ以外にもあるんですか?」

 

「タイツです」

 

「・・・私こっちがいいですぅ」

 

「シアさんに合う様に調整したのですが・・・そうですか。先兵から剥ぎ取った防具も付いてくるというのに」

 

「えぇ!?だったら、それを下さい!!」

 

何とも現金な奴だった。ユエ達はシアだけ狡いと文句を言うが、試作装備という点と後衛職が装備するには邪魔でしかないという

 

「シアが更に近接お化けになったわね。分解魔法が付与された防具に身を包んだパワーウサギ。そして、何より重要なのが傷付けようが永久的に回復するとい点ね。うん、これぞチートね」

 

「あの・・・先兵から剥ぎ取った防具ですが、分解魔法は付与されていませんよ?あれは、自身の技能を防具に反映させる事が出来るだけですので」

 

「そうなの?」

 

「ですが、防御力は折り紙付きです。私の打撃でも二発まで耐えることが出来ました」

 

それは高いのか低いのかがよく分からないと感じた。だが、深月の打撃を間近で見ていたからこそ分かる。貫通能力に特化した打撃でも、二発ならば耐えれると

 

「深月の打撃を二発も耐えるのか。アザンチウムより強度は低いが、防具としては優秀の部類に入るな」

 

「シュラーゲンじゃないと貫通出来ないと考えると、ゴリ押しするシアには丁度良いわ」

 

深月と模擬戦しているので、シアも技術面は成長している。しかし、未来視が使えるとはいえ駆け引きが弱いのが現状だ。何故弱いのかと言うと、未来視を多用している弊害でもある。確実に訪れる未来を見る事が出来るのは良い事なのだが、予想外の攻撃に弱い。ハジメ達もシアにしつこい程危機管理が足りていないと言っているのだ

 

「私・・・咄嗟の対処が出来ていませんからね」

 

「シアも頑張っているけど、予想外の攻撃には特に脆い」

 

「後は、表情に出やすいという点もじゃな」

 

「あれ?シアに敗け越してる私って、そこら辺りが駄目なの?」

 

言わずもながな―――香織はハジメ達の中で一番弱い。ステータスでは勝っているのだが、模擬戦で勝利した事がない

 

「香織は顔に出ているからな」

 

「次の行動が手に取る様に分かるわ」

 

「カモ」

 

「未来視を使うまでもないですぅ」

 

「経験の差じゃの」

 

香織は、皆からボロクソの評価を受けて気落ちする

 

「うぅ・・・私だって頑張っているもん。深月さん、何か良い方法ないかな?」

 

「それならば、一時凌ぎとして罠を二重、三重と張る事をお勧めします。後は、普段の生活でポーカーフェイスを意識すれば宜しいかと」

 

「私、頑張るよ!」

 

深月にアドバイスを貰い、嬉しそうに意気込む香織を見て皐月が補足する

 

「香織、ポーカーフェイスは何処に行ったの?」

 

「・・・あっ!?」

 

「・・・バカ織」

 

「ユ~エ~?」

 

「香織さんのポーカーフェイスが苦手という事は、短所であり、長所でもあります。ただ・・・短所が大き過ぎるのが欠点ですね」

 

深月のフォローの様に見える事実の突き付けを食らい、香織は余計に気落ちする

 

「気落ちするのは良いけれど、短所を小さくして長所を伸ばすのは自分自身よ。深月から感情制御を教えられたでしょ?」

 

「う、うん」

 

「本当の意味で冷静さを失えば、誰であれ勝てる戦いに勝てないわ。猪突猛進―――小細工もない大振りするだけ相手は格好の獲物よ」

 

「香織さんの場合は、技量が最優先です。下地が無ければ防ぐ事も至難ですから・・・後程、私とマンツーマンで底上げしましょう」

 

香織は頬を引き攣らせ、ハジメ達はこればかりは仕方がないと納得してうんうんと首を縦に振り、技術を上げる為のブートキャンプが始まった。ハジメ達が暖房アーティファクトを揃えるまで永遠と扱かれ、ゆっくりではあるが技量が上昇したのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~皐月side~

 

アーティファクトの準備も終えたハジメ達は、次の大迷宮―――氷雪洞窟に向けてフェルニルを発進させようとしていた

 

「よし、ここでお前等とはお別れだな。頑張って王国に帰れよ」

 

「南雲、ありがとうな」

 

「しっかし、遠藤・・・頑張れよ。俺はそう簡単にやらせはしないぞ?」

 

「そっちこそ、油断してやられました~―――なんてなるなよ?」

 

うん?ハジメと遠藤君の間で何かあったのかしら?二人共なんだか落ち着かない様子だし・・・どういう事?

 

皐月は、ハジメと遠藤の様子がいつもとは違う事に気付き、何があったかを予想するが心当たりが全然ない

 

「俺を誰だと思っている。深月の地獄の訓練を最初に挑んで生還した男だぞ?」

 

「俺だってそうだよ。・・・・・絶対に一撃入れてやるからな」

 

「大きく出たな。一人の軟な訓練でどうにか出来るとでも思うか?」

 

遠藤君、ハジメと模擬戦したのね。それで敗けたと・・・。意地の張り合い―――男の子だからよね

 

ハジメと遠藤は、拳と拳を合わせて別れの挨拶を告げる。転移門で王国へ繋いだハジメは、遠藤に「とっとと行け」と急かす。だが、遠藤は去り際に大声で宣言した

 

「神楽さん!俺―――南雲に一撃でも入れれる様に強くなるから!入れれたら、買い物に付き合って!!」

 

「買い物ですか?別に構いませんが」

 

「それじゃあな!」

 

遠藤は顔を赤くさせつつ早足で転移門を潜って王国へと帰還し、その間深月を除いたハジメ達は呆然としていた

 

え?遠藤君マジなの?

 

女性陣の殆どは、遠藤が深月にほの字な事に気付いた。そして、ハーレム要員に入っているユエとシアは皐月に「どうするの?」と心配の眼差しを送る

 

「えっと・・・深月、分かってるわよね?」

 

「何がでしょうか?」

 

「いや、・・・遠藤君の事だけど」

 

「ハジメさんに一撃入れれる位強くなっら、ご褒美として買い物に付き合うだけですよ?何か心配事でもありますか?」

 

この言葉を聞いた皐月達は、取り敢えず安堵して、遠藤に同情の気持ちで一杯だった。だが、自分の事に鈍感な深月とはいえ、陥落したらそのまま付き合う事を思うと不安でもある

 

「・・・」

 

ハジメは転移門の先を黙ったまま睨みつつ、残りの四人を急かせる

 

「おい、天之河。お前らもとっとと帰れ」

 

「なっ!?俺達は次の大迷宮も一緒に行くぞ!?」

 

「邪魔だ。帰れ」

 

「足手纏いは要らないわ」

 

「ぐっ・・・」

 

ハジメと皐月の言葉に言い返せず、天之河は悔しそうな表情をする。だが、ハジメ達の言っている事は事実だ

 

「八重樫と遠藤は神代魔法を手に入れたから挑戦権はあると言ってもいい。だが、お前達三人はどうだ?魔物に苦戦し、試練もクリア出来ない。それに、連れて行くメリットが何一つ無いだろう?」

 

「連れて行ってもいいけれど、死ぬ可能性は極めて高いわよ?もし、死にたくなかった際は対価を事前に用意しなさいよ?生半可な物じゃ不釣り合いだという事を理解して提示しなさい。人生をベッドするのが良いかもね?あ、連れて行く事にも対価は必要よ。お金なんて要らない。食べ物も自分達で持っているし、手に入れられるから除外ね」

 

皐月の提案する人生をベッドにするという事は、体だけのお返しではなく行動全てによるものだ。上司と部下の関係となり、迷惑をかけない事は必須である。何より、ハジメみたいな絶対な取り立てとは違い、皐月の方は契約書にサインしてきっちりと自己責任を負わせる事を重視している。命を大事に思っている時なら皐月の方が優しいと思うだろうが、実はハジメよりも厳しい事が確約されているのだ。逃げたり、放棄してしまえば・・・全員に攻められる事間違いなしなのだ

 

「俺は強くならなきゃいけない!だから、覚悟はある!」

 

「光輝の言う通りだぜ!俺もやるぞ!」

 

「鈴もやるよ!恵理を何としてでも連れ戻すもん!」

 

目先の事だけしか考えていない天之河と坂上と谷口が、強くなりたい一心だけで悪魔の契約にサインをしてしまった。八重樫は、特大の溜息を吐いた

 

「ねぇ、高坂さん。二人だけで話したいのだけど・・・いいかしら?」

 

「へぇ~・・・何を考えているか手に取る様に分かるけど、深月は連れて行くわよ。ガードマンも必要でしょう?

 

皆から離れ、深月に周囲を警戒させて八重樫の交渉が始まる

 

「人生をベッドするって言っていたけど、それは地球に帰ってからなの?」

 

「勿論よ」

 

「先ずは、高坂さんは帰ってから何をするつもりなのか聞かせてもらってもいいかしら?」

 

「隠す様な事でもないから大丈夫よ。私は、特殊な教育場を作るつもりよ」

 

八重樫は少し考えて、自分が出来る範囲での条件を提示する

 

「私が警備の一人に入るのはどう?」

 

「ん~、まぁ良いわよ。じゃあ書類にサインをしてもらうわよ」

 

新しい書類を取り出して一文を書いて差し出す。だが、八重樫は受け取らずにさらに細かく提示する

 

「本当に油断ならないわね。働く期間や時間や休日もしっかりと決めさせてもらうわよ」

 

「ちっ!」

 

「本当に怖いわよ」

 

「使えなかったら強制下請けで働かせるわ」

 

「強くなって生き残る為には仕方がないと割り切るわよ」

 

八重樫は、条件の詳細を追記した書類にサインした。これで天之河達よりも好条件が確約された

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~深月side~

 

フェルニルを発進させ、手に入れた羅針盤の試運転がてら望む場所へ導かれる様に進む。冷暖房完備のフェルニルは、氷雪洞窟に辿り着くまでの雪原の雲海をものともせず突き進む。ハジメ達は艦橋でのんびりとしており、天之河達はハジメの手によって魔改造されたアーティファクトを使いこなす為に訓練している。深月は一人厨房で仕込みをしていた

 

冷暖房が完備されているので寒さを感じませんが、外は極寒なのでしょうね。ですが!私はグリューエン火山での失敗を繰り返しません!お嬢様達に渡したインナー全てに熱量操作の断層を施しているのです!ふっ、これで勝利は確定しています

さて、仕込みは全て終わりましたので軽食でも作りましょう。とはいえ、朝食は済ませているので重たいのはいけませんね。・・・ピザにしましょう

 

宝物庫から小麦粉、酵母小麦、塩、砂糖を取り出し、アンカジ印の進化した水を少しずつ注ぎながら混ぜて捏ねる。形を整えたらしばらく休ませ、その間に自作チーズを薄い棒状に切る。野菜と肉も同様に細かく切り、自作ソースを準備する

そして、休ませた生地を再び捏ねて休ませる。もうひと手間を加え、ジャガイモ擬きを薄い小さな棒状にスライスしてフライパンに敷き詰める。その上に、チーズとハムを乗せ、再びジャガイモ擬きを被せて火を入れる

そうこうしている間に生地の方も準備完了。真ん中の空気を抜く様に、裏、表、裏、表と遠心力を利用して薄く伸ばす。大きく伸ばした後、手早くソースを均一に塗り、具材を手早く乗せる。石板の上に三枚のピザを乗せ、熱量操作で高温にしたドーム状の魔力糸を被せてジャガイモ擬きの作業に戻ると、ちょど良く片面が焼けて上も解けたチーズにくっついていた。バラバラにならない様に、手早くひっくり返して焼いていない面を焼く

 

自分で作っておいてあれですが・・・ジャンクフードばかりですね。ま、まぁ迷宮を攻略するので体を沢山動かすので大丈夫でしょう!

 

少し待っていると、ピザが焼ける匂いが漂う。木製お盆の上に熱量操作で温めた皿を置き、焼けたピザを置いて蓋をする。隣のチーズ・イン・ポテトサンドも焼けたので、ピザ同様皿にのせて蓋をする。カートに乗せて艦橋へ運ぶと、タイミングが悪く、訓練を終えた天之河達も合流していた

 

本当に邪魔ですね。今回も何かしら言ってきそうなので簀巻きにしてフェルニルに吊り下げたいです

 

深月は嫌そうにするが、諦めて表情を正して艦橋へ入室。そして、艦橋の中に充満するジャンク特有の匂いに全員が入り口に視線を向け、深月がカート乗せている物を凝視する

 

「深月、貴女・・・何てものを作ったのよ」

 

「ヒャッハー!ジャンクな匂いはたまらねえぜ!」

 

「美味しいと断言出来る匂い!」

 

「あの野菜ソースが焼けた独特の匂いがっ!」

 

「これは駄目!お腹を空かせる匂いなのじゃあああ!!」

 

「えへへへ、食べちゃうよぉ~♪」

 

皐月は、「やりやがったこいつ」と諦め、ハジメ達は歓喜する

 

「お、俺達にも食べさせてくれないか?」

 

「南雲達だけズルイじゃねえか!俺達にも少し位恵んでくれよ。な?いいだろ?」

 

「鈴、お腹減った。食べたい」

 

「・・・ほんっとうにこの馬鹿達は」

 

今までの流れから、何も分かっていないのか!と言いたげに八重樫は頭を抱える

 

「お前等も食べたら俺達の食べる分が少なくなるだろ。却下だ。頭に風穴開けられたいなら別だがな」

 

「厚かましい」

 

「甘えないでくださいです」

 

「これらはやらんぞ」

 

「取ったら―――なます切りにしようかな」

 

特にハジメと香織が物騒だ。人は時々ジャンクフードを食べたい欲求がある。異世界に来てからはそれが顕著で、目の前にあるそれらをタダであげる程心の優しさは持ち合わせていない。ハジメと香織威圧に、タジタジになり何も言えなくなり引き下がった。八重樫は、そんな三人を見ながら自分で作ったサンドイッチを食べており、三人がそれに気づいた

 

「し、雫!俺にも分けてくれないか?」

 

「一口、ほんの一口だけでいいから!」

 

「シズシズのサンドイッチ欲しいなぁ~」

 

三人が八重樫に強請るも、冷ややかな眼差しで否定する

 

「嫌よ。このサンドイッチは私が自分で食べる分だけを作ったのよ。いい加減自分で用意しなさい。王国で食事を用意されたのは、あくまで私達が戦うから衣食住が保証されていただけなのよ。ここは王国ではないのよ?私達は先生の懇願と人生の対価を支払ってこの場に居る事が出来てるのよ。南雲君達が許可している部分は、迷宮に連れて行って試練を受けさせてくれる形なの。神楽さんも前々から言っているけど、これ以上強請るのは厚かましいにも程があるわよ」

 

八重樫の言葉の槍が三人の心にグサグサと刺さり、正論過ぎて何も言い返せなかった。

 

「そんな出来る八重樫さんにはピザを一枚恵んであげるけど―――いる?」

 

「あら、この程度で恵んでくれるの?ありがとう高坂さん。遠慮なく一切れいただくわ」

 

皐月にピザが一枚乗った皿を差し出されたが、八重樫は一切れだけ手に取った

 

(本当に隙あらばつけ込もうとしているわね。でも、その好意は受け取っておくわ)

 

(クフフフ、針に付けた餌だけを持って行かれちゃったわね。それでこそ、釣りがいがある!)

 

皐月は背後に死神を、八重樫は侍を顕現させて誰にもバレない様に駆け引きを行う。ハジメ達は気付いていないが、深月は目を光らせて八重樫を観察する

 

お嬢様が八重樫さんを釣ろうと躍起になっていますね。将来はボディーガードの一人として行動させるつもりでしょうか?脅迫ではなく、既成事実を作って逃げられなくする手はありです!八重樫さんはお嬢様を警戒しているので針には中々掛かりませんよ?

 

深月はお馬鹿三人組以外の分のコップを取り出して一人一人に手渡してから水を注ぐ。優先順位は皐月を最初に、パーティーに加入した順番だ。最後は八重樫で、深月が淹れようとすると警戒をして中々コップを出そうとしなかった。ハジメはそんな事はつゆ知れず、アンカジ印の進化した水を飲んだ

 

「プッハァ~~、進化したオアシス水は格別だな!」

 

「・・・ジュースが欲しかった」

 

「ですねぇ~」

 

「ジュースで下が緩くなる可能性を防ぐ為よ。我慢しなさい」

 

「迷宮の中かつ、極寒の中での事を思うと至極当然じゃの」

 

「常温なのはそれを踏まえているからなんだね」

 

「八重樫さんも如何ですか?」

 

「そう・・・ね、それを貰うわ」

 

安全も確約されたので、八重樫は水が注がれたコップを手に持って一口―――普通の水ではなく、少しだけ柑橘の風味が感じられた瞬間、頭の中に声が届く

 

(どっきり大成功~ドンドンパフパフ~♪見事に引っ掛かった八重樫さん、心の中で感想をどうぞ)

 

(こっんのクソメイド!!)

 

(それを貰うとは、どれを貰うのでしょうか?カートに乗せているのは二つですよ?もう少し周りのチェックもしましょう。それと、これは悪戯ですのであれこれは言わないのでご心配なく)

 

確かに、八重樫はそれを貰うと言った。だが、ハジメ達が飲んでいる水とは指定されていなかったので引っ掛かっただけである。とっても理不尽で、八重樫はつい口が悪くなる

 

(ほんとっ!貴女って性格悪いわね!!高坂さんに知られたらどうするつもりだったのよ!?)

 

(お嬢様は今気付きましたよ。私が悪戯で引っ掛けたと説明しておきましたので、要求される事は一つもありません)

 

皐月は、八重樫が深月によって釣られた事に気付いたが、「あぁ、これは気付かないわ」と改めて思い、次の策略に活かす手本を手に入れた。八重樫も、いい教訓になっただろう。嘘じゃないけど、本当の事でもないとはこの事だろう

八重樫はドスを利かせて深月を睨み、軽食を全て食べ終えてコップの水を一息に呑む。当の本人は飄々としており、音を立てずに残像を残す速さで片付けを行っていた

 

「さて、そろそろ到着するわね」

 

「ふぅ~、間食も済んだから激しい運動はドンと来いだぜ」

 

「ジャンクフードはカロリーが高く、太りやすいので動いて下さいね」

 

ピザとチーズ・イン・ポテトサンドのカロリー等のジャンクフードは太りやすい事実を深月はユエ達に告げる

 

「なん・・・だと!?」

 

「もしかしなくても、お腹がタプタプになっちゃうんですか?」

 

「妾達女性にとって天敵ではないか!」

 

「でも、美味しいから食べちゃう」

 

フェルニルの中からでもヤバイと感じる程の強風と豪雪を見て、ハジメと皐月はアーティファクトを各自に渡していく。ユエとシアにはネックレスや腕輪で、綺麗な装飾を施された物。ティオと香織は、可愛らしい雪だるまの耳飾りだ。尚、八重樫達にはただの石ころだった

 

「・・・シズシズ。鈴達のなんか作った感すらないよね。どう見ても唯の石ころだよ。これなら、まだ雪だるまの方がいいよ」

 

「言わないで鈴。扱いの歴然とした差に悲しくなるから・・・」

 

「そうかぁ?別に唯の石ころでも効果があるんならいいじゃねぇか」

 

「・・・龍太郎。そういうことじゃないと思うぞ」

 

そして、肝心の皐月は雪の結晶の中心に鉱石を付けられた髪飾りだ。かなり格差がある事に気付いた皐月は、それとなく注意しようとしたが

 

「あまり二人だけの時間を作れていなかっただろ?皐月が正妻なんだから当然だ」

 

「皐月は特別」

 

「器が違います」

 

ユエとシアは、ハジメと皐月の二人きりの時間があまり取れていない事に気付いており、これは当然の権利だと主張する

 

「・・・やはり、そういう事かのぉ」

 

「え?どういう事!?」

 

「こればかりは己で気付かねば駄目じゃな」

 

ティオは深月の強制淑女教育で全てを理解し、未だに正妻の位置を狙っている香織は気付かなかった

フェルニルを進め、本来は通るであろう深い谷底を大幅にショートカットして進むが、峡谷の終わりが見えたのにも関わらず氷雪洞窟の入り口が見当たらない

 

「ん?ここで終わりか?羅針盤はもっと先だと示しているんだが・・・」

 

「そうね。・・・待って、これを見て」

 

「どうした?」

 

目視ではなく水晶から見える風景の一部をズームすると、峡谷の幅が狭まり上に雪が降り積もってドーム状の通路が出来ていた。フェルニルでは行けない小さな入り口を見て、これからは歩きで移動する事にした

 

「しょうがない。ここからは地上を行くか。洞窟までは一キロもないようだし、問題ないだろう」

 

「いよいよお外に出るんですね。私、雪って初めてです。ちょっと楽しみかもです」

 

「はしゃいじゃ駄目と言いたいけど、初めて見るのなら仕方がないわよね。でも、警戒はしなさいよ?クレバスって言う底が抜けている場所もある可能性が大きいわ」

 

皐月の言葉を聞いたシアは、一瞬だけビクッと体を震わせて頬が引き攣る

 

「・・・そんな怖い罠があるんですか」

 

「可能性があるだけよ。怪我とかは大丈夫だと思うけど、落ちてから引き上げるのに時間が掛かるの」

 

「じゃあ、気を付けて行動するですぅ!」

 

ハジメはフェルニルを峡谷の上に着陸させた。下部ハッチを開いた途端、大量の吹雪が顔面を襲った。ハジメと皐月お手製の防寒用アーティファクトは、以前深月が使っていた熱断層をアイディアを元にした一定範囲内の温度を適温に保つ物だ。だが、壁は無いので大量の吹雪が入り込んでくるのが欠点だ

 

「簡易壁を作りましょう」

 

『壁?』

 

深月は、無色透明魔力糸をドーム状に展開して吹雪をシャットアウトした。問題の温度もアーティファクトで適温を保っているので大丈夫だ

 

「これっていつまで展開出来るの?」

 

「物質化していますので壊れるか、私が消さなければ残ったままなので実質無限です」

 

無限大の可能性を秘めた魔力糸に、ハジメ達はつい本音が漏れる

 

「俺も魔力糸欲しいな」

 

「私も欲しいわ」

 

しかし、強くなり過ぎたハジメと皐月が対象の魔物を食べた所で技能を得られないのは確実だ。げんなりしつつも、気持ちを切り替えて峡谷を降りる為に端っこまで来た。天之河達もハジメ達の後を付いて来るが、これから先の移動方法は決まっている

 

「いっち番槍、いっきますですぅ~!」

 

シアが何の躊躇いもなく谷底へとダイブした。どんどんとシアの身体は小さくなり、見えなくなった

 

「そして、そのまま奈落の底まで落ちていった・・・」

 

天之河達は呆然として口が開いたままとなっていたが、一早く現実に戻った八重樫と谷口がシアを心配してパニックになりながらハジメに詰め寄る

 

「いやいやいや、なに落ち着いているの!?シアさんが死んじゃうわ!」

 

「ひぃいい、シアシアぁ~~~~!!」

 

「落ち着くのはお前らだ。高いところから落ちたくらいでシアがどうこうなるわけないだろう?それより、俺達も下に降りるぞ」

 

「アイ、キャン、フラーイ!」

 

皐月が飛び降り、ハジメとユエも続く様に飛び降りる

 

「私もいっくよ~!」

 

香織もまた躊躇なく飛び降り、残された天之河達はゴクリと喉を鳴らす。底の見えない峡谷を飛び降りる事自体が初めてで、もしも墜落したら死ぬ光景が頭に過る。だが、天之河達には空力を付与したアーティファクトを渡しているので、万が一の可能性は限りなく低い。谷口は涙目で崖端から遠ざかる様に離れる

 

「これくらいで躊躇していてどうするのじゃ。お主等がやろうとしている事は崖から飛び降りる事より遥かに困難な事ではないのかのぅ?震えている暇はなかろう?瞳に力を入れて気張らんか」

 

見かねたティオが精神的に、物理的に谷口の背中を押す。グイグイと容赦の欠片なく崖端へ押される恐怖に、谷口は必死に抵抗する

 

「ま、待ってぇ!行く、行きますから!鈴は、やれば出来る子だからぁ!せめて、自分のタイミングでぇ!」

 

「そんな事言っておったら日が暮れるじゃろ。ほ~れ、逝ってこぉ~い!」

 

「やっ、ま、待ってっ、持ち上げないでよぉ!自分で、自分で行くからぁあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・」

 

谷口はティオに谷底へ放り投げられ、特大の悲鳴が木霊しつつ小さくなっていった

 

「さて、次は―――」

 

「ど腐れ野郎と脳筋の男性ペアで行きましょう」

 

「「っ!?」」

 

深月がティオと同じ様に躊躇なく背中を強く押して突き落とした

 

「うわぁあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・」

 

「ちょまっ!?ぎゃあああああああぁぁぁぁぁぁ・・・・・」

 

残りは八重樫だけで、深月とティオが揃って見つめる

 

「や、八重樫雫!い、行きますっ!」

 

全てを察して、押されて落ちるのは御免被る八重樫は自ら飛び降りた

 

「では、ティオさんは八重樫さんが魔物に襲わない様に気を付けて下さいね?」

 

「・・・魔物居るの?」

 

「居ますよ?」

 

「行って来るのじゃ!」

 

八重樫の後を追う様にティオも飛び降り、深月は皆が飛び降りた場所から少し横にズレて飛び降りる

 

「スーパー、イ〇ズマキィイイイイイック!」

 

足に一点集中させた纏雷を込め、重力魔法と魔力放出で驚異的な加速で一気に峡谷を下った

 

ズギャアアアアアアアアアン!

 

その最中に、落下中の天之河達を食べようとしていた魔物達全てを轢き殺して盛大な音を立てて着地した。衝撃はすさまじく、先に降り立っていたシアの身体を飲み込む様に雪が覆い被さった。そして、深月に遅れる様にハジメ達も難無く降り立ち、上から見ていた被害に対してシアに同情した

 

「ぶっはぁあああ!深月さん、私を殺すつもりですか!?」

 

身体強化で圧し掛かった雪を全て吹き飛ばしてシアが這い出てきた

 

「お馬鹿トリオの一人が魔物に食べられそうになっていたので蹴り殺したのです。つい減速出来ませんでした」

 

「嘘ですよね!?」

 

「ホントウデスヨ?」

 

シアはバレバレの嘘を吐く深月に襲い掛かる。昇華魔法でバグウサギと化したシアは、力ではハジメ達をも上回る。だが、相手が悪すぎた

 

「ウッシャオラアアアアアですぅううう!」

 

悠々と回避した深月は、シアの口目掛けて生物兵器を放り込んだ

 

「っ!生臭っ!?うっぷ!?――――オロロロロロロロロ」

 

シアは口の中に入ったそれに耐えきれず吐き、深月の魔力糸で虹色モザイクが被せられる。そして、その被害はシアだけには留まらず、風下に居たユエにも直撃した

 

「うぐっ!?おえっ―――オロロロロロロロロ」

 

一度は我慢したのだろうが、とんでもない威力の前に耐えられなかった。その被害はさらに広がり、着地したばかりの香織も巻き込んだ

 

「うぶっ!?――――オロロロロロロロロ」

 

運良く風上に居たハジメと皐月は被害無く、敵の攻撃かと疑った。だが、シアが吐き出した物を見てその場からソソクサと離れた。深月がシアの口に放り込んだのは、塩漬けされた鮫肉だった。ただでさえアンモニア臭が酷くなる鮫肉に発酵させた塩漬けなのだ。世界一臭いシュールストレミングも生物兵器だが、深月が作ったこれはそれを遥かに凌駕しているのだ。そんな代物を放り込まれたシアは泣いてもいいだろう

 

「深月・・・お前、これはテロだろ!?人間のする事じゃねえっ!」

 

「迷宮に挑む前にこの所業は悪魔の仕業よ!?」

 

深月はジト目でハジメを見ており、核爆弾級の事実を告げた

 

「お嬢様が夜の行為を自重する様に宣言したのに対して、二人は自重せず、一人は出歯亀していましたので―――ね?」

 

その言葉を聞いた瞬間、ハジメの背中を押して風下へ送り出した

 

「ちょっ!?俺は襲われただ―――うっ!?――――オロロロロロロロロ」

 

色々と強くなったハジメでもこの匂いだけは耐えきれず、膝を付いて虹色加工された。遅れる形でティオと天之河達も風下に降り立ち、生物兵器の餌食となった

 

『オロロロロロロロ』

 

とてつもない被害を出しつつ、ハジメ達を冷ややかな眼差しを送る皐月と、一仕事終えた様に深月は笑顔なのに目が笑っていなかった。自力で風下から脱出したハジメ達を見送った後、深月は清潔で全てを片付けた。・・・迷宮攻略はもう少し待つ時間が掛かる模様だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




布団「メイドさんが弱体化したよ!理由はもう少ししたら分かるんだよ~」
深月「耐性にまで下がったのは残念ですが、それを補うのが人間なのですよ」
布団「そうなのか~」(フラグを建ててくれてありがとう)
深月「攻撃特化にすれば、多少はマシになります!」
布団「しかし・・・生物兵器を作ったらいけないでしょう。主人公達に甚大な被害ガガガガ」
深月「自業自得です」
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