ありふれていない世界最強メイド【本編完結済み】   作:ぬくぬく布団

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布団「・・・」
深月「どうかされましたか?」
布団「釣りに行ったけど何も釣れなかったので投稿するの」
深月「その様な時も御座いますよ」
布団「読者の皆よ作者にモチベを分けてくれぇー!!」
深月「では皆様、ごゆるりとどうぞ」




頑張って下さいお嬢様!メイドはお二人を応援致します

~ハジメside~

 

メルド団長からオルクス大迷宮への実戦訓練を兼ねての遠征が言い渡された僕達は迷宮に近い冒険者達の宿場町の【ホルアド】に到着、何でも王国直営の新兵訓練用の宿屋があるらしく其処に泊まる予定だ

宿屋に到着し室内を見ると王宮と比べると質素な作りのベッドだけど僕にとってはごくごく普通の作りに落ち着く。本来は二人部屋なのだが僕だけ一人部屋でとても気が楽だ。・・・べ、別に寂しくなんてないんだから!

今回の訓練では二十階層までの予定だそうで、その辺りまでなら僕でもサポーターとして役立てる範囲内との事だ。メルド団長本当に申し訳無い・・・

 

心の中でメルドに謝罪し、予習を行おうと借りてきた迷宮の魔物図鑑を読もうとしたが辞めた。地球で皐月とゲームを一緒に長々と遊んでいた際、深月から「やり過ぎては明日に響きますよ?」と言う注意を受けていた事を思い出していた。明日は低層とはいえ命の危険のある迷宮、注意力を損なわない様にする為寝る事にしたのだ

しかし、ハジメが寝ようとした時に扉がノックされ、深夜の唐突なる訪問にびっくりした

 

「南雲くん起きてる?白崎です。ちょっと良いかな?」

 

一瞬硬直したハジメだが、女性を待たせるのもいけないので慌てて扉を開けると―――――純白のネグリジェにカーディガンを羽織った白崎が立っていた

 

「・・・なんでやねん」

 

「え?」

 

余りにも想定外で、驚愕な光景につい関西弁で突っ込みをを入れるハジメにキョトンと白崎。ハジメは気を取り直してなるべく白崎を見ない様用件を聞く

 

「えっと、どうしたのかな?何か連絡事項でも?」

 

「ううん。その、少し南雲くんと話したくて・・・やっぱり迷惑だったかな?」

 

「・・・どうぞ」

 

小心者のハジメは断る事が出来ず扉を開いて部屋の中へと招き入れる。何の警戒も無しに部屋へと入って来る白崎にハジメは「警戒心無さすぎだろ!」と密かに思いつつ部屋に置かれているテーブルセットに座らせた

それに続く様にノックされる扉に「今度は誰だ!」と思いながら扉を開くと見知った顔―――――皐月が居たのだ。冷や汗を掻き顔を青くするハジメに気付き笑顔を浮かべながら質問をしていく様子は蛇に睨まれた蛙の様だ

 

「何故顔を青くしてるのかなハジメ君?中に見られたらいけない"者"が居るのかな?」

 

高坂さんは何でそんなに勘が鋭いの!?明らかに確信してるじゃないか!どどど、どうやって乗り切れば―――

 

と思考を加速させ最適解を導き出そうとしたが、ここで天然がやらかす

 

「南雲くんどうしたの?誰か来たの?」

 

ピシリと空気が死んだのを確信した。修羅場になると思っていたハジメ、当然白崎の目は無機質な物へと変わったが皐月の方は変わらず自然体だ。ほっ―――と息を吐くハジメに皐月は追い討ちを掛ける

 

「私も部屋に入れてくれるかしらハジメ君?錬成師同士で明日の事と深月について二人で話したいのだけれど・・・あぁ先に天然ビッチとお話しても大丈夫よ?」

 

「だ、誰が天然ビッチなの!?」

 

ヒェエエと心の中であわあわしているが此方にヘイトが向かない様黙りとしている

 

「ハジメ君の―――いえ、男性の部屋にその様な格好で入室する時点でそう思われても不思議では無いと言う事よ?」

 

自身の格好を再び見直した白崎は沈黙した後、顔が一気に茹で蛸状態となりモジモジとしている。皐月は興味を無くし部屋の外へと出た

気まずい空気を絶ち切る為、ハジメは白崎に尋ねる

 

「えっと・・・白崎さんは僕と何を話したくて此処に?もしかしなくても明日の事についてなのかな?」

 

ハジメの質問に頷き険しい表情で告げる

 

「明日の迷宮だけど・・・南雲くんには町で待っていて欲しいの。教官達やクラスの皆は私が必ず説得するから。だから!お願い!」

 

「えっと・・・確かに僕は足手まといだとは思うし、流石にここまで来て待っているっていうのは認められないと思うんだけど」

 

いきなりの事でハジメは誤解をしたが、白崎は慌てて弁明して深呼吸して自分を落ち着かせてから切り出す

 

「あのね、なんだか凄く嫌な予感がするの。夢を見てて南雲くんが声を掛けても全然気がついてくれなくて・・・走っても全然追いつけず、最後は消えてしまうの・・・・・」

 

「・・・そっか」

 

とても現実味を帯びている夢、しかし夢だからと言って待機が許可される程この世界は甘くない。例え許されたとしても批難の嵐があり、ハジメが居場所を失うのは目に見えているだろう。それ故にハジメの選択肢は行く意外の選択はあり得ない

 

「夢は夢だよ白崎さん。今回はメルド団長率いるベテランの騎士団員も居るし、僕と高坂さん以外クラス全員チートじゃないか。敵が可哀想に見える程だと思うよ?実際僕は弱い所を沢山見せているから、そんな夢を見たんじゃないかな?」

 

「で、でも・・・」

 

中々引こうとしない白崎にハジメはこう付け加える

 

「いざって時には高坂さんの側にいて神楽さんに守ってもらえる様にお願いをするよ」

 

まぁもしも駄目って言われたら高坂さんに泣き付けば何とか行けるかもしれないからね・・・

 

何やら白崎が小声でブツブツと呟いているがハジメには聞こえず

 

「ハジメ君お話はそろそろ終わったかしら?こちらの用事も早く済ませたいのだけれど」

 

丁度良く話を切り上げようとしたハジメに皐月から声が掛かる

 

「あ、うん分かったよ。白崎さんも態々僕を心配してくれてありがとう」

 

「何で其処で神楽さんの名前が出るの?私は治癒専門だし、怪我をしても直ぐに治せるのにどうして南雲くんは神楽さんに頼るの!?」

 

「え、え~っと・・・白崎さん大丈夫?何処か具合でも悪いなら直ぐに休んだら良いと思うよ?」

 

ハッ!?と我に返った白崎は慌てて平静を取り戻し「大丈夫大丈夫!」と返事をする

 

「そっか、それならよかった。白崎さんは治癒師で戦線補助には欠かせない人だから今日はもう部屋に戻って寝た方が良いよ。僕も高坂さんと早めに話を切り上げて明日に備えないとね」

 

「う、うん・・・それじゃあ南雲くんおやすみなさい」

 

「おやすみなさい白崎さん」

 

白崎は扉を開け皐月と入れ違う形で外に出て自分の部屋へと戻る。その背中を無言で見つめる者が居り、その者の表情が醜く歪んでいた事は殆どの者が知らない

皐月が南雲の部屋へと入る。因みにこの時の皐月の服装は普通の服装で、ネグリジェの様な思春期の男子に目の毒の様な物で無く長袖と膝下部分まで隠された服装だ

 

「ハジメ君に提案が有るの。深月の武器を追加で作ろうと思っていてね?ツインダガー系の武器デザインでアイデアが欲しいの。何か良さげな形有る?」

 

ハジメは何故深月にもう一つの武器が必要なのかと問うと

 

「深月はね?器用なのよ。初めて触る武器であろうと問題なく扱える・・・でもそれだと一番の長所である技量を十全に使えないし本人も暗器系の武器を主に使用しているって言っていたでしょう?実際問題よく素振りしたりするのにそのタイプを使っているのよ」

 

「えっ、それ本当!?」

 

「それに理由はもう一つ有るのよ?迷宮が洞窟タイプだと片手剣や刀みたいに中途半端に長いと取り回しが難しくなるし、短刀系なら事故も無いでしょう?最も深月がそんな失敗するとは思えないけれど」

 

「確かにそうだよね・・・二次創作系に出てくる完璧超人メイドが形を持ったと言っても過言じゃないからね」

 

ハッキリ申しまして神楽さんの仕事内容を聞いた時に休みが無いじゃん!って突っ込んだ事があったな~。しかも答えが全てはお嬢様の為にっていうね・・・忠誠心がとんでもない程高かったのは今でも思っているよ。どうしてそれ程までの忠誠心が有るのか聞いても教えてくれなかったし・・・まあ仕方がないね

それにしてもツインダガーか・・・某デスゲームの黒の剣士のは片手剣二本だから邪魔になりそうだし、某正義の味方の中華剣の方が良さそうだね。技量が高いと言う事は手癖が悪いとも捉える事が出来るし・・・よっし、そうしよう!!

 

「コンセプトは決まったよ。高坂さんは知っているかどうか分からないけど某正義の味方が使っていた中華の夫婦剣にしようと思うんだ」

 

「中華剣・・・直剣と違い刀身が曲がっているから深月の技量なら受け流しも出来るかもしれないからピッタリかも。ハジメ君、一緒に夫婦剣を作ろう!きっと喜んで使ってくれるわ!!」

 

夫婦剣作ったらあの刀擬き使ってくれるのかなぁ・・・

 

「それに深月ならあの刀も必ず使ってくれるわ!」

 

・・・本当に高坂さんは僕の考えた事が分かっているんじゃなかろうかと思うよ。何でピンポイントで思っている事をフォロー出来るか不思議で不思議で堪らないんだけど

 

その疑問を忘れようと集中して夫婦剣のデザインと形を説明、皐月が何処からか持ってきていた鉱石を使用しハジメが錬成。それに続く様皐月も錬成にて整えおおよその形を作り其処から二人で力を合わせて一つ一つを凝縮する様に錬成

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「やったー♪」」( ´∀`)人(´∀` )

 

黒と白の双剣が完成し、二人は息を吐き出しハイタッチをする。あくまでも小さな声で、周りの迷惑にならない程度でだ

 

「いやぁ~見事に綺麗に仕上がって良かったよ!それもこれも高坂さんが居てくれたからだし僕一人だけだと此処までの完成度は出来なかったよ」

 

「それを言うならこっちも。ハジメ君が居なければこの夫婦剣を作る事も出来なかったわ!」

 

互いが誉め、そして謙遜する――――こう言う所だけ似た者同士で微笑ましい

 

「ハジメ君・・・明日はいよいよ大迷宮に入るけどこれだけは約束して。錬成師は一人じゃない―――――私も居るから何かをする時は二人一緒だよ?」

 

「うぇい!?ちょっと高坂さんそれはフラグだよ!建てないで!?ホントお願い!!」

 

皐月はしっかりとしていて秀才なのだが、ハジメの前となるとボロボロとメッキが剥がれる。某運命のうっかり娘よりかはマシな部類だろうが、別のベクトルから見ればそれと同等かそれ以上だろう・・・まぁメッキが剥がれると言うよりも本当の素顔と言った方が良いのだろう。ハジメもそれに気付いている為、余りツッコミは入れたりしない

 

「フラグ?―――――――あ・・・・・」

 

「ま、まぁフラグは建てたとしても折る事も出来るから問題無いよ!」

 

「ごめんね・・・・・」

 

ヤメテ!?そのショボンとした姿を神楽さんに見られたら僕何されるか分からないから!?と、取り敢えずフォローして部屋に帰さないと・・・もうそろそろ寝ないと明日に響きそうだよ・・・・・

 

皐月に出来うる限りのフォローを入れ送り届けるハジメ。「おやすみ」と言い来た道を早足で引き返して行き自室にたどり着いたと同時に眠気が一気に襲って来た。そのまま真っ直ぐにベットへダイブ―――――――ものの数秒で眠りへとついた

 

 

 

 

 

~深月side~

 

お嬢様は南雲さんとうまくやっているでしょうか?・・・しかしながら暇ですね。お嬢様から南雲さんの部屋へ近づくなとのご命令もされましたので尚更でし、今し方お部屋の掃除等も全て終わらせましたしどうしましょうか?

あぁ良い事を思いつきました!技能の再確認を行いましょう。これなら時間も潰せますし、派生技能だったでしょうか・・・それも手に入る可能性も有りますしね

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

神楽深月 17歳 女 レベル:5

天職:メイド

筋力:500

体力:700

耐性:400

敏捷:650

魔力:800

魔耐:400

技能:生活魔法 熱量操作 気配遮断 高速思考 精神統一 身体強化 縮地 硬化 ■■制御 魔力制御 気配感知 魔力感知 節約術 交渉術 戦術顧問(メイド限定) 直感 心眼 極致[+剣裁][+拳闘][+体術] 限界突破 言語理解

称号:メイドの極致に至る者

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

当初よりもレベルやステータスは向上している物の技能に至っては何も習得出来ていません・・・

↑ステータス向上は化け物級ですよ!

兎に角努力ですね・・・生活魔法に関してはお掃除です。正直私自身がやった方が早くて良いと思っていたので最初の確認だけしか使っていませんでしたね―――――これが成長し便利だと言って頼ってしまうと・・・こう・・・・・負けた気分になってしまいますし。私の技術が魔法に負けるのは許せないのです!

 

深月は嫌々ながらも生活魔法の清潔を発動、しかしながら床の汚れが少し落ちる程度だった

 

何なんですかこの生活魔法は!最初に確認した時もそうでしたが、汚れを落とすだけだとは何とも言えない使いにくさですね。汚れを落とすだけ・・・いっその事現代の清掃機器が出現し魔力で動かせれば時間も短縮できお嬢様の為にもっと尽くすことが出来るのですが

 

絶対に有り得ない事を思いつつ清潔――――すると床の超細かい埃まで一カ所に固まるかの様に集まる光景に唖然、まるでダ〇ソンの様な強力な吸引力で埃を集めた様だ。余りにも驚愕して深月の思考はストップ・・・直ぐに再起動した後

 

「はい?・・・・・何ですかこれ」

 

今起きた光景を有り得ないと思いつつもう一度清潔―――――先程と同じ様に埃を集める

 

「いやいやいや・・・確かに私は掃除機が使えたら今以上に埃は取れると思っていましたが、えっ?生活魔法とは本来こういう代物なのですか!?」←違います

 

ここで深月は慌ててステータスプレートを確認し

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

神楽深月 17歳 女 レベル:5

天職:メイド

筋力:500

体力:700

耐性:400

敏捷:650

魔力:800

魔耐:400

技能:生活魔法[+精密清潔][+想像操作] 熱量操作 気配遮断 高速思考 精神統一 身体強化 縮地 硬化 気力制御 魔力制御 気配感知 魔力感知 節約術 交渉術 戦術顧問[+メイド] 直感 心眼 極致[+剣裁][+拳闘][+体術] 限界突破 言語理解

称号:メイドの極致に至る者

 

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「えぇー・・・」

 

最早有り得ないと言わんばかりに頭を痛める深月。恐らく追加された派生技能の精密清潔と想像操作でこの様な現象が起きたのだろうと予測、精密清潔は恐らく超高性能掃除機の吸引力がこれとなったのだろう。最近の掃除機の力は凄まじい物だからね!さて続いて想像操作、これも掃除機の機構を完全に理解していた為の物だろうと予測される

 

掃除機をイメージしてこれ程とは凄まじい・・・洗濯機等も試したいですが流石に無理ですね。もしも脱水まで出来たとしても乾燥出来るかも怪しい。今日はこれまで―――――――と思いましたがこれだけは確認しておきましょうか

 

イメージするは頭皮と髪質――――――シャンプーやリンス、トリートメントによるさらさらの髪という馬鹿げた物。だが侮るなかれ、女性にとって髪は命と言う人も居るので重大案件、異世界にはその様な物は無いのでもしかしたらこの魔法でどうにか出来るのでは?と自身の髪で挑戦して呆気なく成功。これで皐月に褒めて貰えるとルンルン気分で反復練習して気が付いてしまった。深月は生活魔法の虜になってしまったと言う事に!ショックで落ち込む深月曰く

 

「生活魔法の誘惑に勝てませんでした・・・」

 

と真っ白になりかけていた所で皐月が帰って来て深月を励まし制作した夫婦剣をプレゼントして事なきを得た

因みに派生技能で全体清潔・清潔鑑定と言った清潔に関しての技能が増え想像操作は清潔操作へと進化した

 

 

 

 

 

 

 




布団「燃えろ作者の魂!」
深月「お嬢様が居なければ燃え尽きる所でした・・・」
布団「魔法には勝てなかったよ」
深月「お嬢様が第一ですので仕方が無いのです」
布団「時短になるからどうしてもね?」
深月「ファンタジーの力とは凄まじい物でした」
布団「もうそろそろ読者とのお別れですね」
深月「感想や評価はお気軽にどうそ宜しく御願い致します」

お待ちかね!清水君の行く末は!?

  • 撃たれて終わり(原作通り)
  • お説教されて、先生達と行動
  • お嬢様の忠実なる執事に
  • 男の娘となり、テイマーメイドになる
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