ありふれていない世界最強メイド【本編完結済み】   作:ぬくぬく布団

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深月「読者の皆様方、ごゆるりとどうぞ」









メイドの秘策と決着と勝利

~深月side~

 

拳と拳がぶつかり、ハジメ達の居る空間を震わせ、エヒトは四肢を、深月は片手と片足で攻防を繰り広げる。エヒトが放つ気弾は、弾かれ、流されて直撃を許さない。エヒトは、当たったら爆発する筈の気弾が爆発しない事に苛立つ

 

「何故だ!何故爆発しない!?」

 

エヒトは何度も驚愕する。繰り出した一撃必殺の拳は受け流され、空を切り、深月の攻撃だけが急所を鋭く抉る。深月は、即効性、遅効性の攻撃を巧みに繰り出す事でエヒトの動きを鈍重にしていく

 

「でやあっ!!」

 

空手で言う正拳突きを放つと、衝撃波がエヒトの腕を弾いて無防備な体を晒す。そこに深月が急接近して攻撃といった流れがずっと続いている。一方、深月とエヒトの攻防を見ていたハジメと皐月は、ただただ呆然となっていた。あまりにもレベルが違う戦いは、例え覇墜と身体強化を使用したとしても届く事が出来ない境地だった。あの中に混じれば、余波だけで吹き飛ばされる事は確実だ

 

「・・・とんでもねぇな」

 

「そうね・・・、あの戦いに混じるなんて出来ないわ。クソ神の動きは何とか目で追えるけど、深月の方は完全に理解出来ないわ。直撃する筈の攻撃が逸れると言ったらいいのかしら。・・・本当に今、目の前で起こっている事が分からない」

 

「理解出来ないのはいつもの事だ」

 

ハジメ達から戦いの様子を見れば、ゆっくりと動く深月に攻撃を当てる事が出来ていないエヒトという構図だ

エヒトは攻撃が当たらない事に相当苛立ったのか、一度離れて手をかざす。すると、魔力の塊が生成される。とはいえ、身勝〇の極意を発動した時と同様に散らされれば無意味だ。だが、エヒトはその魔力の塊をハジメ達の方へ投げた

エヒトは、深月がハジメ達を護る為に魔力の塊の進路上へと姿を現すであろうと想定していた。だが、その想定すら甘い。深月は、腕を一閃―――すると、魔力の塊は半分に切れてハジメ達の左右へ通り過ぎ、魔力の塊は霧散した

 

「かき消しただと!?」

 

エヒトはもう一度攻撃を放とうと腕を突き出し、深月はその腕を持って背負い投げた。縦横無尽に駆け回れるこの空間では意味のない筈の背負い投げは、エヒトにダメージを与えた。背中に走る衝撃と、腹部に浸透する衝撃―――深月は、魔力で簡易的な地面を創って叩き付けて掌底を叩き下ろしたのだ。ダメージを受け流す事が出来ない状態での掌底+身勝〇の極意による力の底上げは、エヒトの動きを更に重くさせる一撃だった

 

「馬鹿なっ!?完全な体を持つ我が手も足も出ぬだとぉおおおおおおお!?」

 

「流〇岩砕拳!」

 

深月の流れる川の如し拳がエヒトの攻撃を流し弾き返し、骨を砕く連撃を叩き込む

 

「ぐっ、ぬぉおおおおおおお!」

 

だが、エヒトもただただやられっぱなしではなく、周囲に結界を張って一時的に攻撃を防いで再生魔法で傷を治す。だが、深月は貫き手が結界を貫通してエヒトの胸部を刺し貫く一歩手前で止まった。下手に手を出せば攻撃される可能性がある為、エヒトは体に膜の障壁を張り外側から攻撃を放つ

 

「離れろっ!」

 

全方位からの攻撃は避けられるのは先刻承知―――目的は深月を結界から引き離す事だ。一度体勢を整える事が出来れば、再び万全の状態で攻撃する事が出来るのだ。深月はエヒトの予想通り、結界から離れる。だが、その結界内には置き土産に設置されたストナーサンシャインのエネルギーだった。しかも、任意起爆型の一番質の悪い代物だ。それを見たエヒトは、咄嗟に結界を張ろうとするが、自身を覆い囲む結界と膜の様に包んだ障壁という繊細な魔法を行使している為に対応が遅れて爆発に吞み込まれた

 

「ぐあああああああああああ!?」

 

「まだです―――ヘル・ア〇ド・ヘヴン!!」

 

エヒトは爆発の影響で体が傷だらけになり、爆発した魔力の煙で深月の正確な位置が把握できず、攻撃をどのようにして防ぐかだけが精一杯の抵抗になる

 

「ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ―――――――ウィィィィタァァァッ!!」

 

神域に入った時の技と同じだが、専用グローブを着けていない状態でも出来たのだ。しかも、拳は光り輝き、背からは翼の様に白銀の粒子が収束と放出されていた。第三者から見れば、まるで神の一撃だ

 

「ぐぅぉおおおおおおお!?グッハァアアアアッ!?」

 

エヒトに直撃したが体は粉砕されず、深月の拳が胸部に直撃してそのまま直進した後天高く吹き飛ばされた。しかし、エヒトは吹き飛ばされた時に目に入った。ハジメと皐月の二人の距離は近く、深月が対応出来る距離から離れた事を―――

 

「油断したなイレギュラー共、これが神たる我の絶対なる導き出した解だ!」

 

エヒトは二人に襲い掛かり、深月が勢いのままエヒトに追いかけるが間に合わない。だが、エヒトはハジメ達の事をしっかりと見ていなかった。体がそこにある程度の事、絶対に追い付かれない等の要因もあったのかもしれない。だからこそ、エヒトはハジメ達が合わせるのに我慢していた罠という釣り針に引っ掛かった

 

「我の勝―――」

 

「いいや、俺達の作戦勝ちだ」

 

「深月の身体を返してもらうわよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドキュッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エヒトの手がハジメに触れようとした直前、エヒトの胸部から黒い楔が出現した。それと同時に、エヒトの身体は時間が停止した様にピクリとも動かなくなった

 

「な・・・にが・・・?」

 

「いつもの俺ならご丁寧に説明してやるんだが、今回はそんな事はしねえよ。なんたって深月が目的だからな」

 

深月も追い付き、動けないエヒトを睨みつける。少しでも動けば深月が対処出来る位置に着くと、ハジメと皐月はドンナーに一発の弾丸を装填した。そして、エヒトの額と心臓に向けて発射。二つの弾丸は同時に着弾してゴム弾の様に弾け落ちる

 

「フハハハハ!お遊びか?偉くなったものだなイレギュラー!」

 

「ブラックバレル―――――限定解除、拘束術式発動!」

 

「ガハァッ!?」

 

楔の色が徐々に黒くなる以外目に見える変化がないにも拘らず、エヒトが苦痛の声を上げる

ハジメと皐月がエヒトに撃ち込んだブラックバレルの効果は、エヒトの魂を拘束する効果だけだ。しかし、単一の対象のみに限定した効果は凄まじく、一度でも魂を拘束したら外す事は叶わない

 

「対象を確認した!皐月!!」

 

「待て、何だそれは!?止めろ!止めろぉおおおおお!!」

 

皐月が義手に取り付けたグローブを見て、エヒトの勘が警邏を鳴らした。あれに当たればただでは済まない、最悪の場合は死に至ると

 

「戻って来なさい深月ぃいいいい!」

 

ガッツン!

 

グローブにありったけの魔力を注ぎ込んで全力でエヒトを殴った。その瞬間、胸部の楔が抜けて漆黒の鎖が音を鳴らしながら光る玉をエヒトの身体から引きずり出した。それと同時に漆黒の楔と鎖は砕け散り、光の玉は天高く飛んだ

 

「皐月、やったか?」

 

「手ごたえはばっちりだったけど・・・如何せん意識が戻らない限りは分からないわ」

 

皐月がエヒトを殴ったのは三点の概念魔法を同時発動するトリガーだ。額の弾丸は精神担当の深月の魂を揺さぶる為、心臓部は体にへばり憑いているエヒトの根を枯らせる為、グローブは精神担当の深月を完全覚醒させる為だ

 

「お嬢様、大丈夫です。こういう時の私は、お嬢様の愛の囁きで起きます」

 

「そ、そう?――――ねぇ、起きて深月。キスしてあげるわよ?」

 

「お・・・お嬢様の・・・・・キスですと!?」

 

「あ、マジで起きた。とんでもない愛の忠誠だな」

 

「復活しましたね。では、とっとと傷を癒して戦力になりなさい」

 

「はっ!お嬢様に触れない事を嫉妬ですか?体担当の私は欲望に忠実ですね」

 

「ヤロウブッコロシテヤアアアアアアアル!」

 

二人の深月が取っ組み合いを始めた。シリアスな展開から一転してギャグにも見えるそれは、ハジメと皐月の空気を和らげる

 

「何と言うか・・・カオスだな」

 

「学生深月と大人深月による取っ組み合い。普通なら底上げされている学生深月が勝つのだけれど・・・、身勝〇の極意を発動してないのに同レベルとは・・・流石、深月ね」

 

二人の深月がキャットファイトをしていると、空間が轟き天が光り輝いた。一体何事だろう?とハジメ達が空を見上げて様子を見る。そこには、光が人の顔を模っていた

 

『よくもやってくれたなイレギュラー共!もはや器はどうでもよい!我に歯向かう全ての駒達は殺し尽くしてくれる!!』

 

それは、魂だけのエヒトだった

深月の身体からエヒトの魂を引っこ抜いただけで、殺しきっていないので生きているのは当然だ。だが、今は魂だけだからこそ滅する事が出来る。手加減無しで全員で戦えば何も問題はない

 

『落ちろ、堕ちろ―――星よ、惑星よ―――仇成す全てを灰燼に帰せ』

 

ハジメ達の頭上から、超巨大な物体が降り注ぐ。動いて回避する事は不可能なレベルのそれは、流石に危険の一言に尽きる。ハジメと皐月が宝物庫からヒュベリオンを五十基出して一点集中で撃つ。だが、その巨大な物体はヒュベリオンのレーザーを分散させて大した傷を負わせる事も出来なかった

 

「なにぃっ!?」

 

「ヒュベリオン五十基の攻撃よ!?」

 

ヤバイ、マジでヤバイと冷や汗が流れる二人は、一番頼りになる深月の方へと視線を向ける。そこには、腰溜めに構えた両手から物凄いエネルギーの波動を感じる玉が出来ていた。そして、腰溜めのそれを突き出してエネルギーを一気に放出する

 

「「かめ〇め波ァーーーー!」」

 

二人の深月が放ったか〇はめ波は、巨大な物体に直撃。しかし、その攻撃も空しく、ヒュベリオンの時と同様に分散して傷を与えられなかった

 

「クソッタレ!」

 

「あれでも駄目なの!?」

 

ハジメと皐月は、諦めずに手持ちのアーティファクトを総動員して撃ちまくる。物凄い弾幕だが、落下の速度も、傷も何も変わらない。それどころか、落ちてくる物体が徐々に大きく見える。その違いに気付いたハジメと皐月は、ある可能性に頬を引き攣らせた

 

「あっんのクソ神!月みたいな超巨大の星を降らせたのか!」

 

「質量が違い過ぎる!こんな所じゃ終われないっての!!」

 

最後まで諦めない―――生きて仲間の元に戻り、地球へと帰る。今出来うる事を全て必死になって考えていると、体担当の深月が深呼吸をして宝物庫から最終兵器の一つを取り出す

 

「ハジメさん、お嬢様、お下がりください!」

 

精神担当の深月はハジメと皐月を抱えて後方へ退避し、体担当の深月が何をするのかを見る。そこには、開戦に使用された戦略巨大兵器だった。あれには分解魔法も付与されているので、傷を付ける事も出来るだろう。だが、問題はそこではない。いくら分解魔法が付与されているとはいえ、質量の差が大きすぎる

 

「ゴル〇ィオン、クラッシャァァァァァアアアアアアア!!」

 

本日二回目の登場の勇者王の兵器擬き。オリジナルは恒星を破壊出来る威力を有しているが、これは劣化版―――落ちてくる星を消滅させる程の威力は無い

 

「ぐっ!だっりゃああああああああああ!!」

 

圧し掛かる重量に筋繊維や骨が壊れるが、即時再生し破壊されを繰り返す。激痛を伴いながらも、攻撃をする意思は見事だ。だが、それでは星を砕くには不十分だ。いや、それどころかゴルディ〇ンクラッシャーの大本の武器そのものに皹が少しずつ入り始めた。アザンチウム鉱石をふんだんに使ったのにも拘らず、ぶつかる威力に先に悲鳴を上げた

 

「ハジメさん、今すぐアザンチウム鉱石の刀を作ってください。純度は百でお願いします!」

 

「っ!任せろ!!」

 

「ただ作るだけじゃ駄目よ。本当の一撃―――深月の想いを増幅させる!」

 

ハジメと皐月は、今出来るうる全ての力を注ぎ込む。アザンチウム鉱石は日本刀は深月の髪色と同じ白銀に染まり輝く。その光は、まるで命の鼓動の如く波がある

 

「「深月、頼んだぞ(わよ)」」

 

「はい、ありがたく頂戴致します」

 

深月が刃を手に取ると、光はより一層輝く。精神担当の深月は、身勝手〇極意を完全に自分のものにしていないので発動する事は叶わずだが、それを補うだけの身体能力は有している

 

想いに応える刃、私の想いは一つ―――障害を取り除く事だけ。なれば、何が邪魔をしている?クソ神と星だ。一切合切を切り払う。因果を断ち、宿命を断ち、概念すらも断ち切る

 

精神担当の深月は、目を瞑り想いをただ一つにして概念を付与する。無用な物は要らず、ただ必要なのは断ち切る事。断ち切った後には何も残らず、それは残る事を赦さない

 

イメージしろ、常にイメージするは最強の自分

 

『潰れて居なくなれ、イレギュラーーーーッ!』

 

「潰させてたまるかぁあああああああああ!!」

 

雑音を拾うな、神経を研ぎ澄ませ―――

 

バキッ!

 

「しまっ!?」

 

『我が計画は遂に完遂するのだ!そこにイレギュラーは必要ない!!』

 

遂にゴルディ〇ンクラッシャーは折れてしまった。もう抵抗は無意味と勝利を確信したエヒトは笑う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が()が求めるは、縁を切り、定めを切り、業を切る―――それ即ち。運命を解き放つ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

精神担当の深月が持つ刃がどんどん光り輝き、星の、惑星の息吹の様な力が纏う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・其処に至は数多の研鑽。千の刃、万の刃、人と物の想いはただ一つ。其処に辿るあらゆる宿命。其処に示すはあらゆる宿願。業を築きに築いた邪神を断つ刃―――縁起を以て宿業を絶つ。冥土の土産に拝め!これが、これこそが人の願いの刀なり!」

 

『何だあの光は!?何だあの力は!?』

 

深月は刀を両手で握り、上段に構える

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「宿業一閃!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上段に構えた刀を振り下ろした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは、星を両断し、光の顔のエヒトも両断した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ハジメside~

 

『ば、馬鹿なぁあああああああ!?この我が、神である我がぁあああああああ!?』

 

切られた星はバラバラに砕け粉になり消えた。エヒトも星と同じ様に真っ二つに切れ、必死に再生しようとしているのだろう。何度もくっ付いたり離れたりを繰り返している

 

ビキッ―――バリィィィンッ!

 

精神担当の深月が持っていた刀は粉々に砕け散り粉となった。必要な一振りが終わった事で、刀の仕事が終わり星に還ったのだ

 

『ギィイイイイイイイイイ!ユルサヌ、ユルサヌゾイレギュラーーーーーーーッッ!!』

 

未だに生きている事に関しては流石の一言だ。だが、終わりは確実に近づいている。エヒトは、光から毒々しい色に変わり人型へと姿を変え、その全容は気持ち悪いの一言に尽きる。体全体が徐々に溶けて膿が噴き出しているのだ。正直言って触りたくもない

 

『ゴロズゥ、ゴロズゥーーーーーー!』

 

シュラーゲンやヒュベリオンで攻撃するが、噴き出る膿に弾丸が止まり、ヒュベリオンは表面を焼く程度だ。火力が未だに足りておらず、精神担当の深月が接近戦を試みるも膿の弾力によって打撃があまり通じていない。それならばと、気力や魔力の攻撃を行うも効果は著しくない

 

「くっ!?この手応えでは殺せない!」

 

深月が焦っている理由は、ゼロの時と似た様にエヒトの身体が膨張しながら魔力が巨大になっている。自爆まで残り数分―――

 

「ちょちょちょっと待って!あの魔力量何なの!?」

 

「・・・まさか、自爆か!?」

 

またしても道連れ自爆に嫌になる。もしも爆発すればこの空間は勿論、地上も蒸発してしまうだろう。体担当の深月も攻撃に加わるが、それでも有効打を与えるまでには至らなかった。身勝手〇極意を使用していても突破出来るだけの地力が足りない

 

「あの深月でさえ駄目なのか・・・?」

 

ハジメと皐月が打てる手は全て打った。届かないと心が折れそうに―――

 

「体担当の私、今のままでは勝てないのは明白です。なら、何をするかは理解していますね?」

 

「元は一つだったので問題はないでしょう。ちゃんと覚えていますか?」

 

ならなかった。深月は冷静にこの状況を打開しようとしているし、何やら秘策がある様子だ

 

「当然、前世で何度も極みのごっこ遊びをしていたでしょう?」

 

「気はこちらで合わせます。動作スピードはそちらに任せますよ?」

 

二人は横に並んで立ち距離を取る。ハジメ達は何が起きるのかさっぱり分からないが、取り敢えずとんでもない事が起きるのは間違いないと思った

二人の深月は両腕を同時に平衡に上げ―――動き、速度全てが左右対称に動く。物凄くダサくて、「こんな時にふざけるな!!」とハジメと皐月の突っ込みを入るが、そんな言葉に気にしない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「フューーーージョン!         ハァッ!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に人差し指の先端を寸分違わず合わせると同時に、深月を中心に膨大なエネルギーの本流が溢れ光り輝く。光が徐々に収まり、姿を現したのはメイド服から一転して特殊な胴着を身に着けていた深月だ

深月の身体からエヒトが出た時点で地上に映す魔法が切れているから結果としては良かった。何故なら、上半身は肩と胸を隠す程度の服だからだ。服を留めるボタンやチャックも無く、開いているのだ。しかし、深月の胸はスイカ並みの大きさなので、殆ど隠れていなかった

 

「ちょぉおおおっと!?合体した!?なにアレ・・・なにアレ!?」

 

「はああああああ!?なんだそりゃああああああああ!?」

 

まさか合体するとは思いもしなかった二人は、物凄く驚愕してテンパっていた

 

「「これからクソ神を殺します。――――――――――はああああああああああああ!!」」

 

驚愕している二人の反応は無視して、深月は全神経を集中して身勝〇の極意の領域へと再び踏み込んだ。どちらの深月も一回以上身勝○の極意に入り込んでいるからこそ、己の意思だけで入る事が可能となったのだ

 

「「さぁ、決着をつけます!」」

 

白銀の粒子が爆発し、深月の拳がエヒトの体に直撃。音を置き去りにする速度と、たったの一撃の衝撃が波紋の様に広がり爆音が響いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~深月side~

 

「「だらあああああ!」」

 

深月のラッシュの嵐に、エヒトの肉は削がれる。だが、削がれた肉は再生を繰り返して膨張している。それを見た深月は、削がれるよりも早く再生して膨張する肉が衝撃を吸収している事にいち早く気付く

 

「「衝撃の内包はさせません!」」

 

乱打から、浸透系と貫通系の融合打撃に切り替えて一撃を放つ。エヒトの腹部に拳が当たり、衝撃が背中から抜けて膿が飛散する

 

「うげぇ・・・」

 

「・・・気持ち悪い」

 

血に染まった膿が飛び散る光景を見て、ハジメと皐月は頬を引き攣らせる。血等が飛散するならまだ普通だが、べっとりとした膿に関しては別だ。あんなものに触れたくもないし、当たりたくもないと思い深月から離れる

 

『ギザマァ、ギザマァガアアアアアアアアアアアア!』

 

「「てりゃあああああーーーーー!」」

 

エヒトは、肥大化した腕で深月に殴り掛かるも腕に手が添えられて軌道をずらされてカウンターで膝蹴りが顎に直撃する。深月は、膝蹴りをもう一撃、もう一撃と計三回を打ち込みサマーソルトキックでエヒトを吹き飛ばした

深月が体勢を整えて片手を掲げると、掌に白銀の粒子が集まり虹の輝きを放つ玉となった。誰もが見惚れる玉のそれは、対エヒト用の攻撃だと分かる。エヒトの体勢は整っておらず、深月はその無防備な体に向けて放った。玉はエヒトの胸部に吸い込まれて動きが止まった

 

『ギァアアアアアアアアアーーーーーー!?』

 

エヒトの身体はグズグズに崩壊し始めた。確実にエヒトの死を与える攻撃を放った深月は、両手を突き出していた。両手の間には巨大な熱を持ったエネルギーが鎮座しており、いつでも攻撃出来る状態に移っていた

 

「「ビックバンか〇はめ波ァーーーーーーーーー!!」」

 

先程の玉よりも強大なエネルギーの本流は、エヒトが悲鳴を上げるよりも早くその全てを吞み込み細胞一つ残さず消し去った。それと同時に、合体していた深月が二人に戻った

 

「は?」

 

「え?」

 

二人の深月は手を握ったり開いたりして調子を確かめているが、これといった違和感や不調は感じられなかった。深月は、何故フュージョンが解けたのかが分からなかった。だが、よくよく考えればそれは仕方のない事だ。身勝〇の極意の領域入り、普段では絶対に出来ない攻撃をポンポンと放っていたから仕方がない

 

「「深月が勝った!」」

 

ハジメと皐月は、ハイタッチをしてこの勝利に喜んでいる。すると、この空間が鈍い音を鳴らしながら至る所に亀裂が入った。この空間―――いや、神域を作ったのはエヒトであり、その場所を維持する者が居なくなれば崩壊するのは当然の結末だ

 

「さっさと帰るぞ!」

 

「出口は―――っ!?」

 

皐月が出入り口の方を見ると、光が砕け散っていた。その場所に行っても何も変わらず、出入り口が完全に潰されてしまっていた

 

「ハジメ、深月!ゲートキーは!?」

 

「・・・すまん。クソ神に宝物庫諸共粉々にされた」

 

「こちらはユエさん達の脱出用に渡してしまいました。申し訳ございません。合体していたら出口を作れると思っていたのですが・・・」

 

「そう・・・想定以上の早さで戻ったという事ね。なら、概念魔法でゲートキーを―――」

 

「・・・魔力が足りません」

 

皐月が深月に概念魔法でゲートキーを作成を頼もうとするが、深月の方も概念魔法でゲートキーを作成する程の魔力が残されていなかった。この空間から脱出する術が無く、ひび割れた空間の隙間から時折地上の様子が見えているので一か八かで飛び込む事も一考しなければならない

 

「・・・八方塞がり、だ。後は、賭けるしか・・・ない」

 

「不確定要素満載な賭けに命を預ける・・・でも、これしか方法がないわ」

 

ハジメは皐月を抱きしめ、覚悟を決めた表情をして飛び降りる事を選択した

 

「「・・・行くぞ(わよ)」」

 

ハジメと皐月は抱きしめ合い、深月は二人を挟んで護る様にして飛び込もうとした瞬間―――

 

『ちょあーーー!絶妙なタイミングで現れるぅ、美少女戦士、ミレディ・ライセンたん☆ここに参上!私を呼んだのは君達かなっ?かなっ?』

 

「「「「・・・・・」」」」

 

何かが現れた。・・・いや、野生のミレディが現れた!

流石に予想していない登場に、四人の目が点になる。しかし、ミレディはいつも通りのウザったい言葉でハジメ達に突っ込みを入れる

 

『なんだよぉ~、せっかくピンチっぽいから助けに来てあげたのにぃ~、ノーリアクションかよぉ~。ミレディちゃん泣いちゃうぞ!シクシク、チラチラッてしちゃうぞぉ?』

 

「・・・うぜぇ」

 

「・・・潰されたいのかしら?」

 

二人は、思わずついつい本音を漏らす。しかし、それと同時に周囲に違和感を感じた。それは、先程まで空間にひびが入ったり、変わる景色等の全てが停止しているのだ

 

「これ・・・お前、か?」

 

『ふふん、まぁね。このくらい解放者たるミレディちゃんには容易いことさぁ~。といっても、あと数分も保たないけどね☆』

 

「もしかして・・・脱出出来るの?」

 

『もっちろんだよぉ!既にお仲間ちゃん達も地上に投げ捨てて来たからね☆後は四人だけだよん!流石、私!出来る女だっ!はい、拍手ぅ拍手ぅ!・・・あれ?メイドって二人居たっけ?』

 

「あぁ、クソ神は引っぺがしてぶっ殺した。まぁ、トドメは深月が殆どだったがな」

 

『そっかそっか~、ウサちゃんの言っていた依り代にされたメイドは解放出来たんだね!それに二重人格?いや、魂の分裂?・・・まぁ、その辺は気にしないでおくよ♪』

 

出会った当初のミレディとはかけ離れた気遣いと処置に感謝しかない。とはいえ、自分達に出来ない事をやってのけるその技術には悔しい思いが一杯だ

 

『ほい、これ【劣化版界越の矢】、最後の一本ね。こんな不安定な空間でないと碌に使えない不良品だけど脱出には十分なはずだから。後、サービスで回復薬だ!矢の能力を発動させるくらいには回復するはずだよん!それ飲んだら四人共さっさとゴー!ゴー!あとはお姉さんにまっかせなさ~い☆』

 

「・・・お前は?一緒に、出るんじゃないのか」

 

「ハジメさん、ミレディさんは自己犠牲・・・いえ、本当の意味での後片づけをするだけです」

 

ハジメと皐月は、深月が言う自己犠牲という言葉を聞いてミレディが何をするか理解した。この崩壊する世界を一時的にとはいえ維持出来るのであれば、いずれ来る崩壊に関してもどうにかする術を持っている。だが、それにはミレディがこの空間に居なければならない

 

『私は、残るよぉ~。こんなデタラメな空間を放置したら地上も巻き込んで連鎖崩壊しちゃいそうだからね』

 

「・・・そう」

 

ミレディが言うには、自身のゴーレム本体と魂を魔力に変換して崩壊する空間を圧縮してゴミ箱へとシュート!する予定との事だ

 

『これは私の自己満足さぁ。仲間との、私の大切な人達との約束―――"悪い神を倒して世界を救おう!"な~んて御伽噺みたいな、馬鹿げてるけど本気で交わし合った約束を果たしたいだけだよん。あのとき、なにも出来ずに負けて、みんなバラバラになって、それでもって大迷宮なんて作って・・・ずっと、この時を待ってた。今、この時、この場所で、人々の為に全力を振るうことが、ここまで私が生き長らえた理由なんだもん』

 

長い時を経て、ミレディ―――いや、解放者達の願いが達成されたのだ。そして、エヒトの居ない世界を望む為に、崩壊の衝撃で世界諸共破壊されるのは絶対に避けたい。その為ならば、魂を燃やしてでも守り世界を託す事を望む

 

『ありがとうね、南雲ハジメくん、高坂皐月ちゃん、神楽深月ちゃん。私達の悲願を叶えてくれて。私達の魔法を正しく使ってくれて』

 

「私は自分の為だけに使いました。しかし、ミレディさんの重力魔法は一番お世話になりました。この魔法がなければ、クソ神を殺す事すら叶わなかったでしょう」

 

『いや~、ホント私の重力魔法が最強だね!なにせ私だからね!前に言ったこともその通りだったでしょ?"君が君である限り、必ず神殺しを為す"って』

 

「・・・"思う通りに生きればいい。君達の選択が、きっとこの世界にとっての最良だから"とも言っていたな。俺達の選択は最良だったか?」

 

『もっちろん! 現に、あのクソ野郎はあの世の彼方までぶっ飛んで、私はここにいるからね!この残りカスみたいな命を誓い通りに人々の為に使える。・・・やっと、安心して皆のところに逝ける』

 

ミレディの表情はゴーレムなので分かり難いが、涙を流しているかもしれないと想像出来る程感慨深い言葉だった

 

『さぁ、四人とも。そろそろ崩壊を抑えるのも限界だよん。君達は待ってくれている人達の所へ戻らなきゃね。私も、待ってくれている人達の所へ行くから』

 

回復薬を飲み、魔力を回復したハジメ達は精神担当の深月の手に握られた劣化版界越の矢を発動させながら真っ直ぐにミレディを見つめ返した

 

「・・・ミレディ・ライセン。あなたに敬意を。幾星霜の時を経て、尚、傷一つないその意志の強さ、紛れもなく天下一品だ。オスカー・オルクス。ナイズ・グリューエン。メイル・メルジーネ。ラウス・バーン。リューティリス・ハルツィナ。ヴァンドゥル・シュネー。あなたの大切な人達共々、俺達は決して忘れない」

 

「解放者達の行動は無駄じゃなかった。必ず、後世に伝えていくわ」

 

『二人共・・・な、なんだよぉ~。なんか、もうっ、なにも言えないでしょ!そんなこと言われたら!ほら、本当に限界だから!さっさと帰れ、帰れ!』

 

ミレディは照れた様な表情をしているのか、そっぽを向いてシッシッとハジメ達を追い払う

 

「ミレディさんが仲間達の元へと送られますように」

 

体担当の深月が小さな気と魔力の混合弾をミレディの頭上に放ち弾ける。それは虹色の粒子となり、ミレディを祝福する様な演出をした

 

「じゃあな、世界の守護者」

 

「仲間達と平和な世界を見守ってね」

 

ハジメと皐月もミレディとの別れの挨拶を言い、精神担当の深月は劣化版界越の矢を起動させて、四人は深淵の様な崩壊した空間へと飛び降りて行った

 

『世界の守護者、ね。むず痒いなぁ。最後の最後にあの演出と言葉、あれは反則。・・・報われた、なんて思っちゃったじゃんか』

 

ミレディは独り言を漏らしながら、その身を中心に黒く渦巻く球体を作り出した。黒い球体はスパークを発しながら徐々に膨らんでいく。ミレディが上へと見上げると、走馬灯の様に解放者達の姿が見えた

 

『みんな・・・。なんだ、迎えに来てくれたんだ。えへへ、じゃあ、言っちゃおうかな。遂に、言っちゃおうかな!』

 

周囲を呑み込み己の身体も塵の様に粉々になる中、ミレディは天真爛漫を絵に描いたような表情で叫んだ

 

『みんなぁ、たっだいまぁーー!!』

 

黒は白を呑み込み、爆発―――。神域全てを呑み込んだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハジメ達とエヒトの戦いを映していた物は消え、赤黒い空が未だに地上を覆っている。先兵を倒し終えたとはいえ、地上の者達は空から鳴り響く轟音や突風にまともに立っていられない。遠く離れた場所でも戦いの余波が及ぶこの状況は、戦場に居る者だけでなく避難している一般人の耳にも音だけが聞こえていた。いつ終わるか分からない生存か絶滅の二つに一つ―――誰もが精神をゴリゴリと削られていた

 

『皆さん、絶望する必要などありません!あそこには、あの人達がいるのです!今、この瞬間も、あそこで悪しき神と戦っているはずです!先兵が堕ちたのも、空の世界が壊れていくのも、悪しき神が苦しんでいる証拠です!だからっ、祈りましょう!あの人達の勝利を!人の勝利をっ!さぁ、声を揃えて!私達の意志を示しましょう!』

 

畑山が皆の精神が壊れない様に奮い立たせる。それに応える様に、リリアーナが、メルドが、ガハルドが、カムが、ヘリーナが声を上げる

 

『勝利をっ!!』

 

それぞれ先陣切って戦っていた者達が叫ぶ事で、周囲の兵士達もそれに呼応する

 

―――勝利をっ! 勝利をっ! 勝利をっ! 勝利をっ! 勝利をっ! 勝利をっ! 勝利をっ! 勝利をっ! 勝利をっ! 勝利をっ! 勝利をっ! 勝利をっ!

 

戦場に大合唱が響く。人族、亜人族、魔人族全ての者達が勝利を信じて雄叫びを上げる。そんな中、ただ静かに空を見上げる二人―――香織と雫だ。崩れ行く神域を見つめながら皆の帰還を信じていると、神域の入り口付近くに空間の歪みが現れた

 

「んーーー、出たーーー!」

 

「ちょっユエさん!?ここ空ですよ!」

 

「流石に妾とてこの高さからの墜落は死ぬのじゃ!」

 

「・・・失敗した」

 

「ひぇええええええ!?誰か助けて下さいですぅううううううううう!」

 

ユエとシアとティオが現れた。しかし、色々と怪我をしているのかそのまま墜落する様に降って来た光景を見て、香織と雫が駆け出して三人をキャッチしてゆっくりと地上へと下ろす

 

「ユエ、シア、ティオ!お帰りなさい!!」

 

「三人共物凄くボロボロね。香織、早く治療しなさい」

 

「あっ、そうだよね。ちょっと待っててね」

 

ゼロの攻撃は三人に途方もないダメージを与えていた。体の芯までボロボロにされて、魔法のエキスパートなユエですら正確な魔力コントロールすら覚束なかった。それにより、地上の地面の傍に繋いだ筈なのにスカイダイビングする羽目となった

 

「ねぇ、ハジメくんと皐月と深月さんは?」

 

香織は、この場に現れていない三人がこの場に居ない事を心配する

 

「香織さん、ハジメさん達は私達とは違う所で戦ったんです」

 

「・・・先兵のオリジン強すぎ」

 

「そうじゃのう・・・妾は傷が癒えても当分動けぬぞ」

 

「ティオさんが一番執拗に攻撃されていましたからね」

 

ユエ達から色々聞くと、深月がユエに渡したゲートキーは使えても神域を出るには出力不足との事だった。出口も分からなくなったユエ達は、どうしようかと考えている所にミレディが現れて劣化版界越の矢を使って地上へ飛び出たとの事だ

ミレディがハジメ達の元へ向かう事を聞いたユエ達は、「自分達も連れて行け」と言ったが、その全てを却下された。もし、向こうで戦闘が続いていたら足手纏いになるし、そうでなくても劣化版界越の矢で全員外に出る事が出来なくなる可能性があると言われた。梃子でも動きそうになかった三人は、ミレディの、「絶対に彼等を地上へ戻す」の言葉を信じて託す事にした

 

「・・・あの時のミレディは、ふざけた事をしている時の目とは違っていた」

 

「何処か覚悟がある人の雰囲気をしていたので託す事にしました」

 

一通りの説明も終わったが、戦場の方では未だに雄叫びは続いている。ユエ達が地上に帰ってきてから数十分後、ユエ達が出た場所に同じ様な空間が割れて白銀の光の柱が降り注ぐ。その柱は、赤黒く染まった空を浄化するかの様にかき消して元の青空へと戻した。そして、その柱の上から降りてくる四つの人影―――それを確認したユエ達は、支えられながらも降りてくるであろう場所へと歩いて行った

ハジメは大人深月に俵抱えされ、皐月は学生深月にお姫様抱っこされて危なげなく降り立ち帰還した

 

『わ、私達の、勝利ですっ!』

 

畑山の感極まった勝利の声から一拍―――

 

――ォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!

 

こうして決戦は終了、人類が勝利を勝ち取った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




布団「決戦終了~。人類の勝利である!!」
深月「フュージョン出来て何よりです」
布団「普通は出来ないからね?」
深月「身勝〇の極意に覚醒してから・・・何となく出来ると感じましたから」
布団「・・・さて、次回はエピローグだよ。と言っても、大雑把な流れと地球に帰還という流れになります。長さは・・・微妙かな?」
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