ウィルブレイク   作:公私混同侍

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~ルール その①~
パワーの優劣について

『ウィルブレイク』>『ギガクラッシュ』>『レーザーフォース』>『シューティングスター』>『ヘイルマリア』


ゲームの進め方

グリン「ルールを説明するぜ。お互いの持ち点は『3点』。スキルは2回まで使える。でも同じスキルを2回使うことはできないぜ」

 

是政「『レーザーフォース』を2回使うことはできないってことだな」

 

グリン「うん。それとカードの引き直しは『レグ』につき1回まで。本当は山札が2枚しかない時はできないんだけど、今回は特別に引き直していいよ」

 

是政「『レグ』ってターンみたいなやつ?」

 

グリン「そうそう。このゲームでは最初のターンのことを『ファースト・レグ』って呼ぶんだぜ」

 

是政「最後のターンは『ファイナル・レグ』か」

 

グリン「それと山札が先になくなった方が敗け」

 

是政「同時になくなったらどうなるんだ?」

 

グリン「5枚引いても勝負がつかない時は『オーバー・レグ』になる」

 

是政「『オーバー・レグ』の説明は……今はいいか」

 

グリン「よし!やろうぜ!」

 

 

 

『ファースト・レグ』

 

是政「山札からカードをめくるっと」

 

グリン「オレは引き直しはしないけど兄ちゃんどうする?」

 

是政「俺もこのままでいい(引いたカードは『ギガクラッシュ』。絵柄、雰囲気、いかにも強力そうなカードだ)」

 

グリン「よし。カードを一緒に出すよ。せーのっ――」

 

是政「どうだ?」

 

グリン「兄ちゃんは『ギガクラッシュ』。オレは『シューティングスター』

。パワーは『ギガクラッシュ』の方が強いからオレの持ち点が『2点』になっちまった」

 

是政「よくわからないけど幸先いいぞ」

 

グリン「『ギガクラッシュ』のスキルは相手のカードを宣言して『エリア』に置かせることができるんだぜ」

 

是政(そうか!強力なカードを山札から捨てさせることができるんだな!)

 

グリン「『スキル』は2回までしか使えないから忘れないでくれよ」

 

是政「なら俺は『レーザーフォース』を宣言する」

 

グリン「ちゃんと覚えてくれてたんだ。『レーザーフォース』はスキルが強力だから正解だぜ」

 

是政「これで俺の山札は4枚。グリンは3枚だ」

 

グリン「えっへっへ」

 

是政「なんだよ、その笑いは」

 

グリン「5枚の『カード』には『エリアスキル』があるんだぜ」

 

是政「もしかして『エリア』に置かれると発動するのか?」

 

グリン「そうさ!『レーザーフォース』は山札から直接『エリア』に置かれると、お互いの持ち点を『2点』にするんだ!しかも『エリアスキル』の使用回数に制限はなし!」

 

是政「そんなのありかよ。ちゃんと読んどけば良かった……」

 

グリン「パワーで勝ってもスキルで状況が変わっちまうなんてビックリだろ?」

 

是政(このゲーム、結構単純だと思ってたけど――)

 

グリン「頭を使うんだよ~」

 

 

是政の山札 4枚

持ち点:2点

エリアに置かれたカード

『ギガクラッシュ』

スキル使用回数1回

 

 

グリンの山札 3枚

持ち点:2点

エリアに置かれたカード

『シューティングスター』

『レーザーフォース』

スキル使用回数0回

 

 

 

『セカンド・レグ』

 

是政「とりあえずカードを引くしかない」

 

グリン「勝負はこれからこれから」

 

是政(俺が引いたのは『レーザーフォース』!)

 

グリン「引き直ししなくてもいいのか?」

 

是政「ああ、勝負だ」

 

グリン「オレが引いたの『ギガクラッシュ』だぜ。兄ちゃんが引いたのは『レーザーフォース』だ。持ち点が『1点』減っちまったぜ」

 

是政「くっ、残りの持ち点は『1点』!だが、俺は『レーザーフォース』のスキルを使う!」

 

グリン「ありゃ、オレの持ち点が『1点』になっちまった」

 

是政「次で最後だな」

 

グリン(兄ちゃん、『エリア』に置かれたカードを確認してないけどまあいいや)

 

 

是政の山札 2枚

持ち点:1点

エリアに置かれたカード

『ギガクラッシュ』

『レーザーフォース』

『ヘイルマリア』

スキル使用回数 2回

 

グリンの山札 2枚

持ち点:1点

エリアに置かれたカード

『シューティングスター』

『レーザーフォース』

『ギガクラッシュ』

スキル使用回数 0回

 

 

 

『ファイナル・レグ』

 

是政「俺が引いたのは…(『シューティングスター』か。確かこのカードは『レーザーフォース』より弱い。ダメだ……)」

 

グリン「オレは引き直さないぜ。兄ちゃんは?」

 

是政「引き直す」

 

グリン「それじゃあそのカードを山札の一番下に入れて、上のカードを引くんだ」

 

是政「……!?」

 

グリン「兄ちゃんの勝ちだね」

 

是政「グリン、手抜き過ぎ(そういえば『エリアスキル』使うのを忘れてた)」

 

グリン「だってさ、兄ちゃんがちゃんとゲームを理解してくれて嬉しかったんだよ」

 

是政「だからあえて引き直しもしなくて、スキルも使わなかったんだな?」

 

グリン「うん、ごめんなさい」

 

是政「まったく、やなヤツ」

 

グリン「でも兄ちゃん運が強いよ」

 

是政「なんでだ?」

 

グリン「だって初めてやって『ギガクラッシュ』『レーザーフォース』『ウィルブレイク』を引き当てるなんて、簡単にできることじゃないって父ちゃんが言ってたんだ」

 

是政「そうか?まあ、確かにパワーだけなら強いカードばかりだけど」

 

グリン「そのカード兄ちゃんにあげるからさ、明日またあの空き地に来てくれよ。たまにでもいいからさ」

 

是政「学校に行くって約束するならな」

 

グリン「うっ……」

 

是政「やっぱりこのカード返すわ」

 

グリン「行くよ!行く行く!」




~ルール②~
『レーザーフォース』

パワー:『ギガクラッシュ』より弱い
スキル
「自分の山札の1番上をめくり『エリア』に置く。その後、相手の持ち点を『1点』減らす。但し、相手の持ち点が『1点』の場合、または山札が0枚の時はこのスキルを使用できない。」

エリアスキル
「このカードが山札から『エリア』に置かれた時、自分と相手の持ち点は『2点』になる。」
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