『スキル』の優先順位について
カードに記されたパワーの低い方から先に使用することができる。
スキルの使用回数が残っていない場合やパワーが同じ場合は使用できない(持ち点は変わらずカードは『エリア』に置かれる)。
『ヘイルマリア』のスキルと各『エリアスキル』は無制限に使用できる(使用回数には含まれない)。
~空き地~
かりん「学校に来てくれたと思ったら、また空き地に呼び出すなんてどういうつもり?」
グリン「ちょっと相談にのってもらおうと思って……」
かりん「ゲームする相手を紹介してほしいって言うなら私帰るから」
グリン「じゃあ、オレの代わりにゲームしてほしい人がいるって言ったら?」
かりん「そんな人いたらとっくにゲーム嫌いになってると思うけど」
グリン「相変わらず強気だなぁ……」
是政「おーい、また喧嘩してるのか?」
かりん「あっ!昨日のお兄さんっ!」
グリン「ったくよ、来るのが遅いぜ」
是政「仕方ないだろ。高校生は義務教育を受けてるお子ちゃまとは違うんだよ」
かりん「お兄さんね、グリンに変なこと吹き込んだの!」
是政「変なこと?」
グリン「オレは何も言ってねぇだろ!それより兄ちゃんと勝負してくれよ。かりんにとって手強い相手になると思うんだ」
かりん「お兄さんもゲームやるの?」
是政「いやあ、昨日教えてもらったばっかりだから――」
グリン「オレが教えられることは全部教えたし、兄ちゃんならかりんを倒せる!」
かりん「そこまで言うんだったら勝負しよ」
是政「いやいや無理だって!勝てるワケないって!」
グリン「やってみなきゃわかんねぇだろ!」
かりん「私が勝ったらもうグリンとは関わらないで」
是政(なんじゃそりゃ?)
グリン「言われっぱなしなんて男じゃないぜ!兄ちゃん、バシッと決めてやってくれよ!」
是政(なぜ二人は勝手に盛り上ってるんだ……?)
『ファースト・レグ』
是政(気がのらないな……)
かりん「早くしてよ。暗くなっちゃうよ」
是政「あ、ああ。(最初のカードは……うっ、『ヘイルマリア』かよ……)」
かりん「ルールは知ってるんでしょ?持ち点は『3点』。引き直しは『レグ』につき一回まで。山札が2枚しかない時はダメ。スキルは2回まででいいよね?」
グリン「十分十分」
是政「(こんな弱いカードじゃ勝負にならない)俺は引き直す」
かりん「ふん」
是政「くっ……(今度はパワーが2番目に低い『シューティング』かよっ!)」
グリン「兄ちゃん、昨日のは一体なんだったんだよっ!」
是政(俺が聞きたいわ……)
かりん「私は『ウィルブレイク』」
是政「!?」
グリン「いきなり一番パワーが強いカードかよ……!?」
是政「も、持ち点が2点に……」
是政の山札:4枚
持ち点:2点
エリアに置かれたカード
『シューティングスター』
スキル使用回数0回
かりんの山札:4枚
持ち点:3点
エリアに置かれたカード
『ウィルブレイク』
スキル使用回数0回
『セカンド・レグ』
かりん「やる気なくなっちゃった?(最初に『シューティングスター』出す人、初めて見たかも)」
グリン「なくなるワケねぇだろっ!是政兄ちゃんの真の力はこれからだぞっ!」
是政(勝てる気がしない。とりあえず自分のペースでやっていくしかない――)
かりん「今度はいいカード引けた?」
是政(今引いたカードはどう使えばいい?それにかりんはなぜ俺の『エリア』を見てるんだ?)
グリン(兄ちゃん、カードと睨めっこしてたってしょうがないよ!ガンガン攻めてかなきゃ!)
かりん「ズルい!二人でコソコソしないでよ!」
是政「思いきって勝負するしかない!コイツで行くッ!!」
かりん「私は『レーザーフォース』……あっ、お兄さんは『ギガクラッシュ』だ」
グリン「やったぜ!兄ちゃんがパワーで勝った」
是政「そして俺は『ギガクラッシュ』のスキル――」
かりん「まって。スキルを使用するには優先順位があるんだよ。パワーの低い方から先に使えるの」
是政「知らなかった。また一つ勉強になったよ」
かりん「わ、私は『レーザーフォース』のスキルを使って山札から1枚『エリア』に置くから!(急に素直にならないでよ。ちょっとドキッとしちゃった)」
グリン「マズイよ、兄ちゃん」
是政「何がだ?『レーザーフォース』のスキルは相手の持ち点を『1点』減らすんだろ?俺の持ち点はまだ『1点』残る」
グリン「それだけじゃないんだよ。カードには山札から『エリア』に置かれると持ち点を減らせたりする『エリアスキル』って言うのがあるんだ」
是政「あっ……(そういえば昨日そんなこと言ってたような)」
かりん「覚悟はいい?恨みっこはなしだから」
グリン「は、早く引けよ!」
是政(手元が暗くて見えづらくなってきた)
かりん「私が引いたのは……『ヘイルマリア』」
グリン「よ、よかったぁ……」
是政「なあ、『ヘイルマリア』の『エリアスキル』って何だ?」
グリン「『ヘイルマリア』は持ち点を『1点』増やすんだ」
是政「俺の?」
かりん「そんなワケじゃん!私の持ち点が増えるの!お兄さんは『スキル』使わないの?」
是政「そうだった。俺は『ギガクラッシュ』の『スキル』を使う」
グリン「スキルはカード名を1枚宣言して相手の山札にそのカードあったら『エリア』に置かせることができるんだ。もしなければ自分の山札から『エリア』に置く。お互い持ってなければ自分は『エリア』から好きなカード1枚、山札に加えることができるんだぜ」
かりん「ちなみに『ヘイルマリア』は『エリアスキル』が発動すると山札に戻るの。そしてシャッフルする」
是政(『ヘイルマリア』は再利用できるのか。さて何のカードを置かせるべきか?かりんの『エリア』には『ウィルブレイク』と『レーザーフォース』がある)
是政(ということは『ギガクラッシュ』を置かせればパワーで高いカードが存在しなくなる。いや、ダメだ。『ギガクラッシュ』の『エリアスキル』で俺の持ち点を『1点』減らされてしまう)
是政(『ヘイルマリア』を選べば持ち点を増やされた上に山札に戻ってしまう。ならあのカードしかないか)
グリン「兄ちゃん、諦めちまったのか?」
是政「いや、俺が選ぶカードは『シューティングスター』だ」
かりん「……!?」
グリン「『シューティングスター』の『エリアスキル』は持ち点を『2点』増やすだ。どうすんだよぉ~点差が4点も開いちまったよぉ~」
かりん「……」
是政(かりんの様子が変わった?やっぱり『シューティングスター』には何か意味があるのか?)
~ルール④~
敗北について
『持ち点』が0になるか、先に山札を引けなくなったプレイヤーは敗北する。
『山札が0』になるのと同時に『持ち点が0』になった場合、『持ち点が0』になったプレイヤーが敗北する。
山札が同時になくなりお互いのプレイヤーの『持ち点』が残っており差がついてる場合であっても、勝敗は決まらず引き分けにもならない。詳しくはストーリー内で解説。