《ミドルフェイズ:シーン3(調査)》
GM
「では休憩が終わって次の調査だ“外周森林地帯”に行くで構わないね?」
『いいでーす』
GM
「ルネスの城壁外周は広大な森林が広がっており、住民はこの森から薪や食料を採集して暮らしている。しかし深く暗い森は、妖魔やならず者の住処としても絶好のロケーションだ。君たちは注意深く森の中を歩いていく」
グリム
「山賊もフォモールもどんと来い!!」
セイヴル
「でもスライムだけは勘弁な!」
(爆笑)
GM
「んーどうしよっかなー?(笑) ではこうしよう、君たちが暫く進んだ先――自警団から教えられた泉に辿り着く、木こりや猟師が休憩所として利用している水源だ。
……本来ならば」
ユウ
「あっ(察し)」
クラブ
「ダメみたいですね」
GM
「今の泉を支配しているのは動物でも自然でもない、おぞましくうごめくスライムたちだ。半透明で見づらいが、最低でも10体は居る」
セイヴル
「よし逃げよう!」
グリム
「無理だろコレ」
GM
「幸いスライムは足が遅い。君たちが踵を返すなら、例え奴らが気づいたとしても安全に逃げられる。もちろん、現状は解決しないけどね」
クラブ
「どう考えても1ギルドの力量を越えています。教会に報告して応援を頼むのが最善でしょう」
GM
「では君たちは全速力で引き返してルネスの教会に報告した。幸い調査に行き詰っている冒険者が多くいたので、討伐隊の人手は簡単に集まるよ」
ユウ
「ならばその討伐隊の一員に加われば良いのか?」
GM
「そうはいかない、教会で出撃準備している君たちに、件のシュンペンガー伯が話を持ちかけてくる」
シュンペンガー伯(GM)
『クリムゾンエレクトさん、あなたたちには別件をお願いいたします。あなたたちが“ルネスの森亭”にて救助活動をしてくださった活躍はお聞きしています。そこで皆さんには、討伐隊が泉に向かっている間“エルーラン大浴場”の見張り役をお願いしたいのです』
セイヴル
「よそ者に手柄は渡さないと?」
シュンペンガー伯
『とんでもない! むしろ逆です。大浴場は既に復旧工事が終わっており、安全が確保さえすれば直ぐに営業再開できる予定です。つまり犯人にとっては都合が悪い筈、犯人が現場に現れたところを排除して欲しいのです』
ユウ
「高く買ってくれるようだ、異論はない」
GM
「『よろしくお願いしますね』とシュンペンガー伯の依頼を受けたところで、時間を夜まで飛ばすけど?」
クラブ
「例によってポーションを買い足しです。HPとMPのポーションを2個ずつ買い直しておきます」
SM1
「オッケー、160Gでーす」
SM2
「クラブの所持金は240Gですね」
# # #
《ミドルフェイズ:シーン4(調査)》
GM
「では、夜の“エルーラン大浴場”だ。事件後にこの街を訪れた君たちには知る由もないが、普段であれば夜間営業もしている大浴場は相応の賑わいを見せていたころであろう。しかし今は緊急事態、浴場も不気味な静けさに満ちている」
グリム
「暇だなー」
クラブ
「待つのも仕事ですよ。何もなければそれでよいのですし」
ユウ
「静かに、誰か来たぞ」
GM
「そう言われちゃ出すしかあるめぇ。君たちが息をひそめて見張っていると、暗闇からぬるっと人影が現れた。高度な魔術による転移だ」
セイヴル
「クロだ、ゴーゴーゴー!!」
GM
「だんだん特殊部隊めいてきたな……。君たちが取り囲んだのは見た目は若い女性だ、しかし人間としては明らかに長い水色の髪、そして今から風呂に入るかの如くタオル一枚巻いただけという出で立ちは、明らかに現状から乖離している。」
グリム
「オイ姉ちゃん、今は臨時休業だぜ?」
クラブ
「軽口はよしなさい。そのナリ、人間ではなく――魔族ですね?」
GM
「女は『アタリ』と書かれた看板を掲げてケラケラ笑っている」
謎の女(SM1)
『ざーんねん、私は魔族じゃなくて――“魔王”』
クロウ=セイル(SM2)
『温泉に生まれ、温泉と生き、温泉で死ぬ。“温泉女王”クロウ=セイル、それが私』
CE
『温泉女王!!?』
セイヴル
「どうしよう予想以上に濃いキャラ出てきた」
ユウ
「魔王、魔王かぁ……」
グリム
「サービスシーンの筈なのにちっとも嬉しくねぇなぁ」
クラブ
「爆発事件の犯人はアナタですね。何故このような暴挙を?」
クロウ=セイル(SM1)
『うーん、温泉のことだから教えてもいっかなー。この温泉は単純な地熱によるものではなく、妖精との契約によってもたらされた“魔法の温泉”――つまり私との相性が抜群ってことなのよねー。当然温泉から得られるプラーナも上質大量、これはもう私のものにしちゃうしかないよね!』
SM2
「クロウ……魔王は『お宝発見伝!』のプラカードを掲げて満面の笑みだ」
クラブ
「彼女のいうプラーナは、一種の生体エネルギーでしょうか? ――とはいえ挙動もおかしければ理由も自己中心的、和睦の余地はありませんね」
セイヴル
「今すぐ止めろ、と言ったらお前はどうする?」
クロウ=セイル(SM1)
『それはもう武力衝突しかないわねー。でもこの写し身は戦えないから――カモン!“温泉スライム”!』
SM2
「魔王が指を鳴らすと、君たちの背後の浴槽から巨大な影が立ち上ってきます。目と口の部分に穴が開いた、大型のスライムです」
クロウ=セイル(SM1)
『じゃあ、セントウ開始! ――あっ今のはギャグじゃないわよー』
グリム
「バカにしやがって!」
ユウ
「その余裕を後悔させてやる。いくぞみんな!」
GM
「ではシーン終了。クライマックスフェイズに移行する」
# # #
《クライマックスフェイズ:シーン1(戦闘)》
GM
「では戦闘開始、敵は温泉スライムが1体、君たちから10mの距離にいる」
SM2
「セットアッププロセス、エネミーのスキルは無し。行動順は温泉スライム>セイヴル>グリム>クラブ>ユウの順番です」
セイヴル
「先手を取られた!?」
SM1
「じゃあやっちゃうよー。温泉スライムはその場から動かず《打たせ湯マシンガン》で範囲攻撃するよー」
CE
『ぎゃあああ!?』
魔術 14+6(2,4)=20
回避
セイヴル 6+7(3,4)=13
グリム 3+8(3,5)=11
クラブ 2+5(1,4)=7
ユウ 3+11(5,6)=14
ユウ
「《カバーリング》でクラブのダメージを肩代わりする」
クラブ
「ユウに《アフェクション》、彼のダメージを0にします」
MP
ユウ 30-2=28
ダメージ
30+9(4,5)=39
セイヴル 39-2=37ダメージ
グリム 39-9=30ダメージ
HP
セイヴル 38-37=1/45
グリム 28-30=-2
グリム
「うわあぁ落ちた!」
ユウ
「バカな、一撃だと!?」
クロウ=セイル(SM1)
『アハハハハ! さっきまでの余裕はどうしたのー?』
クラブ
「リーダー、最悪の事態も覚悟しておいてください」
セイヴル
「チクショウ、タダでやられてたまるかよ! ムーヴで温泉スライムにエンゲージ、マイナーで《バーサーク》、メジャーで《バッシュ》《ボルテクスアタック》を切る。フェイトも1点使う」
MP 22-3-4=15
命中 5+4D(3,5,5,6)=24
回避 7+2D(6,6)=critical!!
GM
「あっ……温泉スライムは体に穴をあけて渾身の一撃を回避した」
セイヴル
「ダメか――全員撤退、撤退だ!!」
クラブ
「GM、撤退はできますか?」
GM
「勿論だ。今準備しよう、少し休憩していてくれ。アイコ、お茶の用意を」
SM2
「はぁい」
# # #
《休憩中》
グリム
「悪い、まさか一撃で気絶とは情けねぇ」
クラブ
「仕方ない、ユウがカバーしなければ俺も倒れていた」
ユウ
「先制範囲攻撃は庇いきれないからなぁ」
セイヴル
「GMも『これぐらいならいけるやろ?』で出した敵だったのだろうな、クリティカルしたときに顔真っ青にしてたし」
クラブ
「さて、ここからどうするかだが、先ず俺のキャラが《ファーストエイド》でグリムを起こす」
ユウ
「僕が待機してセイヴルが離脱で5m後退する、ここで殿を交代する」
セイヴル
「後は全員全力移動でスライムから逃げる。問題はボスにもう一回行動されることだな」
グリム
「メタ読みだけど、ボスが毎ターン範囲攻撃オンリーってのは無いと思う。恐らく次の手は単体への高火力攻撃」
クラブ
「《アフェクション》は既に使用済み、シーフが居ないので《インタラプト》も使えません」
グリム
「頼りは《カバーリング》と《プロテクション》のみか、分は悪いな」
セイヴル
「俺はHP1だから受けられない。ユウが頼りだ」
ユウ
「任された。落ちないように頑張るよ」
GM
「(カリカリ)――お待たせした。状況を再開しよう」
# # #
《クライマックスフェイズ:シーン1(戦闘)》
GM
「戦況の確認だ。現在ボスにセイヴルがエンゲージしており、ほか3PCは10mの位置にいる。グリムは戦闘不能で気絶中だ」
グリム
「気絶してまーす」
GM
「このボスには射程20m以上の攻撃手段が無い。よって全員が20m離れれば撤退したと認める」
SM1
「次のメインプロセスはグリムだけど、気絶してるのでクラブのメインプロセスです」
クラブ
「メジャーで《ファーストエイド》、グリムを介抱する。器用ジャッジにフェイト1点を使う」
器用 難易度10
5+3D(1,2,6)=14
SM2
「成功ですのでグリムはHP1で復帰します。但し行動済です」
グリム
「助かったー」
GM
「次はユウのメインプロセスだ」
ユウ
「下手に動いても怖いから《ディフェンダー》だけ使って行動放棄だ」
MP 28-3=25
物理防御 18+3=21
GM
「ではクリンナッププロセス、ボスもPCもスキルなし。第2ラウンドのセットアップもスキルなし――」
CE
『……』
GM
「――ボスの行動は《熱湯と冷水の乱れ打ち》、標的はセイヴルだ」
セイヴル
「ここだ、プラーナ2点使うぜ!」
命中 11+2D(1,3)=15
回避 6+3D(1,1,5)=13
ユウ
「《カバーリング》《カバームーブ》、セイヴルをカバーする」
MP 25-6=19
DR 35+2D(3,6)=44
GM
「この攻撃は対象の物理防御を-10するぞ」
クラブ
「ならば《プロテクション》で帳消しです」
D軽減 2D(2,3)=5
ダメージ 44-21-5+10=28ダメージ
HP 40-28=12
ユウ
「――耐えたぞ!」
セイヴル
「よし、オレはエンゲージから離脱して5m移動だ」
グリム
「俺とクラブは全力移動して先に離脱だ」
ユウ
「私は5m移動してセイヴルとエンゲージを――」
セイヴル
「いや、ユウも離脱してくれ。最後の一撃は何とかして避ける!」
ユウ
「……わかった、信じるぞ」
GM
「ではボスとセイヴルの1対1になるわけだが……突然明後日の方向から、魔法が飛んでくる!」
セイヴル
「何ぃ、助太刀!?」
GM
「魔法はボスの横っ面に直撃して、ダメージがえっと――」
D増加 23+2D(4,5)+5=37
DR 35+2D(1,4)+37=77
ダメージ 77-10=67
GM
「――ボスの魔法防御を差し引いて67点の魔法ダメージだが、ボスのスキル《液体の身体》で1回だけ0ダメージになる」
セイヴル
「……超次元バトルしてんじゃねえっす」
SM1
「動揺しているセイヴルに、反響した声が届いてくるよ」
???(GM)
『早く逃げろ、2発目は撃てないぞ!』
セイヴル
「お、逃げられそうなチャンス?」
SM2
「はい。突然の攻撃と伏兵の存在で、制御している魔王も混乱しているようです。具体的には【敏捷】で難易度12を突破してください」
セイヴル
「次の攻撃を回避するよりはよっぽど楽だな、フェイト1点いくぜ」
敏捷 6+3D(1,4,6)=17
SM1
「成功だね、セイヴルが離脱した大浴場に、再び声が響きます」
???(GM)
『うちの主(マスター)から伝言だ、温泉女王。“よその庭で遊んでいるのが愉しいなら、アナタの領地はワタシが貰うわ”だそうだ。じゃあな』
SM2
「そう言って声の気配もいなくなります。魔王は温泉スライムをなだめて『オワリ』の看板を掲げます」
クロウ=セイル(SM1)
『まあ、いいでしょう。この子も手に入ったけど、こっちまで侵略するのに魔力を使いすぎて儲けはトントンね。暫く領地で湯治でもしましょ♪』
GM
「そして魔王と温泉スライムも跡形もなく消失し、深夜の大浴場に静寂が訪れた。戦闘シーンを終了する」
# # #
《エンディングフェイズ:シーン1》
GM
「シーンは翌日のルネス神殿、君たちはシュンペンガー伯と面会している」
グリム
「お叱りだ―!」
セイヴル
「違うんですそれもこれも強すぎるボス配置したGMってやつが悪いんです!」
GM
「そうだよ!」(一同笑)
シュンペンガー伯(GM)
『えー、確かに元凶の排除に失敗したというのは問題ですが、いくら冒険者でも魔族――それも魔王を自称する相手に生きて逃げてきただけでも儲けものでしょう。とはいえ、報酬を満額お渡ししても皆さんの心情的に受け取れないでしょうから……こうしましょう。昨日お呼びしたヒーラーからの治療費を、報酬から引かせて頂きます』
クラブ
「それでも払ってくれるなら有り難いです」
ユウ
「かたじけない」
シュンペンガー伯(GM)
『幸い温泉は今朝から湧き出してきたと報告がありました。あとは温泉、スライム?とやらが暴れた跡を修繕されれば、営業再開も近いでしょう。しかしながら、復旧工事や森林の泉に巣食ったスライムの駆除など“あとしまつ”が山積みです、この報酬は今後の活動資金としてお支払いしますので、これからも頼みましたぞ』
SM1
「じゃあ、報酬の清算をしてセッションはおしまいです」
SM2
「みなさん、お疲れ様でした!」
CE
『お、お疲れ様でしたー』
# # #
《アフタープレイ》
報酬 (6000-1000)/4=1250
ドロップ (100+90)/4=47
一人当たり 1297G
経験点
セッション参加 ……1点
ミッション失敗 ……3点
(GMの過失により半減)
エネミー (6+3+3)/4=3……3点
トラップなし ……0点
ロールプレイ ……1点
他プレイヤーを助けた ……1点
セッションの進行を助けた……1点
合計 一人10点 GM13点
例えレベル1エネミーでも、ゲームのルールが違えばダメージ計算式はがらりと変わる。読者の皆は気をつけよう!