読まずに気分などを害されても自己責任でお願いします。
年末年始は忙しいので、感想の返信は暫くできないかと思います。
休める時間が３０日から２日までで十数時間程度しか無いので何もできないのです。
おそらく……というか、十中八九体調を崩すので暫く更新できないかと思います。
あぁ、全てを投げ捨てて逃げ出したい……無理ですね、働いてきます。
今年ももう終わりですね、２０１２年も終わり。
今年はどのような１年でしたか？
作者は１人暮らしを始めて色々と疲れたものの、悪くない１年だったかと思います。
でわでわ、良いお年を……次は早ければ４日か５日ぐらいでしょうか？
遅くても１０日までには更新したいと思います。
「「
確か玲ちゃんのデッキは【スキルドレイン】や【最上級モンスター】だったはず。
または【機械族】や【サイバー・ドラゴン】を使っていたかな？
どのデッキにしても、攻撃力の高いパワーデッキを好んで使用していた。
今回使うデッキはいったいどんなデッキなのか……
「……って、今回のライフは？」
「８０００でいいだろう
俺と玲はいつもそれでしている」
毎回OCGルールでしていた？
それともライフだけ８０００で？
アニメルールのままライフ８０００かな、今の言い方だと。
「先攻は私、ドロー！
カードを２枚伏せて、ターンエンド！」
２枚伏せただけ？
私の知っている玲ちゃんのデッキは重量級だけど、出しやすいモンスターが多かったはず。
手札事故の可能性も有るけど、伏せるだけというのは不気味。
「…………」
堅守瑞貴がニヤニヤした顔で私を見てる。
多分、玲ちゃんのデッキを見て驚くと思っているはず。
だけどデッキを知っている私が驚くと思ったら大間違い。
「私のターン、ドロー
ヘル・セキュリティを守備表示で召喚」
頭にパトカーのサイレンみたいなのがついた小型の悪魔モンスター
とりあえず様子見という事でこのモンスターかな？
「カードを１枚伏せて、ターンエンド」
「私のターン、ドロー！
自分の場にモンスターが存在しない場合、このモンスターは生贄無しで召喚できる
手札より時械神メタイオンを召喚！」
赤いボディ、中央の巨大な鏡みたいな場所には不気味な顔の巨大な天使族モンスター……時械神！？
そんなモンスターをデッキに入れてるって、どんなデッキ！？
「このモンスターは自分の場にモンスターが存在しなくても召喚できるLV１０のモンスター
攻撃力は０だけど……バトル、メタイオンでヘル・セキュリティに攻撃！」
メタイオンの拳がヘル・セキュリティに直撃するけど平気そう。
むしろ馬鹿にしてる、その程度の攻撃なのかって……相手が天使族モンスターだから？
だけど、物理の計算から考えたら、あの質量の拳で殴られたら物凄い威力になると思うんだけど……
「攻撃表示のメタイオンが戦闘を行った場合、自分が受ける戦闘ダメージは０になる
そしてバトルフェイズ終了時、メタイオンの次の効果が発動
メタイオン以外のモンスターを全て持ち主の手札に戻し
戻したモンスターの数×３００ポイントのダメージを相手に与える
ヘル・セキュリティを手札に戻して」
メタイオンがその巨大な顔をヘル・セキュリティに近づけてくる。
ヘル・セキュリティは段々と怖くなって手札に逃げてきた。
あんな顔を間近で見たら、逃げたくなるのも仕方無い。
「手札に戻ったモンスターは１体
よって３００ポイントのダメージ」
残りライフは７７００、まだまだ余裕が有る。
「だけど、時械神メタイオンの効果はもう１つ有る
自分のスタンバイフェイズ時にデッキに戻ってしまう効果
次のターン、また私がヘル・セキュリティを出せば元のまま」
「心配ご無用、私のターンはまだ終了していない
永続罠、メタル・リフレクト・スライムを発動！
発動後、このカードはモンスターとなって守備表示で私の場に特殊召喚される
このモンスターは攻撃できないけど、問題は無い」
銀でできたスライム状のモンスター……気持ち悪い。
私はワームのベトベトした形状のモンスターもダメだけど、スライムのヌチョヌチョしたのも苦手。
うぅぅぅ……早く消えてくれないかなぁ。
「（へぇ……ふーん）」
「私の場に、２体のモンスターが揃った」
「２体のモンスター？」
「LV１０のメタル・リフレクト・スライムと時械神メタイオンでオーバーレイ！
２体のLV１０モンスターで、オーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚！
発進せよ！ 超弩級砲塔列車グスタフ・マックス！」
走って来たのは凄く巨大な砲塔を持った列車型のモンスター……
「……は？
ちょっと待って、こんなに簡単に出てくるモンスターだっけ？
超弩級砲塔列車グスタフ・マックスって、こんなに簡単だっけ？」
「玲のデッキは超重量級モンスターで固められた専用デッキだぞ？
最上級モンスターなんて簡単に出せる、故に簡単に出てくるぞ」
えぇー……
「やっぱりエクシーズ召喚も知ってるみたいだし、問題無い
ならこのままグスタフ・マックスの効果発動！
１ターンに１度、このモンスターのオーバーレイ・ユニットを１つ取り除く
時械神メタイオンを素材コストとして墓地へ送って、相手に２０００ポイントのダメージを与える！
発射オーライ・ビィィィッグ・キャノォーーーーーーーーーーーーン！」
「え、嘘、ちょっと、ま、えぇえええ！？」
砲塔から凄まじい巨大極太ビームが発射されて、私に直撃。
目がチカチカする……
「これで私はターンエンド！」
ライフが更に持っていかれて、残りライフが５７００。
何度も効果を受けたら負けるのだけど、さすがに攻守３０００のモンスターは辛い。
「私のターン、ドロー
自分の場にモンスターが存在していない場合、このモンスターは特殊召喚できる
私はE-HERO ヘル・ブラットを特殊召喚！」
頭と背中に悪魔の翼みたいなものを付けた、見た目若干虫っぽい悪魔。
数少ない、悪魔族の特殊召喚モンスター、だけど十代の前じゃ使えないカード。
だから普段はヘル・セキュリティのリクルート効果で生贄を持ってくる。
「E-HERO？」
「私はE-HERO ヘル・ブラットを生贄にして、超魔神イドを召喚！」
私のフェイバリットモンスター、超魔神イド！
送りつけデッキ以外で活躍が殆ど無いなんて言わせない！
「更にフィールド魔法、暗黒界の門を発動！」
私の背後に巨大で、禍々しい雰囲気を放った門が現れる。
暗黒界へと続く、闇の門の前に、どこまで戦えるかな？
「このカードが存在している限り、悪魔族モンスターの攻撃力は３００ポイントアップする
そして暗黒界の門の効果を発動
１ターンに１度、自分の墓地の悪魔族モンスターをゲームから除外、私はE-HERO ヘル・ブラットを除外
そして手札の悪魔族モンスターを捨てる、私はヘル・セキュリティを捨てる
その後、デッキからカードを１枚ドローする」
「墓地のカードを除外して手札交換？」
「そうかもしれないけど、そうじゃないかもしれない
だけど問題は無い、永続魔法、一族の結束を発動！
自分の墓地の元々の種族と、場に存在する同じ種族のモンスターの攻撃力を８００ポイントアップさせる！
私の墓地には元々の種族が悪魔族のヘル・セキュリティがいる
超魔神イドも悪魔族モンスター、よって攻撃力は８００ポイントアップ！」
「暗黒界の門の効果と合わせて攻撃力が３３００……
超弩級砲塔列車グスタフ・マックスの攻撃力３０００を超えた！？」
「更に装備魔法、ヴィシャス・クローを超魔神イドに装備！
攻撃力を更に３００ポイントアップさせる！」
超魔神イドの前足の１本が鋭いかぎ爪へと変化する。
攻撃力は３６００、十分過ぎる攻撃力になった。
「バトル、超魔神イドで超弩級砲塔列車グタフス……グスタフ・マックスに攻撃！」
超魔神イドのかぎ爪で叩きつける攻撃により、グスタフ・マックスは破壊された。
戦闘ダメージは僅か６００、とはいえあの重量級モンスターは破壊できた。
「グスタフ・マックス……でも、名前は間違えないで」
「ご、ごめん……」
名前、覚えにくいじゃない。
「だけど、戦闘ダメージを受けたこの瞬間、手札からトラゴエディアを特殊召喚！」
黒々とした、蜘蛛みたいな下半身を持つ悪魔族モンスター
なんだか、嫌な予感しかしない。
「このモンスターは自分が戦闘ダメージを受けた時、手札から特殊召喚ができる
このモンスターの攻撃力と守備力は、自分の手札の枚数×６００になる
私の現在の手札は３枚、よって攻撃力と守備力は１８００となる！」
多分、あのモンスターの目的は攻撃力じゃない。
狙っている事は大体予想ができるけど……
「私はこれで、ターンエンド」
「私のターン、ドロー！
この瞬間、手札が増えた事でトラゴエディアの攻撃力と守備力が６００ポイント上昇し、２４００！
魔法カード、強欲な壺を発動して更に２枚ドロー！
いくら攻撃力を上げたって、私のモンスターの前じゃ無力だって教えてあげる
そして、私の前でフィールド魔法を発動した事を後悔して」
フィールド魔法を発動した事を後悔？
後悔するようなモンスターなんて……まさか！
「エクストラデッキからサイバー・エンド・ドラゴンをゲームから除外！
Sin サイバー・エンド・ドラゴンを手札から特殊召喚！」
翼が黒く、３つの頭部の内１つが黒く、１つが白い仮面に覆われたサイバー・エンド・ドラゴン。
まさか、こんな大型モンスターを出してくるだなんて思わなかった……
「玲を相手にパワー勝負だなんて、無謀な事をするな」
「さ、さすがにこれは予想外……それで、次は何を出してくる？
また伏せカードはメタル・リフレクト・スライム？
他に簡単にLV１０のモンスターなんて出せないと思うけど」
「そうでもない、出そうと思えば簡単に出せる
永続罠、光のピラミッドを発動！」
黄金に輝く巨大なピラミッドが玲ちゃんの背後に現れる。
ちょっとちょっと、また巨大なモノが玲ちゃんの近くに……玲ちゃんが凄く小さく見える。
「そしてこのカードが場に存在している時、ライフを５００ポイント支払う
手札からスフィンクス・テーレイアを特殊召喚！」
顔が赤髪の女性だけど、体は翼の生えた獅子のモンスター
あんなモンスターまでデッキに……って、あのモンスターもLV１０！？
「また、超弩級砲塔列車グ……グス、タフ？ グスタフ・マックスをエクシーズ召喚するつもり？」
「お兄ちゃんが言った事を忘れた？
私を相手にパワー勝負なんて、無謀だって
墓地のモンスターを全てデッキに戻し、究極封印神エクゾディオスを特殊召喚！」
エクゾディアと似ているけど肌が浅黒く、鎧が黒くなったエクゾディオスが現れる。
１ターンでこんな超重量級LVのモンスターを３体も出せるものなの？
場にLV１０のモンスターが４体なんて、元の世界でも見れるかどうか……
「LV１０のスフィンクス・テーレイア、究極封印神エクゾディオス、Sin サイバー・エンド・ドラゴンでオーバーレイ！
３体のLV１０モンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚！
全てを破壊する最強兵器！ 来なさい、超次元ロボ ギャラクシー・デストロイヤー！」
青い色の、特撮戦隊物の合体ロボットみたいなモンスターが……うそぉ？
「超次元ロボ ギャラクシー・デストロイヤーの効果発動！
１ターンに１度、オーバーレイ・ユニットを１つ取り除く、究極封印神エクゾディオスをコストにして
相手の場に存在する魔法・罠カードを全て破壊する！
更に、相手はこの効果に対して、魔法・罠カードを発動できない！
全て吹っ飛ばせ！ ギャラクシー・ブレェェェェェイック！」
玲ちゃんテンション高すぎ！
私の、私のカードが殆ど破壊されて……
「バトル！ 超次元ロボ ギャラクシー・デストロイヤーで超魔神イドに攻撃！」
胸元からまたも極太巨大ビームが発射されて、超魔神イドがアッサリと……
攻撃力５０００の攻撃なんて簡単に防げるはずもない。
戦闘ダメージは２７００、残りライフは３０００にまで減ってしまった。
「続いてトラゴエディアで
現在の手札は２枚、よって攻撃力は１２００！」
トラゴエディアの口から物凄いブレスが……１２００のダメージで残りライフは１８００。
Sin サイバー・エンド・ドラゴンが居る時、他のモンスターは攻撃できない。
そしてスフィンクス・テーレイアは召喚・特殊召喚をしたターンに攻撃ができない。
更に究極封印神エクゾディオスは墓地に通常モンスターが居なければ攻撃力は０となる。
残す場合はトラゴエディアしか居なかったのだけど……おかげで助かった。
「まだ、私のライフは残ってる」
「そう、だからメインフェイズ２に入って、このターン、まだ私は通常召喚をしていない
超次元ロボ ギャラクシー・デストロイヤーを生贄に、
鰐みたいな４つ足の下半身を持ち、上半身は鎧を着て大鎌を持った人型の鰐のモンスター
どうして、この場でこのモンスターを？
「
そして生贄にしたモンスターの元々の攻撃力と守備力の合計と生贄にしたモンスター１体の効果と名前を奪う
超次元ロボ ギャラクシー・デストロイヤーの攻撃力５０００と守備力２０００
更に名前と、効果を奪うけど……あまり意味は無い」
えっと、確かあのモンスターのLVは１０だったっけ？
そしてもう１つ思い出したけど、そういえば究極封印神エクゾディオスの効果で墓地のモンスターは……
「これで終わりにしてあげる！
LV１０の
２体のLV１０モンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚！
再び発進せよ！ 超弩級砲塔列車グスタフ・マックス！」
あ、終わった。
「超弩級砲塔列車グスタフ・マックスの効果発動！
１ターンに１度、オーバーレイ・ユニットを１つ取り除く、コストは
相手に２０００ポイントのダメージを与える！
発っっ射オォーーーラァイ・ビィィィィィィィッグ・キャノォォォーーーーーーーーーーーーーーーン！」
「い、いやぁああああああああああああああ！！！！！」
私の目の前全てに、光が満ちて……
――――――――――――――――――――
「あーあ……気絶しやがった」
咲良さん、なんだか気絶しちゃった。
ビックリして、体感システムのダメージが原因かな？
「やり過ぎたか？」
「問題無いだろ、玲は強いと言っていたのに油断したこいつが悪い
ちゃんと警告したのにな、俺が鍛えたという言葉を忘れたのか？
まぁ、玲のデッキはある程度対策を考えておかないと即死してしまうから仕方無いが」
「お兄ちゃんでも、ライフが３桁になるからな
初期ライフが８０００の場合でも」
「完全に油断していたからな」
不意打ちだからそこまで削ったけど負けた。
お兄ちゃんの守りを抜く事はあのデッキでも難しい。
しかもそれ以降、アッサリと対策をされて簡単に突破される。
「相変わらず、パワーで攻めるのが好きだな」
「楽しいんだから別に構わんだろう？
私だって馬鹿じゃない、他のデッキも考えてはいる」
「考えてはいる……が、結局力押しになるだろ？」
「…………」
なんだか恥ずかしい。
自分が単純だって言われてるみたいで。
「お兄ちゃん、私と
今日こそはお兄ちゃんい勝つ！」
「できもしない事は言わない方がいいんじゃないか？
相手をする事は構わないけどな」
私とお兄ちゃんはデッキをセットする。
確かに力押しのデッキでお兄ちゃんとは相性は悪いけど。
だけど、負けるつもりなんて無いんだから！
そもそも、パワー対決だったらお兄ちゃんにだって負けない！
「ライフはいつも通り８０００でいいな？」
「構わん、今日こそは絶対に勝つ！」
「
「私の先攻、ドロー！
今度はいつもの得意デッキを使う、さっきのデッキの対策用デッキでは勝てないぞ！
魔法カード、トレード・インを発動！
手札からLV８のモンスターを捨て、デッキからカードを２枚ドローする！
私が手札から捨てるカードは磁石の戦士マグネット・バルキリオン！
このカードを捨てて、２枚ドロー！」
お兄ちゃんを相手に手加減もデッキの正体隠しも全く無意味。
このデッキだって、お兄ちゃんが私の為に作ったデッキなのだから……
私の希望通りに、私の性格に合うように、私の実力に合わせたデッキ。
だけど、自分でもこのデッキは改造してるんだからね！
「永続魔法、冥界の宝札を発動！
更にもう１枚、永続魔法、Advance Zoneを発動！
カードを１枚伏せて速攻魔法、終焉の焔を発動！
自分の場に攻守０の黒焔トークンを２体、守備表示で特殊召喚する！
ただしこのターン、召喚・特殊召喚・反転召喚はできない
更にこの黒焔トークンは闇属性モンスターの生贄召喚以外の生贄にできない
私はこれでターンエンド！」
黒い炎に青い１つ目が出ている黒焔トークンが２体、私の場に現れる。
今できる手札で最高の出だし、お兄ちゃんだってそう簡単に……
「俺のターン、ドロー
フィールド魔法、フューチャー・ヴィジョンを発動」
辺りが宇宙のような世界へと色を変える。
このカードって、どんな効果なの？
「更に永続魔法、魂吸収を発動する
そしてフォーチュンレディ・ライティを召喚」
黄色の髪と服、黒いニーソックスと水着みたいなインナーを着た女の子のモンスター
持ってる杖の先端が黄色の太陽みたいな形なんだけど、逆側が鎌みたいになってちょっと怖い。
それにしても、攻撃力が？って？
「このモンスターの攻撃力・守備力はこのモンスターのLV×２００となる
ライティのLVは１、よって現在の攻撃力と守備力は２００だ」
「黒焔トークンを破壊する為にそんな弱いモンスターを？
お兄ちゃん、私を馬鹿にしてるのか？
すぐにそんなモンスターなんて撃破して……」
「この瞬間、フューチャー・ヴィジョンの効果が発動する
モンスターが召喚された時、そのモンスター１体をゲームから除外する」
ライティの足元に穴ができて、その中にライティが落ちちゃった……
そんなカード、ライティを召喚してから発動してもよかったんじゃないの？
「この瞬間、ライティの効果が発動
このモンスターがカードの効果によって場から離れた時
デッキからフォーチュンレディと名の付くモンスター１体を、特殊召喚する
デッキより、フォーチュンレディ・アーシーを特殊召喚」
ライティが落ちた穴からモンスターが飛び出てきた。
今度は眼鏡をかけた、オレンジをメインカラーにした女の子……どっちかと言えば女性？
服の色と髪型、顔付きと杖の先端の形が変わったぐらいで、他は殆どライティと同じ。
……あ、地味に額で光っている第３の目も形がちょっとだけ違う。
このモンスターのLVは６、という事は攻撃力は１２００？
「アーシーの攻撃力は自身のLV×４００となる
アーシーのLVは６、よって攻撃力は２４００だ」
LV１のモンスターから攻撃力２４００のモンスターが飛んでくるの？
「特殊召喚時、フューチャー・ヴィジョンの効果は発動しない
そして魂吸収の効果、モンスターがゲームから除外される度にライフを５００ポイント回復する
バトルフェイズだ、アーシーで黒焔トークンに攻撃」
「この瞬間に永続罠、血の代償を発動！
自分のメインフェイズ中、または相手のバトルフェイズ中に効果を発動できる！
ライフを５００ポイント支払い、通常召喚ができる！
私はライフを５００ポイント支払って血の代償の効果を発動！
黒焔トークン２体を生贄にして、闇の侯爵ベリアルを召喚！」
漆黒の大剣を持つ、黒い翼に白いマントの最上級悪魔族モンスター
攻撃力２４００のアーシーではベリアルは突破できない！
「召喚したな？」
「ん？ そうだな、召喚したな」
何を今更？
「この瞬間、フューチャー・ヴィジョンの効果が発動
モンスターが召喚された事により、そのモンスターを除外する」
「な、なに！？」
あぁ！ ベリアルが穴にボッシュート……せっかく召喚したのに。
「だが、召喚には成功した！ 冥界の宝札の効果発動！
自分が２体以上のモンスターを生贄にした、生贄召喚に成功した時
デッキからカードを２枚ドローする！」
「モンスターが除外された事で、魂吸収の効果でライフが５００ポイント回復する
しかし場がガラ空きだな……アーシーで
「クッ……血の代償の効果を再び発動！
手札からモンスターを……あ」
召喚したらまたフューチャー・ヴィジョンで除外されるんじゃ？
「どうした、召喚しないのか？」
うわ、凄く嘗めるような顔をしてる。
またフューチャー・ヴィジョンで除外されるんだから諦めろって顔だ。
「……なんでもない」
「なら攻撃を続行しても構わんな
アーシーで玲に
アーシーの持った杖の逆、鎌の部分で斬りつけられ……そうになったんだけど。
アーシーが躓いて転けて、杖が飛んで……あいた！
私の頭にアーシーの杖が落ちてきた、こんなので２４００のダメージって、なんだか微妙。
「ふむ……俺はこれでターンエンドだ」
「エンドフェイズ時、Advance Zoneの効果発動！
１ターンに１度、自分が生贄召喚をしたエンドフェイズ時に効果が発動する！
このターン、生贄にしたモンスターの数だけ、効果が発動する！
１体以上の場合、相手の場にセットされているカードを破壊できるんだけど……無いから不発
２体以上の場合、カードを１枚ドローする、この効果でドロー！
そして更に私のターン、ドロー！」
手札補充も十分、ベリアルの抜けた穴はどうやって修復しようかな？
「スタンバイフェイズ時、フューチャー・ヴィジョンの効果が発動
除外されたモンスターのコントローラーの次のスタンバイフェイズ時
このカードの効果で除外されたモンスターは表側攻撃表示で場に戻ってくる
闇の侯爵ベリアルはこの玲のターン、攻撃表示で場に戻る」
穴からベリアルが出てきた。
よくわからないけど、とにかくモンスターは戻って来た。
なんだかよくわからないカードだけど、時間稼ぎにしかならないよ！
「手札からLV５以上の闇属性モンスター、地縛神
手札からダーク・グレファーを特殊召喚！」
体中が黒くて、目が赤い剣を持った男。
なんだか雰囲気が怖いけど、効果が便利だからこのデッキだと使う。
「ダーク・グレファーの効果を発動！
１ターンに１度、手札から闇属性モンスター１体を捨てる事で、デッキから闇属性モンスター１体を墓地へ送る！
私は手札のレベル・スティーラーを捨てて、デッキのレベル・スティーラーを墓地へ送る！
そして墓地に送ったレベル・スティーラーの効果発動！
自分の場のLV５以上のモンスター１体のLVを１下げ、このモンスターを蘇生させる！
闇の侯爵ベリアルのLVを１つ下げて、レベル・スティーラーを蘇生！
更にもう１つ、ベリアルのLVを１下げ、レベル・スティーラーを蘇生！」
これなら……どうだ！
「永続魔法、冥界の宝札の２枚目を発動！
レベル・スティーラー２体とダーク・グレファーを生贄にし、邪神ドレッド・ルートを召喚！」
緑の体をした、白い骨のような鎧みたいなものを装着している巨大な悪魔。
私のモンスターは絶対に、戦闘で負けたりなんてしない！
「冥界の宝札の効果発動！
２体以上のモンスターを生贄にして召喚した為、２枚ドロー！
２枚発動されているから、合計で４枚ドロー！」
「だが召喚だ、邪神ドレッド・ルートはフューチャー・ヴィジョンの効果で除外される
そして魂吸収の効果でライフを回復する」
「なら次は特殊召喚をするだけだ！
魔法カード、ダーク・フュージョンを発動！
自分の手札・場から融合素材モンスターを墓地へ送り
エクストラデッキから悪魔族の融合モンスターを融合召喚する！
手札のE-HERO マリシャス・エッジと、LV６以上の悪魔族、LV８の溶岩魔人ラヴァ・ゴーレムをダーク・フュージョン！
融合召喚！ 切り裂け、E-HERO マリシャス・デビル！」
刃物のように鋭い翼、鋭利な爪、悪魔らしい黒い体の邪悪なE-HERO。
さぁお兄ちゃん、このモンスターまでは防げないでしょう？
「ふむ……思ったより成長してるな
確かに渡したカードだが、それらのカードをそこまで使うか
若干予想以上だ、少々嘗めていた事は謝ろう」
そう言うお兄ちゃんだけど、余裕そうな顔。
お兄ちゃんからすれば、これぐらいはまだ平気なのかな？
「……バトルフェイズ！
ベリアルでアーシーに攻撃！」
ベリアルの大剣で叩き切ｒ……らない？
剣の腹の部分で頭を強打して破壊、紳士のようで全然紳士じゃない。
アーシーの攻撃力は２４００でベリアルが２８００、４００のダメージ！
「マリシャス・デビル！ お兄ちゃんに
爪を立て、お兄ちゃんに錐揉み回転しながら突撃。
マリシャス・デビルの攻撃力は３５００、これは大きなダメージになる！
これでお兄ちゃんに与えた戦闘ダメージは３９００
魂吸収の効果で１５００回復していたから、残りは５６００！
「私はこれでエンドフェイズ、Advance Zoneの効果を発動する
セットカードが無いから１つ目の効果は不発
２つ目の効果、カードを１枚ドロー！
そして３体を生贄にして生贄召喚をした場合、墓地のモンスター１体を手札に加える！
私はこの効果で墓地の溶岩魔人ラヴァ・ゴーレムを手札に戻す
これで私のターンは終了だ」
お兄ちゃんにはこれでプレッシャーになったはず。
溶岩魔人ラヴァ・ゴーレムは相手モンスター２体を生贄にして特殊召喚されるモンスター
しかも、コントローラーに１０００ポイントのダメージを与える危険な効果。
前はこのモンスターでボロボロにされたけど、今回は私が使う！
「ふむ……俺のターン、ドロー
このスタンバイフェイズ時、除外されていたライティが俺の場に攻撃表示で戻ってくる
そして戻って来たライティの効果が発動
スタンバイフェイズ時に自身のLVを１つ上昇させる
ライティはこれでLVが２になり、攻撃力が４００となった」
攻撃力は低いし、問題無いかな？
「装備魔法、ワンダー・ワンドを発動
魔法使い族モンスターにのみ装備できるカードだ
装備モンスターの攻撃力が５００ポイントアップする」
ライティの持っていた杖が先端に緑の宝石が装飾された、若干不気味な杖に変化した。
ライティが振ってるけど、なんか凄く嫌そうな顔をしてる。
「攻撃力を５００ポイントアップしたって……」
「ワンダー・ワンドのもう１つの効果を発動
このカードと装備モンスターを墓地へ送り、デッキからカードを２枚ドローする」
ライティは杖を振って……また穴に落ちていった。
フューチャー・ヴィジョンの効果じゃないのに落ちるの？
「装備魔法、ネクロの魔導書を発動
墓地の魔法使い族モンスター１体の除外と、手札の魔導書と名の付くカードを相手に公開して発動する
俺は墓地のアーシーを除外し、手札のグリモの魔導書を公開する
墓地の魔法使い族モンスター１体を攻撃表示で蘇生させ、このカードを装備する
ただし、ネクロの魔導書は１ターンに１度しか発動できないがな
俺が蘇生させるモンスターはフォーチュンレディ・ライティだ」
ライティが穴から紫色の怪しい本を持って戻って来た。
だけど攻撃力は僅か２００、怖い相手じゃない。
でも、どうしてアーシーを蘇生させなかったのかな？
「ネクロの魔導書のもう１つの効果
このカードを装備しているモンスターのLVは、除外したモンスターのLV分アップする
除外したアーシーのLVは６、よってライティのLVは６上昇し、攻撃力は１４００だ
そして除外された事で、魂吸収の効果でライフを５００回復」
「ライティの攻撃力はまだベリアルの半分程度
そんな攻撃力では、私のモンスターは倒せない」
「故にもう少し動く、速攻魔法、地獄の暴走召喚を発動する
俺の場に攻撃力１５００以下のモンスターが特殊召喚され、相手の場にモンスターが存在している時に発動できる
俺は今特殊召喚したモンスターをデッキ・手札・墓地から可能な限り特殊召喚する
玲も自分の場の好きなモンスターを選択し、デッキ・手札・墓地から好きなだけ特殊召喚しろ
俺はライティをデッキから２体、特殊召喚する」
「私はベリアル、デッキから２体特殊召喚する」
私の場にベリアルが３体並んだ。
攻撃力は２８００、３体の合計は８４００、１ターンキルができてしまう。
「次に先ほど見せた魔法カード、グリモの魔導書を発動
デッキから魔導書と名の付くカードを１枚、手札に加える
ただし、グリモの魔導書は１ターンに１度しか発動できない
俺はこの効果によりデッキからセフェルの魔導書を手札に加える」
魔導書って名前のカード、さっきから効果がよくわからない。
お兄ちゃんは何がしたいの？
「手札に加えたセフェルの魔導書を発動
自分の場に魔法使い族モンスターが存在する場合、手札の魔導書と名の付くカードを相手に見せ
自分の墓地に存在するセフェルの魔導書以外の魔導書と名の付く通常魔法カードを１枚選択して発動する
俺の場にはライティが存在し、手札のゲーテの魔導書を公開、墓地の魔導書はグリモの魔導書を選択する
セフェルの魔導書の効果は、今選択した墓地の通常魔法と同じ効果となる
よってグリモの魔導書と同じ効果、デッキの魔導書と名の付くカードを１枚手札に加える
俺が手札に加えるカードはヒュグロの魔導書だ」
手札がぐるぐる回るぅ……
「次に魔法カード、フォーチュンフューチャーを発動
除外されているフォーチュンレディを墓地へ戻し、デッキからカードを２枚ドローする
先ほどネクロの魔導書で除外したアーシーを墓地へ戻し、２枚ドロー」
またドロー？ さっきから何を狙っているの？
「永続魔法、異次元隔離マシーンを発動
お互いの場に存在するモンスター１体を選択し、そのモンスターを除外する
闇の侯爵ベリアルの効果で、そいつ以外のモンスターは攻撃・魔法・罠の対象にできない効果だからな
俺が選択するモンスターは俺の場のネクロの魔導書を装備しているライティと、玲の場のベリアルだ」
お兄ちゃんの背後に巨大な機械が現れ、その機械に吸い込まれるライティとベリアル。
さっきからお兄ちゃんの使うカードがめんどくさい。
「装備対象が居なくなった事でネクロの魔導書は破壊される
そしてライティの効果が発動し、デッキからフォーチュンレディ・ウォーテリーを特殊召喚する
除外された事で魂吸収の効果でライフを２枚分、１０００ポイント回復して
特殊召喚されたウォーテリーの効果が発動する
特殊召喚された時、自分の場にウォーテリー以外のフォーチュンレディが存在している場合、２枚ドローする
ウォーテリー以外のフォーチュンレディであるライティが存在している、よって２枚ドロー」
今度は青を基準とした女の子、杖の形も若干水っぽい。
攻撃力は１２００、LVが４だからLV×３００の攻撃力になるのかな？
そしてお兄ちゃんは更にドローした、この後もきっともっとドローするんだろうなぁ……
「魔法カード、ブラック・コアを発動
手札を１枚捨て、場に存在する表側表示のモンスターを１体除外する
俺が選択するカードはライティ、手札を１枚捨ててライティを除外だ
そしてライティの効果により、ウォーテリーを特殊召喚
魂吸収の効果でライフを５００回復し、ウォーテリーの効果で２枚ドロー」
ライフが２０００も回復して、お兄ちゃんのライフが７６００にまで増えた。
頑張ってライフを削ったのに、これじゃあ殆ど意味が無いよ。
「速攻魔法、ゲーテの魔導書を発動
自分の場に魔法使い族モンスターが存在している場合、墓地の魔導書と名の付くカードを３枚まで除外して発動する
俺の場にはライティとウォーテリーが存在している、墓地のネクロの魔導書、グリモの魔導書、セフェルの魔導書を除外
除外した枚数によってこのカードの効果が変更される、ただしゲーテの魔導書は１ターンに１度しか発動できない
３枚除外した時のゲーテの魔導書の効果は、相手の場のカードを１枚選択し、除外する効果
この効果により、Advance Zoneを除外してもらおうか？」
「ぐ……ぐぅぅ……」
私のデッキの、キーパーツが除外されちゃった。
このカード、１枚しかお兄ちゃんに貰ってないのに！
「ゲーテの魔導書のコスト、そしてAdvance Zoneを除外して合計４枚除外された
魂吸収の効果により、ライフを２０００回復する
魔法カード、フォーチュンフューチャーを発動
除外されているフォーチュンレディを墓地へ戻す
ブラック・コアで除外したライティを墓地へ戻し、デッキからカードを２枚ドロー」
沢山ドローされたけど、ライティの攻撃力は僅か２００
ウォーテリーの攻撃力だってたった１２００しか無い。
私のモンスターの攻撃力は低くてもベリアルの２８００も有る。
色々とされてるけど、私のモンスターはまだまだ平気！
「さて、俺はまだこのターン……通常召喚をしていない」
「……なに？」
そういえばそうだったような気がするけど……
「ウォーテリー２体を生贄にし、地縛神
すっごく大きな鳥のモンスター、お兄ちゃんも地縛神を使うんだ。
って、それって凄く拙い状況なんじゃ！？
「地縛神
「あ、ふぅ……驚かせるな」
「除外された瞬間、地縛神
このカードが自身のフィールド魔法が存在しない時に破壊される効果以外で場から離れた時
相手の場に存在する表側表示モンスターを全て破壊し、相手に破壊した数×８００ポイントのダメージを与える」
「いくらなんでもそれは反則だろ！？
出てきた瞬間に効果発動して、しかも後で戻って来てまた発動できるだなんて！」
地縛神
マリシャス・デビルにベリアルが、私のモンスターがぁ……
「３体の破壊、よって２４００のダメージだな
血の代償の効果を１度使っているから残りライフは５１００か
地縛神
そしてそうだな……とりあえず、ライティで
血の代償を使えたけど、ライティの攻撃力はたったの２００。
無駄にライフを減らすより、素直に攻撃を受ける。
私の残りライフは４９００、お兄ちゃんのライフは１０１００と私の倍以上。
この状況、どうしよう？
「カードを３枚伏せて、ターンエンドだ」
お兄ちゃんの場にはモンスターはライティだけ、だけど次のターンに地縛神
フィールド魔法のフューチャー・ヴィジョン、永続魔法の魂吸収と異次元隔離マシーン、そして伏せカードが３枚。
どうやってあの布陣を突破しよう……
「私のターン、ドロー！
このスタンバイフェイズ、フューチャー・ヴィジョンで除外されていた邪神ドレッド・ルートが戻ってくる！
そしてドレッド・ルートの効果、このモンスターが存在している限り
ドレッド・ルート以外のモンスターの攻撃力・守備力は半分になる！」
ライティの攻撃力は更に下がってたったの１００！
ドレッド・ルートでライティを倒せば、大ダメージを与えられる！
「墓地の２体のレベル・スティーラーの効果発動！
ドレッド・ルートのLVを下げて、２体を復活させる！」
お兄ちゃんの場にモンスターはライティしか居ない。
これじゃあラヴァ・ゴーレムを特殊召喚できないから諦める。
多分、これも狙っていたんだろうなぁ……
「魔法カード、トレード・インを発動！
手札のLV８のモンスター、溶岩魔人ラヴァ・ゴーレムを捨てて、２枚ドロー！
墓地の悪魔族モンスターを３体、溶岩魔人ラヴァ・ゴーレム、闇の侯爵ベリアル、E-HERO マリシャス・エッジを除外！
手札からダーク・ネクロフィアを特殊召喚！」
青白い肌をした、壊れた赤ん坊の人形を抱いている悪魔。
正直に言えば凄く怖いけど、大丈夫！
「モンスターが除外された、魂吸収の効果でライフを１５００回復する」
「構わない！ 魔法カード、ダーク・コーリングを発動！
自分の手札・墓地の融合素材モンスターを除外して
ダーク・フュージョンの効果でのみ融合召喚できる融合モンスターをダーク・フュージョンで融合した扱いで融合召喚する！
墓地の岩石族・磁石の戦士マグネット・バルキリオンと悪魔族・E-HERO マリシャス・デビルを除外融合！
最強最悪の悪魔、ダーク・フュージョン！ 現れろ、E-HERO ダーク・ガイア！」
岩のような鎧を纏った強力な悪魔族モンスター
いくらお兄ちゃんでも、このモンスターまではどうにもできない……はず！
「ダーク・ガイアの攻撃力は融合素材にしたモンスターの元々の攻撃力となる！
融合素材のモンスターはどちらも攻撃力３５００、よってダーク・ガイアの攻撃力は７０００！
だが、ドレッド・ルートの効果で半減し、それでも攻撃力３５００だ！」
「ついでに、除外された事で俺のライフは１０００ポイント回復する
これで俺のライフは１２６００だな」
ま、まだまだ！
「レベル・スティーラー２体と、ダーク・ネクロフィアを生贄に捧げる！
出て来い！ 邪神アバター！」
漆黒の太陽、邪神アバター、降臨！
「２体以上のモンスターを生贄に、生贄召喚に成功したので冥界の宝札の効果でドローするが
その前にアバターの効果が発動する！
相手ターンで数えて２ターンの間、相手は魔法・罠カードを発動できない！
これでお兄ちゃんの魔法・罠カードは封じた！」
「ふむ、確かにそれらを封じられれば辛いな
ではここは止めさせてもらおうかな？ カウンター罠、運命曲湾を発動する
自分の場に存在するモンスターがフォーチュンレディのみの場合にのみ、発動できる
魔法・罠の発動、またはモンスターの召喚を無効にしてゲームから除外する
そしてこのターンのエンドフェイズ時、持ち主の手札に戻る
俺はアバターの召喚を無効にし、ゲームから除外する
召喚を無効にされた事で冥界の宝札の効果も、アバター自身の効果も発動しない
更に魂吸収の効果により、俺はライフを５００ポイント回復する」
「…………」
心が、折れそう。
「ならバトルフェイズ！
ダーク・ガイアでライティに攻撃！」
「罠カード、亜空間物質転送装置を発動
自分の場のモンスター１体をエンドフェイズ時までゲームから除外する
この効果でライティを除外し、場から離れた事でライティの効果が発動」
「どんなモンスターが出てきても、ダーク・ガイアには敵わない！」
「ライティの効果にチェーン、ゼロ・フォースを発動
自分の場のモンスターがゲームから除外された時に発動できる
場に存在する全てのモンスターの攻撃力は０となる」
「攻撃力が０！？」
それじゃあ戦闘では殆ど負け無しのドレッド・ルートの攻撃力も０？
攻撃力が３５００も有るダーク・ガイアの攻撃力も０！？
「そしてライティの効果により、デッキからフォーチュンレディ・ダルキーを特殊召喚
ダルキーの攻撃力は自身のLV×４００となる、LVは５なので攻撃力は２０００
ドレッド・ルートが場に存在しているから、攻撃力は現在１０００となっているな」
みんなと色違い、紫色の女の子。
やっぱり額の目とか杖の先端の形は違うけど、これは危険なのでは？
「魂吸収の効果でライフが回復して、俺のライフは１３６００だな
さて、攻撃を続行するか？」
「続行しない、メインフェイズ２に入る！
血の代償の効果を発動して、ライフを５００支払う！
E-HERO ダーク・ガイアを生贄にして、死霊操りしパペットマスターを召喚！
そしてパペットマスターの効果発動！
ライフを２０００支払い、自分の墓地に存在する悪魔族モンスターを２体、特殊召喚する！
このターンは攻撃できないけど、既にバトルフェイズは終了しているから関係無い！
私が蘇生させるモンスターは闇の侯爵ベリアルと、地縛神
青い色を基準として、黄色も所々に入っているゾンビのような顔をしたピエロっぽい悪魔。
その指先の糸で吊し下ろされている地縛神
このモンスター達なら、十分に戦えるはず！
そしてベリアルは他のモンスターに攻撃できなくする効果を持っている。
攻撃力０のドレッド・ルートも、これで守る事ができる！
「そして死霊操りしパペットマスターはフューチャー・ヴィジョンの効果で除外
俺はライフを５００回復し、俺のライフは１４１００
玲は血の代償とパペットマスターの効果で２５００のライフを支払って残りは２４００だな
そして１体しか生贄にしていない事により、冥界の宝札の効果も発動しないっと……」
「ドレッド・ルートのLVを２つ下げて、墓地のレベル・スティーラーを２体、守備表示で蘇生させてターンエンド！
エンドフェイズ時、運命曲湾で除外されていた邪神アバターを手札に戻す」
「亜空間物質転送装置の効果で除外されていたライティを場に戻すぞ」
これでレベル・スティーラーが出せたし、ライフは厳しいけど血の代償で邪神アバターを召喚できる。
お兄ちゃんは魔法・罠を封じればなんとかなるはずだし、大丈夫……だよね？
「俺のターン、ドロー
このスタンバイフェイズ時、フューチャー・ヴィジョンで除外されていた地縛神
地縛神と名の付くモンスターはお互いの場に１体しか存在できないモンスターだ
既に場には地縛神
もし戻ってきていたら攻撃力２５００の
ドレッド・ルートの効果で半減していても、凄く危なかった。
「ライティ、ダルキーの効果発動
自分のスタンバイフェイズ時にLVが１つ上昇する
ライティのLVは２となり、攻撃力は４００なのだが半減して２００
ダルキーのLVは６となり、攻撃力は２４００なのだが半減して１２００だ」
それでも、まだ半減しても攻撃力１４００のベリアルの方が強い！
「魔法カード、アルマの魔導書を発動
ゲームから除外されている魔導書と名の付くカードを１枚選択し、手札に加える
ただし、アルマの魔導書は１ターンに１枚しか発動できない
俺はアルマの魔導書の効果により、ネクロの魔導書を手札に加える」
確か墓地の魔法使い族モンスターを蘇生させるカード。
そして装備モンスターのLVを、発動時に除外したモンスターのLV分だけアップさせる。
「装備魔法、ネクロの魔導書を発動
場にはライティとダルキー、そして手札のヒュグロの魔導書を公開し、墓地のアーシーを除外する
墓地のウォーテリーを特殊召喚し、除外したアーシーのLV分だけウォーテリーのLVを上昇させる
ウォーテリーの攻撃力は自身のLV×３００となる
現在のウォーテリーのLVはネクロの魔導書の効果も合わせて１０、よって攻撃力は３０００
しかしドレッド・ルートの効果を受けるので、攻撃力は１５００だな」
ベリアルの攻撃力を上回られた、ドレッド・ルートが危ない！
そして私のライフももっと危ない！
「除外された事で魂吸収の効果でライフを５００回復するぞ
ウォーテリーが特殊召喚された時、自分の場に他のフォーチュンレディが存在している
よって俺はウォーテリーの効果により、デッキからカードを２枚ドローする
フォーチュンレディ・ウインディーを召喚、そしてウインディーの効果が発動
このモンスターの召喚に成功した時、自分の場のフォーチュンレディの数だけ相手の魔法・罠カードを破壊する」
同じ服で緑の服と髪の、やっぱり微妙に違う杖の先端と額の目を持つ女の子。
「な、お兄ちゃんの場にフォーチュンレディは４体……ん？
フォーチュンレディの数までじゃなくて、数だけって事は
私の魔法・罠カードは３枚、という事は破壊できないんじゃないのか？」
「確かに、本来ならそうかもしれない
しかし俺のフィールド魔法、フューチャー・ヴィジョンの効果も発動される
ウインディーはゲームから除外され、効果が発動する時にフォーチュンレディは３体
玲の魔法・罠カードと同数となり、破壊効果は適用される」
「そ、そんな……」
ウインディーは穴に落ちながら、杖を投げつけてくる。
杖がブーメランみたいに飛んで、私の血の代償と２枚の冥界の宝札を破壊して穴に入っていく。
血の代償は相手のターンの場合、バトルフェイズ時にしか効果を発動できない。
バトルフェイズに入ってくれれば邪神アバターを出せたのに！
「そして除外された事で魂吸収の効果でライフを５００回復
魔法カード、ヒュグロの魔導書を発動
自分の場に存在する魔法使い族モンスター１体を選択、俺はダルキーを選択する
選択したモンスターはエンドフェイズ時まで、攻撃力が１０００ポイントアップする
ただし、ヒュグロの魔導書は１ターンに１度しか発動できない
攻撃力が１０００ポイントアップし、その後、ドレッド・ルートの効果で攻撃力が半減する
よって攻撃力は２２００に上昇後、半減して攻撃力は１１００だな」
私の残りライフは２４００、これは……拙い！
「バトルフェイズ、ウォーテリーでベリアルに攻撃」
ウォーテリーは杖の鎌の部分でベリアルの首を……私は１００のダメージを受ける。
残りライフは２３００、まだ、まだ大丈夫！
「次にダルキーでレベル・スティーラーに攻撃」
杖でレベル・スティーラーを叩き潰すダルキー
守備表示だからダメージは無いから大丈夫！
「この瞬間、ダルキーとヒュグロの魔導書の効果が発動
ヒュグロの魔導書の効果を受けたモンスターが相手モンスターを戦闘で破壊した時
デッキから魔導書と名の付く魔法カードを１枚、手札に加える
俺はデッキよりグリモの魔導書を手札に加える
そしてダルキーの効果は相手モンスターを戦闘で破壊し、墓地へ送った時
自分の墓地のフォーチュンレディと名の付くモンスター１体を特殊召喚する
俺が特殊召喚するモンスターは、フォーチュンレディ・ファイリーだ」
今度は赤い服を基準とした女の子。
ライティ、ファイリー、ウインディー、ウォーテリー、ダルキー、アーシー
６属性のフォーチュンレディが全て出てきた。
「って、ファイリーだと？
いつの間にそんなモンスターを墓地へ？」
「１度だけ、手札のカードを捨てる時が有ったのを忘れたのか？
俺がブラック・コアの発動コストで捨てた手札のカードが、このカードだ」
あの時に捨てていた？
まさか、あの時からもうこの展開を予想していたの！？
「ファイリーの効果が発動する
このモンスターがフォーチュンレディと名の付くカードの効果で、表側攻撃表示で特殊召喚に成功した時
相手の場に存在する表側表示のモンスター１体を選択し、そのモンスターを破壊する
そして破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを、相手に与える
俺が選択するモンスターは地縛神
ファイリーは杖の先から炎を撃ち出し、私の地縛神
地縛神
つまり、私は１５００のダメージを受け、残りライフは８００……
「ファイリーの攻撃力はライティと同じく、自身のLV×２００となっている
ファイリーのLVは２、よって攻撃力は４００だが、ドレッド・ルートの効果で半減して現在は２００だ
そうだな……ファイリーでドレッド・ルートに攻撃」
ファイリーの鎌の攻撃で、ドレッド・ルートが破壊されちゃった。
戦闘ダメージは２００、残りライフは６００。
「これで攻撃力は元に全て戻った
最後にライティでレベル・スティーラーに攻撃」
私のモンスターが、全滅？
魔法・罠カードも１枚も存在していない。
残っているカードは手札の邪神アバターのみ……終わったかな。
「魔法カード、グリモの魔導書を発動
デッキより魔導書と名の付くカードを１枚手札に加える
俺が手札に加えるカードはトーラの魔導書だ
カードを２枚伏せて、ターンエンドだ」
こんな状況でも、全く容赦をしないお兄ちゃん。
もう楽勝なんだから伏せカードなんて伏せなくてもいいのに……
「私のターン、ドロー
フューチャー・ヴィジョンで除外されていた死霊操りしパペットマスターを場に戻す」
そうだ、どうせ負けるなら、負けるんだったら……
「パペットマスターのLVを２つ下げ、墓地のレベル・スティーラーを復活！」
「アバターを召喚しても、意味は無いぞ？」
「最後の最後、これを見て驚け！
レベル・スティーラー２体と、パペットマスターを生贄にして
全てを消し去る悪魔！ 邪神イレイザーを召喚！」
蛇のような下半身、そして口のような形をした中には怖い顔が存在している。
最後の足掻きにもならない、ただ見せる為だけの召喚！
「邪神イレイザーの攻撃力は、相手の場に存在しているカードの数×１０００ポイントの数値となる！
お兄ちゃんの場にはモンスターが４体、魔法・罠ゾーンに５枚、そしてフィールド魔法の計１０枚！
よって邪神イレイザーの攻撃力は１００００となる！」
「しかし、フューチャー・ヴィジョンの効果により、邪神イレイザーはゲームから除外される
もし除外されなければ、まだ可能性は有ったのだがな」
邪神イレイザーは破壊されて墓地へ送られた時、場のカードを全て破壊する。
しかも、自分で自分を破壊する効果を持っている。
破壊できた場合、お兄ちゃんの手札は０枚、私の手札は邪神アバターのみ。
先に召喚できるモンスターを召喚した方が有利になる戦いになっていた。
だけど……フューチャー・ヴィジョンの効果で、穴へと落ちていくイレイザー
この状況を、打破する事はできなかった。
「除外された事により、俺のライフは５００回復する
俺のライフは１５６００だな」
どうやって勝てばいいのか、誰か教えて。
「ターンエンドだ」
「俺のターン、ドロー
このスタンバイフェイズ時、フューチャー・ヴィジョンの効果で除外されていたウインディーが場に戻ってくる
そしてフォーチュンレディ達の効果が発動し、全員スタンバイフェイズ時にLVが１つ上昇する
ライティとファイリーはLV３、ウインディーはLV４、ダルキーはLV７、ウォーテリーはLV１１
ライティとファイリーは攻撃力６００、ウインディーは１２００、ダルキーは２８００、ウォーテリーは３３００だ」
合計攻撃力は……８５００？
私の残りライフは６００、つまり-７９００になって……殆ど２回死んでる！？
「今回最も活躍したライティに最後を頼もうかな
バトルフェイズ、ライティで玲に
ライティが私に笑顔でバイバイって手を振って消えた？
どこに行ったかと思って探して見ると、背後にライティが鎌を振りかぶって……斬られた。
そんな、攻撃力６００の攻撃じゃないよ。
「はぁ……また、負けたか」
「残念だったな、まだまだ負けてやらん」
まったく、お兄ちゃんに勝つのはいつになる事やら。
「そういえばお兄ちゃん、咲良さんはどうする？
まだ気絶したままだが、放置は拙いだろ」
「放置でいいだろ、別に」
「家に呼ぶんじゃなかったのか？」
「本人が勘違いしていたからいいんだよ
勝てばってな、俺は別にそんな事一言も言っていないのにな」
つまり、お兄ちゃんにも私にも負けた。
だから咲良さんは置いて行かれても、当然だと思うんだ。
「後で何か言われるんじゃないのか？」
「別に構わん、どうにでもする
何かしてきても、どうせ咲良の性格じゃ大した事なんてできないしな」
つまり良い人なのかな？
「さて帰るか
帰ったらさっきの
「嫌だね、お兄ちゃんのそういう話になると長いからな」
「却下だ」
「横暴だ！」
お兄ちゃんと言い合いしながら帰る。
お兄ちゃんの
慣れたけど、今夜は覚悟しておこう。
「今日の最強カードは超弩級砲塔列車グスタフ・マックスだな
攻撃力・守備力共に３０００の地属性・機械族のランク１０のエクシーズモンスターだな
１ターンに１度、エクシーズ素材を１つ取り除く事で相手に２０００ものダメージを与えられるカードだ
しかしLV１０のモンスターを２体使用している事を考えると、エクシーズ召喚には若干手間取るだろう
そもそも直接殴った方が早いかもしれん
だとしても、２体出して効果を合計４回使用すれば勝てる
攻撃力や守備力はそれなりに高めな点を考えるに、出しても損なモンスターとは思えんな」
「だとしても、あんなのはちょっと……」
「油断しているお前が悪い」
Q.結美のデッキは？
A.いつもの【超魔神イド】ですね。
E-HEROは持っていませんでしたが、十代達の前で使わないとちゃんと自分で決めて
本人は不満しか有りませんでしたが、諦めて仕方無く嫌々ながらも瑞貴から買いました。
Q.１戦目の玲のデッキは？
A.最上級モンスターを多用した、超重量級スーパーパワーヘビーデッキ……言い難い。
簡単に言うならば、あのデッキは【LV１０】でしょうか？
入っているモンスターはSin、光のピラミッド、時械神など、大半は敵が使用したモンスターばかり入っています。
他に別の名前を言うならば……【ボスラッシュ】ですかね？ 巨大戦艦じゃないですけど。
で、そのモンスター達を使用してエクシーズ召喚をする力押しデッキです。
超弩級砲塔列車グスタフ・マックスのバーンと超次元ロボ ギャラクシー・デストロイヤーのパワーで戦います。
玲曰く、「手札事故？ 似たような召喚方法のモンスターばかりだから高く無いよ？」だ、そうです。
Q.玲がハイテンション過ぎる。
A.口調は真似てしまいますが、テンションは別です。
なので半分近く素の状態……まぁ、別に真似ている時も素と言えば素なんですけど。
Q.玲の２回目のデッキは？
A.【最上級多用冥界軸】の重量級ビートデッキ……に近いですが違います。
【ダーク・ガイア】と【悪魔族】と【最上級多用冥界軸】と【闇属性】が入り交じっています。
基本の使用モンスターは闇属性や悪魔族、三邪神で冥界の宝札を多用します。
そこに少しだけ岩石族を混ぜ、ダーク・フュージョン系統のE-HEROが混じっています。
基本的に三邪神の効果や、ダーク・ガイアなどの存在から殴り合いにはとても強いのですが
キーカードである冥界の宝札などが破壊されてしまうと手札が回らなくなって終わります。
なんにせよ、攻撃力重視の脳筋パワーデッキには違い有りませんね。
Q.Advance Zoneって何？
A.日本未販売の海外版のみ発売されているカードです。
投稿時（2012/12/30）は、まだ日本では発売されていないカードです。
なのでもしかしたら効果を間違えているかもしれませんが、まぁ大丈夫でしょう。
日本名が判明した時、このカード名を修正する予定です……思い出せばですけど。
Q.瑞貴のデッキは？
A.除外軸の【フォーチュンレディ】に【魔導書】の魔法カードのみを使用したデッキですね。
デッキに入っているモンスターはフォーチュンレディ以外には殆ど入っていません。
他のモンスターは地縛神
このデッキの理由？ 作者が使おうと思った、それ以上の理由はありません。
しかし若干後悔中、フォーチュンレディは好きですが、もう使いたいとはあまり思いませんね……疲れた。
Q.玲の使うモンスターが……
A.そうですね、今回もボスラッシュばかりです。
実はダークネス・ネオスフィア、トラゴエディア、幻魔皇ラビエルも入っています。
命名、【過去の強敵達】デッキ……とかでしょうか？
なお、玲曰く「このデッキ？ 別にそんなに不思議じゃないでしょ？」らしい。
玲はこのデッキを使用して手札事故を起こした回数は片手で数える程しか無いという……
実は十代並のドロー運を持っているのかもしれません、勝率は別にしますが。
Q.ワンダー・ワンドの効果で墓地へ送った時にライティの効果が発動してないよ？
A.タイミングを逃す為、ライティの効果は発動できません。
Q.玲の使用カードはどれだけ闇鍋なの？
A.DM時代からはバクラ、マリク、夜行、アヌビス
GX時代からは覇王十代、ダークネス、影丸理事長、漫画版ジム、トラゴエディア（本人）
５D's時代からは鬼柳、パラドックス、Z-ONE
以上から悪役陣営が使用したカードですね……文字通り闇鍋過ぎますね。
ZEXALからは残念ながら未登場、No.は玲のデッキでは使いにくいですからね。
Q.結美の扱いの悪さについて。
A.ストーカーです、仕方有りません。
というのは冗談にしても、冗談にはならないので難しい所。
Q.さっきの
A.瑞貴の伏せカードの１枚はトーラの魔導書です。
このターン、魔法使い族モンスター１体は
このカード以外の魔法カードの効果を受けないか、罠カードの効果を受けない効果を付与します。
もう１枚はフォーチュン・スリップです。
相手の攻撃宣言時、攻撃を無効にして攻撃対象となったモンスター１体を
次のスタンバイフェイズ時まで除外します。
つまり、相変わらず守りはそれなりに十分だったという事ですね。
その辺りについてなど、今回の
Q.結美、この後どうなったの？
A.目を覚ました後、悔しがりながら自宅へ帰りました。
なお、場所代は瑞貴が支払っていたので色々な意味で負けた気分になりながらでしたけどね。