本気制限決闘島   作:阿音

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必ず0話の注意書きを読んでからお読みください
気分を害されても作者は責任を取れません。

今回はやや長いです。
前話の倍以上なのでやや長め……やや?
作者としてもこんなに長くなるとは思いませんでした
予定では昨日投稿だったのですが……

今回、新キャラが登場します。
このキャラに関しては後書きに書くので
質問をする前に必ず後書きをお読みください。

あと、今回から今日の最強カードのコーナーを始めます
後書きの最初にて……担当キャラは適当。

今回、プレイミスをしてしまいました。
後書きにて書いておりますので必ずご確認ください。


2話【知る者と知られる者】

くそっ! くそっ! くそっ! くそっ! くそっ!!!

なんで移動が船じゃなくてヘリなんだ! 高いっての!

新入生のそれなりの人数なんだから大型ヘリじゃなくて船使えよ!

怖いんだよ! 高い場所は! お前ら高所恐怖症じゃないのかよ!

俺はずっと目を閉じて黙って座ってるだけだけどさ! お前らも黙って座ってろ!

はしゃいで海なんて見てるなよ! 鬱陶しいだろうが!

 

俺の事を知っている奴は何人か居るようで、何回か陰口が聞こえる。

悪いがそういう事は言われ慣れてるんだ、俺には通用しないな

鬱陶しいとは思うものの、別に興味は無い。

 

「受験生2番、堅守瑞貴君……だったかな?」

 

陰口ではなく、名前で呼ばれた……どうやらまともに呼ばれたようだ

片目を開け、声の方を見てみると、黒髪の……後ろ髪が妙に刎ねている男子生徒だった。

どこかで見た事が有るような気がしたが、影が薄いとネタで扱われていたキャラだな。

あまりネタ扱いとかされるキャラは好きじゃないんだが……確か名前は三沢大地だったか?

 

「何か?」

 

「いや、君とは少し話してみたかったんだ

なにせ実技試験であのような戦い方をしていたからね」

 

興味を持ったという事か……別に嬉しく無いけどな。

この世界で興味を持たれて嬉しい相手なんて……強いて言うなら精霊ぐらいか?

人外とかに興味有るし、なにより触ってみたい!

手触りとか抱き心地とか気になる、獣族とか獣戦士族とか鳥獣族とか機械族とか岩石族とか水族とか以下略。

原作主人公とかみたいに、俺も精霊が見れるのかな? まぁ、一般人の俺には無理だろうがな……希望は薄い。

 

「で?」

 

「え、いや……どうしてあんなデッキを作ったのか気になったんだ」

 

「暇潰し兼適当兼嫌がらせ兼遊び兼ネタ」

 

「…………」

 

あまりの切り捨て具合に驚いているらしい。

まぁ試験官がやたら苦労していたデッキが完全なオマケ程度のデッキだったんだ

この反応も仕方無いと言えば仕方無いのかもしれない。

 

「そ、そういえば俺も知らないカードを使ってたな

どこであんなカードを手に入れたんだい?」

 

「お前、全カードを把握してるのか?

それは凄いな、お前の記憶力と知識量には感服するよ

さすがさすが、拍手してやるよ」

 

凄まじいまでの嫌味っぷりに、さすがのこいつも顔を不機嫌にさせる。

俺としては気が紛れて僅かに助かるが、それでもやっぱり……高い場所は怖い!

 

「さすがに全カードを把握しているわけじゃ……」

 

「なんの話をしてるんだ2番?」

 

横から口を挟んで来たのは……遊戯王GX主人公、遊城十代。

しかし2番? 三沢大地だよな? 自己紹介とかしてないのか?

 

「やぁ1番、実技試験の時に彼が見たことの無いカードを使っていてな

それが気になった訊いてみていた所なんだ」

 

「へぇー、見た事も無いカードかぁ、おもしろそう!

なぁなぁ、デュエル・アカデミアに着いたら俺と決闘(デュエル)しないか?」

 

「断る、拒否する、嫌だ、遠慮する、却下だ」

 

5連続拒否、さすがに怯んだらしいが……

 

「えーなんでだよ?

決闘者(デュエリスト)なんだったら決闘(デュエル)は受けようぜ?」

 

「面倒、疲れる、怠い、気分じゃない、やる気が出ない」

 

再び5連続拒否、若干不機嫌になったようだ。

さすがにここまで嫌がられたら機嫌も悪くなるか。

 

「ちぇ、つまんねぇの

じゃあさ、その見た事の無いカードってどんなカードか教えてくれよ!」

 

いい加減にしつこい……相手にするのが面倒になってきた

まぁ元々面倒だと思っていたからそれは変わらんが。

 

「態々見せてやる義理は無い

いい加減に諦めろ、そんなに見たいのなら俺が決闘(デュエル)をしてる時にでも勝手に見てろ」

 

「え、決闘(デュエル)してくれんのか!」

 

「そういう意味じゃない……」

 

ダメだこいつ……俺とは性格の相性が悪すぎる。

俺は強引な奴は苦手なんだよなぁ……相手にするのが疲れるし面倒だから。

 

「とにかく、俺はお前の相手はしない

カードを見せてやる気も無いし、諦めろ」

 

「むぅー……」

 

残念そうな声を出しながら席に戻る遊城十代

というか、態々自分の戦略が知られるような事をする必要も無いしな。

俺は何種類ものデッキを使うから別に知られようが問題は殆ど無いが。

 

「自分の実力は無駄に見せない……という事か

OK、もし手合わせできる機会が有れば俺と決闘(デュエル)してくれ」

 

「無い事を願うね、面倒だし」

 

「ふふ、そう言うな

ではまた学園で会おう」

 

嫌味とかがあまり通用しない奴だな。

あぁいう奴の方が相手をするのが楽だ。

ま、だからといって付き合いを続けたりする気は全く無いがな。

 

三沢大地……そういえば名前合ってるっけ?

こいつもさっさと席に戻るが、途端に俺への陰口が増えた。

どうやら俺の態度が気に入らなかったらしい

別にこいつらに嫌われても殆ど問題は無いがな。

 

この世界で苛めが発生したとしても、どうせ最終的には決闘(デュエル)で始末される

というか、この世界の決闘(デュエル)脳っぷりを調べまくってみたんだが……相当酷い。

決闘(デュエル)で苛められてカードを取られたとか、何度も決闘(デュエル)に負けて苛められているとか

お前ら決闘(デュエル)以外で何か無いのかと問いたいぐらいに決闘(デュエル)ばかりの世界だ。

この世界は決闘(デュエル)で何でも話ができるから、有る意味元の世界よりも気楽だ……勝てばいいだけだからな。

 

………………

…………

……

 

そしてやってきました、デュエル・アカデミア!

超帰りたいなぁ……嫌な予感しかしないぞ、この学園生活は!

入学式も有ったが、校長の話は完全に無視してやった

どうせ大した事は言って無いんだし、デッキ構成でも考えていた方がマシだ。

 

……それにしても、さっきから気になる事が有る。

誰かが妙に俺を見ている……いや、睨んでいると言っても過言では無い。

誰かは知らないが、俺に喧嘩を売っているのかな?

乗るかは分からないが、人気の無い所にまで誘ってみるか。

 

入学式が終わり、暫く自由行動。

視線が気になるが……さて、どこに行こうかな?

と思ったが、別に行く場所なんて殆ど限られている

探索するような感じの動きをしながら森の中に入る。

 

一応追ってきているようだ

森の中でやや広い場所に出てきた……所で立ち止まる。

 

「…………」

 

黙って動くのを待つ事数分。

痺れを切らしたらしく、誰かが広間に出てきた……が、知らない顔だ。

制服は青色、だがそいつは女……女子生徒か。

女子生徒は全員青色制服のオベリスクブルー、実力がイマイチ分からないのが若干困る。

 

「…………気付いていたの?」

 

「あれだけ睨めば当然だ」

 

森に入る前に立ち止まった時も足音が無くなったりしたし

森に入って草木をかき分ける音も、自分以外の存在に気付ける理由だ。

気のせいだったら良かったが、実際に狙われているのが丸分かりだった。

 

「それで、何か用か?

誰かに怨まれるような行動をした覚えは……多分無いはずだ」

 

「多分って時点で自覚は有るのね

やっぱり、貴方は堅守瑞貴……」

 

ふむ、妙だな……今の発言からして俺の事を知っている?

しかもやっぱりという言葉……知らないのに知っているという感じか?

噂で聞いたという事だろうか? それにしては確信を持っている気がする。

 

「私と決闘(デュエル)しなさい、堅守瑞貴

私が勝ったら、この学園から出て行ってもらうわ」

 

「それはまた随分な事を……高が1度負けた程度で出て行けと?

お前、何様のつもりだ?」

 

「貴方が居れば何人もの人が悲しい想いをする

そしてこの世界が乱れる……貴方はこの学園に居て良い存在じゃない!」

 

酷い言い草だな、俺の存在全否定かよ。

確かに俺は邪魔をするなら叩き潰すつもりだが

世界が乱れるだの、居て良い存在じゃないだのと言われる筋合いは無い。

こいつは俺の何を知っているのか……

 

「俺の事を随分知っているように思えるが……

お前は何者だ? 何故俺の事を知っている?」

 

「答える義理は無い」

 

「ふぅ……会話はコミュニケーションの大事な一歩だぞ

もう少し会話を続ける努力ってのをしようぜ」

 

「すぐに人の言葉を切り捨てる貴方に言われたく無い」

 

「……ご尤も」

 

どこまで俺の事を知られている?

困った、俺の決闘(デュエル)での弱点も知られているんじゃないだろうな?

可能性は高いし、あまり相手にしたくない。

 

「何にせよ、俺がお前の決闘(デュエル)と受ける理由は無いな」

 

「こんな人気の無い場所に誘い込んで何をヌケヌケと……

自分のデッキを見られたくないからこんな場所まで来たんでしょう?」

 

「…………チッ」

 

本当に俺の事をよく知ってるな、こいつ

やはり俺の事を知っていると思った方がいいだろう

元の世界の知り合いとも考えたが、俺の知り合いの女性は殆ど居ない

というか単純に男女問わず知り合いは仕事先とか学生時代ぐらいしか存在しない……若干悲しいが無視。

 

どちらにせよ、こんな性格の女性の知り合いは居なかった

学生時代を思い出しても、全く記憶に無い。

本当にどうやって俺の事を調べたんだ? 全く見当が付かん。

 

「絶対に……勝つ!」

 

「あーもう、めんどくさい!」

 

お互いに先ほど学園から配布された決闘盤(デュエルディスク)を構える。

DMの決闘盤(デュエルディスク)に比べて角が取れて丸くなった決闘盤(デュエルディスク)、だから何だという程度だが。

 

問題が有るとすれば、こいつは俺の性格をよく知っているという点。

俺のデッキが読まれている可能性が高い……どのデッキにするかな?

対策はされている可能性が高く、あまり相手にしたくない……が、相手にするしか無さそうだ。

どうせ、どちらにせよ俺を逃がすつもりは無いだろうしな。

 

「「決闘(デュエル)!」」

 

「先攻はくれてやる」

 

「あら、随分と余裕だけどいいのかしら?」

 

「レディファーストという奴だ」

 

「……女だから先攻を貰えて嬉しいだろう?

レディだもんな? とでも言うつもりかしら?」

 

どうやらとことん、俺の行動は読まれているらしい。

演技混じりとはいえ、実際に言おうと思っていた事を言われた

こいつ、何者なんだ?

 

「でもいいわ、先攻は貰う

私のターン、ドロー!

チューナーモンスター、ヘル・セキュリティを守備表示で召喚!」

 

「チューナーモンスター?」

 

俺はチューナーはまだ売っていない、何故そのカードを持っているんだ?

まさかとは思うがこいつ……

 

「知らない……なんて言わないわよね?

チューナーモンスター、貴方なら当然知っているはずよ」

 

「なんの事やら?

チューナーモンスターなんて俺は知らんな」

 

惚けるが、信じる気は全く無いようだ

確信を持って言っているから当然だろうが……真面目にこいつが分からないな。

そして出てきたモンスターはリクルーター、どうしようか若干悩む。

 

「私も貴方が相手なら本気のデッキで戦えるわ

貴方も本気で来なさい! カードを2枚伏せて、ターンエンド!」

 

いや、本気でとかそんな事は決闘(デュエル)開始前に言えよ。

俺が既に遊びとかネタとか使っていた場合は手遅れだろうが。

 

「俺のターン、ドロー」

 

とはいえ、厄介な相手という事に変わりは無い。

相手は俺を知っているが、俺は相手を知らない……この情報アドバンテージはかなり痛い

ま、知っているなら知っているでいくらでも騙せるのだが……

 

「モンスターをセット

カードを3枚伏せてターンエンド」

 

「3枚も……

(伏せカードに警戒して攻撃してこなかった?

それにモンスターをセット……リバース効果モンスターかしら?

私が堅守瑞貴を知っているから警戒して裏を掛こうとしている?

どちらにせよ、場にモンスターが残ったのなら問題無い)

私のターン、ドロー!

ヘル・セキュリティを生贄に、超魔神イドを召喚!」

 

超魔神イド……やはり俺は売っていないカードだ。

こいつ、どこからこれらのカードを手に入れたんだ?

 

「永続魔法、漆黒の太陽を発動!

自分のモンスターが破壊された時、破壊されたモンスターの元々の攻撃力分だけ自分のライフを回復するわ

更に自分の墓地からモンスターが特殊召喚された時、そのモンスターの攻撃力を1000ポイントアップする!

そして超魔神イドで守備モンスターに攻撃!」

 

嫌な予感しかしないが……

 

「罠カード、和睦の使者を発動

俺のモンスターは戦闘で破壊されず、戦闘ダメージも受けない

そして俺のモンスターはワーム・リンクス……リバース効果モンスターだ

リバース効果発動、お互いのエンドフェイズ時に俺は1枚ドローする」

 

これで俺は毎ターンドローできるが……

 

「(ワーム……【ワーム】なら初使用デッキよね? それとも単なるドローソース?

でも、堅守瑞貴がテーマ、ファン、ネタデッキ以外のカードなんて殆ど使わないわよね?

……なんでもいいわ、伏せカードの場所は残念だったけど……)

和睦の使者にチェーンして罠カード、爆導索を発動!」

 

「…………ば、爆導索?」

 

なんてコアなカードを……だがそれがイイ。

カード配置は俺はワーム・リンクスと和睦の使者、相手は超魔神イドと爆導索だからな

こいつのデッキは【超魔神イド】でほぼ確定かな? 他にも何か隠してるだろうが。

 

「このカードと同じ縦列カードを全て破壊する!

この場合は超魔神イド、ワーム・リンクス、和睦の使者よ!」

 

「チッ……」

 

面倒なデッキだが、なかなかおもしろいデッキだな。

俺もそんなデッキを使いたい所だが……それは後か。

 

「漆黒の太陽の効果発動よ

私のモンスターが破壊された事により、イドの元々の攻撃力分……2200のライフを回復!

更に永続魔法、生還の宝札を発動!

自分の墓地からモンスターが場に特殊召喚された時、デッキからカードを1枚ドローする!

私はこれでターンエンドよ!」

 

ライフが6200まで増えたか……そして俺のスタンバイフェイズ時にイドは蘇生

俺の場には伏せカードが2枚のみでモンスターは無し、若干厳しいかな?

少々相性も悪いし、これは困った。

 

「俺のターン、ドロー」

 

「このスタンバイフェイズ時、超魔神イドの効果発動!

効果により破壊された次のターンのスタンバイフェイズ時、このモンスターを墓地より特殊召喚する!

そしてこのカード以外の自分のモンスターを全て破壊する……けど、今はイドしか居ないから関係無いわ

生還の宝札の効果、自分の墓地よりモンスターが特殊召喚されたのでドロー

更に漆黒の太陽の効果、墓地より蘇生したモンスターの攻撃力が1000ポイントアップする!」

 

攻撃力3200の超魔神イド……これは厄介。

さて、このデッキでそいつを超えるモンスターは居るが、少々出すのは大変だぞ。

 

「モンスターをセット、これでターンエンドだ」

 

「それだけ? でも私はどんどん行くわよ!

私のターン、ドロー!

罠カード、デストラクト・ポーションを発動!

自分の場のモンスターを1体破壊し、その攻撃力分のライフを回復する!

回復値は場の数値を参照にするから、回復するライフは3200!

更に漆黒の太陽の効果により2200のライフを回復!」

 

…………ライフが11600か、さすがに多いな。

あのライフを削るのは骨が折れそうだ。

 

「そして、自分の場のモンスターが効果によって破壊された時

手札からこのモンスター……機皇帝グランエル∞を特殊召喚!」

 

今度は機皇帝……シンクロが無いこの時代で機皇帝を出す意味は薄い

……ように見えるが、効果自体は強力だ。

 

「グランエルの攻撃力は私のライフの半分の数値となる

私のライフは11600、その半分である5800の攻撃力よ!」

 

さすがにこれは……

 

「装備魔法、早すぎた埋葬を発動!

ライフを800ポイント支払い、自分の墓地のモンスターを特殊召喚するわ!

ヘル・セキュリティを特殊召喚! そして生還の宝札の効果でドロー!

漆黒の太陽の効果で攻撃力を1000ポイントアップよ!」

 

あーあ……攻撃力が1100までアップしやがった。

ライフが減ったからグランエルの攻撃力が5400まで減ったが、大差無いな。

これ、下手すれば負けそうなんだが?

 

「(ワームは守備力が低いモンスターが多いし……)

ヘル・セキュリティで守備モンスターに攻撃!」

 

「俺のモンスターはワーム・ミリディス、守備力は1600なので破壊されない

そしてリバース効果が発動

このカードを装備カード扱いとして相手モンスターに装備し

お互いのスタンバイフェイズ時、コントローラーに400ポイントのダメージを与える

が、この効果は発動せず、このまま場に残す」

 

効果を使えば直接攻撃(ダイレクトアタック)で負ける。

伏せカードはダメージ軽減カードじゃないんだからな。

 

「(やっぱり【ワーム】デッキ!)

グランエルの攻撃力が更に250下がった……それでも攻撃力は5150!

グランエルでワーム・ミリディスに攻撃!

グランド・スローター・キャノン!」

 

チッ……これは素直に拙いかもしれん。

こんな奴、いったいどこから湧いてきたんだ?

アニメ世界にこんな奴が存在するとは考えられないんだが……

 

「次よ!

グランエルとヘル・セキュリティを生贄に……The() supremacy(スプレマシー) SAN(サン)を召喚!」

 

あ、これ、詰んだかも?

ライフ的な意味で。

 

「装備カードだった早過ぎた埋葬は対象を失った為、破壊されるわ

カードを1枚伏せ、私はこれでターンエンドよ」

 

「俺のターン……ドロー」

 

「この瞬間、超魔神イドの効果発動よ

効果で破壊された次のターンに蘇生、生還の宝札の効果でドロー、漆黒の太陽の効果で攻撃力アップ

そしてイドの効果で自分の場のモンスターを全て破壊する……The() supremacy(スプレマシー) SAN(サン)を破壊

漆黒の太陽の効果により、私のライフはThe() supremacy(スプレマシー) SAN(サン)の元々の攻撃力分の3000を回復!」

 

ライフが13300……しかも凄まじく嫌なコンビだ。

こいつも、よくもまぁこんなデッキを考えたもんだ。

 

「モンスターをセットし、ターンエンドだ」

 

【ワーム】ではあのライフを削るのは相当厳しいぞ

まぁ攻略手段が無いとは言わんが。

 

「私のターン、ドロー!

スタンバイフェイズ時に罠カード、オーバースペックを発動!

元々の攻撃力より高いモンスターを全て破壊する!

イドは漆黒の太陽の効果で元々の攻撃力より高い……イドを破壊し、漆黒の太陽の効果でライフを回復!

更に前のターンに破壊されたThe() supremacy(スプレマシー) SAN(サン)の効果発動!

手札を1枚捨て、このモンスターを蘇生させるわ! 戻りなさい、The() supremacy(スプレマシー) SAN(サン)

生還の宝札の効果でドローし、漆黒の太陽の効果で攻撃力をアップよ!」

 

呆れた……ライフが15500かよ

よくもまぁ何度も自分のモンスターを破壊できるな。

 

「魔法カード、強欲な壺を発動! デッキからカードを2枚ドローする!

魔法カード、エンシェント・リーフを発動!

ライフが9000以上の時、ライフを2000支払う事でデッキからカードを2枚ドローする!

ライフを2000ポイント支払い、2枚ドロー!」

 

ドローするなぁ……で、まだ何かするのか?

 

「ミスティック・パイパーを召喚し、効果発動!

このモンスターを生贄にし、デッキからカードを1枚ドローするわ!

そしてお互いにドローカードを確認し、LV1のモンスターだった場合はもう1枚ドローする!

ドロー! ドローしたカードはクリボー! LV1のモンスターだからもう1枚ドローするわ!」

 

なんというか、ここまでできるものなのか?

しかもドローカードがクリボー……戦闘ダメージさえ与えられるか分からん状態じゃないか。

 

The() supremacy(スプレマシー) SAN(サン)でセットモンスターに攻撃!」

 

「ワーム・カルタロスのリバース効果発動

デッキからLV4以下のワームと名の付く爬虫類族モンスターを1枚手札に加える

俺はデッキより、ワーム・ゼクスを手札に加える」

 

手札があまり良くなかったからドローする為にワーム・リンクスを伏せたのに即破壊されたからな

もうドローフェイズでドローするかサーチ以外殆どできないんだよなぁ……

さすがに爆導索なんて予想外過ぎるし、どうしようもできん。

 

「ワーム・ゼクス……カードを2枚伏せるわ!

永続魔法、強欲なカケラを発動!

私はこれでターンエンドよ!」

 

完全に警戒されてるな、ワーム・ゼクスをサーチしたんだから当然と言えば当然だろうが。

しかし、真面目にこれぐらいしか手が無いのが現状

このデッキ、全ワーム投入&ワームモンスターのみのハイランダーデッキだからどうしても手段が限られる。

もしこれを防がれたら……勝ち筋、無くなるんじゃないか?

 

「俺のターン、ドロー」

 

「このスタンバイフェイズ、墓地の超魔神イドは自身の効果で蘇生する!

生還の宝札でドロー、漆黒の太陽の効果で強化、イドの効果でThe() supremacy(スプレマシー) SAN(サン)を破壊

漆黒の太陽の効果でライフを回復し、私のライフは16500よ!」

 

今の一連の動作が相手ターン中ってのが信じられないよなぁ……

そして嫌な予感しかしない、高確率でこいつは更なる何かをしてくるとしか思えない

多分、また自爆カードを使用するだろう。

 

「ワーム・ゼクスを守備表示で召喚し、効果を発動

召喚に成功した時、デッキからワームと名の付いた爬虫類族モンスターを1体、墓地へ送る」

 

「効果発動を待っていたわ、罠カード……発動! パニック・ウェーブ!

自分の場のモンスターを1体破壊して効果を発動する!

このターン、フィールド上に表側表示で存在する永続魔法、永続罠、モンスター効果を無効にする!

私は超魔神イドを破壊し、パニック・ウェーブの効果を発動よ!」

 

モンスター効果……ワーム・ゼクスの存在から対策をキッチリしてきたか。

漆黒の太陽のライフ回復効果はパニック・ウェーブの効果で無効になるから回復はされないものの

それでも状況は良くない。

 

「俺はこれでターンエンドだ」

 

「私のターン、ドロー!

自分のドローフェイズ時に通常ドローした瞬間、場の強欲なカケラに強欲カウンターを1つ乗せるわ!

手札を1枚捨て、The() supremacy(スプレマシー) SAN(サン)を墓地より蘇生させる!

生還の宝札の効果でドロー!

超魔神イドを蘇生! 生還の宝札の効果でドロー! 漆黒の太陽の効果で攻撃力アップ!

そしてイドの効果でThe() supremacy(スプレマシー) SAN(サン)を破壊してライフを回復!」

 

ライフが19500まで増えやがった……こいつ、どれだけやれば気が済むんだ?

これ以上増やされたら尚更ライフを削りきる自信が無くなる。

 

「イドでワーム・ゼクスに攻撃!」

 

モンスターは破壊されるが、1体だけなら守るのはそこまで難しくない。

変に攻撃をしたり、中途半端に行動すると少々危険だが

ただただ守るだけなら危険でもなんでもない。

 

「魔法カード、サンダー・クラッシュを発動!

自分の場のモンスターを全て破壊し、相手に破壊したモンスターの数×300ポイントのダメージを与える!

私の場にはイドが1体、よって300ポイントのダメージよ!

そして私のモンスターは破壊された……漆黒の太陽の効果でライフを回復よ!」

 

「チッ……鬱陶しい」

 

ライフが21700、俺のライフは3700……差が開きすぎだろ。

 

「カードを1枚伏せて、ターンエンドよ」

 

「俺のターン、ドロー」

 

「手札を1枚捨ててThe() supremacy(スプレマシー) SAN(サン)を蘇生! 生還の宝札の効果でドロー!

超魔神イド復活! 生還の宝札の効果でドロー、漆黒の太陽の効果で強化

そしてThe() supremacy(スプレマシー) SAN(サン)を破壊し、ライフが回復よ!」

 

24700、もうまともに相手をしたら勝てる状態じゃないな

さすがにもう手段が相当限られたな……

 

「永続魔法、ワーム・コールを発動する

自分の場にモンスターが存在せず、相手の場にモンスターが存在している場合

1ターンに1度、手札のワームと名の付く爬虫類族モンスターを裏側守備表示で特殊召喚できる

ワーム・コールの効果を発動し、手札のワーム・ルクイエを裏側守備表示で特殊召喚

そして今セットしたワーム・ルクイエを生贄に、ワーム・クイーンを召喚する

ワーム・クイーンはLV8のモンスターだが、ワームと名の付く爬虫類族モンスターを生贄にした場合

攻撃表示だが、生贄1体で召喚する事が可能だ

続いて魔法カード、貪欲な壺を発動する

自分の墓地のモンスターを5枚デッキに戻し、2枚ドローする

墓地のワーム・ゼクス、リンクス、カルタロス、ミリディス、ルクイエをデッキに戻してシャッフル

そして2枚ドロー……」

 

「この状況を打破できるカードは引けたかしら?」

 

ふむ……

 

「永続魔法、未来融合-フューチャー・フュージョンを発動

融合に必要なモンスターをデッキから墓地へ送り、2ターン後の俺のスタンバイフェイズ時に融合を行う

俺が融合するモンスターは……ワーム・ゼロだ」

 

「ワーム・ゼロ……」

 

「墓地へ送るモンスターは、ワーム・アポカリプス、バルサス、カルタロス、ディミクレス、イーロキン

ファルコ、グルス、ホープ、イリダン、ジェートリクプス、キング、リンクス、ミリディス、ノーブル

オペラ、プリンス、ルクイエ、ソリッド、テンタクルス、アグリィ、ウォーロード、ゼクス、ヤガン

以上の23体を墓地へ送り、2ターン後にワーム・ゼロを融合召喚する」

 

「そ、そんなに!?

でも、2ターンも耐えられるかしら?」

 

「ワーム・クイーンの効果を発動

1ターンに1度、ワームと名の付く爬虫類族モンスターを生贄に捧げる

デッキから生贄にしたワームのLV以下のワームと名の付く爬虫類族モンスターを1体、特殊召喚する

さて、先ほどの未来融合で俺が墓地へ送らなかったワームは誰でしょう?」

 

「え? アポカリプスにバルサスにカルタロスに……誰だったかしら?

えーっと……全種類1体だけ入っていると仮定して、クイーンとゼロを除くと……まさか!」

 

「はい正解、俺はワーム・クイーンの効果でLV8のワーム・クイーン自身を生贄に捧げる

デッキより、LV7のワーム・ヴィクトリーを特殊召喚だ

ワーム・ヴィクトリーの攻撃力は墓地に存在するワームと名の付く爬虫類族の数×500ポイントアップする

俺の墓地には現在24体の爬虫類族のワームが存在している、よって攻撃力は……12000だ」

 

「攻撃力……12000ですって?」

 

数少ない、あの大量ライフを削る手段はこれぐらいだ

これを防がれたらさすがにそろそろ手が尽きてしまう。

ワーム・ゼロに賭けるしか無くなってしまうな。

 

「ワーム・ヴィクトリーで超魔神イドに攻撃」

 

「攻撃なんて、受けてあげないわよ!

罠カード、ツイン・ボルテックスを発動!

相手モンスターの攻撃宣言時、自分と相手のモンスターを1体選択し、破壊する!

私が選択するのは当然、超魔神イドとワーム・ヴィクトリーよ!」

 

「罠カード、攻撃の無敵化を発動

バトルフェイズ中に2つの効果の内、1つを選択して発動する

このターン中、戦闘ダメージを0にするか

自分のモンスターを1体を選択し、このバトルフェイズ中に戦闘や効果で破壊されない

俺は破壊されない効果を選択する、よってこのターン中にワーム・ヴィクトリーは破壊されない」

 

「な……最初からずっと伏せてたカード!?

何度も発動機会は有ったのに……」

 

「不要だと判断しただけだ、ツイン・ボルテックスの効果処理をしてもらおうか?

ワーム・ヴィクトリーは破壊されないので、破壊されるのは超魔神イドだけだがな」

 

「……私のモンスターが破壊された事で漆黒の太陽の効果でライフを回復するわ」

 

ライフが26900……この攻撃力12000のワーム・ヴィクトリーでも倒し切れん。

この攻撃力を耐えるなんて本来なら相当厳しいぞ?

ま、削れそうだから削るだけ削ってやるがな。

 

「お前を守る超魔神イドは場から消え去った……ワーム・ヴィクトリーで直接攻撃(ダイレクトアタック)

 

「う、ううぅぅぅぅ!」

 

さすがに12000のダメージは効いたようだ

残りライフは14900……それでもまだ多いな、おい。

あと、クリボーはどうした? The() supremacy(スプレマシー) SAN(サン)のコストとして捨てたのか?

今まで直接攻撃(ダイレクトアタック)を受けていなかったから油断したようだな。

 

「カードを1枚伏せ、ターンエンドだ」

 

「くっ……私のターン、ドロー!

強欲なカケラに強欲カウンターを1つ乗せる!

スタンバイフェイズ時にThe() supremacy(スプレマシー) SAN(サン)を手札を1枚捨てて蘇生!

生還の宝札の効果でドロー! そして超魔神イドも蘇生……守備表示! 生還の宝札の効果で再ドロー!

自分の場のモンスターを全て破壊し、漆黒の太陽の効果でライフを回復!」

 

17900のライフ……毎ターンのようにライフを3000とか2200とかの回復か

さすがにその回復量は大きいし、まだ暫く時間が掛かりそうだ。

 

「罠カード、ダブル・トリビュートを発動!

自分のモンスターの召喚、特殊召喚に成功した時に発動できる!

その特殊召喚したモンスターと相手のモンスターを1体破壊する!

超魔神イドとワーム・ヴィクトリーを破壊よ!」

 

「何度も何度も……」

 

さすがにそう何度も破壊耐性を持たせられるカードは無い。

ワーム・ヴィクトリーと超魔神イドは同時に破壊されてしまう。

 

「これでなんとか……漆黒の太陽の効果でライフを回復!

だけどその前に、自分の場のモンスターが効果で破壊された事により

手札から機皇帝ワイゼル∞を特殊召喚!」

 

ライフが20100に……ライフをあれだけ削ってもまだ増やすか。

こいつのデッキは本当に凄まじいな、ライフゲインカードもだが超魔神イドなどの自己再生モンスターの使用法

というか、よくもまぁアレだけ自己破壊カードを集めたものだと感心する。

 

「強欲カウンターが2つ乗っている強欲なカケラを墓地へ送り、デッキからカードを2枚ドロー!

バトルフェイズよ!

ワイゼルで堅守瑞貴に直接攻撃(ダイレクトアタック)!」

 

「永続罠、リミット・リバースを発動

墓地の攻撃力1000以下のモンスター1体を攻撃表示で特殊召喚する

俺が蘇生させるモンスターはワーム・ヴィクトリー……元々の攻撃力は0だ」

 

「また、攻撃力12000……攻撃は中断!

カードを3枚伏せて、ターンエンドよ!」

 

さすがに攻撃力12000をどうにかする事はなかなかできないようだ。

問題は、このまま耐えきられてターン数を稼がれる事

俺の残りデッキ枚数は9枚、さすがにデッキから墓地へ落としすぎたか?

 

「俺のターン、ドロー」

 

「墓地のThe() supremacy(スプレマシー) SAN(サン)の効果、手札を1枚捨てて蘇生!

生還の宝札の効果でドローし、超魔神イドも自身の効果で復活! 守備表示よ!

生還の宝札の効果でドロー、そして機皇帝ワイゼル∞とThe() supremacy(スプレマシー) SAN(サン)をイドの効果で破壊!

合計攻撃力分である5500のライフを回復!」

 

……ライフが25600かよ。

お前、いったいどこまで回復するつもりだ?

ワーム・ヴィクトリーを特殊召喚した時は3回の直接攻撃(ダイレクトアタック)が必要だったんだが

既に1回、直接攻撃(ダイレクトアタック)をしているのにまた3回必要とはどういう事だよ。

 

「ワーム・ヴィクトリーでイドに攻撃」

 

「罠カード、ヘイト・バスターを発動!

自分の場の悪魔族モンスターが攻撃対象に選択された時

相手攻撃モンスターと自分の攻撃対象となったモンスターを破壊し

破壊した相手モンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える!

この場合、破壊されるのはワーム・ヴィクトリーと超魔神イドよ!」

 

「だが、ワーム・ヴィクトリーの元々の攻撃力は0

よって俺はヘイト・バスターの効果ダメージは受けない」

 

「だけど、私は漆黒の太陽の効果でライフを回復!

そしてその前に、自分の場のモンスターが効果で破壊された事により

手札の機皇帝スキエル∞を特殊召喚するわ! 一応守備表示よ!」

 

蘇生カードの警戒かな? でなければ今スキエルを出す意味は薄い。

俺も蘇生カードを使っても意味は無いから使わないがな。

 

「俺はこのままターンエンドだ」

 

「私のターン、ドロー!

手札を1枚捨てて、The() supremacy(スプレマシー) SAN(サン)を蘇生! 生還の宝札の効果でドロー!

そして超魔神イドも蘇生! 生還の宝札の効果でドローと、自分の場のモンスターを破壊!」

 

おいおい、ライフが33000にまで増えているんだが?

どうして攻撃力12000の直接攻撃(ダイレクトアタック)を受けてそんなにライフが多いのか……

 

「漆黒の太陽の効果でイドの攻撃力は3200

イドで堅守瑞貴に直接攻撃(ダイレクトアタック)よ!」

 

「永続罠、リビングデッドの呼び声を発動

自分の墓地のモンスターを攻撃表示で特殊召喚する

俺が蘇生させるのは当然、ワーム・ヴィクトリーだ」

 

「そっちこそ何度も何度も……イドの攻撃を中断!

魔法カード、手違いを発動! 自分の場のモンスターを1体破壊する!

私が破壊するのは超魔神イド、漆黒の太陽の効果でライフを回復!

カードを1枚伏せて、ターンエンドよ!」

 

35200……どれだけ頑丈なんだよ、こいつのライフは

何回攻撃するべきか、頭が痛くなってきそうだ。

 

「俺のターン、ドロー

このスタンバイフェイズ時、ワーム・ゼロが未来融合の効果で融合召喚される

ワーム・ゼロの攻撃力は融合に使用した種類×500ポイントとなる

融合に使用した素材は23種類……よって攻撃力は11500だ」

 

こんな攻撃力のワーム・ゼロなんてそう簡単にお目に掛かれないだろう

我ながらよくもまぁ、こんなモンスターを召喚したもんだ。

 

「攻撃力11500……手札を1枚捨てて、The() supremacy(スプレマシー) SAN(サン)を蘇生!

生還の宝札の効果でドロー! そして超魔神イドを守備表示で蘇生! 生還の宝札の効果でドロー!

イドの効果でThe() supremacy(スプレマシー) SAN(サン)を破壊し、ライフを回復!」

 

38200……呆れてものも言えん

どれだけこいつはライフを回復すれば気が済むんだ?

そろそろ飽きてきたぞ、展開が同じだし。

 

「魔法カード、ヴァイパー・リボーンを発動

自分の墓地のモンスターが爬虫類族のみの場合、チューナー以外の墓地のモンスターを特殊召喚

ただし、エンドフェイズ時に特殊召喚したモンスターは破壊される

俺が蘇生させるモンスターはワーム・キングだ」

 

「な……ワーム・キング?」

 

「ワーム・ゼロの効果、融合に使用したモンスターの種類の数だけ効果が増える

最初に6種類以上の効果、デッキからカードを1枚ドローする効果を発動し、ドロー

次に2種類以上の効果、1ターンに1度、自部の墓地の爬虫類族モンスターを裏側守備表示で蘇生させる

俺はこの効果により、墓地のワーム・アポカリプスを裏側守備表示で特殊召喚

最後に4種類以上の効果、自分の墓地の爬虫類族を除外する事で発動

場のモンスター1体を墓地へ送る……墓地のワーム・ルクイエを除外し、超魔神イドを墓地へ送る」

 

「させて溜まるもんですか!

罠カード、破壊指輪(リング)を発動!

自分の場のモンスターを1体破壊し、お互いのプレイヤーに1000ポイントのダメージを与える!

超魔神イドを破壊して、お互いに1000ポイントのダメージよ!

私は漆黒の太陽の効果でライフを回復するけどね」

 

む……逃げられたか。

俺のライフは残り2700、相手は39200……ライフ差が凄まじいぞ

そろそろ大量に削るつもりだが……どこまで減るかな?

 

「魔法カード、太陽の書を発動

場に存在する裏側守備表示モンスター1体を表側攻撃表示にする

この効果により、ワーム・アポカリプスをリバースし、リバース効果発動

場に存在する魔法、罠カードを1枚破壊する

そちらの伏せカードを1枚破壊してもらおうか?」

 

破壊されたのは本陣強襲……確かにこのカードも自爆カードだったな

残っている伏せカードは1枚に、生還の宝札と漆黒の太陽の計3枚か……

 

「ワーム・キングの効果を発動

自分の場に存在するワームと名の付く爬虫類族を生贄にする事で、相手の場のカードを1枚破壊する

俺はワーム・アポカリプスを生贄に、残っている伏せカードを破壊する」

 

「くっ……最後の伏せカードまで!」

 

破壊したカードはセルフ・ボム……自分のモンスターを全て破壊する罠カードか

本来ならブラフにもならないカードだが、あのデッキではかなり面倒なカードになるんだな。

 

「これで心置きなく攻撃できるな

バトルフェイズ、ワーム・キングで直接攻撃(ダイレクトアタック)

 

「きゃあ!」

 

「ワーム・ゼロで直接攻撃(ダイレクトアタック)

 

「あぅ!」

 

「現在墓地の爬虫類族は22体、よってワーム・ヴィクトリーの攻撃力は11000

だが、罠カード発動、毒蛇の供物

自分の場の爬虫類族モンスター1体と、相手の場のカード2枚を選択し、破壊する

俺は自分の爬虫類族としてワーム・キングを、相手の場は漆黒の太陽と生還の宝札を破壊する」

 

「漆黒の太陽と生還の宝札が……」

 

どうせヴァイパー・リボーンの効果でエンドフェイズ時にはワーム・キングは破壊されるんだ

さっさと破壊した方が無駄にならん、ワーム・ヴィクトリーの攻撃力上昇にも繋がるしな。

 

「墓地にワームと名の付く爬虫類族モンスターが増えた事により

ワーム・ヴィクトリーの攻撃力がアップ、攻撃力11500だ

ワーム・ヴィクトリーで直接攻撃(ダイレクトアタック)

 

「くっぅぅぅ!」

 

合計ダメージは25700……残りライフは13500かまだそんなに多いのかよ。

本来ならオーバーキルなんてもんじゃないぐらいの大ダメージだぞ?

なんというか、俺もよく攻撃力を上げたが、向こうもよくライフを増やしたもんだと感心した。

 

「カードを1枚伏せ、ターンエンドだ」

 

「私は……負けない! 私のターン、ドロー!

墓地の超魔神イドを蘇生させ、速攻魔法、死者への供物を発動!

次のドローフェイズをスキップして、場の表側表示のモンスター1体を破壊する!

私はこの効果により、私は超魔神イドを破壊!」

 

このタイミングでイドを破壊する?

というか、スキップまでしてイドを破壊する理由がイマイチ分からん。

 

「手札を1枚捨て、The() supremacy(スプレマシー) SAN(サン)を蘇生!

これが私の、最終手段よ! チューナーモンスター、ヴァイロン・スフィアを召喚!」

 

ヴァイロン? 何故ヴァイロン?

いや、それよりもこの状況だと……まさか!

 

「LV8のThe() supremacy(スプレマシー) SAN(サン)に、LV1のヴァイロン・スフィアをチューニング!

巨大なる機械仕掛けの神よ、我が下に降臨し、邪念を払え!

シンクロ召喚、機械神、ヴァイロン・アルファ!」

 

し、し、シンクロ……召喚?

お前、この時代でそんな事をするなよ、面倒になるだろうが。

 

「ヴァイロン・アルファの効果発動!

このモンスターのシンクロ召喚に成功した時、墓地の装備魔法1枚をこのカードに装備する事ができる!

この効果により、ヴァイロン・アルファにヴィシャス・クローを装備! 攻撃力を300ポイントアップさせる!

更に、ヴァイロン・アルファは装備カードを装備している限り

装備カード以外の魔法、罠カードの効果では破壊されない!」

 

「…………で?」

 

「馬鹿にして……カードを1枚伏せて、ターンエンドよ!」

 

ヴァイロン・アルファは守備表示だが、まぁ別に問題は無い。

どうせもう蘇生されるモンスターは超魔神イドのみ

蘇生されれば効果が発動し、モンスター効果からは破壊を回避できないヴァイロン・アルファだ。

放置してても何も問題は無いだろう……多分。

 

「俺のターン、ドロー」

 

「この瞬間、超魔神イドが蘇生される!

そしてこの特殊召喚時に罠カード、激流葬を発動!

モンスターが召喚、特殊召喚、反転召喚された時、場のモンスターを全て破壊する!

この効果でワーム・ゼロ、ワーム・ヴィクトリー、超魔神イドを破壊するわ!

そしてヴァイロン・アルファは装備カード以外の効果では破壊されない!」

 

「…………超魔神イドの効果は無効にされてないから発動するし

ヴァイロン・アルファの効果はモンスター効果の破壊からは回避できないぞ?」

 

「………………も、問題無いわ!

私のライフはまだまだ多いし、次のターンには超魔神イドが戻ってくるもの!」

 

こいつ、絶対にノリと勢いでヴァイロン・アルファをシンクロ召喚したな。

そして効果も忘れていたと……自分の場のカードが全て消えたぞ?

 

「魔法カード、強欲な壺を発動、デッキからカードを2枚ドローする

カードを2枚伏せ、ターンエンドだ」

 

デッキにモンスターが入っていないからどうしようもできんな。

まぁ向こうも死者への供物でドローができないからイドに頼るしかできん。

 

「私のターン、死者への供物の効果によってこのターンドローできないわ

でもスタンバイフェイズ、墓地の超魔神イドが復活! イドで直接攻撃(ダイレクトアタック)!」

 

ぬぅ……2200のダメージで残りライフが500まで減ってしまったか。

さすがにこの状況はやや厳しい

負けるとは言わないし、勝つ気だがもう少しライフが無いと心許ない。

回復手段は無いから諦めるしか無いがな。

 

「罠カード、ダメージ・ゲートを発動

自分が戦闘ダメージを受けた時、受けたダメージ以下の攻撃力のモンスターを墓地から特殊召喚する」

 

「え……え?」

 

「俺が今受けたダメージは2200

よって攻撃力2200以下のモンスター、ワーム・ヴィクトリーを蘇生させる」

 

「うそ……うそ!」

 

「墓地のワームと名の付く爬虫類族は24体……よって攻撃力は12000だ」

 

これで俺の勝ちはほぼ確定した

この状況で相手にできる事は無いに等しい。

 

「……まだ、まだ負けてない!

私はこれでターンエンド!」

 

「エンドフェイズ時、罠カードを発動する、W星雲隕石

そしてもう1枚罠カード、転生の予言を発動

転生の予言はお互いの墓地に存在するカードを2枚選択し、持ち主のデッキに戻す

俺が選択するカードはワーム・キングとワーム・クイーン、この2枚を持ち主である俺のデッキに戻す

ワームと名の付く爬虫類族が減った事により、ワーム・ヴィクトリーの攻撃力が11000まで下がる

続いてW星雲隕石の効果、裏側表示のモンスターを全て表側守備表示にする……が、今は関係無い

発動ターンのエンドフェイズ時に自分の場の光属性・爬虫類族モンスターを全て裏側守備表示にする

そして裏側守備表示にしたモンスターの数だけドローする……ワーム・ヴィクトリー1体なので1枚ドロー

その後、自分のデッキよりLV7以上の光属性・爬虫類族モンスター1体を特殊召喚する事ができる

俺はこの効果により先ほどデッキに戻したワーム・クイーンを特殊召喚する」

 

「いやよ、私は負けたくない、貴方なんかに負けたくない!」

 

現実は非情だよねぇ……

 

「俺のターン、ドロー

ワーム・クイーンを生贄に、ワーム・キングを召喚する

ワーム・キングはワームと名の付くモンスターを生贄にする場合、生贄1体で攻撃表示で召喚する事ができる

そして裏側守備表示になっていたワーム・ヴィクトリーを反転召喚し、リバース効果を発動

場に存在するワームと名の付くモンスター以外を全て破壊する

この効果により、ワーム・ヴィクトリーとワーム・キングは生き残るが、超魔神イドは破壊される」

 

「………………」

 

もう言葉も出ないか?

 

「ワーム・ヴィクトリーの攻撃力は墓地のワームと名の付く爬虫類族モンスターの数×500ポイントアップする

俺の墓地に存在するワームと名の付く爬虫類族モンスターは23体……よって攻撃力は11500だ

バトルフェイズ、ワーム・キングで直接攻撃(ダイレクトアタック)

 

13500のライフが10800まで減った

俺の場にはワーム・ヴィクトリー……攻撃力11500のモンスターだ。

 

「ワーム・ヴィクトリーで直接攻撃(ダイレクトアタック)

 

「あ……う……あぁ……」

 

へなへなと、力が抜けたように座り込む女生徒……そういえばこいつの名前は何だ?

そんな事は後でもいいが、どちらにせよこいつからは話を聞き出さないとならない。

 

「さて……」

 

「っ!」

 

近づき、声を掛けた瞬間に身を竦ませる女生徒

そんなに怯えられたら……苛めたくなってしまうじゃないか。

 

「問答無用で、俺の存在を否定してくれたんだ

覚悟は……できているよなぁ?」

 

「ひっ!」

 

いや、怯えすぎだろお前、確かに脅してるのは俺だけどさ。

しかしまぁ、この状況はキッチリと利用させてもらおうかな?

怯えてるなら素直に話してくれそうだし、その方が楽だ。

 

「色々と訊きたい事が有るが……

俺が不便だ、先ずは名前から教えてもらおうかな?」

 

「……………………咲良(さくら)……結美(ゆうみ)

 

「漢字は?」

 

「……花が咲くの咲、良い悪いの良、美しく結ぶと書いて結美」

 

咲良結美……ね、知らん名前だな。

アニメにもゲームにも、こんな名前のキャラは居なかったはず

ま、あそこまで暴れてくれたんだ、大体の予想はできてる。

 

「お前、別世界から来た人間だな?」

 

「…………そうよ、遊戯王デュエルモンスターズ、OCGカード

シンクロモンスター、チューナー、エクシーズモンスター

これで十分証明になるでしょう?」

 

「あぁ、十分だ」

 

さて、何よりも気になる事を訊かねばならないな。

 

「何故、お前は俺の事を知っている?

俺も別世界から来たが、お前の事は知らない

どこかで知り合ったかもしれないと予想もしたが……記憶に無い

言え、俺の事をどこで知った」

 

「言えないわ、これだけは絶対に言えない」

 

へぇ……もう少し脅迫するかな?

それでも口を割らないなら……

 

「言え」

 

「言えない」

 

決闘盤(デュエルディスク)にワーム・ヴィクトリーをセットし、召喚する。

ソリッドビジョンとはいえ、その姿はワーム特有の気持ち悪さを現している

更にこいつは今先ほど、咲良にトドメを差したモンスター……とても見たくない姿だろう。

 

「う……それでも、言えない!」

 

強情な奴だ……しかし、変に危害を加えたいとは思わない。

暴力は好かないから精神的に攻撃するしか無いのだが……今は手持ちに何も無い

鞭とか持ってくればよかったかな? 音を鳴らすだけでも大抵は怯える。

これ以上は無駄だろうと思うのでワーム・ヴィクトリーは消しておく。

 

「ふぅ……もういい、お前の相手は疲れた

これに懲りたら二度と俺の前に立たない事だな

気になる事は多いが、俺はただまともに生活できればいいんだ

俺の平穏を邪魔するのなら……容赦はしない」

 

原作なんか知らん、興味が湧いた時にちょっかいを掛ける程度でいい。

だが、自分からではなく他から厄介事が来た場合は気に入らない……

巻き込まれるのはお断りだ、面倒だからな。

 

「貴方が……変な事をしなければ、私も何もしないわよ」

 

「俺の自由を阻害するのなら再び潰すだけだ」

 

「その自由で人様に迷惑を掛けるのよ、貴方は

だから私は止める……何回でも!」

 

俺がいったい何をした……さすがに腹が立ってくる。

一方的にこの扱い、ここまでされて怒りを感じ無いはずが無い

睨み付けると、咲良も睨んできた。

 

「「…………」」

 

「俺は帰らせてもらう

できれば二度と決闘(デュエル)をしない事を願うね」

 

「それは無理よ、貴方がそんな態度をしている限り……」

 

俺は咲良を放置し、レッド寮に向かう事にした。

 

………………

…………

……

 

レッド寮に戻ると歓迎会と称した晩飯……白米に味噌汁と小魚

懐かしいなぁ……一人暮らし開始時はこんな貧相な食事をしていたっけ?

ある程度余裕が出てきた時から食生活は見直したが、本当に懐かしい。

 

寮長である大徳寺教員が何かを言ったり、遊城十代が騒いでいたり

レッド寮の境遇を感じ取り、何やら落ち込んでいる生徒を完全に無視。

ボロい建物だが、別に気にする問題じゃない

高級な建物や広い部屋に興味は無いし、寧ろ狭い部屋の方が気楽だ。

 

ただ、この寮では2人から3人で同室らしい。

同じ部屋に割り当てられた奴が居るが……追い出しておいた

3枚、レア度の高いカードを渡し、移動先で同室の奴にも3枚渡す。

これで俺はこの部屋を1人で使う事ができ、色々と自由に過ごす事ができるようになった。

 

さて……時間ができた時や余裕が有る時に考え事をしてしまう、時間を無駄にしたくない俺の癖。

今考えられる内容は次に使うデッキ、この学園での生活、今後の動き方、元世界の原作知識、そして咲良の件

同室の奴を追い出したのは俺の持つカードを見られない為、他にもオークションの事を知られない為だ。

デッキを見られるのも嫌という理由も有るし、1人暮らしの方が慣れている。

 

学園での生活に関して、これはもう流れに任せるしか無いだろう。

俺の行動できる範囲はそこまで広くないし、権限や立場も無いからな

今後の動き方も同じで、今はおとなしく普通に学園生活をするしか無さそうだ。

 

原作知識……正直、あまり記憶に無い。

アニメを観たのは何年前か分からない、ゲームの知識も心許ない

重要人物ぐらいは覚えているが、それ以上の事は大きな出来事しか覚えていない。

もうこの件に関してはどうしようも無いので諦める。

 

そして最重要、咲良結美の件だな。

何度考えても咲良が俺を知っている理由が全く分からない。

可能性として、俺がこの世界で過ごして来た内容がアニメでも放送されたとか?

そしてそのアニメで放送された事から俺を知り、未来を知っている?

それならばあの態度や、俺の事を知っているのも納得できない事も無いが……

どちらにせよ、あの女は気に入らない……俺の自由を邪魔するのならば叩き潰すのみ。

……なんだ、あの女の対応はもう決まっているじゃないか

邪魔しなければ良し、邪魔をする場合は……潰す、これで終わりだ。

 

さて、悩みも解決した事だし……オークション状況でも見て楽しむかなっと。

この世界の奴は馬鹿ばかりだ、ちょっと珍しいカードをちらつかせれば金を湯水のように流してくれる

少し時間が経つだけで増えていく金額を眺める、それが楽しくて仕方がない。

ふふふ、そんなカード、俺は100枚以上持ってるよ……そう言って高額で買った奴の目の前でカードを切り刻むとか楽しそうだ。

 

適当に時間を潰しながら、デッキも作る。

時々カードの値段を見て楽しむ、そしてまた作業に戻る。

 

趣味と遊びと実益の有る生活なんて懐かしすぎる。

若いっていいねぇ……少しぐらいやんちゃしてもいいかな?

若いと色々と便利だし、今までできなかった事でもしよう。

本来の人生では絶対に味わえない経験なんだ、精々楽しむとしようかね。




結美「今日の最強カードは超魔神イド、私のフェイバリットカードよ!
攻撃力2200、守備力800の闇属性・悪魔族でLVは6
効果によって破壊された時、次のターンのスタンバイフェイズ時に自分の場に特殊召喚されるわ
そしてこの効果で特殊召喚された時、自身以外の自分の場のモンスターを全て破壊する効果を持っているの
更にこのモンスターが存在している限り、自分はモンスターを召喚、反転召喚、特殊召喚ができなくなってしまうわ
最後に、超魔神イドは自分の場に1体しか存在できないの
凄く扱いが難しいモンスターだけど、巧く扱えれば頼りになるわよ!
私のデッキのエースモンスター、みんなも使いなさい!」
瑞貴「…………暫く超魔神イドは見たくないな」


Q.瑞貴って高所恐怖症なんだね。
A.高所恐怖症です、誰にでも苦手な事は有るのです。

Q.瑞貴が陰口を言われ慣れてるってどういう事なの?
A.ロックデッキをリアルで使っていたら……

Q.瑞貴の触りたい相手が一部……
A.瑞貴は好奇心が強いので、機械とか岩でも触って見たいのでしょう。

Q.連続拒否……
A.決闘(デュエル)は自分がしたいと思わない限り殆どする気がありませんのでこの対応です。

Q.さすが遊戯王世界、決闘(デュエル)脳だ!
A.はい、決闘(デュエル)脳です……うぜぇ!(by瑞貴)

Q.視線に気付けるの?
A.ずっと見られていたら割と気付けるものです。

Q.咲良結美のデッキは?
A.【超魔神イド】ですが、書いている自分が困るぐらいに鬱陶しいデッキです
基本は超魔神イドを使用し、蘇生できなくなったら……The() supremacy(スプレマシー) SAN(サン)を召喚して力押しとか?
とにかく、漆黒の太陽に依存しているデッキと言っても過言では無いでしょう。
なお、入っているモンスターは超魔神イド達を除けばLV1のモンスターのみです。

Q.今回の瑞貴のデッキは?
A.作中でも言っている通り、【ワーム】のハイランダーデッキです
全てのカードが1枚しか入っていません、魔法や罠カードも含めて
何が大変かって、ワーム・ゼロをもう1体出せなかった事ですね
魔法カードや罠カードにしても、同じカードが使えないので苦労しました
その上であのライフ……よく倒せたものだと我ながら思います。

Q.機皇帝にプラネットシリーズ、更にチューナーやシンクロ召喚まで!?
A.どのような経緯でこれらのカードを手に入れたかは……まだ秘密
なので質問されてもお答えしませんのでご了承ください
まぁ別に大した理由でもないんですけどね。

Q.何回やっても 何回やっても 超 魔 神 イ ドが倒せないよ あの悪魔は何回やっても倒せない
A.歌いましょう、語呂が悪い? 気にしない。

Q.決闘(デュエル)が長い!
A.瑞貴の最終デッキ枚数は3枚、咲良結美の最終デッキ枚数は1枚でした
瑞貴は未来融合、咲良結美は生還の宝札とドローカードでこんなに……

Q.咲良結美と瑞貴の今後の関係について
A.お楽しみという事で。

Q.何故咲良結美は瑞貴に理由を話さないの?
A.知った瑞貴が何をするか全く分からないからです
暴れられたら怖いし、もっと酷く脅迫される可能性も有ります
旧作での過激な行動を知っているからこそ、怯えています。

Q.なら何故瑞貴に挑んだの?
A.瑞貴の性格を知り、このデッキなら勝てると思ったからです
残念ながら負けましたが……

Q.カード渡されて部屋を出て行く生徒って……
A.この世界ならではの手段ですね
決闘(デュエル)脳は伊達じゃない! という事なのでしょう。

Q.咲良結美の容姿はどんな容姿?
A.黒に近い茶髪、イメージ的には響紅葉の髪色に近い?
髪の長さはセミショートであり、やや強めの癖毛
身長は女子としてはやや低め、体型は標準よりやや小柄
目は気が強めの性格に思えるものの垂れ目、顔の形としては面長に近い
スタイルは…………TF1~3で唯一違う人に近い感じ……より若干下?

Q.咲良結美の名前の由来は?
A.直感。

Q.咲良結美の性格について
A.後々のお楽しみという事で……
本来の性格は瑞貴に見せたような性格ではありません。

Q.咲良結美は何故瑞貴を知っているの?
A.予想はできると思いますが、旧作である本気禁止制限決闘の読者の1人です
本気制限決闘島の読者ではないので、やや擦れ違いの会話がちらほらと……

Q.何故そんなキャラを出したの?
A.旧作とリメイクの違いに気付ける、分かるキャラを出そうと思ったからです。
今後どうなるかは、瑞貴の行動次第ですね……本当にどうなるんだろう?

Q.瑞貴を嫌っているけど、何故?
A.瑞貴の性格を許容できなかった人です
なので瑞貴というキャラを嫌っています。

Q.今後の咲良結美について
A.後々のお楽しみという事で……

Q.こんなキャラ出さないでほしかった!
A.作者も出すかどうか悩みましたが、出す事に決めました。
彼女の存在は瑞貴の行動を抑える為でも有ります
瑞貴が過激な行動をする前に止めるのが仕事……
作者の意思や考えだけでは足りないと思ったので登場させました。
彼女は瑞貴だけではなく、作者のストッパーでもありますのでご了承ください。

Q.W星雲隕石は発動できない!
A.裏側表示モンスターが存在しない場合は発動できなかったようです
プレイミスですね、すみません。


原作、アニメオリジナルカード

漆黒の太陽
モンスターが破壊される度に自分のライフポイントはその元々の攻撃力分回復する。
また自分の墓地のモンスターが特殊召喚れる度、攻撃力は1000ポイントアップする。
壊れカード最上位カードですね
戦闘破壊にも効果破壊にも対応している時点で超危険カードです。

パニック・ウェーブ
自分フィールド上に存在するカード1枚を破壊して発動する。
このターン、場に表側表示で存在する永続魔法、永続罠、効果モンスターの効果を無効にする。
トラップ・スタンの永続系カードとモンスター効果に対応し
自分のモンスターを破壊するコストが付いたようなカードですね。
普通に使えるかも? というか、普通に使えるカードですね。

ツイン・ボルテックス
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
自分の場に存在するモンスター1体と、相手の場に存在するモンスター1体を破壊する。
こちらも普通に使えるカードですね
OCG化してもいいかと思います。

ダブル・トリビュート
自分の場にモンスターの召喚、特殊召喚に成功した時発動する事ができる。そのモンスターと、相手フィールド上のモンスター1体を破壊する。
今回のようなデッキ以外では先ず使えないカードかもしれません。

手違い
自分の場のモンスターを1体破壊する。
完全なデメリットカードとしか思えないカードですね
まぁ、それでも使うんですけどね……彼女は。

セルフ・ボム
自分の場のモンスターを全て破壊する。
逆サンダー・ボルトですね……誰がこんなカード使うんでしょう?
……あぁ、咲良結美が使いましたか。

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