【完結】我こそは武田高信である   作:どんぐりヒッター

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第十六話 地震

◇◇◇誰かが守る、古高山城ー♪◇◇◇

 

 

 

 夏になり、大友家でお家騒動が有ったと報告が来た。

予定通り、古高山城で流出をしてみたが思ったほど効果が出なかった。

やった二人が育っていなかっただろうか。

 

 

全国に出した偵察から、俺と相性ばっちりの武将の連絡が来た。

長尾家の北条高広(きたじょうたかひろ)34歳。俺と元就と垣屋の爺様で流言を仕掛けてみた。

俺と元就は成功。垣屋の爺様は失敗。結構行動力が食われてしまう。

小早川隆景で内応を試みるも、笑止な、などと笑われたらしい。

 

 

今季は戦争が出来なかった。

余計な事をしてしまった気がするが、試せるものは試しておきたかったのだ。

 

 

 

 詩人はご隠居扱いだ。山名のご隠居様とは家が隣同士らしい。

たまに様子をしえてくれる。

 

 

「町の者たちに、にこやかに声を掛けておられて優し気なお人ですなぁ」

「ご隠居様は楽しそうにしているようだな」

「ええ、それはもう」

「俺とは相性が悪かったが、こう人が増えてくると相性の良し悪しとは別の物も感じるな」

「ほう、どんな感じですかな?」

「単に郷里の人ってだけさ。苦手でも嫌いだったりしても、何故か許せる。

それに、山名の家は後で息子を登用してくれたわけだしな」

「元就さんたちとは上手くやれているようですが、それは?」

「元就たちとは相性良いんだが、それとはちょっと違うな」

 

 

 

 来季は北条高広の勧誘をもう一度試してみるか。

 

 

 

◇◇◇調略登用、なんでもこーい♪◇◇◇

 

 

 

 秋になり、自分で内応を試してみたら北条高広が来てくれた。

そしてもう一人の情報が入る。九戸政実(くのへまさざね)16歳、奥州最北端の南部(なんぶ)家の武将だ。

毛利親子の仲の良さを見せつけられてうらやましかったので、この九戸も調略を試みた。

直家と垣屋の爺様で流言、直家が成功で元就に内応役。即、来てくれた。

 

 

戦争時の出陣上限は一つの城から六部隊。全員鉄砲部隊に再編制した。

最近、毛利親子に取り込まれている能島武吉と、

体が弱いからと心配されている毛利隆元を古高山城の守備に送った。

 

 

来てもらった北条高広と九戸政実は、毛利家の者どもよりは見劣りした。

しかし、能島武吉よりは良い。能島武吉も水軍なら抜群なので使い方次第か。

 

 

 

 相性ばっちりとはどんな感じか。早く戦の場でも試してみたい。

 

 

 

◇◇◇九州上陸、さあ行こうー♪◇◇◇

 

 

 

 冬に且山城に出陣。大内家の兵は全然居ない。

いや、立花山(たちばなやま)城に36。俺は北条高広と九戸政実の三部隊で出陣することにした。

なにやら、もう山場を越えてしまった気がする。

 

 

「折角来てもらったのに、始めから楽な戦ですまんな」

「なに、それも役目よ。なあ、へどん」

「おいやっさ」

 

 

九戸は北条にあだ名をつけられていた。

且山城に侵入すると立花山城の敵援軍が遅れて入って来た。

迎え撃とうと立ちふさがる。しかし、相手は隣り合っても攻撃してこない。

本丸に壁越えで上がろうとしているらしい。一喝連打で吹き飛ばしながら邪魔をした。

 

 

城を落としてから野戦で勝利。続いて、城井谷城に侵入。

冗談を交わしながら鼻歌気分で本丸の門をたたいた。

 

 

ちょっと、緩みすぎていて時間が掛かってしまった。

その前に北条と九戸の鉄砲部隊適性が低いままだったから、移動に時間が掛かってしまったのか。

城に入って捕虜の武将を登用した。

 

 

 

 毛利元就との能力差が大きくなってきたので、この三部隊で出陣したかった。

しかし、もう伸びしろが少ない。残りの行動力で家宝を買いそろえることにした。

購入後の、俺の能力はこうだ。

 

 

武田高信、37歳

政治57/96、戦闘155/158、智謀168/168

魅力40、野望82

足軽C、騎馬D、鉄砲C、水軍E

 

 

いつも元就が内政内政、うるさいのである程度指示した後に城井谷城の周囲も確認。

南の大友の城には241の兵が。そうだった、ここには立花道雪が居るんだった。

西側に残る大内の兵は無い。

この城井谷城は毛利一家で抑えて貰って俺はぐるっと西回りで九州征伐と行くことにした。

 

 

 

◇◇◇九州上陸、さあ行こうー♪◇◇◇

 

 

 

 夏に台風と長雨が領内を襲った。本州西部と九州地方は水害が多い。

秋までかかって災害復旧。冬は立花山城に攻め込むことにした。

立花山城と巻き込まれた勢福寺(せいふくじ)城を攻め落とした。

 

 

 春になりもう一人の抜群の相性の仲間の情報が入った。

長尾家の沼田祐光(ぬまたすけみつ)16歳。もちろん調略登用した。

北条高広は沼やん沼やんと可愛がり出した。わしづかみにして、ぐりぐり頭をなでている。

何をするにしても、まだ出会って時間がたたないと言うのに相性ばっちりとはすばらしいものだ。

目線を向けるだけで会話が出来ている。

北条の可愛がりのお陰でそれが早まっているような感じだ。

 

 

かねてより、約束していた第二軍団を再始動させて、領地と資金を分配した。

そして、目減りした資金を商人取引で回復しようとしたところ失敗したとの報告が来た。

もう一度試したら、やはり失敗して普通の値段での売買になったという。

 

 

 

 隠居所の詩人を覗いて話しかけてみたら、しばらく戻ると言う。

 

 

「いやー、すみませんねー。突然連絡が入りまして」

「しばらく、と言う事は戻ってくるのだな?」

「タチアナを迎えに来てやらないといけませんからね」

「そうか」

 

 

そういえば、抜群の相性の仲間が出来てのぼせていた。

それにもう山を越えたと見られたのかもしれない。

 

 

「道中、無事でな」

「はい、武田殿も」

 

 

タチアナを迎えに来ると言う事は、その時にだけここに来る。

そう言う事なんだろう。

 

 

 一度、足を止めて内政に励むか。

夏に内政に励むと、結構資金が減ってしまった。

そして、秋が来るとき鳥取城と羽衣石城で大地震が起こった。

 

 

「高信! 高信! 因幡の危機じゃ! 尼子じゃ駄目じゃ!

お主が自分でなんとかせい!」

 

 

撤退戦術も可と考えて放置していたが、地震と聞いては捨て置けない。

第三軍団を吸収して、復旧に当たることにした。

復旧には優秀な内政屋が必要だ。宇喜多直家が良いだろう。

第三軍を吸収すると宇喜多直家の弟の忠家(ただいえ)が城下に浪人として居たので登用し、

一緒に事に当たってもらう事にした。

 

 

 

◇◇◇災害復旧はちゃんとやろう◇◇◇

 

 

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