◇◇◇ローテーションだ、回れ回れー♪◇◇◇
さて、王都の酒場にやって来た。
早速仲間と情報を集めてみよう。
「おい親父。仲間と情報を頼む」
「よくきた、ここはクロニクルモードだ。情報は付近に若返りの泉があるって話だ」
「若返りの泉?」
「本当かどうか判らねえが、15歳になっちまうんだってよ」
「で、仲間は」
「そこらに居るの全部連れてっても良いぜ」
若そうなのから適当に12人連れて行くことにした。
成長期の者が5人、全盛期が4人、衰退期の者が3人。
中には若い巫女が一人。
「なに、巫女だと? くまちゃん」
「あたしはウシシ・ビスチャ15歳。よろしくね」
どれどれ、全盛期は25-33か良いではないか。
こいつは嫁候補だな。隣に配置しよう。
さて、噂の場所に行ってみるか。
道中、盗賊団と接触。
いきなり高レベルの盗賊団の様だ。勝てそうにない。
衰退期一号がしゃしゃり出てきた。
「ここは俺に任せて、みんな逃げろ!」
「済まん一号、任せたぞ」
退却に成功。一号、犠牲になったお前の事は忘れない。
今回の暗殺は隠しスキルなんだろうか?
勝てない相手が出るたびに二号三号と衰退者がしゃしゃり出てくれた。
噂の泉は付近に来てもなかなか見つからなかった。
噂だから、場所もおおよそなんだろう。
一週間ほどかけて付近を探索したのち見つかった。
「これは」
本当に15歳になってしまった。
ここから34まで長い長い成長期だ。
魔物との戦闘は楽しかった。
巫女とも結ばれ子供も出来た。さらに子孫は繁栄し、どんどん強くなっていった。
団員達も積極的に結んでいき、サムライ団はひとかどの戦力になっていった。
俺は若返りの泉を見つけては成長期を繰り返し、ついつい80年ほど過ごしてしまった。
こう言う没頭型の世界は危険かもしれない。
もはや、ローテーションなど不要。
しかし、ふと気づいた。ここには軍略がない事を。むむむ。
いや、有るには有るか。とはいえ、集団戦闘の物ではない。
一応、育成方針を立てて繋げていく事は学べたかもしれない。
次だ、次の世界に行こう。
さて、箱の文字が読めないやつが良いな。
想像がつかないところに行くのが面白い。
これにしよう。
早速、町の人間に声を掛けた。
「そこな町人。この世界は何と言う名前だ?」
「へい、旅のお方。ロマンシング・サガ3でございます」
「ほほう。して、この町の名前は?」
「ミュルスの町にございます」
「手っ取り早く稼ぐ方法は無いか?」
「それならば、船でピドナに行って魔王殿を探索し、魔物を討伐なさってはいかがでしょう?」
「ふむ、時間をとらせてしまったな。かたじけない」
「いえいえ、手前どもはウィルソン水産の者にございます。ご入用の際はどうぞごひいきに」
「あい分かった」
◇◇◇マスコンやろうぜ、えいえいおー♪◇◇◇
さてさて、能力の確認。
武田高信 33歳、宿星:太白、武器:大剣
HP:180、LP:9、技:18、術:0
腕力17、器用さ:19、素早さ:18、体力:14、魔力:13、意志:21、魅力:9
武器レベル、剣:1、斧:5、槍:0、弓:0、体術:0
所有技:次元断
装備:大剣、革鎧、武道着、革のブーツ
技は次元断か、格好よさそうではないか。後で使ってみよう。
俺は船でピドナに向かった。
「そこの小娘、魔王殿はどこだ」
「つかまえた」
「ん? 良いから、魔王殿はどこだと聞いておる」
「つかまえたって言ったでしょ」
「もうよい、あっちで友達と遊んでおれ」
「誰も友達になってくれないの」
「では、家に帰れ」
「それは嫌、ついていく」
「俺はこれから魔王殿に行くのだ、危険だぞ」
「平気」
「お前名前は?」
「名前? うーんと、あたしはキャンディー」
どれどれ能力は有るのか?
キャンディー 14歳
HP:65、LP:10、技:0、術:0
腕力18、器用さ:16、素早さ:15、体力:19、魔力:17、意志:13、魅力:20
武器レベル、剣:0、斧:0、槍:0、弓:0、体術:0
所有技:なし
装備:フルーレ、クマちゃん
思いっきり足手まといではないか。
しかし、クマちゃんか。うーん。
これも何かの縁。
「連れて行くにしても強い仲間が必要だな」
「あたし知ってるよ、あっちの工房に強い女の人が居るんだって」
「ほう、では行ってみよう」
寂れた工房にその女は居た。
「なんだい? あんたは」
「我こそは武田高信である」
「あたしは忙しいんだよ、親父が殺されちまってから職人たちが逃げちまってね」
「ほう」
「もう一度、職人になれるやつらを集めて育てて工房を立て直さなきゃならないのさ」
「では、職人集めを手伝おう」
「本当かい? なら集まるまでは一緒に行くよ」
能力はどんな感じだ?
ノーラ 23歳
HP:140、LP:14、技:28、術:0
腕力23、器用さ:24、素早さ:16、体力:12、魔力:14、意志:13、魅力:13
武器レベル、剣:0、斧:8、槍:4、弓:0、体術:0
所有技:ハードヒット、回転撃、二段突き
装備:バトルハンマー、ロングスピア、リジッドレザー、武道着、革のブーツ
中々頼りになりそうだ。
まずはこの町でもう少し仲間と職人候補でも探してみるか。
職人一号は食事処で飲んだくれていた。
「そいつはうちから出て行っちまった奴だから、どうせ駄目だよ」
「俺が話をしてみよう。ノーラ、キャンディーを頼む」
「そうかい、じゃおいでキャンディー」
「おい、職人一号」
「なんでぇ、あんたは」
「我こそは武田高信である」
「知らねーよ」
「お前、ノーラの工房に居たそうだな。戻る気はないか?」
「なんだぁ? ノーラの仲間か?」
「ああ、俺は武者修行の旅の途中でな。ついでに工房の復活を手伝う事になったのだ」
「ノーラの親父さんはすごい人だったんだけどな。ノーラは、ありゃあ駄目だ」
「どう駄目なのだ?」
「あいつは腕力と器用さが高いから、一見職人向きに見えるんだけどな」
「ふむ」
「一日中職人の仕事をやるだけの体力が足りない」
「ああ、体力は12だったな」
「新しいものを作り上げる意志も足りない」
「意志は13か」
「じゃあ、親方としてってなると魅力も足りないんだよ」
「うーん、魅力は13か」
「もうちょっと大人になってくれりゃあ良いんだが、親父さんが死んだばっかりってのも有ったしな」
「仕方なかろう」
「結局、あいつが居ると邪魔してるようになっちまったのさ」
「どう邪魔なんだ?」
「あたしは二人分頑張るよ、っとか言ってさ気持ちだけが空回りしてたな」
「なるほどな」
「あいつが居なけりゃ10回で出来るところを、居ると15回かかったりしてたんだぜ」
「では、駄目か。時間を取らせて悪かったな」
立ち上がって別れを告げると、職人一号が引き留めてきた。
「いや、待て。一つ手がある」
「どういうことだ?」
「あんたノーラの仲間なんだろう?」
「今はな」
「話はこうだ。あんたがノーラを連れまわしてくれればいいのさ」
「何時までだ?」
「工房の開発が落ち着くまでかな。それには元居た職人たちを戻さねーとな」
「落ち着いたら、ノーラが戻っても良いのか?」
「そりゃあ良いさ。職人たちみんなの娘みたいなもんだしな。しばらく外の世界を見てくれりゃ落ち着くだろう」
「まあ、そんなものかもな」
「あんた、町の名前を書いておくから連れてきてくれないか? 俺からも手紙出しておくけど」
「ふむ」
「それで、職人揃って工房再開できたら魔物倒して素材集めをしてくれないか?」
「良いだろう。しかし、仲間が必要だな」
「下の階に詩人が居るぜ、あいつは結構使えるってよ」
「交渉成立だな」
「おう、俺は町に残ってる見習いのケーン連れて工房始めておくよ」
◇◇◇マスコンまだかよ、はよさせろー♪◇◇◇