放浪ハンター
ソリ
性別:男性
HR:???
APP:17
装備
・ユクモノカサ・天
・ユクモノドウギ・天
・ユクモノコテ・天
・ユクモノオビ・天
・ユクモノハカマ・天
・???の護石
発動スキル
???
~バルバレ~
「はっはっは!そうか、お前さんがティアの命を救ったのか、相変わらず誰かのピンチには現れるなお前さん。」
キャラバンの屋台で団長の大きな声が響いた。
「相変わらず声でかいねー、団長。髪切った?」
そう言いながら私を命の危機から救ったハンターは酒を片手に陽気に話していた。
「ハンターさん帰ってきたんだね!かっこいい鉱石とかあった?おみやげ!おみやげ!」
そう言いながら加工屋の娘はそのハンターの肩に乗っかりぴょんぴょんと跳ねていた。
「それよりも新種のモンスターの情報なんてありませんか!?」
受付嬢のお嬢に関してはスケッチを片手に興奮気味に詰め寄っていた、ある種この中で一番いつも通りなんじゃないだろうか・・・
「いやそういう目的で旅に出た訳じゃないんだけどなー俺。あ、金剛原珠ならあるぞ。」
そういってうちのキャラバンが口々に話しかけているハンターをティアは呆然と眺める事しかできなかった。
「この前話をしていただろう…あれが前の我らの団ハンターだ…悪い奴じゃないよ。」
普段から寡黙な加工担当はティアと同じようにその光景を眺めながら呟いた。
「ちょ、ちょっと待ってください・・・頭の整理が・・・じゃなくて!そう、ソリさん!」
それをきっかけになんとか正気に戻ったティアは大声でソリに詰め寄った。
「んあ?どうした、えーっと、ティアだったか、酒はまだ早いから駄目だぞ?」
「そうじゃないです!もしかして、知ってたんですか?」
何食わぬ顔で宴会を始め黄金芋酒を飲んでいるソリにティアは思わず声を荒げた。
「知ってたって、何を?」
「だから、その、私が今いるキャラバンの事ですよ!」
「ああー、うん、見覚えのあるオトモアイルーだと思ったら名前も一緒だしおおまか検討はついてたよ。」
そう言ってソリは近くにいた吉田の頭をそっと撫でた。
「ご、ごめんなさいニャ旦那さん、旦那さんが旦那さんには黙っておけと耳打ちして話せなかったニャ。」
そう申し訳なさそうにいう吉田だったがティアとソリを旦那さんと同じ呼び方をしているせいで中々伝わりにくい言い方になってしまっていた。
「なんで言わなかったんですか・・・」
「なんでって・・・面白そうだったから?」
「おもっ!?」
目の前の男のふざけた解答にティアの怒りはほぼ限界に達していた。
「はっは!変わらないなお前さん、しかしどうだ、また我らの団に戻る気はないか?」
「な、何言ってるんですか団長!」
いまにも喧嘩の始まりそうな空気にとんでもない提案を入れた団長に思わずティアは声を荒げた。
「その言い方から察するにまた何か探し物でもするのかい?団長。」
「ははっ、相変わらず察しがいいなお前さん。」
「だ、団長!一度ふらっと消えたような人ですよ!?大丈夫なんですか?」
正直このソリという男はどこか信用できない、この団を知っていた事を隠していたのもだがそれ以前に何かを隠している感じがしてならない。
「そうは言ってもお前さん、怪我をして本調子じゃないだろう、それまで一人ではこれから行く場所は危険だろう。」
「俺は別にかまわないよ、一人旅ってのも十分満喫したしねー。やっぱ衣食住そろってこその人間だよ。」
そう言ってソリは大きく伸びをした。
「で、でも・・・」
「そう言うなお前さん、それに今回の行き先にはイサナ飛行船を途中までしか持って行けなくてな、そこからの道中は非常に危険だ。」
確かに先ほどのクエストでティアは怪我を負いキャラバンを守れるほどの余裕がない。それにソリという男の実力は少し見た程度だが自分より強い事は十分思い知った。自分が次の村に行くためにはどうしても目の前の男の力が必要だった。
「分かりました、でも見張りは私がやります。ソリさんにはもしもの時に頼みますから!」
「うむ、これで話は決まりだな、それじゃあ早速出発と行こうか!」
そう言った団長の声はいつもより大きくその顔はいままでになく嬉しそうな顔だった。
そうしてティアとソリとキャラバンの皆との旅が始まりを告げた。
今回きりよく終わろうとしたらなんか短めになってしまった。
ここまで読んでくださりありがとうございます!
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