ユクモ村
モンスターハンターポータブル3の舞台となった村。
ロックラックよりも遥か東の山岳地帯にあり、竜人族の女性が村長を務める。
交通の便は良くないものの、林業と良質な温泉が有名で、木材や湯治のために遥か遠くから足を運ぶ人も多い。
村のあちこちに赤色の布や飾りが見られるが、これは、ユクモ村では赤色には厄除けの力があるとされているためである。
~シュレイド城~
かつて栄華を誇ったというシュレイド王国の象徴として知られていた城、シュレイド城。
その面影も残らない廃墟と化し霧と暗雲立ち込める場所に二つの人影が立っていた。
「あ~あ、やっぱりこんな場所の探索依頼なんて受けるもんじゃないね。」
「まぁそう言うなよ、御伽噺に立ち会えるなんて最高の体験だぜ?もっと今を楽しもうぜ相棒。」
そう言いながら青い刀身の太刀を担いだ男は相棒と呼ばれた男に笑いかけた。
「やめてくれ、俺はあんたみたいに化け物じゃないんだよ。」
そう言って先ほどまで愚痴をこぼしていた男は鈍く黒色に輝く弓を構えた。
「グオオオオオオオオオオ!!」
「そうは言ってもここまで着いてこれてる時点で十分お前も化け物だと思うぜ?」
酷く禍々しい咆哮を無視し太刀の男は会話を続けた。
「あんたはそういう次元じゃないだろう…まぁいい、とりあえずこの状況を打破してから続きを話そう、はぁ、こんなことならあいつらも連れてくるべきだったか・・・」
シュレイド城には多くの噂があり、そこを訪れた者のほとんどは消息を絶ち、わずかに戻ってきた者達は一様に耳を塞ぎ、黙秘を貫いた。
いつしかシュレイド城には伝説の黒龍がいるという噂が流れた。
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~ユクモ村~
「ねえふぁんふぁーさんふぁんふぁーさん。」
「その温泉たまご飲み込んでから話しなさい。」
一通り村の観光をすませたソリと加工屋の娘は足湯につかりながらユクモ名物のユクモ温泉たまごを食べていた、まぁほとんどは加工屋の娘が食べてしまっている訳だが。
加工屋の娘は口に含んでいた温泉たまごを飲み込むと話を続けた。
「ねぇハンターさん、ハンターさんは集会所に行かなくていいの?団長さん達もきっとあそこにいるよ?」
「俺はいいよ、あそこなら大浴場もあるし行きたいなら石段を上がっていけば着く、多分ティアもそこにいるだろ。」
「えー、ハンターさんも一緒に行こうよ~。」
どうやら引くつもりはないらしい、いつもながらこういう時の加工屋の娘は中々あきらめない、次第には泣いてしまうんじゃないだろうかという不安が脳裏をよぎる。流石にここで簡単に折れるわけにはいかないともう一度拒否をしようと加工屋の娘に目をやるとそこには泣く寸前と言っても過言ではない加工屋の娘の顔があった。
「はぁ、仕方ない分かったよ、厄介事が起きてない事を祈るよ。」
「いいの!?やったー!早速いこうハンターさん!」
泣かれる前にどうにかしようとしぶしぶと行く事を決意したソリであった、今思えばいつもこういう時の判断がいい方向にいった試しがないのを自分はそろそろ学習するべきだった。
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~ユクモ村・集会浴場~
「おお!我らの団ハンター、いいところに来たじゃないか。」
「なんだい、専属の凄腕ハンターってのはチミの事かい、また懐かしい顔じゃぁないか、う~ぃ。」
無駄に元気な団長とその横で真昼間から酒を飲んでいる老人というあまりにも自分にとって面倒くさい組み合わせにソリは思わず顔をしかめた。
「ん?そういえばお前さんは一度この村に来てるんだったな、なるほど、紹介の手間が省けたな、はっは!」
「ひょっひょ、なかなかタイミング悪いねぇチミ、うちのハンターはちょうどクエストに出てるよ、彼女の事だ、そろそろ戻って来るとは思うがね。ひっく。」
そう言いながら酔っ払いの老人はあぐらをかきはじめた、これでこの村のギルドマスターだというのだから世の中理不尽なもんだ、ソリはこの老人の事を知っていた、この村にいたころもこの村でギルドマスターを勤めていた竜人族の老人だ。
ギルドに来るたびに酒を飲みながら温泉に入ってる姿しか目撃しない、しかし一度ギルドマネージャーに聞いたところ仕事はしっかりとしているらしく謎の多い老人だ。
どうやらこの村で今でもハンターをやっているあいつの事を言っているらしいがこちらとしては好都合だ、できればこの村で会いたくない奴のトップ5には入るだろう、ちなみに一位は鬼門番だがこれはもうこの村に来る前から諦めていたから別にいい。
「そうか、そいつは残念だ、ほら加工屋の、お嬢と一緒に温泉でも行ってろ。」
そうソリは加工屋の娘をお嬢こと我らの団の受付嬢の下に送った。このまま適当に宿でもいって団長が次の目的地に向かうまで引き篭もっていればまずこの村での問題はない、そう思いその旨を団長に伝えようとした時だった。
「マッスター、今帰ったよーん。」
後ろからどこか懐かしい声がかかり嫌な予感と共に後ろを振り返るとそこには露出の激しい装備を身につけたハンターとつい先ほどまで一緒にいたティアが荷物のように担がれた状態で立っていた。
「見てみて~、そこで可愛いハンター拾った・・ん・だ・・よ・・・。」
「あの!すいませんそろそろ降ろして欲しいです!あの!クレアさん?」
担がれた状態で状況の掴めないティアに対しクレアと呼ばれた女ハンターはソリと目が合い驚きの表情に変わっていた。
「お兄ちゃん!」
その言葉と共に団長や受付嬢、我らの団の注目が一気にソリに集まった。
「どこ行ってたのお兄ちゃん!心配してたんだよ!急に旅に出るって手紙残して消えちゃってからどれだけたったと思ってるんですか!」
「あー、うん、とりあえずそれ降ろしてあげな?」
すごい勢いで迫ってきたクレアに担がれた状態のティアは若干顔色が悪くなっていたのは多分気のせいじゃないだろう。
・・・数分後
「あー、まだ頭に血が・・・。」
あの後なんとか解放されたティアは椅子に座りながらうなだれていた。
「ご愁傷様としか言いようがないね、というかなんで担がれてたんだよ?」
「あの客引きの人と話していたら急に声を掛けられて最低限の挨拶を交わしたと思ったら流れるように担がれましたよ・・・というかソリさん兄妹なんていたんですね。」
まだ完全に回復しきれていないティアはうな垂れた状態で質問を投げかけた。
「兄妹ってわけじゃねえよ、ただあいつがそう呼んでるだけだ。」
「え?それってどういう・・・」
「おーいティアちゃーん!一緒に狩りいこうよ!」
ソリのいった言葉へのティアの疑問を遮るようにクレアがこちら側に走って来ていた。
「ふふふ、ティアちゃんにこの私が狩りの全てを教えてあげるよ!あ、そうだお兄ちゃんも来る?」
「いや、俺はいいよ、やる事あるし、しっかり鍛えてこいよ。」
明らかに会話の内容からして私の参加は絶対らしい、完全に抱きつかれ逃げる事も許されない状態だ。
「よかったじゃねえかティア、この村の伝説のハンターに指導してもらえるぞ。」
「は?伝説ってあの客引きの人が言っていたハンターさんですか?」
何故その話題が出てくるのかティアは全く理解できなかった、なぜならそのハンターは確か客引きの青年からは姐さんと呼ばれているはずだ、クレアに出会った時の彼は挙動不振な状態で”クレアさん”としか呼んでいなかったはずだ。
「なんだまだ言ってなかったのかお前。」
「あ~そういえば名前しか言ってなかったっけ、そうです!私があのアマ・・え~っと、アマなんとかを倒したハンターです!」
そう言って茶化すようにクレアは敬礼のポーズをとった。
「よ~しそれじゃ行こっか?ティアちゃん、大丈夫最初は簡単な奴から行ってみよー。」
「へ?いや、あの、えええええええええええ!?」
そう言って私を引っ張るクレアさんの腕は万力のように強かった。
文章力の関係上相も変わらず超展開です。
とりあえず最後はこんな感じがいいな~っていう考えは一応あるのでそこまで書けたら幸せです。
お気に入り登録とかしてもらって感謝の限りです、頑張って続けていきたいですね。