学園生活部にOBが参加しました!   作:逢魔ヶ時

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考察回、
割と強引なところがあるかもしれませんけど許してください何でもしますから(何でもするとは言っていない)


4-5:懸念

「そう、あの部屋にはこれだけの武器があったのね」

「そんな……倉庫があっただけでも信じられないのに、本当に銃まで、それもこんなにたくさん」

「そこまで沈む必要はないって。今役立つものであることは間違いないんだから」

 

 リストを見ながら沈んだ表情を浮かべる悠里と慈に努めて明るい声で返す凪原。実際、用意された背景や理由に目をつぶってみれば、現在の状況において保有する銃器が増えることはメリットこそあれデメリットはないのだ。そうであるならば必要以上に心を乱されるのは良いこととは言えない。

 

 それに、2人がこの様子だとせっかく作ってくれたチーズケーキ(珠玉の逸品)を十分に味わえないのだ。早いところ意識を切り替えてもらわないと、そろそろフォークを構えて前のめりになっている由紀と瑠優(るーちゃん)を抑えているのが辛くなってきていた。

 

「そうそう、これ(銃器)については後で話すことにして今はケーキ食べようよ、せっかく2人が作ってくれたんだからさ」

「そうですよ、元からあったのをたまたま今日見つけたってだけなんですから今すぐどうこうしなきゃいけないってわけじゃないですよ」

 

 そう言う圭と美紀も視線はテーブルの上にあるチーズケーキ(久しぶりの甘味)に釘付けとなっている。学園生活部が誇る料理上手2人が本気で作ったそれは店頭に並んでいていても遜色がないほどの出来で、心なしかキラキラと輝いているようにも見えた。

 

「うーん……確かにそうね元々あったのを偶然今日見つけただけだものね」

「そうですね、考えるのなら食べた後でもできますし」

 

 皆の割と本気の説得(しょくよく)を前に、悠里と慈もひとまず気持ちを切り替えることにしたらしい。それまでの深刻そうな表情を引っ込めて笑みを浮かべる。

 

「それじゃ食べましょうか、これは結構自信あるのよ?」

「材料もすごくいいものだったので張り切って作ったんですよ」

 

 そう言いながらどこからともなく取り出した包丁でチーズケーキを切り分けていく。断面を見れば一番下と周りはタルト生地となっていて、包丁を入れても崩れてしまうということはなかった。ふわり、と漂ってくるチーズの香りも濃厚で食べる前から美味であることははっきりと分かる。

 

「「それじゃあ手を合わせて、」」

「「「いただきます!」」」

 

 言うと同時に三角形上に切り分けられたピースの先端部分にフォークを突き立て口へと運ぶ一同。チーズ部分は弾力がありつつも適度に柔らかく、タルト地は絶妙な固さだ。そして、言うまでもなくその味は―――

 

「おいっしい~っ!」

 

―――という由紀の言葉に全て集約されていた。

 

 ただただ美味い。もはや味が、食感が、と個別に感想を言うのも無粋というレベルである。凪原は2人の料理レベルの高さを改めて思い知らされた気分だった。

 

 美味いものを食べると人は無言になる。

 誰が言った言葉かは分からないが、その言葉の通りチーズケーキを食べ終わるまで学園生活部の面々は口を開くことはなかった。

 

 

 

====================

 

 

 

「さて、それじゃあ食べ終わって一息ついたところで今後についての話し合いといくか」

「「「お~っ」」」

 

 凪原の声掛けに皆が元気よく返す。

 真剣な話し合いではあるものの、深刻そうな表情をしていたら思いつく内容もおのずと悪いものになってしまう。さらに現在の状況では気持ちが沈んだりした時にパーッと遊びに行ってストレス解消、という訳にはいかないのだ。

 とはいえその対応策は簡単だ。精神の立て直しが難しいなら、立て直しが必要なほど意気消沈しなければよい。悩むにしても気分は明るく、それが凪原の信条だった。

 

 ところで、今この場にいるのは8人、学園生活部フルメンバーである。当初は年齢の低い瑠優(るーちゃん)とその相手役の1人を抜いた6人で話し合いを行う予定だったのだが。「大事な話だってことは分かるの。意見は言えないかもしれないけど聞いていたいの」という彼女の言葉を尊重して席についてもらっている。

 精神的に強いことを喜ぶべきなのかもしれないが、強くならざるを得ない環境になってしまった現実を考えるとやるせない思いが募る。

 

 せめて、彼女の明るい笑顔だけは無くさずに済むようにしたい。いつも通りの不敵な笑みの下でそんなことを考えながら凪原は口を開き、まずは現時点で分かっていることから話し始めた。

 

「そんじゃまずこれは皆の共通理解におきたいんだが、地下倉庫で見つけた武器はあれを用意した連中にとっては取るに足らないとまでは言わないけど放置できるレベルのものだっていうのは間違いない」

「「「へ?」」」

 

 のっけから予想の斜め上を行く内容に話を聞いていた面々の目が点になる。取るに足らない?あれだけたくさんの銃が?そんな疑問が頭の中に渦巻いているように見える。

 

「ちょ、ちょっと待った!」

「ん?どした胡桃?」

 

 慌てて待ったをかけた胡桃に今度は凪原の方が不思議そうな顔で首をかしげる。彼にしてみれば彼女たちが何に驚いているのかが分からないのである意味当然の反応である。しかし聞いている胡桃たちは理解できない。その発言の理由を問い詰める必要があった。

 

「どした?、じゃなくてどういうことだよナギっ、あれだけの銃だぞ⁉」

「そうですよ!そんなに軽いものなわけないじゃないですか!」

 

 胡桃と慈の声に何度も頷く一同と、それを見てやや呆れた表情になる凪原。

 

「おいおい………じゃあ聞くけどさ、パンデミックが起きてから今日でどんくらい経つ?」

「いきなり何よ?えーっとだいたい2、いえもう3ヶ月くらいかしら。でもそれがどうし―――ってああ、そういうこと」

 

 凪原に質問に怪訝な顔をしながら答えた悠里だったが、自分が言った言葉で何かに気付いたようで納得した表情になる。それに合わせて美紀と慈は気づいたようだ。「ああっ」とか「言われて見れば」などと呟いている。とはいえまだ頭をひねっている者もいるので凪原は次の質問を発する。

 

「そ、大体3ヶ月。じゃあ、これまでの間に誰か尋ねてきたか?」

「「「あっ!」」」

 

 今度は気づいたようで残りの面々も声を上げた。

 そう、パンデミックから数えて既に3ヶ月。それだけの時間が経っているにも関わらず、これまで誰も地下倉庫を求めてこの巡ヶ丘学院を訪れてたりはしていないのである。これを放置と言わずしてなんというのだろうか。

 

「まあここを知ってるやつが全員死んじまったって可能性もあるにはあるが、こんだけ(地下倉庫)変質的な準備をするんだ、そう簡単にくたばるわけはないわな」

 

 可能性としては上げてはいるものの、言っている凪原自身が全く信じていないようだ。それもそのはずで、これだけ巧妙に、それこそ条約や法をダース単位で破ってパンデミックに備えていた連中が軒並み不慮の事故で死亡するなど、どう考えても無理がある。

 他の可能性としては自分たちが気付かないうちに誰かがここを訪れているというのがあるが、倉庫内の物資の充足度合いや武器庫に人が立ち入った形跡がなかったことからこれもないだろう。

 

「とまあそうなってくると考えられるパターンってあんまないんだよな。んで、そん中で俺が現実的だと考えてるのは、

 

連中の本拠地はもっと別の場所にあってここはパンデミック発生直後の一時的な避難所、もしくは本拠点から遠征をするときの臨時拠点 っていうパターン

 

あくまで推測だけど多分間違ってはいないと思う」

 

 凪原の予測は言ってしまえばとても単純なもので、しかし単純だからこそ聞いた者たちはその内容に納得してしまった。

 

「確かに言われてみればそれくらいしか考えられないわね。本拠点なんだったらどうしてわざわざ部外者がいるところに作るんだって話だし」

「自分たちだけのところならもっとたくさんの物資を集めておけますもんね」

 

 そう話す悠里に慈も頷きながら同意の意思を示す。たとえ小学生だって秘密基地などは人目につかないところに作るのだ、わざわざ部外者の目が大量にあるところに本拠点を作るなどよほどの自信家かただの馬鹿だ。

 

「あれ?でもそれなら予備の拠点も他人の目がないところに作った方がいいんじゃないの?」

 

 凪原の言葉に一回は納得したものの、悠里たちの発言で疑問を生じた由紀が首をかしげる。

 

「拠点に必要な設備の問題、ですよね?」

「まあ美紀の言う通りだろうな、拠点として運用するなら水と電力の確保が必須だし。電力はどうにかなるとしても浄水設備となるとちょっとキツイ。それも半永久的に使えるやつとなったらこっそり作るのはほぼ不可能だ」

 

 由紀の疑問に返しつつ、確認してきた美紀に凪原も肯定の返事を返す。実際浄水設備は巡ヶ丘学院本校舎の地下の半分以上を占めている。地下にしろ地上にしろ、そのサイズの構造体を内包できる建物となればその時点でかなり目立ってしまうのである。

 

「そんなもんポンポン建ててたらどうやったって目立つ。ならその設備があっても不自然じゃない建物に拠点としての機能を付けたほうがいい、って考えなんだろうなきっと」

 

 そう話せば由紀も「なるほどね!」と納得していた。彼女は勉強が苦手だが別に馬鹿という訳ではないのだ、きちんと説明すればすぐにこちらが言いたいことを理解してくれる。

 

「そもそも最大収容人数が15人の時点ってここが本拠点の線はないわな。こんだけ用意できる組織の人数が15人以下のはずがない。というか予備の拠点としてもかなり優先度が低い方だろ」

「あ~言われてみればそうかも、映画とかだと悪の組織の基地ってもっと大きいもんね」

 

 フィクションと現実は違うというのは皆理解していたが、圭の口にした言葉は妙な説得力を持っていて、皆の頭にスルリと入ってきて皆ストンと納得してしまった。

 

 

 

「にしてもさ~、なんでナギはそうポンポン予想ができるんだよ?」

 

 会話が一段落したところで胡桃が呆れたように問いかけてきた。彼女、というか彼女たちにしてみれば凪原の口から次々と現実的な予測が出てくることは驚き以外のなにものでもないのだ。

 

「別にこれくらいは普通だと思うんだけど」

「普通じゃない、全然普通じゃないって」

 

 胡桃の言葉に皆が激しく同調する。

 反論しようとした凪原だったが口を開く前に集中砲火を浴びるハメになる。

 

「実は黒幕です、て言われても納得しちゃうくらいの説得力だったよ」

「『信じてたのにっ』ってなるやつですね」

「おい」

「そうよ、普段から同じようなこと考えてないとこれだけスラスラと予想できないと思うわよ?」

生徒会長(現役)の頃もルールの穴を突くようなことばかりやってましたしね」

「ねえ」

「ホント、ときどき思考が犯罪者のソレだもん」

「ゆーにぃ悪い人なの?」

「………しまいにゃ泣くぞ俺」

 

 衝撃的な予想を聞いたあとなので、一度冗談でも言って落ち着こうとするのは必要なことだと思う。しかし、そのダシに自分を使うのはなんか違うのではないか、そう思う凪原だったが、それで彼女たちが笑えるのならばまあいいかと思い直し―――

 

ゴンッ

 

―――それでもちょっとだけ傷ついたので顔面から机に突っ伏した。

 

 

 

====================

 

 

 

「―――つーことで、倉庫にあった銃はぶっちゃけそこまで強くはないってわけ」

「実物の銃が目の前にあるせいでちょっと思考が麻痺してたわね。冷静に考えれば分かることなのに」

「確かに映画とかで皆が持ってるって武器じゃないよね」

 

 ダウン状態から復活した凪原は、今度は発見した銃がぶっちゃけややしょぼいことを説明していた。倉庫にあったのは拳銃(ハンドガン)散弾銃(ショットガン)狙撃銃(スナイパーライフル)擲弾発射器(グレネードランチャー)、どれも軍隊や警察の機動隊などでは補助として用いられるものだ。各機関で主要武器(メインウェポン)として使われる突撃銃(アサルトライフル)短機関銃(サブマシンガン)のような連射可能な銃は1丁もない。

 もちろん何もないより1丁でも銃があった方がいいことに違いはないのだが、火力という点でやや心もとないことは否定できなかった。

 

「でもそんなに火力ってそんなに必要なの?いくら威力が強くても奴等は頭を破壊しないと止まらないじゃん。頭はそんなに丈夫じゃないから威力が低くても問題ないし、連射できても弾が無駄になっちゃうだけのような気がするんだけど?」

 

 ここで話を聞きながら何やら考えていた胡桃が口を挟んできた。これまで凪原と共にゾンビを相手に戦闘経験を積んだからこそできる指摘である。

 人間の頭蓋はそれほど硬くないからこそ、これまで9ミリ拳銃やそれこそシャベルで奴等を無力化できたのである。よって別に威力の高い弾は必要ない。それは連射能力にしても同じである。たとえば1秒で10発の弾を発射できる銃があったとしよう、ではそれを使えば1秒で10体の奴等の頭に弾丸を叩き込めるかというとそれはまた別の話である。連射により反動制御がより困難になることも考えればとてもではないが不可能であり、胡桃が言ったように弾の無駄にしかならないだろう。

 とはいえ見落としている点もある。今までの戦闘は安全性を考えてこちらが有利な状況で行ってきたが、場合によってはそうもいかないこともあるのだ。

 

「基本的にはそうなんだが、ちょいと例外もあるんだ。たとえば俺が最初に来た時みたいな、大量の奴等を一度に相手しなきゃいけない場合はやっぱり火力があった方がいいんだ。高威力の弾丸だと体のどこかに当たりさえすれば相手の動きを止められるからな。それに連射ができれば一気に勢いをそげる。あの時は簡易的とはいえバリケードがあったからどうにかなったけど、障害物無しであの量をさばくのは拳銃と近接武器じゃ無理だ」

「あーそっか、そうゆうのも考えなきゃいけないのか」

 

 当時を思い出して顔をしかめる胡桃とその他の学園生活部初期メンバー。その他の面々も似たような経験があるのか、一様に顔色を悪くしていた。

 

「ま、今のところそこまで気にする必要はないぞ。バリケードもしっかりしたのを二重にしてあるし、一応89式も2丁あるからな。いざとなってもある程度は跳ね返せるさ」

 

 沈んでしまった空気を和ませようと努めて明るい口調で凪原がそう言うと皆も表情が元に戻ってきた。

 

(………さて、何とかごまかせたかな)

 

 皆の話題が慈と悠里が作ったチーズケーキのおいしさへと移ったのを見ながら、凪原は1人内心でつぶやく。彼が『火力が足りない』といった理由は奴等の集団を相手にする時のためだけではなかった。考えていたのは対人戦、正確に言えばこの地下倉庫を作った組織にあると推定される武装集団との衝突である。

 

(これだけの物資を秘密裏に用意できる連中だ、練度は正規軍程じゃないだろうけど絶対いるよなぁ。主武装はAR(アサルトライフル)SMG(サブマシンガン)か、武器もこっちのより良いの使ってるだろうし)

 

 凪原の中で武装集団がいることは確定事項であった。何しろパンデミックの発生を予期(意図的に起こした可能性も十分にある)していた組織である。戦闘部隊の1つや2つくらいは用意していない方がおかしいのだ。

 そしてその部隊は自分達よりもレベルが上の武器で武装していることだろう。なぜなら、物資の量から推測するにここ(巡ヶ丘学院)は拠点の規模としては予備の予備、しかも恐らくは部外者が立ち入ることを想定している。そんなところに本拠地と同レベルの装備を置いておくかと聞かれたら答えはNOだろう。凪原が組織側の人間でも絶対置かない、せいぜい自衛ができるレベルのものしか置かないと思う。

 逆に考えると、本拠地にいるであろう戦闘部隊はARもしくはSMGを使っていることが推測される。弾丸の威力が高くて困るということはないし、普段はセミオート(単発射撃)を徹底していれば弾も無駄にならない。それにもしかしたら無駄弾を撃てるぐらいしっかりした補給態勢が敷かれている可能性もあるのだ。

 

 とまあやや想像に過ぎる箇所があるかもしれないが、当たらずとも遠からずといったところではないだろうか。

 

(んで問題はこっちに友好的かどうか、だな)

 

 こちらより練度・装備共に上の武装集団がいるという前提の下、彼らと接触した時の対応を考える凪原。とはいえ友好的であるのならそこまで問題はない。情報をもらうか保護してもらうか、それが無理でもそのまま別れれば良いだけだ。

 ゆえに考えるべきは彼らが敵対的だった場合である。

 

(来るとしたら15人以下、1個分隊レベルか。まず捕縛は論外。こっちの存在がばれていない状態から罠張って待ち伏せで奇襲を掛ければ………厳しいな、人手が足りない。俺と胡桃の2人じゃだめだ、最低でもあと2人いないと話になんねぇ)

 

 脳内でシミュレートしてみる凪原だったが、どう手を尽くしても勝てるビジョンが浮かばなかった。身体能力や作戦立案能力は高い方だと自負している凪原でも、8倍近い人数差で本職が相手となればいくら有利な条件を積み重ねても勝てないと結論付けざるを得ない。

 それでもあと2人居ればどうにかなると考えているあたり十分におかしいのだが。

 

(となりゃまあ逃げ一択だな、マジで第2拠点作るか。相手さんにとっては血眼になって探すレベルのもんでもないだろうし、どっか行っちまえば気にしないだろ)

 

 かなり致命的な予測にも拘らず、そんな風に割と軽く考えている凪原、実のところ彼はそこまで深刻になっているわけではなかった。

 そもそもの話、部外者(今回の場合で言えば巡ヶ丘学院の教師や学長)にもマニュアルが配布されている時点で自分たち以外が物資を使うことも想定していたはずである。そこに勘のいい人間がいれば銃器も発見されることぐらい想像の範囲内だろう。ならば凪原たちが使ったところでそこまでキツイお咎めがあるとは考えにくかった。

 

(なんか物資の隠し方が中途半端なんだよな。『どうぞ使ってください』って程じゃないけど『見つけられたら使っていいですよ』って言われてるような感じだ、意図が分からん)

 

 しばし考えてみても答えが出なかったため、凪原はひとまず疑問を棚上げすることにした。恐らくではあるが物資を使っても問題なさそうだし、直ちにこの辺りまで遠征に来る必要性があるとも思えないので時間的な余裕もそれなりにはあるだろう。直接顔を合わせたとしても案外どうにかなるかもしれない。

 

 しばらくは皆に新しく増えた銃の扱い方を教えつつ、第2拠点の作成を目指そう。そう結論を下すと凪原は意識をたった今目の前で発生した問題に向けることにした。

 

 

 

「ちょっと待て胡桃、黙ってるからといって勝手に俺の2切れ目を小さくして自分の分を増やそうとするな」

「ちっばれたか。いいじゃんナギ、男の子だろ?」

「それ今関係なくね⁉」

 

 ギャーギャー言い合いながらフォーク片手にチーズケーキを取り合う2人と、それを笑顔で見つめる一同。何はともあれ、学園生活部の空気は今日も変わりなくほのぼのとしているのであった。




このあたりの話は原作考察の中でも様々な意見が出るところだとは思いますが、筆者としては今回書いたような方向で解釈することにしました。
以下、補足説明(言い訳)タイム


チーズケーキ
料理サイトとか見てるとたまにアホみたいに美味しそうなのがアップされてたりする。超食べたい。

拠点としての重要度は多分低い
いやだって、ガチの重要拠点として使うつもりなら部外者(めぐねえ達教職員など)にマニュアル配ったりしないでしょ、目立たないようにするためといったって自社工場にするとかもっとやりようがあるはず。それに本文中にも書いたように収容人数が15人で物資が1ヶ月分の時点で大して重要じゃなさそう。

武器のグレードについて
拠点のグレードの話とも絡みますがこれがARやSMGなどのいわゆるメインウェポンが倉庫に無かった理由。ゾンビ相手ならこの程度で充分だから問題ないし、仮に敵対的な者に奪われたとしても自分達の方が火力で優勢ならどうとでも対処できるって感じ。

武装集団
なんというかまあこういう作品には絶対いるよね、ガッチガチに武装した部隊って。敵か味方か、最強かかませ犬かはそれぞれ異なるけどある意味お約束。本作ではまだ設定が煮詰まってないから立ち位置も未定。


とまあいろいろ(一部筆者の偏見に基づいた)考察を述べましたが、あくまで本作は

『原作キャラたちがそれなりに楽しく(←ココ重要)生きていくこと』

を至上命題としている作品です。時折シリアスさんが顔を出したとしても基本的にはほのぼのさんが出動してきます。ご都合主義はあまり好きではないのでちょいちょい苦労はしますが最終的には救いがあるお話を作っていきたいと考えてますのでよろしくお願いします。

以上、言い訳終わり!これからは4章も後半に入っていきますよ~
それではまた次回!
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