ちょっと長め
「朝なの!」(ドスンッ)
「ガッハァッ!?」
その日、凪原は唐突に腹部へ加えられた衝撃で目を覚ました。
何事かと思い反射的に飛び起きようとするも、何か重たいものが体の上に乗っかっていて体が持ち上がらない。
紐を結び付けて横になった状態でも動かせるようにしたカーテンを引き開けつつ目を開ければ、重さの正体である幼女の姿が朝日に照らされて視界に映った。
「ゆーにいおはようなの!」
「るーか…、おはよう」
寝ぼけ半分の凪原のあいさつに
「今日はお祭りの日なの!だから早起きしたの!」
「マジか…」
思わず声が漏れるが
まだ20歳になったばかりなのでもう歳だなどと言うつもりはないが、若さというものを見せつけられた気分である。
「ああそうだな、今日は祭りだな。でもまだ早いからとりあえずおやすみ」
確かに凪原はショートスリーパーであり人よりも短い睡眠時間で事足りる体質なのだが、それはどんな時間でも起きられるということではない。
就寝と起床の時間を睡眠時間が90分の倍数になるようにすることでしっかり起きれるようにしているのだ。現在の凪原の就寝時間は夜の12時もしくは1時半、起床時間は6時としている、よって朝5時は最後の90分サイクルのど真ん中なのである。
要するに、めっちゃ眠い。
「寝ちゃダメなの!」(バシンッ)
「ゴフゥッ!? 分かった分かった起きるっ今起きるから!」
しかしすぐさま胸の上に小さな拳が2つとも振り下ろされ、肺の中の空気を根こそぎ吐き出させられた凪原は第2撃が来襲する前に慌てて起きることにしたのだった。
「じゃあ祭りの準備をしてくるから、終わるまでちゃんとお勉強してるんだぞ?」
「「え~」」
超早起きをした
凪原が年長者らしく準備が終わるまで勉強をしているように話すと、
「そこはお姉ちゃんとして手本を示すべきだろ由紀よ」
「うっ、まあそうかもしれないけどさ」
凪原の言葉に痛いところを突かれたように顔をそむける由紀。年長者の自覚はあったようで(実は凪原と慈を抜いたメンバーの中で最年長)、周りから視線を向け続けられていると小さく「ごみん」と反省の言葉を口にした。次いで
その声に
「えらいわ由紀、今とってもお姉ちゃんらしいわよ」
「ふ、ふふんっ。なんてったって私はお姉ちゃんだからね!」
「るーちゃんもちょっとだけおべんきょう頑張りましょうね、楽しいことは少し我慢するともっと楽しくなるんですよ」
「! ならたくさんがんばるの!」
それぞれ悠里、慈からの声掛けもあり、2人のやる気は満タンになったようである。
「う~ん、今日はお祭りだから勉強しなくていいと思ってたのに」
「こら圭、せっかくいい感じになったんだからわがまま言わない」
圭が何か言っているが、口調からして本気ではなさそうである。それを分かっているからこそ美紀もそれほど強くは嗜めていないのだろうが、その表情は呆れ顔だ。
「おっ、ならちょうどいいや」
そしてそこに口を挟む凪原。
「ん?どしたの凪先輩?」
「いやなに、屋台の準備にちょっと人手が要りそうでな。手伝いを頼もうと思ってたんだ」
「あーそういうことね。りょうかい、ならじゃんじゃん手伝うよ~」
「あの、私も手伝った方がいいですか?」
「いんや大丈夫、結構重いものもあるから美紀には辛いと思うしな」
「なに~!美紀には配慮してあたしにはなしか~?」
内容を聞いて頼みを快諾することにした圭を見て自分もと名乗り出た美紀に対し、凪原はやんわりと断った。圭が「差別だ差別~」と文句を言っているが意に介した様子もない。
「何言ってんだ、白兵武器を使うんだから筋力はいくらあっても困らないだろ?」
「乙女的には筋肉ばっかりっていうのも嫌なんですよ」
「ハッ」
「鼻で笑われた!?」
そうやって圭達と戯れていると、凪原のシャツの背中側がキュッ、と掴まれる。何かと思って振り返れば、胡桃が上目遣いでこちらを睨んでいた。
「………あたしは?」
「胡桃は頼まなくても手伝ってくれるって思ってたんだけど?」
少し不機嫌そうな様子の胡桃だったが、凪原が片眼をつむりながらそう言えばすぐにその雰囲気も霧散した。
「そ、そうだったんだ。うん、もちろんあたしも手伝うよっ」
(((ちょろかわいい)))
表情を明るいものに一変させ「えへへ」とほほ笑む胡桃に、凪原達の考えが揃った。
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「確かに力仕事は終わったけどさ…、これこそ差別じゃね?」
校舎2階の食堂で、凪原は1人作業しながらぼやいていた。
祭の会場となっているそこは、元々あった机や椅子たちが端に片付けられていた。そして現在、確保されたスペースには壁に沿いつつも楕円を描くように祭屋台並び、天井には提灯が列をなしてぶら下がっていた。どちらも学校が地域の祭りへの協力のために購入して校舎裏の倉庫に保管していたものである。
祭りをすると決まった後に倉庫から持ち出してきたのだが、屋台1つだけでもそれなりの大きさと重量があり、凪原が担いだとしても運んでいる間は他のことをする余裕はない。胡桃が護衛に就いたものの、倉庫周りには木々や校舎の陰などの死角が多く地上からも索敵は限界があった。
そこで美紀と由紀の2人が屋上から監視と狙撃の任に就くことになり、荷物の搬入は初の実戦での連携作戦となった。
取り立てて言うこともなく成功した連携作戦のことは置いておいて、祭本番の準備である。
昨日までに会場準備に必要な物品は食堂に運び込んでいたため、今日の作業は屋台の組み立てからだった。しかし、胡桃と圭に手伝ってもらい昼食をはさみつつ組み立てと提灯の配置を終えたところで、やってきた悠里に手伝い2人が連れていかれてしまい、そこから凪原は1人寂しく作業することとなったのである。
「もう力仕事は終わったから凪原さん1人で問題ないわよね」とは2人を連れていき際の悠里の言であり、それはその通りなのだがなんか納得いかない。
確かに組み立ては終わったが作業としてはまだ半分程度、ここの屋台の出し物の準備はそれなりに手間なのである。料理系の屋台の食材は最後でいいとしても調理器具の準備は必要だし、遊べるタイプの屋台では景品の配置などもしなければならない。1人だけでやるのはかなり大変な分量であった。
とはいえ、凪原の調子が出ない主な原因はそこではない。
「胡桃~…」
凪原の口から彼女の名前が漏れる。この前の外泊の日以来、正式に恋人となった2人の物理的・精神的な距離は本人達の意識・無意識を問わずさらに近いものとなっていた。元々何かと一緒にいる時間が長かったがそれが顕著になったのである。
食事の時に隣に座るのは完全に固定になったし、遠征や訓練後のシャワーはほぼ確実に2人一緒に浴びている(なお偶に妙に長い時があったりする)。静かだと思って由紀達が覗いてみたら、ソファに並んで座って互いに寄りかかりながら眠っていることもあった。さすがに夜一緒に寝るということは慈が許さないのでしていないが、時間の問題だろうというのがメンバーの見解である。
つまるところ、彼の不調は
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数時間が経過して窓の外から見える空が赤く色づき始めた頃、学生食堂は立派な祭り会場となっていた。
提灯や白熱電球には明かりが灯り、屋台にはそれぞれの暖簾に合った出し物が準備されているし、祭囃子の音も少し前から響き始めた。
この祭囃子、校内放送で流しているのとは別に会場内に設置したCDスピーカーからも流れている。あえてタイミングをそろえずバラバラに流すことで、そこかしこで奏者が思い思いに演奏しているような祭特有の臨場感が味わうことができるようになっていた。
ちなみに、放送室で音源のCDを再生しようとした際には誤って地域放送のスイッチを押してしまいそうになったが、寸でのところで気づいたため巡ヶ丘全域でゾンビが街頭スピーカーから流れる祭囃子に合わせて大行進をするという事態は避けられた。
さて、そんな祭の設営をほぼ1人で成し遂げた本人はというと―――
「クハァー、やっぱこういう時はビールがだよな」
―――会場の端の方に設置したテーブルで、一仕事終えた達成感をつまみにビールを呷っていた。
普段であればウォッカやチューハイを好む凪原であるが、日本の祭りに合ったものをということで今日はビールを選択していた。さらにそれを冷蔵庫から出してくるのではなく、氷の浮かぶクーラーボックスの中に缶を入れて冷やしている。ボックスの中にはビール以外にもラムネやジュースのボトルが何本も突っ込まれており、こちらも祭の雰囲気を出すのに一役買っていた。
そんな風にしながら時間を潰すことしばし、凪原の耳に廊下の方から複数の足音が聞こえ始めた。わずかに漏れ聞こえてくる声も、廊下にも流れる祭囃子に合わせて弾んでいるように感じられる。足音はどんどん近くなり、恐らく食堂の様子が視界に映ったところで感嘆の声と共に止まった。
驚きに目を見開いているであろうメンバーを振り返った凪原だったが、彼女たちの姿を視界に収めるやこちらも目を見開くこととになった。
「おいおい、うちの学校に浴衣があったなんて記憶してないぞ?」
その言葉に示される通り、会場に現れた少女たちはそろって浴衣姿をしていたのである。
「フフッ、うまく驚かせられたわね」
「去年演劇部が買ったばっかりだからね、凪先輩も知らなかったでしょ~」
イタズラが成功したように笑う圭が着ているのは水色の布地に赤い金魚の柄が入ったものであった。
水の中を自由に泳ぎ回る金魚といつもマイペースで気ままに過ごしている圭の姿が重なり、赤い帯がさながら金魚の尾のようにも見える。
圭とは対照的に穏やかに笑う悠里の浴衣には水仙が描かれていた。知性美の象徴とも言われるその花は薄黄色の生地によく映えており、涼やかな印象を見る者に与えている。
そんな悠里は片方の手で
「すごいの!お店屋さんいっぱいなの!」
そう目を輝かせている
肩に掛けたくまの形をしたポシェットと、見方によってはくまの耳にも見える髪飾りも相まって、彼女自身こぐまが擬人化した姿のようにも見えた。
「本当に町のお祭りみたいですね。お疲れさまでした、なぎ君」
そんな風に凪原をねぎらいながらも慈はちゃっかりビールを取って既にプルトップを引き開けていた。そのまま飲み口を口元に持っていくが、いつものように一気に飲み干すのではなく缶を小さく傾けてゆっくりと飲む。
その動作と濃いめの紫の生地に富士が描かれた浴衣が相まって、どことなく気品が感じられる。
「由紀先輩?先輩も駆けだそうとしてましたよね、今」
由紀にジト目を向ける美紀が身につけている浴衣は若草色である。花から葉まで青一色で描かれているのは菖蒲、礼儀正しさを表すものであるが同時に勝負強さや魔よけといった意味も持つ植物である。
リバーシティ・トロンでたった1人生き延びることができた彼女の運の強さ物語っている衣装といえるだろう。
「ギクッ べ、別に走り出そうとなんてしてないよ?」
そう言いながらも視線が射的の屋台の方を向いたままの由紀。どうやら景品として置かれている大型のぬいぐるみに、何か彼女の琴線に触れるものがあったらしい。
そんな彼女の浴衣の模様は桜。白の生地の上に無数にあしらわれたそれは日本の国花であり、始まり、豊かさの象徴とされている。
考えてみれば、今の凪原達の生活は由紀の「部活動をしよう」という一言からすべてが始まったと言っても過言ではない。
避難生活を部活動とすることで精神の安定を図っていなければ、凪原が学校に来るまでの間に誰かが欠けてしまっていたかもしれない。
もしそうなっていたら、物資の減りが遅くなり遠征に出るのが遅れていたかもしれない。
そしてその場合、
すべて仮定の話だが、可能性は決して低くなかったはずだ。
それらすべての可能性を吹き飛ばした由紀は、確かに桜の柄を身に纏うにふさわしい人物なのだろう。
「もう凪先輩、見てないで何とか言ってよ」
「あっ、悪りぃちょっとびっくりしてた、全員よく似合ってるよ。なんていうか、どれもぴったりの柄と色だと思う。演劇部が皆が着ることを考えて選んだって言われても納得できるね」
我に返って皆を褒める凪原だったが、その様子はどことなくソワソワとしているように見えた。それに気づいた悠里が周りを見た後に得心がいったという表情になる。
「それはしょうがないわ、凪原さんは胡桃がいないのが気になって仕方ないみたいよ。あの子ったら恥ずかしがって途中で隠れちゃったみたいね。 由紀ちゃん、圭ちゃん、連れてきてあげなさい」
どこぞのご老公のようなことを言う悠里に、由紀と圭も心得たもので「「ハッ」」と言うと廊下へと駆け戻っていった。
すぐに廊下の奥から「放せ」やら「諦めて見てもらいなよ!」やら、「往生際が悪いって~」といった声が聞こえてきた。そのまましばらく待っていると、やがて2人に連れられて胡桃が姿を現した。
「や、やっぱりこんなかわいいのあたしには似合わないって。ほかにもっと目立たない感じのやつあったじゃん、なんでこれなんだよ!」
本人は自分には合わないと言っているが、凪原は全くそうは思わなかった。
朱色の布地には、
髪型もいつもとは微妙に変わっており、それぞれのテールにがいくつかに分かて緩くウェーブが掛けられ、さらに髪留めには花飾りが付けられていた。
その姿は可憐そのもので、普段の活発そうな姿とのギャップに凪原は魅了されていた。
「ど、どう、かな?ナギ?」
「……。」
胡桃の言葉にもポケーっとして黙ってしまっている凪原の脇腹を美紀が小突く。
「凪原先輩、黙ってちゃ伝わりませんよ?」
その言葉にようやく凪原は再起動を果たした。あらためて胡桃の目を見ながら感想を口にする。
「えっと胡桃、なんて言ったらいいか分からないけどすごい似合ってる、ホントに」
おい普段の語彙力どこいった、いつもあんなに軽口叩いているのにそれだけか。
そんな感じの表情で凪原を見つめる一同だったが、視線を転じてみれば彼女達の視界に照れている胡桃の姿が映る。
「あっ、えっと、その、……ありがと」///
そのままお互いに顔を赤らめて黙ってしまう2人に、見ている者たちの思いが1つになる。
(((ああそっか、この2人(この子達)バカップルだったわ)))
「はいは~い、いったんそこまで! ナギさんは一旦部室に戻って着替えてきてくださ~い」
しびれを切らした由紀がその声と共に凪原を食堂から押し出したことでようやく一段落ついた。そして場に残っているのは、楽しそうな顔をしている少女たち6人(成人1人と小学生1人を含む)と、その標的たる少女が1人だった。
凪原が戻ってくるまでの間にどんな会話がなされたのかは当事者達のみが知る話である。
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「戻ったぞ~――って聞いてないか、なんかもう楽しみ始めてるし」
凪原の声が途中から呆れた、というよりは気の抜けたものに変わる。
思い思いに祭屋台を楽しんでいる少女達に言いたいことが無いではなかったが、皆が嬉しそうな顔をしているのを見ればそんなことを言うは野暮であるように思える。
なによりこれだけ喜んでくれるのであれば準備したかいもあるというものだった。
「おかえりナギ、結構似合ってるよ」
「ありがとう、男が浴衣なんぞ着てもって思ったけどなかなかいいもんだな」
いつもの感じに戻った胡桃(いろいろ言われすぎて一周回って吹っ切れたようだ)に返事をする凪原。
凪原が着ている浴衣は紺色で無地のものであったが、それなりに良い生地を使っているのか見ていて安っぽくは感じはせず、華やかな衣装の胡桃と並んでも見劣りするということはなかった。
「おっ凪先輩戻ってきてんじゃん。へ~アレだね、浴衣男子って感じ」
「ゆーにいかっこいいの!」
「よく似合ってると思いますよ」
2人で話していると、凪原が戻ってきたことに気付いた皆が集まってきた。
口々に言われる感想を聞くに、それなりに様になっているようだった。
「そうだっ、せっかく皆ゆかた着てるんだし集合写真撮ろうよ!」
そう提案した由紀はポラロイドカメラを手にしていた。
撮影直後に自動で現像を行う特殊なフィルムを使用するそれは最近の由紀のお気に入りであり、いつも首から下げて持ち歩いて皆の日常の様子などを何枚もの写真に収めていた。
「あらいいわね」
「そういや何人か写ってるのはあったけど全員一緒にってのは無かったな」
悠里と凪原以外にも皆が口々に賛同し、写真を撮る場所を決める。
ポラロイドカメラは普通のカメラよりも撮影できる範囲が狭いので、横一列に並ぶとはみ出してしまう。あーだこーだやってみたが結局皆でくっついて写真を撮ることになった。感覚としては大人数で撮る時のプリクラに近い。
「それじゃ撮るよ~」
なぜか最長でも5秒までしか設定できないセルフタイマーを由紀がセットし、急いで戻ってきた彼女が向き直ると同時にシャッターが切られた。
「どれどれ~ってこれ斜めになっちゃってるじゃん!」
「カメラを横向きにしたりするからですよ」
「だってそのままじゃ全員入らなかったんだもん!」
カメラの仕様上そのまま撮ると縦長の写真となってしまうため、由紀はカメラを横向きに置いて写真を撮ったのだが、案の定というべきかフィルムに浮き上がった写真は傾いたものとなっていた。
かろうじて全員の顔が入っているものの、腰より下や背景の屋台はばっさり見切れてしまっている。
「まあこれはこれで味があっていいじゃないか」
「そうそう、目つぶっちゃたりしてる人もいないしいいんじゃない?」
圭達をなだめる凪原と胡桃だったが、ちゃっかり恋人つなぎで手を握っているのが写っていることを悠里に指摘され、揃って赤面してしまう。
そのままからかわれ続けて羞恥心が限界を迎えた胡桃が由紀や圭を追いかけ始めた。
その様子を見ながらこちらに矛先が向かなかったことに凪原が安堵の息をついていると、いつの間にか横に来ていた慈がこっそり話しかけてきた。
「ふふっ、なぎ君もすっかり彼氏さんですね」
「やめてくれめぐねえ、今結構恥ずかしいんだから」
そう文句を言っても笑顔を崩さない慈に、凪原はため息をつくと再び写真へと目を落とした。
「でも実際いい写真だと思うけどな」
「ええ、それはもう」
すべてが終わってしまった後の世界において、この写真は凪原達にとって『それでも自分たちは楽しく生きている』ということを示す確かな証であった。
そして、同じメンバーでまた集合写真を撮ることがあるのか、それを知る者はまだどこにもいなかった。
はい、というわけで
今回の話を書いてる間ほど熱心に浴衣について情報を集めることはこれから先の人生でもうないと思います。
早起き
休日やイベントがある日、小さい子はめっちゃ早く起きますよね。自分にもそんな時代があったな~とは思うもののそれは遠い過去の話で、今は快適な二度寝を夢想する日々。いつからこんな風になったのやら…
祭囃子
完全に揃ってないであちこちで思い思いに演奏され、それらが混ざり合うことであの独特な感じを生んでいるんだと勝手に思っている。
各人の浴衣
実はそれぞれの浴衣の色には理由があったりする。
慈:いつものワンピースと同系色の紫
胡桃:卒業編頃から着始めるパーカーと同系統(あと、ヒロインといえば赤系じゃね?……ちょっと古いかな)
悠里&
由紀:桜柄にすることは決めてたので地の色か模様の色かで悩んで地にすると胡桃の赤系と被るので模様の色にして地はそれが映えるように
美紀&圭:なんとなく、似合いそう
凪原:てきとう、男だしこんなもんやろ
それぞれの柄が表す意味は別に花言葉とかなわけではないので一応注意。
ちなみに胡桃の浴衣の柄についてはネットの中を探しまくり、↓のサイトでいい感じのがあったのでそれを採用しました。彼女(その16の子)が胡桃に見えるかは人によると思いますので閲覧は自己責任でお願いします。なお、「これりーさんじゃね?」って子もいるので探してみると面白いかも。
https://nijiero-ch.com/clothing/kimono/5279.html
※このページは非エロ画像ですが一応分類的には二次エロサイトなので開く際は周りに注意
ポラロイドカメラ
原作にも出てきたそれなりに役割を持つ小物。本作でもアルバムが作れるくらいには撮りまくっている模様。
集合写真
伏線っぽいこと書いたけど特に考えていない。むしろこんな風に書くのがお約束なんじゃないかと思ってたり……
今回の解説はこんな感じですかね~
祭ネタはまだ書き足りないのでこの章の閑話にでも書こうかな、と思っています。
さて次はいよいよ4章最終話、物語が一気に動きますのでお楽しみに。高評価とかもらえると筆者のやる気が上がるので是非に。
それではまた次回!
え?途中で筆者の私怨が混じってた?
…………………気のせいじゃないですかね