学園生活部にOBが参加しました!   作:逢魔ヶ時

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 本編投稿は2週間ぶり....


7-5:増援

「おいハヤ、お前なんでここにいんだよ。放送局の備えはどうした?」

 

 想定外の事態にボケることもできず至極真っ当な受け答えをしてしまう凪原。 

 彼の記憶では早川はイシドロス大学に出向いている自分達の穴を埋めるべく、ワンワンワン放送局にいる留守番組の守護を担っているはずだった。

 

「なんでってそりゃ―――ってナギ、アンタ大丈夫?メチャクチャ眠そうだけど」

 

 表情を一転させて目を丸くする早川。

 普段あまり見せない凪原の様子に驚いたのだろう。

 

「あー、やっぱ分かるか?」

「一目でね、そんな今にも寝そうな顔してるのなんて見たことないわ。暗殺大会で三徹した時もここまでじゃなかったわよ」

「そんなにかよ……っと、くぁ」

 

 早川に答える間にもこらえきれずにあくびを零す凪原。

 一度は収まりかけていた眠気が早川に指摘されたことでぶり返してきたようである。

 

「ほんと何したらそんなになるのよ。さっきはくーちゃんも急に眠くなったって言ってた、し………」

 

 そこまで言ったところで、早川は不意に言葉を止めて考え込んだ。

 真剣な表情でブツブツと呟きながら思考を巡らせている。

 

「おーい、ハヤ?」

「――仮にそうだとしたら、隊長とアイツも今後ヤバいわね。でもまずは情報を集めて あ、悪かったわね、ちょっと考え事してて。なんて言ったの?」

「いや、いきなり黙ったらと思ったら1人で話し始めたから。頭を心配しただけだ」

「ちょっと、今間に変なのが聞こえた気がするんだけど?」

「気のせいだろ?」

 

 向けられたジト目に飄々と返す凪原の様子を見て、早川は肩の力を抜くとともに大きく息を吐いた。

 

「ハァ、そういやアンタはそんな感じだったわね」

「んだよ。その意味深な言い方は」

「別にぃ~」

 

 今度は凪原がジト目を向ける番だったが、当然ながら早川も意に介さない。

 一つ手を叩くと利き手の人差し指をトンッ、と凪原の胸に突き立てる。

 

「とりあえずナギ、アンタは一回仮眠取ってきたら?今使ってる部屋なら昼でもうるさくないんでしょ」

「でも、この後はキャンパス内の巡回が――」

「それくらいテルが代わりにやっとくわよ」

「いやそこはお前がやれよ」

「るっさいわね、作戦よ作戦。そのあたりも後で話したいから今は寝てきなさい」

「んじゃ頼むわ、1いや2時間くらい寝てくる。でもなんかあったら絶対起こせよ」

 

 早川の提案を受け、凪原は大人しくその好意に甘えることにした。

 彼の言葉にもあったように、今感じている眠気は30分程の昼寝では解消されそうにない。それなりの時間しっかり眠る必要があるだろう。

 

「はいはい、分かったわ。それじゃ、くーちゃんと一緒にごゆるりと~」

「そこでなんで胡桃が出てくんだよ?」

「いいからいいから」

 

 意味ありげな笑みを浮かべる早川に背中を押され、凪原は首をかしげながらも居室に戻るため階段へ足を向けた。

 

 

 

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「―――おん?」

 

 凪原がイシドロス大学で居室としているのは元は宿直室だった部屋だ。

 かなり手狭だが畳敷きであり落ち着けること、室内に水道があり便利なこと、そして布団が完備されており使い始めるのに手間が掛からなかったために利用している。

 とはいえ、起きている間は穏健派の部室にいるかキャンパス内を巡回しているかなので、基本的には荷物置き場兼寝る場所という扱いである。

 

 それでも一応モラルの観点から、この部屋を使うのは男性である凪原と照山のみとし、女性である胡桃は桐子達の部屋で予備のベットを使うことにしていたのだが―――

 

「どうして胡桃が俺の布団で寝てんだよ」

 

―――仮眠のために戻った先では、胡桃が凪原の布団にくるまってスヤスヤと寝息を立てていた。

 

「さっきハヤが言ってたのはこれか」

 

 先程の早川の言葉に1人納得する凪原。

 親友(凪原)彼女(胡桃)が親友の布団で寝ていると知れば、それは早川もあのような表情をするだろう。 

 立場が逆になら凪原も同じような反応になることは容易く想像できる。

 

 ただし想像できるからこそ、このあと彼女がどのような行動をするかも容易に考えついた。

 要するに、仮眠が終わったら彼女にしこたま揶揄われるということである。

 

「まったく、来るのは構わないけど見つからないようにって言ってんのにな」

 

 呟きながら部屋に入り、うちから鍵をかける凪原。

 睡眠中ので安全確保という防犯的な視点から言えば、この行動は決して間違っていない。

 しかしこれは視点を変えれば―――

 

年下の少女と部屋で2人きりになる(1アウト)

鍵をかけることで密室状態を作り出す(2アウト)

なお少女は意識がなく完全に無防備(3アウト)

 

―――というチェンジどころか通報されてもおかしくない行動でもあった。

 

 普段であれば凪原もそうと気づいてどうにかしたのだろうが、あいにくと今の彼は眠気で頭がろくに回っていない。

 鍵をかけたのも完全に無意識での行動だ。

 

 そして半分寝ている状態の凪原はそのままスレスレの行動を積み重ねていく。

 

 (胡桃を起こさないように)足音を殺して動き、(汚れた服のまま寝るわけにはいかないので)上着を脱ぐ。

 インナーのTシャツ姿で着替えなどを入れているバックを漁るが、普段寝間着にしている高校時代のジャージがなかなか見つからない。

 

「っかしいな、朝あったのに。アキあたりが洗濯に持ってったか?」

 

 こう言っては失礼だが、晶は外見の割におかんスキルが高い。

 ゆえに同じ服を洗わずに着まわしていることに呆れた彼女が回収していったことを疑う凪原だったが、そんな彼の視界の隅に胡桃の姿が映る。

 わずかにはだけた布団から、見覚えのある生地が顔を出していた。

 

 近寄りさらに布団をめくると、体格に対して不釣り合いに大きなジャージを着た胡桃の姿が露になる。

 よく見れば枕元には彼女が普段来ている制服が畳んで置かれていた。

 

……んにゅ

「いや、かわいいなおい」

 

 冷気に晒されたのを感じ取ったのか、意味の分からない言葉を発しながら小さく体を丸める胡桃。

 袖口から手が半分ほど覗いている様子はいわゆる萌え袖というレベルではないが、それがまた快活さの中に確かに可愛らしさが同居する彼女の魅力を表していた。

 

 そしてそれに無意識のうちに素直な感想を口にする凪原。

 眠気のせいで考えたことがフィルターを通ることなく全て駄々洩れになっている。

 

「―――っといけね、ボーっとしてる場合じゃなかった」

 

 しばし胡桃の寝顔を眺めていた凪原だったが我に返り、さてどうしたものかと頭を巡らせる。

 着る予定だったジャージが取られていることは、布団に入ってしまえばインナーのみで平気なので問題ない。なので考えるべきは彼がどこで寝るのかという1点だけである。

 ………であるのだが、

 

「まぁいっか別に」

 

 凪原は思考を放棄してそのまま胡桃が眠る布団に入ると、背中合わせになるように横になった。

 低下しているとはいえ外気よりも20度以上高い彼女から伝わってくる熱が、冷えた凪原の身体にしみこんでくる。

 

(もう眠いしわざわざ照山の布団を敷くのも面倒だし、そもそも一緒に寝たことも何回もあるしというか俺が寝てたら胡桃は潜り込んでくるし……)

 

 ぼんやりとした意識でそんなことを考えつつ、背中越しに伝わってくる胡桃の息遣いに包まれながら凪原は眠りの世界へと落ちていった。

 

 

 

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「それじゃあそろそろ始めてもいいかしら。2時間くらいとか言っときながら4時間以上部屋から出てこなかった癖になんか微妙に疲れてるナギと、同じく仮眠するって言ってたのに何故かナギの部屋から出てきてそのままシャワー室に猛ダッシュしていったくーちゃん?」

「…………うっせぇ黙れ、その腹立つ顔をやめろ」

 

 ニマニマ、という言葉が人間になったらきっと今目の前にいるような奴になるのだろう。

 そう考える凪原だったが、返す口調には力がこもっていなかった。

 なぜなら状況があまりに不利だからである。

 

「へー、ほーぅ、あの会長がねぇ」

 

 ナニかを察した桐子は早川と同じくニヤニヤの権化のような顔でこちらを見つめているし、

 

「まあ年明けてからこっち、かなり忙しかったからな。偶にはこういうのも必要なんだろ」

 

 照山は照山で、分かってやれよ的な雰囲気を醸し出しながら頷いていた。

 その他にも恥ずかしそうだったり、微笑ましそうだったり、興味深げだったりと、様々な種類の視線が向けられている。

 せめてもの救いは蔑みに類する視線がないことだが、だからといって感じている居心地の悪さが無くなるわけではない。

 

「もう勘弁してくれ……」

「ううぅぅぅうぅ~~~」

 

 凪原は本当に珍しく無条件降伏の構えであり、その隣の胡桃に至っては頭を抱えながら机に突っ伏してしまっている。

 状況不利どころか、これではまな板の上の鯉である。

 

((次寝る時は絶対時計をセットしておくッ))

 

 貴重な教訓を得た2人だった。

 

 

 

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「んー、そろそろ勘弁してあげるとしましょうか。このままじゃ話も進まないしね」

「……恩にきる」

 

 勘弁も何もお前が掘り返さなければ何もなかったんだよ、と内心で愚痴る凪原だが、下手なことを言うとまた揶揄われるのは明らかなため大人しく礼を言うに留めた。

 

「ぁー、んんっ さて」

 

 軽く咳払いをして注目を集めるとともに、雑念を振り払い思考を切り替える。

 ここからは真面目な話だ。

 

「改めて聞くけど、ハヤはこっちの増援として来って認識でいいのか?」

「ええ、それでいいわよ。無線で話を聞いてる感じ、手が足りなさそうだから勝手に来させてもらったわ。お供を1人連れてね」

「どもー、お供でやって来た圭でーす」

 

 お供の部分で早川が視線を向けた先では、圭が手を振っていた。

 カーペットの上で桐子と並んで寝転がっている様子を見るに、この数時間ですっかり馴染んだらしい。

 

「………。」

 

 くつろぐ圭と自慢げな早川を前にして思案顔になる凪原。

 正直に言えば、早川の言葉通り凪原達はここしばらくの間人手不足に悩んでいた。

 荒事要員が凪原、照山、胡桃の3人では武闘派への備えるだけで精一杯であり、情報収集などは遅々として進んでいなのである。

 

 しかしだからといって、早川達が来たからそれらの問題が解消されて万々歳、というわけでもない。それはそれで問題があるのだ。

 照山も凪原と同じ懸念を抱いたようで、難しそうな顔をして口を開いた。

 

「いや、実際人手が増えるのはありがたいんだけどよ。お前と祠堂さんが来ちまって拠点(放送局)の方は大丈夫なのか?」

「たしかに。あと、圭は実力的に平気なのか?こっちだと普通に対人戦になる可能性があるけど」

 

 彼等が感じている懸念は2つ、早川と圭が来たことで戦力バランスが大きく偏ってしまうこと、そして圭の戦闘能力への不安である。

 

 前者はつまり、学園生活部の純戦闘員(凪原、胡桃、照山、早川)が大学に集まることで放送局の防衛力が低下してしまうことを示している。

 可能性は低いものの、もし放送局が襲撃されたら厳しい状況になるだろう。

 

 後者は圭個人に関する問題だ。

 多少落ち着いているとはいえ学園生活部と武闘派とは敵対一歩手前の状態であり、実際キャンピングカーをめぐっては凪原と胡桃が対人戦に至っている。

 照山の方でも小競り合い(本人談)が何度か起こっているらしい。

 

 武闘派の技量はそれほど高くはないが、その分予測がしにくい上に容赦がない。生半可な技量では攻撃を躊躇っている間に制圧されかねないのだ。

 まして、圭は文句なしに美少女である。というか学園生活部の女子は皆美人、美少女ぞろいだ

 対して武闘派は構成員のほとんどが男、考えたくはないが()()()()()()()への不安もある。

 

 以上のことから増援の到着を素直に喜べない凪原達だったが、当の2人は特に気に留めていないようだった。

 

「あーそれなら大丈夫っすよー。ここ最近で早先輩に集中的に鍛えられたし」

「けーくんにはこの前実戦経験積ませたからね。それに残ってる子達も皆咲ちゃん'sブートキャンプをクリアさせたから問題ないわ。もしなんかあってもうちらが戻るまでは持つと思うわよ」

「「ちょっと待て」」

 

 早川(副会長)の発言内容に思わず待ったをかける凪原(会長)照山(庶務)

 彼女がすっ飛んだことを言い始めるのはいつものことだが、ツッコミどころが満載のため指摘せざるを得ない。

 

「ん?」

「いや、ん?、じゃねえよ。なんだそのふざけたネーミングのブートキャンプは」

「あと実戦ってなんだ、まさか対人戦をもうやらせたとか言うんじゃないだろうな。さあ何やったのかキリキリ吐け」

「相変わらず美人の扱いがなってないわね、あんた達は」

 

 かわいらしく小首をかしげて見せた早川だが、それで騙されるのは彼女の内面を知らない者だけだ。

 生徒会仲間だった彼等がそれを知らないはずもなく、そのまま問い詰めれば彼女は肩をすくめてから口を開いた。

 

「なんだもなにも、ほぼ言葉通りよ。残ってた子達に戦闘スキルを徹底的にたたき込んだだけよ。レベルとしてはその辺を散歩するくらいはできて、個人差有るけど暴漢相手は1対1なら制圧可能で1対2でギリ逃げられるくらいかしらね。ただ飛び道具相手は訓練させてないわ、危ないし」

「おっまえ、何勝手に――「勝手に、何よ?」」

 

 こともなげに言う早川に文句を言おうとした凪原だったが、言い切る前に遮られる。

 

「むしろ頼まれたわよ、自分達も強くしてくれってね。ナギはある程度の稽古は付けてくれたけどそれ以上は教えてくれないからとも言ってたわ。何、あんたはあの子等の親で、籠の鳥にでもするつもりだったの?」

「いや、そういう訳じゃ…」

 

 早川の言葉に声を詰まらせる凪原。

 確かに胡桃以外のメンツの戦闘訓練はあまり積極的にしてこなかったが、決して籠の鳥にしようなどとは考えていたわけではない。あくまで彼女等の安全を思ってのことだ。

 しかし、見ようによっては自分の態度は今早川が言ったように見えたのかもしれない。

 そんな凪原の内心を察したようで、早川も表情を和らげる。

 

「まぁあの子等もアンタのその辺の考えはちゃんと分ってたわよ?本気で自分達を守ろうとしてくれてるって。ただ、もしもの時にアンタが休む間の時間稼ぎくらいはできるようになりたいんだって。ほんとにいい子達よね」

「…………ああ、俺よりずっとできた子達だよ」

 

 慕われてるじゃない、とほほ笑む早川に凪原は脱力しながら答えた。

 どうやら学園生活部のメンバーは彼が思う以上に大人で、そして仲間思いだったようである。事あるごとにそれは実感していたが、まだまだ認識が甘かったようだ。

 それを確認させてくれた早川に凪原は素直に感謝することにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちなみにけーくんの初実戦はちょうど野盗がいたからそいつ等にしたわ。全員の手足を2,3本折ってから残った1人に助けてほしければこの子と戦えってけしかけたからかなりいい訓練になったと思うわよ」

「ほぼトラウマになってるんすけどあれ……」

「「やっぱお前バカだろ、その辺に正座しとけ」」

 

 訂正、やはり早川は早川だったようだ。

 

 

 

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「えーっとひと段落ついたっぽし、ちょっといい?」

「うん?どうしたアキ?」

 

 小さく手を挙げながら言ってきた晶に凪原達の視線が集まる。

 

「いや~、どうしたっていうかなんていうかね…」

 

 頬をかきながら妙に困ったような笑みを浮かべる彼女だが、何を言わんとしているか全く予想できていない凪原達を見て仕方なく続きを口にする。

 

「さっきからサキとケイは話してるけどさ――」

 

 一息、

 

「――増援で来たのってもう1人いたよね」

「「「?」」」

 

 言いながら晶が指さした方へ顔を向ける面々。

 そこでは―――

 

「私、先生なのに……、真面目な話に全然入っていけません。生徒会担当だった時もこうだったし………先生としてダメダメです」

「佐倉先生は悪くない…、なぎ達が相手ならそれが普通」

 

―――増援で来た最後の1人、慈が比嘉子に慰められながら落ち込んでいた。

 

 部屋の隅で膝を抱えながら床にのの字を書いている彼女からは、これでもかと言わんばかりに負のオーラが放たれている。

 

「あ、そういえばめぐねえも一緒に来てたんだったわ」

「まじか、そういうことは先に言えよ。全然気づかなかったぞ」

「めぐねえ影薄いところがあるからなぁ、ハヤみたいに無駄にキャラが濃いのと並ぶとそれが顕著に出るし」

「ちょっとテル、誰のキャラが濃いって?」

「逆に薄いとでも思ってんのかお前は?」

 

 自身に気付いた後も好き勝手なことを言い合う凪原達(元生徒)に、慈の精神が限界に達した。

 

「もう……もう、私なんてひっそりと幽霊になって、誰にも気付かれずに皆さんの周りをフヨフヨ漂ってるのがお似合いなんですぅッ」

「「「めぐねえぇぇっ!!?」」」

 

 どういう原理か、トレードマークである紫のワンピースごと体が透け始めた慈に、31期生徒会総出で慰めることになった。




この後めちゃくちゃ慰めたおかげでめぐねえはなんとか現世に踏みとどまりました。
めぐねえ幽霊ルートなんてなかった、いいね?


考察回にする予定でしたが、なんか一緒に寝た後にお話しする回になりました。予定は未定、ままならぬものです。


それじゃ本日の雑談
・大学内の自室
本文中通り、凪原と照山は宿直室を使っています。穏健派のメンバーについては、昼間いるのとは別の部屋の一つを寝室として利用中、ベットとかは部室棟とかどっかの研究室から運び込んできたことにしてます。原作では1人1部屋っぽいので微妙に原作乖離です。

・本日の凪原
仮に胡桃が彼女じゃなかったら3アウトの後通報、逮捕、即決裁判を経て死刑

・咲ちゃん'sブートキャンプ
身体能力の向上と白兵戦スキル獲得を目的とした咲鬼軍曹による戦闘訓練。ただし実技だけでなく座学もある。平時においてゾンビアポカリプスへの備えをほぼ完璧にしてみせた(1-8,9)彼女の知識が叩き込まれます。
最後まで修了すれば世紀末一般ヒャッハー程度なら軽く捻れるようになりますが、そこまで行ってるのは現状圭のみです。

・めぐねえ
久しぶりに登場したと思ったら元担当生徒達にスルーされていじけてしまいました。本作の彼女は基本こんな感じです。


次あたりから7章の後半戦が始まっていきますよー。


それではまた次回!

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