〜博麗神社〜
魔理沙「アハハハ!!何やってるんだか、霊夢は」
霊夢「う、うるさいわよ魔理沙!『宴会に使う食材集めをするから手伝って』ってソラが言うから手伝ったのにこの仕打ちはないじゃないの!」
魔理沙と呼ばれた魔女服を着た少女は面白そうそうに笑い、霊夢と呼ばれた赤い巫女服を着た少女は、面白くなさそうに答えた
ソラ「バーカ、ヤシの実は結構硬いからかなり痛いんだよ。他の奴なら頭にぶつけた時点で死んでんだよ。むしろこれくらいですんでありがたいと思え」
そしてソラと呼ばれた少年は霊夢を睨みながらヤシの実がぶつかった頭を痛そうにしながら触った
ここは幻想郷
世界から忘れられた者
失われた者
そして幻想郷に選ばれた者が集う世界
この世界に俺が来たのは今から1年半前
まだ俺が13歳の頃だった
ある日の偶然で俺はこの世界に来た
そしてこの世界に住むようになった
この世界には、人間以外に妖怪や妖精、亡霊や吸血鬼など、俺がかつて居た世界には存在してなかった者たちがいた
最初はこの世界から出て、元いた世界に戻ろうかと思ったが、この世界が気に入ってここに留まることにした
けどいつかはこの世界から出て、やらなきゃいけない事をするつもりだ
この世界に住み始めて1年半
多くの妖怪、妖精、亡霊、鬼、賢者、とにかく多くの猛者たちと戦った
今では俺は幻想郷でも有数の実力者に数えられている
そしてその戦った多くの猛者達のほとんどと友達になった
これからも俺は友達を作り続け、もっと強くなるつもりだ
命のかけない程度の戦いを楽しむ為に
負けない為に
そして
この世界で出来た『友達』たちを守る為に
〜博麗神社〜 宴会の間 〔夜〕
今日は博麗神社で二ヶ月に1回ある妖怪や人間達の宴会がある
なお参加者は皆俺の友達だ
俺は今、ブンブン丸新聞と言う新聞を発行している天狗射命丸文と話をしている
文「いやあ、ソラさん。あなたもこの世界に住み始めてそれなりになりますね」
ソラ「ああ、お前がインチキ新聞ばかり作ったりして1回霊夢と一緒にお前の新聞社を襲撃した事があったな」
文「ウッ…あの時の事を言わないで下さいよ…あれのせいで私達、かなりトラウマになったんですからね。椛なんてあれのせいでしばらく能力であなたや霊夢さんが見えた時すぐに逃げ出すようになるし、はたてなんて二週間家に引きこもってしまうほどだったんですよ」
ソラ「それはお前達が悪いだろ、いや正確にはお前だけどな、椛達はお前に付き合わされた被害者だからな」
文「ウッ…あの一件に懲りてデタラメ記事は載せないようにしてるじゃないですか」
ソラ「それは俺がお前のところの新聞をとるようになったからだろ。お前の監視をかねてとるようにしてること、忘れるんじゃないぞ」
文「……こんなに嬉しくない読者は他にいませんよ」
ソラ「どういたしまして、それにしても」
俺は周りを見た
周りで酒飲んで料理食って騒いでる妖怪、妖精、亡霊、鬼、吸血鬼、人間は皆俺の友達だが
ソラ「……参加者は皆異変を起こした時に俺や霊夢、魔理沙が倒したやつばかりだな。もし今こいつらが俺に襲いかかったら、流石にやばいかもな」
???「あら、ずいぶんと弱気な事を言うのね。『幻想郷最強』の名が泣くわよ」
俺は声をかけられて後ろを振り返った
ソラ「…だってそうだろ、今この場にいるのは幻想郷でも最高クラスの強さを持つ奴らばかりだからな、その筆頭にたってるお前も含めてな、紫」
幻想郷創造に携わった人物の一人であり、賢者とも呼ぼれている大妖怪八雲紫は、持ってた盃の中の酒を飲むと
紫「あら、あなたならこの場の全員を倒せる位強いんじゃないの?人間が、鬼や妖怪、はては神と戦って勝つなんて、幻想郷の長い歴史を見ても、博麗の巫女以外だとあなたや魔理沙が始めてよ、強さと言う意味では中々豊作よ。」
俺にほのめかすように言った
ソラ「そうなのか?だが別に俺は最強を名乗ったことはねえよ。異変起こした元凶を叩いたり、勝負を挑んできた妖怪やらと戦ったらいつの間にかそう言われるようになっただけだ」
紫「そう…それはそうとソラ、霊夢は今どこまでいったかしら」
ソラ「うん?そうだな、強さ自体は始めてあった時より強くはなったが、まだまだ俺には程遠いな。けどあいつは伸びるぞ。修行すれば、俺を超えられる位素質があるのに、怠けぐせがあるから全く修行しようとしないからな」
紫「はあ〜そんなことじゃあ、いつまた大きな異変が起きても、同仕様もなくなるわね。いくらソラや元異変の首謀者達が居るからといって」
ソラ「まあ、そうなったらそうなったで、どうにかするわ」
俺はそう言って宴会の間を後にした
紫「……キーブレードに選ばれし勇者、あなたがこの先この幻想郷にもたらすものは善か悪…どうなるか見極めさせてもらうわ…幻想郷の管理者として…」
俺は神社の屋根の上に登ってきた
そこには
ソラ「こんな所にいたのか、霊夢」
霊夢「ソラ……ちょっと風に当たりにね。それよりさっきレミリア達が来たわよ。咲夜とはまだ会ってないの?」
ソラ「あいつら来てるのか……と噂すれば」
後ろに気配を感じて振り返ったそこには
メイド服を来た銀髪の女性が立っていた
咲夜「こんばんはソラ、霊夢」
霊夢「こんばんは咲夜」
ソラ「おう、ちょうど霊夢とお前ら紅魔館組の話してた所だ」
咲夜「そう…隣、座るわよ」
そう言うと咲夜は俺の隣に座った
そして俺達は神社の屋根から見える幻想郷の景色を楽しんでいた
ここは俺の中では幻想郷を一望できる秘蔵スポットに数えられている
ソラ「こうしていると昔を思い出すな、咲夜」
・・・・・・・
咲夜「そうね、まだ私達が幻想郷に来る前の、あの世界での景色を」
霊夢「……なんか私…邪魔になってないかしら?私、この場にいない方がいいんじゃないかしら?」
ソラ「邪魔じゃねえよ。お前もここにいろ」
と、霊夢にここに居座るように言った
ソラ「……だいぶ馴染んだんじゃないか?レミリア達も、咲夜も」
咲夜「ええ、お嬢様が引き起こしたあの異変からもう1年経つのね。まさか、ソラがこの世界に来てるなんて、思いもしなかったわ」
ソラ「それはこっちのセリフだ。お前達とバラバラになって1年、他の世界から来た奴の中に咲夜がいるとは、俺も思わなかった。しかも、なんか従者になってるし、メイド長になってるし、昔一緒にいた頃とは想像もつかない姿になって、正直…再会した事よりそっちの方に驚いたぞ俺」
咲夜「フフッ…お互い、奇妙な縁があるわね」
ソラ「そうだな」
霊夢「……やっぱり、お邪魔なんじゃないかしら私…下に降りてお酒取ってくるつもりだけど、ふたりも飲むでしょ?」
ソラ「悪いな…頼む」
霊夢が下に降りていったのを見届け
俺達は、景色を黙って見続けた
咲夜「……」
ソラ「……」
しばらく沈黙が続いた
・・
咲夜「……いつになったら、また3人…揃うのかしらね」
と、寂しそうに咲夜が言った
ソラ「……ああ」
俺は目を瞑った
ソラ「ほら、あそこまで競争だ!」
???「ああ、今日は俺が勝つ!」
咲夜「待ってふたりとも!」
俺の脳裏に、3人の子供の姿が浮かんでいる
1人はツンツン頭で明るい顔をして走る少年
1人は銀髪で、ふたりの少年を追いかける少女
そして1人は子供だが、どこか大人びている少年
その3人は、孤島の浜辺を走り周っている
ソラ「アハハハハ!」
???「ハハハハハハ!」
咲夜「フフフフフ!」
ソラ「……ほんと……お前はいったい…どこにいるんだ
リク」
まず遅くなって申し訳ございません。他の投稿を優先して全く投稿しませんでした。これからちょくちょくやっていきます。そして今作は、原作に沿いながらオリジナルをどんどん挟んで行きます。
とりあえずこの小説でのソラは原作とはかなり違います。原作ソラが好きな方はごめんなさい