戦姫絶唱しそうで絶唱しない少し絶唱するシンフォギア(ついったまとめ) 作:アザナフタレン
原作:戦姫絶唱シンフォギア
タグ:立花響 風鳴翼 雪音クリス マリア・カデンツァヴナ・イヴ 月読調 暁切歌 小日向未来 天羽奏 風鳴弦十郎 緒川慎次 友里あおい 藤尭朔也 エルフナイン
気づいたらこんなに垂れ流していました。
お気に召すものがあれば幸いです。
【1.こそばゆいどころじゃない】
響「マリアさんって私の呼び方安定しないですよね。『君』とか、『お前』とか」
マ「何て呼んでほしいのよ」
響「私的にはストレートに『響』ですかね」
マ「なんか今更こそばゆいわね」
響「じゃあ思い切って『ビッキー』でいってみます?」
マ「……『響』って呼んでいいかしら」
【2.いずれにせよ】
切「『恋が順調』だなんて初耳デスよ…」
調「待って切ちゃん。よく考えたら『レバー操作は単純』ってだけで順調とは言ってないよ」
切「じゃあ恋のレバー操作って?」
調「手玉にとるみたいな意味かな?」
切「マリアは最終的には手玉にとられる側な気がするのデス…」
調「確かに…」
【3.パパさんママさん】
翼「私のために怒ってくれたのは嬉しいが、『パパさん』とはまた珍妙な」
マ「咄嗟だったから仕方ないでしょう」
翼「ちなみに母親だとどうなる?」
マ「『ママさん』かしら?」
翼「バレーボール感が出てしまうな」
マ「日本語って不思議ね…」
【4.そういう人だった】
ク「なあマリア、前から気になってたんけど」
マ「何よ」
ク「何であたしらのギアだけ、胸元開いてるんだ?」
マ「それは……他の人より大きいからかしら?」
ク「見せつけてるみたいじゃねえか! てか隠せるだろこれくらい!」
マ「設計者の趣味なんじゃない?」
ク「あーフィーネか……」
マ「妙に納得した表情ね」
【5.あまり気にしてなかった】
マ「そういえば翼の私服ってどこで買っているの?」
翼「自分で買ったものはあまりないな。気がついたら部屋に用意されていることが多い」
マ「それって緒川さんが用意してるんじゃないかしら……」
翼「恐らくそうだ」
マ「……もしかして、下着も?」
翼「……」
マ「目を背けるな」
【6.妄想が捗る】
切「そういえば緒川さんの私服って見たことないデス」
調「いつもスーツだね」
切「……意外とチャラチャラホスト系かもデスよ?」
調「それは……見てみたいかも」
切「『敏腕マネージャーの裏の顔!歌舞伎町のドンペリキングに密着24時!』みたいな」
調「録画待ったなし」
【7.遠回しに】
切「藤尭さんご飯ちゃんと食べてます?前に担いだとき軽かったデスよ?」
藤「そりゃシンフォギア纏ってたらね……自炊するくらいにはしっかり食べてるよ」
切「マジデスか!?今度食べてみたいデス!一人暮らしの男飯は美味いと相場が決まってるのデス!」
藤(あれ、何か不名誉な期待されてない……?)
【8.切ちゃんは見た】
ク「ヘリの操縦なんてどこで習得したんだ?」
マ「FISの教育プログラムにあったのよ」
ク「にしてもすげえ上手かったよな。プロ顔負けじゃねえか」
マ「ま、まあそれなりに練習したもの」
切(本当はストレス発散で運転しまくってたってのは黙っておくのデス……)
【9.味は悪くなかったですよ?】
マ「はいこれ、バレンタインのチョコレート」
緒「わざわざありがとうございます」
翼「む、マリアはチョコを渡すのか」
マ「あら、翼は渡してないの?」
翼「私はあまり習慣が無くてな」
緒「翼さんが小さい頃は失敗したチョコをよく頂きましたね」
翼「緒川さん!?」
マ(可愛い)
【10.でもちょっと気持ちいい】
マ「クリスの得意技のアーマーパージ、いざというときに役立ちそうね。私も習得できるかしら」
ク「別に得意技じゃないんだけど……てか使った後ぽんぽんすーだけどいいのか?」
マ「インナーだけ残したりできないの?」
ク「いや、それだと何かスッキリしないっていうか……」
マ「え、そこ?」
【11.大喝采でした】
緒「またイギリスのテレビ局からオファーが来てますよ」
翼「……変なバラエティやカニ漁ならもう結構です」
緒「いえ、今回はちゃんと歌番組です」
翼「ほう、それなら……」
緒「仮装しながら歌う番組のようでして、翼さんにはぜひ日本のアニメキャラを、とのことで――」
翼「やっぱり色物じゃないですか!」
【12.欲しかった装備】
奏「ギアをもっとカッコよくしたいって了子さんに頼んだけどダメだった……」
翼「何をお願いしたの?」
奏「マント」
翼「良い!」
奏「だよな!あとマフラーも主人公っぽいと思ったんだけど――」
翼「絶対似合うよ!」
奏「くそー、ギアがもっと融通利けば……」
翼「二人共ずるいぞ」
響、マ「???」
【13.防人も見た】
響「いつもスーツですけど戦うとき動き辛くないですか?」
緒「伸縮性のある素材なので問題ありませんよ」
響「そうなんですか?ではちょっと失礼して……おおっすごい伸びますね!太ももの辺りとか特に!」
緒「響さん、あまり触られるとくすぐったいので……」
翼(た、立花が緒川さんにセクハラを!?)
【14.お腹を冷やしたら大変】
八「先日の翼のライブ衣装だが」
緒「はい」
八「ヘソ出しはいかんだろう」
緒「承知しました」
緒「というわけでヘソ出しは極力避けましょう」
翼「……露出が多いということですか?」
緒「なんでも『冷えて腹を下しかねん』とのことで」
翼「お父様……」
【15.キャロルも見た(金ローで)】
キャ「お前にはシャトー建造の労役に就いてもらう」
エル「わかりました。でもこれ、お城にする必要あるんですか?」
キャ「お前が気にする必要はない」
エル「でも機能を重視すると……」
キャ「うるさい!『天空の城』が良いんだ『天空の城』が!」
【16.流石にハズい】
弦「どうしたクリスくん、遅れているぞ!」
ク「……この標高は……登山訓練って……レベルじゃ……ないだろ……」
弦「むぅ、仕方ない頂上までは俺が負ぶって――」
ク「いっ、いや遠慮しとく!自分で登る!」
弦「おお、まだイケるじゃないか」
【17.そういえば】
切「雛祭りって何デス?」
調「女子の健やかな成長を祈る行事らしいよ」
切「なるほど!私等もやるデース!」
調「でも雛人形なんて持ってないし……」
翼「私の実家にあるぞ」
切「ホントデスか!?」
翼「ああ、しかも七段だ」
切「すごいデス!」
マ(忘れがちだけど、そういや御嬢様だったわね……)
【18.知らない言葉】
切「調の料理は美味しいけど、ちょっと怖いのデス……」
ク「どういうことだよ」
切「いつも『おさんどん……おさんどん……』と謎の呪文が聞こえるんデスよ…」
ク「は?いやそれは――」
切「肉を切る時も、鍋を混ぜる時も、皿洗いでも……『おさんどん』とは一体……」
ク(教えてもいいけど面白いから黙っておこう)
【19.逃げちゃ駄目だ】
八「慎次、先日伝えた件だが――」
弦「緒川、例の任務だが――」
翼「緒川さん、次のライブですが――」
マ「……」
マ「何で翼が一番余所余所しいのよ」
翼「何でと言われても……」
マ「あら、そのうち私が『慎次さん』もしくは『慎次君』って呼び始めても良いのかしら?」
翼「『君』!?」
【20.神代のネーミングセンス】
奏「『LiNLER_model_K』って『Kanade』の『K』だったりするわけ?」
了「そうだけど、嫌だった?」
奏「嫌じゃないけどさぁ……他になんか無い?」
了「えー、じゃあ『奏ちゃん専用☆LiNLER』とか『LiNLER☆奏ちゃん
Model』とかどう?」
奏「『model_K』でお願いします」
【21.容疑者】
響「マリアさんがガングニールで槍を出す時ってどうやってたんです?」
マ「簡単よ、両腕のユニットをくっつけて――」
響「こうですか?」ガション
マ「そしたら勝手に射出され……ないわね」
響「あのーこっからどうすれば……?」
マ「……知らない」
響「」
ク(手錠かけられてるみてぇだ……)
【22.八紘兄貴もやってたぞ】
響「師匠と緒川さんって付き合い長いんですよね?」
弦「長いというか、産まれたときから知ってるぞ」
響「産まれたときから!マジですか!?」
緒「ええ、そう聞いてますね」
弦「おしめを替えてやったこともあるぞ」
響「おしめを!?マジですか!!?」
緒「それは初耳ですね……」
【23.そうならなくてよかった】
マ「セレナが適合したアガートラームって何の聖遺物なの?」
セ「マムが言うにはヌアザって神様の腕らしいけど…」
マ「腕ねぇ……どんなアームドギアかイマイチ想像しにくいわね」
セ「腕……武器……あっ、わかった!」
マ「何?」
セ「ロケットパンチ!」
マ「!?」
【24.闇取引】
翼「奏は、その……緒川さんと二人の時、何を話してるの?」
奏「おっ、なになに嫉妬か~?」
翼「そっ、そういうわけじゃなくて!単に気になって……」
奏「まあ大体翼の事かな」
翼「私?」
奏「あたしが翼の近況を話すと緒川さんから昔の翼のことを教えてもらえるんだ」
翼「私交換材料になってる!?」
【25.思い出の技】
エ「忍術は錬金術の観点からも興味深く、ぜひ解析したいのですが」
緒「構いませんよ。ではまず分身の術から」シュババ
エ「おおっ三人に!でも見ただけじゃわからないですね……あっ僕を抱えたままできますか?」
緒「一人ならなんとか」ヒョイッ
エ「「「うわあああ!」」」
翼(あれ昔やってもらったなぁ……)
【26.割と実用的です】
藤「緒川さんってお酒強いですよね」
緒「ちょっとしたコツがありまして」
藤「へえーどんなです?」
緒「アルコールを分解する忍術です」
藤「ちょっ、そんなのあるんですか!?」
緒「ははっ冗談ですよ」
藤「ですよねー……」
緒「コップの中のアルコールを揮発させる忍術ならありますが」
藤「!?」
【27.やめませんでした】
切「テレビで『細かすぎて伝わらないモノマネ』ってのがやってたのデスが」
藤「あれ面白いよなー」
切「あたしも今度忘年会で披露するデスよ」
藤「へぇ、どんな?」
切「『バルベルデで暁切歌に抱きつきながら女の子のような悲鳴をあげて落下する藤尭朔也』」
藤「それ結構伝わっちゃうからやめて!?」
【28.近距離ならOK】
ク「しかし遠隔でギアにコンバートシステムを確立できるとはな」
響「それ使ってWi-Fiとかできないのかな」
ク「バカ、無理に決まってるだろ」
響「だって通信制限が……」
エ「すみません、通信規格が違うので……」
ク「ほれみろ」
エ「Bluetoothなら付いてるんですが……」
ク「そっちはあるのかよ!?」
【29.もはや】
響「翼さんって普段食事はどうしてるんですか?」
翼「自宅と外食半々といったところだな」
未「翼さん、お料理するんですか?」
翼「……いや、緒川さんが」
響「えっ」
翼「も、申し訳ないとは思っているんだが、美味しくてつい……」
響(炊事、洗濯、掃除して帰るって……)
未(もはや通い妻では……?)
【29.翼パイセン】
響「友里さんって翼さんに対して時々敬語になりますよね」
友「あー、昔の名残かしら。所属してたのは翼さんの方が先だったから」
響「年下の先輩ってやつですか」
友「そうそう。翼さん、『先輩』って呼ぶと嬉し恥ずかしって感じの顔して可愛かったのよー」
響「ちょっと『先輩』って呼んできます!」
【30.モリトーーーク】
マ「この前トーク番組に出たのだけれど、ああいうずっと座ってなきゃいけないのってどうも苦手ね」
翼「そうか?私が出る番組は皆急に立ち上がってツッコんだり、ズッコケたりしているぞ」
マ「……それバラエティ番組じゃない?」
翼「私も隣で彼らの動きについていくのがやっとでな」
マ「しかも雛壇側?」
【31.何かが憑依してる】
翼「十代の終わりが近いのは寂しいが、飲酒ができるようなるのは楽しみだ」
マ「S.O.N.G.でも偶に飲み会やってるけど、普段と違う一面が見れるわね」
翼「例えば?」
マ「藤尭さんは司令に絡むし、友里さんはテンション高いし」
友「マリアさんが『てへペろ』したりね」
マ「えっ、嘘?嘘よね!?」
友「……覚えてないの?」
翼(楽しそうだ)
【32.ご家庭の事情】
切「三者面談デスか……」
調「誰を呼べばいいんだろ」
マ「私が行くわ」
調「マリアが来たら騒ぎになるかも……」
マ「変装していくから大丈夫よ」
切「でも二人分デスよ?」
マ「そうねぇ……」
調「『実は私と切ちゃんが姉妹だった』って設定で押し通せないかな?」
マ「それ私が問い詰められちゃうから……」
【33.そっちのが気になる】
友「最近結婚式多いのよねぇ……」
藤「ラッシュの年頃だしね」
友「藤尭君も多いの?」
藤「俺は殆ど欠席かな。式の雰囲気ってどうも苦手でさ」
友「ふーん、じゃあ私の結婚式があっても欠席?」
藤「それは出るよ」
友「……どうして?」
藤「友里さんの御眼鏡に適った旦那を見てみたい」
友「私は?」
【34.洗礼】
エ「便座の横の『おしり』って何なんでしょうか?」
友「あれは用を足した後にお尻を洗浄する機能よ」
エ「そんなものが!?興味深いので試してきます!」
友「あっ最初は慣れないかも――って行っちゃった…」
弦「さっき女子トイレから『ほあぁぁっ!?』という悲鳴が聞こえたが」
友「やっぱり……」
【35.男ウケは良かった】
エル「僕も不完全な躯体みたいだけど具体的にはどのあたりが……?」
キャ「右目下のホクロがないだろう」
エル「それだけ?」
キャ「泣きボクロの威力を舐めるな。大人になったときの艶やかさがまるで違う」
エル「それ役に立ったことあるの?」
キャ「……焼却したから覚えてない」
エル(えぇ……)
【36.思わず】
幼翼「お父様、この『唇になんてことするの?』という歌詞は一体何をされたのでしょうか?」
八「……慎次に聞きなさい」
緒(!?)
幼翼「緒川さ……あれ?緒川さんの代わりに丸太が……?」
八(!?)
【37.絶対言わない】
響「うわー!高校生の友里さんかわいい!」
友「ありがと。でもそんな昔の写真、携帯に残ってると思わなかったわ」
響「藤尭さんにも見せたらきっとイチコロですよ!」
友「昔の私に惚れられても困るんだけど……」
響「じゃあ『今の方がカワイイよ』の方がいいですか?」
友「……それはそれで何かイヤ」
【38.不穏分子】
響「『どこまでなら緒川さんに洗濯を任せられるか』というアンケートをS.O.N.G.女性陣に取ってみました」
翼「何をしてるんだ立花……」
響「『上着まで』が70%、『下着まで』が25%で……」
翼「い、意外と『下着まで』が多いな ……残りの5%は何だ?」
響「『身体もOK』だそうです」
翼「!!?」
【39.CV.宮野っぽい】
マ「サングラスは調査部の必需品と思っていたのだけれど、緒川さんは掛けないの?」
緒「掛けたことはあるのですが、翼さんの反応が芳しくなかったもので」
マ「あら、どうして?」
緒「『詐欺師みたいです』と笑われてしまって……」
マ「……ちょっと掛けてもらっていいかしら」
緒「遠慮しておきます」
【40.常連客】
響「病院食ってどうして味気ないのかなぁ」
調「わかります」
マ「種類も増やせないのかしら」
切「入院中退屈なのもいただけないのデス」
翼「皆言いたいことは分かるが休養のためだ。致し方あるまい」
響「あっごめんねクリスちゃん、私達だけ入院トークしちゃって」
ク「いやお前ら入院しすぎだろ」
【41.3話のアレ】
切「それじゃマリア、安静にしてるデスよー」
響「また来ますね」
マ「ええ、またね」
緒「……」
翼「……」
マ(二人にしてあげようかしら……)
マ「あー、私飲み物でも買ってくるわね」
緒「それなら僕が買ってきますよ」
マ「……私、自分で買った飲み物しか飲めない体質なのよ」
緒「えぇ……」
【42.接近禁止令】
響「エルフナインちゃんもキャロルちゃんみたいに色々大っきくなるのかな?」
ク「しっかし大分デカかったぞあれ」
マ「少なくとも私よりは背丈があったわね…」
切「しかもボン・キュ・ボン!の極みみたいな体型だったデス」
友「とりあえず藤尭君には近づけないようにしましょう」
藤「何で!?」
【43.ジェネレーションギャップ・イズ・フィルド・イン】
切「司令は何でネクタイ胸ポケットに入れてるデスか?」
弦「俺が若い頃には流行ったんだが…お前ら、知らないか?」
藤「俺ら世代では無かったですね」
友「私も覚えてないです」
弦「そうか…」
ク「……」
響「あれ?クリスちゃん今日ネクタイ師匠とお揃いだね」
ク「む、昔は流行ってたんだよ!」
【44.伝言ゲーム】
緒「その気になれば水だけで1週間は活動できますよ」
翼「ほう、流石……」
翼「緒川さんくらいになると水だけで暫くは問題ないそうだ」
響「へぇ?」
響「緒川さんって──」
切「デース……」
……
藤「緒川さん、忍術で光合成できるってマジですか?」
緒「ん?どこでそうなりました?」
【45.切ちゃんはまた見た】
響「あ”あ”~」
未「もう、行儀悪いから止めなさい」
響「えー扇風機あるとやりたくならない?」
マ(へぇ面白いわね……)
マ(周りに誰も居ないし、ちょっとだけ……)
マ「あ”あ”~」
切「!?」
切「マリアが扇風機に向かって変な声で叫んでたのデス……」
調「やっぱり疲れているのかなぁ」
【46.いつまでも】
弦「ほれ、誕生日プレゼントだ」
奏「おっ毎年悪いね……ってこれ酒じゃんか!」
弦「前に俺と飲んでみたいと言ってただろう。だが未成年の飲酒はマズい」
奏「つまり?」
弦「これは奏君が成人するまで俺が預かっておく」
奏「……忘れて勝手に飲んだりするなよ?」
弦「ああ、忘れてないさ。今でもな」
【47.コアな人気】
マ「翼の部屋、ゲームもあるのね」
翼「昔はお父様と遊んだものだ。お気に入りだったのはこの『防人の野望』だな」
マ「……何それ」
翼「知らないのか?」
マ「知らないわよ……どんなゲーム?」
翼「夷狄から国を守護しながら天下統一を目指すゲームだ」
マ「防人が天下取っちゃダメじゃないかしら……」
【48.テメーは駄目だ】
緒「そろそろ行きましょうか、翼しゃん。あっ……」
翼「ふふっ、珍しいですね噛むなんて」
緒「これはお恥ずかしい……」
弦「おっいい所に、クリスきゅん。あっ……」
ク「ぷっ、おっさんが『きゅん』って」ゲラゲラ
弦「むぅ……」
藤「そういえば友里しゃん、……あっ」
友「は?」
藤「えっ何この差」
【49.マリアさんがみてる】
マ「翼ってお嬢様感ないわね」
翼「心外だな。というかお嬢様らしさとは何だ」
マ「『ごきげんよう』とか『タイが曲がっていてよ』とか」
翼「何だそれは……」
マ「ちょっとやってみて」
翼「『ごきげんよう』」キリッ
マ「何か違うのよねぇ」
翼「『貴様、タイが曲がっているぞ』」
マ「もはや別物」
【50.月イチ開催】
響「ギャップが…」
未「歌声も…」
調「良い…」
マ「あら、何の集まり?」
響「風鳴翼ファンクラブinS.O.N.G.の会合です!」
マ「えぇ…?」
未「調ちゃんも入ったんですよ」
調「新参者ですが」
マ「本人近くにいるのに…」
緒「おや、皆さんお揃いですね」
響「あっ『名誉顧問』!」
マ「!?」
【51.郷には従うタイプ】
藤「俺、翼さんのライブ初めてかも」
友「私も。えーと、関係者席は確かこの辺……あっ」
八「む……」
藤「……お隣失礼します」
友「よく来られるんですか?」
八「いや初めてだ。翼がチケットをくれたのでな」
友「翼さんもきっと喜んでますよ」
八「だといいが……」
藤(いい話なのにこの人がライブT着てるのが面白すぎる)
【52.黄金錬成(ATM)】
ア「さて食事にでも行こうか。折角日本に来たんだから」
カ「やったぁ!局長のオゴリ!」
プ「寿司、天ぷら、焼肉。選り取りみどりなワケダ」
ア「……奢りとは言ってないけどね、一言も」
サ「局長、ここでその台詞はダサいかと。あ、私は鰻でお願いします」
ア「世知辛いものだね、上司というのは……」
【53.人選ミス】
ク「んで、θ=30°のときのsinθが……」
調「よく分からない…」
切「もっと詳しい人に教わった方がいいかもデス」
藤「sinθの逆関数がArcsinθっていうんだけどその微分が……」
切「」
調「」
切「クリス先輩を疑ったあたし達が悪かったデス……」
調「すみませんでした……」
ク「お、おう……どうした?」
【54.見せたくないんです】
緒「ドッキリ番組のオファーが来てますね」
翼「どんな内容です?」
緒「『風鳴翼が突然キャピキャピ系アイドルにキャラ変したら』」
翼「えぇ……面白いですか?それ」
緒「需要はあるかと」
翼「……緒川さんは見たいですか?」
緒「あまり他の人には見せたくないですね」
翼「……では止めておきます」
【54-2.予想以上の破壊力です】
緒「ちなみに台詞例はこちらです」
翼「……丁度マネージャーへの台詞がありますね」
緒「試しにやってみます?」
翼「げ、芸の肥しに少しだけ……」
翼「『あっ緒川さんやっと来たぁ、もー遅刻しちゃダメですよぅ?』」
翼「……やはりやめておきましょう」
緒「えぇ、僕の心臓にも良くなさそうなので……」
【55.なりたい姿】
マ「子供時分に見た22歳ってもっと大人だった気がするわね」
切「あたしから見たら充分大人デスよ」
マ「そう見えてるなら良いけれど、あと数年で緒川さんみたいなエージェントになれる気がしないのよねぇ」
切「分身デスか……」
調「水面も走れるようにならないと……」
マ「そういうことじゃなくて」
【56.幸せ】
マ「こんなに沢山プレゼント貰ったの初めて!」
調「よかったね、マリア」
切「さっきマリアの部屋に行ったらTシャツ着てサングラスとヘッドホン付けて麦わら帽子被ってバッグ持ってコーヒーミル回しながら映画見ててわけわかんないことになってたデス」
調「貰ったプレゼント全部使ってるんだ……」
【57.ごまかしきれなかった】
友「あ”ー」
藤「また合コン失敗?」
友「お察しの通り??この際同業者でもいいからイイ人居ないかしら……」
藤「あー、一応居るかな」
友「どんな人?」
藤「高学歴で仕事が早くて料理が上手くて割と高身長で――」
友「いいじゃない!どこの部署の人?」
藤(やっべ冗談で俺の事話してたとは言えねえ……)
【58.すごいおとこ】
緒「新曲、良い感じですね」
翼「えぇ。あの上松という方、作詞も作曲もこなすとはかなりの手練れです」
緒「先日の打ち合わせも熱心にお話を聞いてましたね」
翼「音楽への姿勢は見習うべき点が多々ありました」
緒「全裸で作曲しているのは驚きましたけどね」
翼「それは思い出させないで下さい……」
【59.欲しかった】
響「クリスちゃんの誕生日プレゼントどうしよっか?」
未「クリスの好きな物……」
響「うたずきんのグッズとかどうかな?なりきりセットとか!」
未「流石に子供っぽすぎるんじゃない?」
響「というわけでその手袋になったんだ」
ク「別にそっちでも……い、いやなんでもない!」
未「?」
【60.買っちゃった】
調「クリス先輩は今年の勝ち抜きステージ出ないんですか?」
ク「去年出たし、今年はいいだろ……」
切「えーあれで出ればいいじゃないデスか、うたずきん」
響「そうだよクリスちゃん。こないだ部屋に入った時ノリノリでコスプ……もがっ!?」
調「ああっ!響さんの顔に先輩のアイアンクローが!?」
【61.かなり気持ちいいんです】
藤「緒川さん、オフは何してるんです?」
緒「翼さんのマネジメントや鍛錬ですね」
藤「そういうのじゃなくて、もっとこう、趣味とか娯楽とか」
緒「そうですね……強いて挙げるなら運転でしょうか」
藤「おっドライブですか」
緒「私有地でドリフトしながら分身するのが結構爽快でして」
藤「???」
【62.本人次第】
切「先週みんなでディズニー行った時の写真デス!」
友「みんな耳のカチューシャしてかわいいわね」
切「友里さんは付けない派デス?」
友「この歳になるとどうも恥ずかしくて…」
切「そんなもんデスか」
マ「……」
マ「ねえ友里さん……あの耳って何歳までセーフかしら……?」
友「気にしてたのね……」
【62-2.藤尭ァ……】
友「私も昔は何とかつけてたんだけど……」
マ「あら、子供の頃の写真?ふふっ、この時も恥ずかしがってるのね」
藤「何の話?」
友「この歳にディズニーで耳付けられるかって話」
藤「そんなの好きにすれば…あ、その写真カワイイね」
友・マ「!?」
藤「友里さんに似てるけど、妹?」
友「……」
マ(この男は……)
【63.悪いよ】
未「……」
響「……」
マ「……」
緒「……」
翼「何をしているんだ?」
響「未来が影縫い掛けられてみたいって言うから……」
マ「通りかかった緒川さんに頼んだんだけど……」
未「んっ……///」
響「何かこう緊縛されてる感じが……」
マ「……扇情的ね」
翼「緒川さん…?」
緒「あっ僕が悪い感じですかこれ?」
【64.信じてたのに】
ク「車の教習所に行ってんだけどさ」
弦「ほう」
ク「来週卒検なんだけど、ドリフトとか壁走りはいつ教えてくれるんだろうな」
弦「いや普通は教わらんと思うぞ」
ク「えっマジで?」
弦「マジだ」
ク「映画でもよく見るしS.O.N.Gの皆もできるから習えるもんかと……」
弦(本気でガッカリしている……)
【65.お遣い】
キャ「……宅配ピザが食べたい」
ファ「どうやって配達してもらうんです?」
キャ「店頭受取でいいだろう」
ガリ「えーアタシ嫌ですよ外出るの」
キャ「ならばジャンケンだ。エルフナインも呼べ」
レイ「地味に巻き込んでいきますね……」
キャ「ミックスピザ3枚とコーラ4本……あ、クーポン使えます?」
【66.終始笑顔でした】
緒「ではこのオファーは受けるということで」
翼「……本当にいいんですか?」
緒「僕は構いませんよ」
翼「そこまで言うなら……」
…
響「『芸能人クイズバトル!』って番組知ってる?」
ク「あれだろ?罰ゲームをマネージャーが受けるっていう」
響「こないだ翼さんが出てて……」
ク「あっ……(察し)」
【67.マネージャーの優しさ】
緒「駄目です」
翼「どうしてもですか?」
緒「ええ、それだけは認められません」
翼「……わかりました」
…
マ「珍しいわね、緒川さんがあんな言い方するなんて」
翼「聞いていたのか。生放送で料理対決をする特番のオファーだったのだが……」
マ「……スタジオが燃えるわね」
翼「そこまで言うか」
【68.犠牲】
ク「体育祭って思ったより暇が多いな」
未「響の応援でも行く?」
ク「柄じゃねえなぁ……ん?なあ、お前の体操着、何か伸びてないか?」
未「あー……クリスに初めて会ったとき、私の体操着貸したでしょう?」
ク「ん?ああ」
未「あの後から胸のあたりが少しユルくなってて……」
ク「……何かスマン」
【69.GETBは余裕】
切「格ゲー難しいデス……」
調「波動拳すら出てないよ、切ちゃん」
切「こういうレバー操作、マリアは上手そうデス」
調「流石に運転とは違うんじゃ……」
――
マ「……」
藤「……ッあ”あ”負けた!?何で立ち状態から三回転コマ投げが出るんだ!!?」
マ「レバー操作なら何でもいける自分が怖い」
【70.おめでとう】
響「ブライダルフェアってドレスの試着もできるんだね」
ク「着てみたいのか?」
響「それよりも試食会の方が気になる」
ク「お前らしいな……大体あたしらが行っても冷やかしになるだろ」
響「興味無いの?」
ク「別に」
響「そう言ってるうちに婚期逃すかもよ?」
ク「……お前よりは早く結婚してやる」
【71.国防黙示録】
弦「藤尭も麻雀できるのか」
藤「結構自信ありますよ」
弦「ほう、なら今度うちでやるか!メンツは俺が集めておくぞ」
藤「いいですね。でも接待とかはしませんよー」
――
八「……弦、ロンだ。12000」
弦「ダマテン……だと……?」
斯「麻雀しながらの蕎麦ってのも意外と乙でな」
藤(何だこのメンツ……)
【72.疑わしくなってきた】
エル「こ、これが流しそうめん!?」
キャ(普通に食えばいいだろ……)
エル「また合う日までー♪」
キャ(どこで覚えたんだそんな古い歌……)
エル「お休みの日は脳領域の想い出を――」
キャ(いや休めよ俺の身体でもあるんだぞ……)
キャ「お前本当に俺のコピーか……?」
エル「?」
【73.騎乗】
翼「バイクメーカー数社からCMのオファーが来たんだが」
マ「へえ、よかったじゃない」
翼「しかし契約の都合上、一社しか選べなくてな……」
マ「あら残念。結局どれにしたの?」
翼「カワサキの『ニンジャ』だ」
マ「へぇ……」
翼「……深い意味はないぞ?」
マ「『ニンジャ』に乗る……翼……」
翼「おい」
【74.適合】
エ「Zzz……」
藤「あ、エルフナインちゃん寝てる」
友「そっとしておきましょ」
エ「うーん友里さん……」
友「あら、寝言?」
エ「まさかあなたも適合者だったなんて…」
藤「友里さん、夢の中だと装者みたいだね」
友「ちょっと気になるかも……」
エ「藤尭さん……絶唱してはだめです……」
藤「俺も!?」
【75.若く見える】
ア「悪くないね、日本のホテルも」
サ「局長、水を差すようで申し訳ないのですが」
ア「ん?」
サ「スタッフから『毎晩美女2人と女児を連れ込む変態』と噂されています」
ア「遺憾だね……それは……」
カ「悪目立ちしすぎないようにしないとねぇ」
プ「おい、『女児』ってどういうワケダ、おい」
【76.聞かれてたみたいです】
緒「こんな感じでどうでしょう」
調「おお……」
切「緒川さん、ヘアアレンジ超上手いデス!」
緒「昔、翼さんの髪をよくいじってたんですよ」
調「今はしないんですか?」
緒「ご自分でセットされてるので……」
……
翼「緒川さん。髪、お願いできますか?」
緒「おや、珍しいですね」
翼「……偶には」
【77.2ケツは青春です】
翼「緒川さん、今日は車じゃないんですか?」
緒「現場から直接だったんですよ。帰りは適当にタクシーでも捕まえます」
翼「……あの、たまには私が送りましょうか?」
緒「? ああ、なるほど。後ろは不慣れですが、折角なのでお言葉に甘えましょうか」
翼「あんまりしがみつかないで下さいね……?」
【78.送っちゃった】
ス「クリスからのメール、何故かうたずきんの格好したクリスの写真が添付されてて」
ソ「えぇ……」
ス「その後すぐ『間違えた、その写真は消してくれ』って言われたんだけど」
ソ「消したの?」
ス「いや、『何で?すごくかわいいのに』って返してから返信がないんだ……」
ソ「……そっとしておきなさい」
【79.藤尭も見た(金ローで)】
藤「ラピュタは何回観てもいい……」
エ「ラピュタって何です?」
藤「空から降ってきた女の子と天空の城を探す映画さ」
エ「天空の城……チフォージュシャトーみたいな感じでしょうか?」
藤「ちょっと違うかな……」
エ「女の子(キャロル)も降って来ますよ?」
藤「その人受け止めなくても大丈夫だから……」」
【80.黒に染まれ】
響「クリスちゃん、前私に『黒いの似合わないんだよ』って言ってたよね」
ク「聞こえてたのかよ……」
響「なので今日は黒コーデにしてみたんだけど、どう?」
ク「悪かないが……黒いの着こなしてる奴に聞いた方がいいんじゃねえか?」
響「緒川さんとか?」
ク「……あの人は『黒しか着ない人』だろ」
【81.不器用】
八「翼が歌手デビューするそうだな」
弦「ああ、奏君とユニットでな」
八「そうか。まあ好きにやらせておくといい」
弦「……祝ってやらなくていいのか?」
八「私が何を言っても、下手に萎縮させるだけだろう」
弦「相変わらず不器用だな……」
八「それで、ライブはいつやるんだ」
弦「兄貴、気が早い」
【82.死んだかも】
友(眠い……でもミーティング中……)
藤(友里さんうとうとしてる…ペンで脇腹つついて起こしてやるか……)チョン
友「ひゃぃ!?」ガタッ
藤「!?」
弦「友里君!?」
友「い、いえ何でも……失礼しました……」
弦「そ、そうか。では続けるが――」
友「……後で覚えてなさい」ボソッ
藤(死んだかな俺……)
【83.ちゃんと返してもらった】
響「切歌ちゃん、最近しっぽのアクセサリー着けないね」
切「あー……あれはちょっと子供っぽいからやめたデス」
響「えー可愛かったのに」
切「あたしももう高校生デスからね」
調「……」
…
調「別に隠さなくても……」
切「間違えて着けたまま学校行って没収された、なんて恥ずかしくて言えないデス……」
【84.不器用なもてなし】
弦「このソファ結構いい値段したんじゃないか?」
ク「20万だな」
弦「おお……こっちのでかいテレビは?」
ク「……100万」
弦「うーむ……仏壇は別としても、少し散財しすぎでは……」
ク「――って……」
弦「ん?」
ク「あいつら、よく来るからもてなしてやろうと思って……」
弦「な、なるほど……すまん……」
【85.防人は見たらしい】
響「最近、ちょっと腹筋が割れてきた気がします」
翼「日頃の鍛錬の賜物だな」
響「翼さん歌手ですし、やっぱり結構腹筋鍛えてるんですか?」
翼「まあ、それなりにな。司令や緒川さんほどではないが」
響「へぇ~あの二人は流石ですね」
マ(司令はともかく、緒川さんの腹筋っていつ見たのかしら……)
【86.負けられない】
調「藤尭さんも友里さんもキーボード打つの速いですね」
友「まあ、毎日使ってれば」
藤「このくらいは当然だね」
切「ちなみにどっちの方が速いんデス?」
友「……」
藤「……」
調「あっ……」
――
切「あの二人さっきから無言で超高速入力してるデス……」
調「切ちゃんが余計なこと言うから……」
【87.忘れても大丈夫なんです】
ク「掃除するか……ん?何だこれ」
――
ク『お前、あたしんちに手袋忘れてったろ』
響『あーごめん誕生会の時に置いてってたかも』
――
ク「ったくあのバカ……あ?まだ何かあるな……これは……」
――
ク『……先輩、あたしんちに財布と鞄と鍵が』
翼『そこにあったか。すまない、誕生会の時に――』
ク『マジすか』
【88.それは大丈夫じゃないです】
マ「友里さん、緒川さんと仲良いの?昨日喫茶店に2人で居たけど」
友「あー偶に相談受けるのよ」
マ「……気になるけど聞いちゃマズいかしら」
友「いえ、寧ろ聞いて貰った方がいいかも」
マ「?」
友「翼さんの下着脱ぎ散らかし癖についての相談だったから……」
マ「シングルファザーみたいな悩みね……」
【89.一直線に】
調「今日の特訓はボルダリングだって」
切「楽しそうデス!」
……
調「思ったよりキツいね……」
切「翼さんとマリアは楽々登ってるデス……」
ク「あの二人はリーチあるからな」
調「でも響さんもスイスイ登ってるね」
ク「あいつは『最速で!最短で!』とか言って意味不明なルートで登ってるからなぁ……」
【90.ごはんアンドごはん】
響「ごめーん遅くなった!」
ク「ったくどこまで弁当買いに行ってんだよ。電車出るとこだったぞ」
響「混んでたんだよーそれに時間無くてクリスちゃんの分も同じのしか買えなくて……」
ク「まあ間に合ったからいいけどさ。で、何弁当だ?」
響「『きりたんぽ弁当』ご飯大盛り!」
ク「米しかねえぞおい!?」
【91.半泣きでしたよ】
緒「これ、新曲のジャケット写真です」
翼「……どうも」
緒「やっぱり納得いきませんか?」
翼「当然です。刀を構えての撮影、というから気合を入れていったんですよ?」
緒「『殺気が籠もりすぎて怖い』とNG連発でしたね」
翼「普段通りに構えたのですが……」
緒「流石にカメラマンが怯えていたので……」
【92.脱ぐのも一人じゃ無理です】
翼「今日着るドレス、どうしましょう?」
緒「黒や露出は控えめがよいかと」
翼「ではこれで。緒川さん、お願いします……って、何で脱がそうとするんです!?」
緒「着させて欲しいのかと……」
翼「昔の話です!私はもう子供では――」
緒「でもこれ一人で着れないタイプですよ?」
翼「……お願いします」
【93.高校生はダメなんです】
切「あの『18』って暖簾の奥は何があるんデス?」
調「18歳以上じゃないと入れないって聞いたけど…」
ク「あたしも気になってたんだよな。よし、折角18歳になったし、ちょっくら見てくるわ」
切「調査よろしくデース!」
――
切「あ、先輩が店員さんに連れられて出てきたデス」
調「顔真っ赤だね……」
【94.お忍びで来てます】
ク「あ゛っづい゛」
響「ご、ごめん。でもファンとしてはこの『風鳴翼オンリーイベント(全年齢)』にはぜひ一度参加しておきたくて……」
ク「変な本とかグッズとか出てないだろうな?」
響「一応、翼さんと緒川さんが事前に全部検閲してるみたいだよ?」
ク「……それはもはや公式じゃねぇのか?」
【95.まだ、勝てない】
弦「Zzz……」
ク(あ、休憩所でおっさんが寝てる。仮眠か?)
弦「うーむ……」
ク(うなされてら。ちゃんとした場所で寝れば――)
弦「――了子君……」
ク(おっさん、まだ……)
弦「……」
ク「…………弦十郎君?」
弦「……フッ」
ク(笑った……どんな夢見てんだろ)
ク(……なんか、負けた気分)
【96.すてくん】
弦「歌舞伎町に潜んでいた重要参考人が見つかったようだな」
緒「ええ、すてくんの助力もありまして」
友(すてくん……?)
藤(すてくん……?)
エ(すてくん……?)
マ(ステクン……海外の協力者かしら……?)
翼「捨犬さん、息災のようですね」
マ「え、何で急に犬の話を……?」
翼「?」
【97.どれも思い出なんです】
マ「翼のクローゼット、流石に衣装だらけね」
翼「ライブで着た物が溜まっていく一方でな……このワンピースは確か――」
緒「それは去年のツアーで着た物ですね」
翼「こっちのスカートは……」
緒「3年前のイベントで――」
翼「あのゴシック風のは何だったか……」
緒「5年前の――」
マ「……全部覚えてるの?」
【98.次は、21年】
洸「『響』ってウイスキーがあってな」
響「へー、私と同じ名前だね」
洸「その17年物を響の17歳の誕生日にお母さんと飲もうと思ってたんだが……」
響「だが?」
洸「思ったより高くてな……」
響「あー……私がお金出そうか?」
洸「い、いや。流石にそれはプライドが許さん」
響「ふふっ、じゃあ頑張ってね、お父さん」
【99.可愛い】
響「未来、結構低い声も出るんだね」
ク「確かにシェム・ハに乗っ取られてた間は普段と違う感じだったな」
未「あまり覚えてないんだけど、何て言ってたの?」
響「『遺憾である』」
ク「『良き哉』」
未「えぇ……」
響「……ちょっと言ってみて」
未「い、遺憾である……///」
響(可愛い)
ク(可愛い)
【100.胸の歌】
奏「翼ぁ、まだ歌詞で悩んでんの?」
翼「サビの入りだから気合入れなきゃ……」
奏「考えすぎるのも考えものだな。直感でいいと思うけど」
翼「でも……」
奏「……『神様も知らないヒカリで歴史を創ろう』」
翼「何、それ?」
奏「分かんない。何か浮かんできた」
翼「奏らしい。でも、素敵なフレーズね」