鈴木善治の昔話   作:あずきシティ

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原作は浦島太郎です。


浦島善治

昔むかし、あるところに海岸がありました。

 

「おう!金出せや!!オラァ!」

「とりあえずジャンプしてみ、ホラ!」

「亀の頭ちぎるぞ!!大人しく出すもん出せや!!」

 

そこではガラの悪い子供役の大人たちがウミガメをいじめていました。

そこに現れたのは一応、主人公の浦島善治でした。他の作品では鈴木善治として生きる、とりたてて特徴のない男です。年齢や社会的地位は高校生が基本ですが場合によってはフリーターなどに変化する都合の良い主人公です。

 

「やれやれ、まさか名字が浦島になるとはなぁ。まぁ名字を残されて鈴木太郎になるよりはマシだったか。」

ブツブツと呟きながら散歩していると、亀がいじめられている現場に遭遇しました。

 

「オラァ!金出せや!!」

「ひぃえぇ!?そんな……!」

亀は未だにカツアゲされ情けない声を上げています。

浦島善治はめんどくさかったので、そのままスルーしようとしましたが、亀に見つかってしまいました。亀は流暢な日本語で浦島善治に話しかけます。

 

「そこの旅のお方!!私は見ての通り困ってるんだ!助けてくれ!」

浦島善治は一瞬、迷いましたが亀を見捨てることにしました。

「自分でなんとかしな。」

「そんなこと言わないで!助けてくれたら何でもしますから~!」

「ん?今、何でもって?……ってノるかよ!めんどくせぇ!」

「そんなぁ……」

 

亀は頼みの綱がなくなりましたが、見かねた悪ガキ役の怖いお兄さんが浦島善治に話しかけます。

「おい兄ちゃん!ちょい待ちや」

浦島善治は恐怖で足がすくんでしまいます。

「な……なんでしょうか?」

「な?亀が困ってるのに兄ちゃん、それでええんか?」

「……!」

「浦島は亀助けるんやろ!?なぁ!?」

「っ……は、はい!」

 

恫喝を受けた浦島善治はつい亀を助けることに合意してしまいました。

なんで、こんなことに……スキを見て逃げてやる!そんな風に浦島善治は考えたかもしれません。

 

怖いお兄さんが現れた!

怖いお兄さんが現れた!

怖いお兄さんが現れた!

 

「なんだ……なんで急にRPG風なんだ!?」

 

怖いお兄さんA HP124000/MP700

怖いお兄さんB HP360000/MP550

怖いお兄さんC HP530000/MP980

 

「なっなんだこのパラメーター!?」

 

鈴木善治 HP220/MP12

「俺弱すぎだろ!!こんなの選ぶコマンドは決まってる!」

 

攻撃

魔法

→逃げる

アイテム

 

浦島善治は逃げようとした。しかし回り込まれてしまった。

怖いお兄さんAの攻撃

浦島善治に23674のダメージ!

浦島善治は倒れてしまった。

 

 

こうして浦島善治は亀の罠にハマり老化することもなく、全治3日のケガだけで済みましたとさ。

 

めでたしめでたし

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