リリカルなのはの世界でヤンデレってあり? 作:黒音195(kurone)
人と人がぶつかり合い、それを好機と捉え、漁夫の利を成功させた1人の魔導師。
決行される作戦、消える少女。
そして、少女の約束が・・・
魔法少女リリカルなのは、始まりません。終わります
ー風夏sideー
どうも、私です。突然ですが質問があります。
あなたは今まで親と慕ってきた人から拒絶された場合、どうしますか?
私は別にどうも思いません。親の顔なんて見た事ないので・・・
けどフェイトは違う、作られてからずっとプレシアさんを親と慕ってきたからプレシアさんからの拒絶はフェイトにとって、一番されたくないことでしょう。
それが今、目の前で行われてます。
連れてこられて数分戸惑いましたが、そんな事より今はフェイトです。だって、もうフェイトの心は壊れかけなのですから・・・
それにしても、よくあそこまでの嘘がつけるものですね・・・大嫌いだったならフェイトは居ないものとして考えててもおかしくないのに、未だにフェイトを見ている。やり方はおかしいけど、まだ見ている。
これは、確認をした方がいいのですかね・・・プレシアさんの本当の気持ちを・・・
ーなのはsideー
フェイトちゃんのお母さんとエイミィさんが過去に何があったか話してくれたの、けど、最後に余計な一言があったの。
「いいことを教えてあげるわ、フェイト・・・私はあなたを作りあげてからずっと・・・あなたが大嫌いだったのよ!」
・・・自分のわがままでフェイトちゃんを作っておいて、言うに事欠いてそんな事を言うプレシアさん。
この時に、私は思い出したんだ。
アリサちゃんが、風夏ちゃんを突き飛ばして怪我を負わせた後に、アリサちゃんが言った言葉・・・
「何であんたはこの子と仲良くしていられるの?私はこのやり方でしか風夏を愛せないんだけど・・・」
あの時は意味がわからなかったけど、今ならアリサちゃんの言いたい事がわかる。
自分が不器用な愛しか持ってないから彼女を傷付けてしまう。それなら私は、いっその事居なくなった方がいいんじゃないかと。
多分プレシアさんも、不器用な愛でしかフェイトちゃんを愛せないんだ。アリシアちゃんが死んでからフェイトちゃんとアリシアちゃんの両方に板挟みにされて・・・
・・・こんな時、もしここに風夏ちゃんが居たならどうしてたかな?怒ってたかな?泣いてたかな?それとも・・・
「「助けなきゃ!」」と思うかな?・・・そういえば、さっき無理やり連れてきた人は誰なんだろう?
ドウシテ、フウカチャンノニオイガスルノカナ?
これは確かめなきゃ行けないなぁ?
あれ?あの人居なくなっちゃった・・・?どこ行ったんだろ・・・まさかと思い、私はモニターの方に目を向けるとやっぱりというか時の庭園に乗り込んでいた。
全然見えなかった・・・とか言ってる場合じゃない!私も出なきゃ!
「高町なのは!出ます!」
ーフェイトsideー
母さんに拒絶された。この言葉に尽きる。
私は、人形・・・アリシアの代わりにすら成れない哀れな出来損ないの人形。こんな出来損ないの人形があの白い子や、風夏と一緒に居る資格なんてない・・・そう思う。
・・・そういえば前に風夏がジュエルシードを持ってきてくれた時にこんな事言ってたな・・・
「友達になるのに、資格なんて要らないよ?必要なのはその子と仲良くなりたいって気持ちだけなんだから!フェイトは私と友達になるのは嫌?」
・・・嫌なはずが無い。こんな私にも、寄り添ってくれた風夏は私の一番の友達。あの白い子、なんて名前だっけ・・・あの子も言ってくれた。「友達に・・・なりたいんだ」と・・・私なんかでいいか分からないけど、返事をしに行かなきゃ・・・
ープレシアsideー
あぁ、とうとう言ってしまった。あの子に・・・アリシアとそっくりなあの子、フェイトに・・・だけど私もそろそろ限界が近い。せめてあの子は、利用していただけ風を装わないと・・・そういえば夢の中でアリシアがこんな事を言っていたわね・・・
「私とお母さんを助けてくれるって約束してくれた人がいたんだ!絶対に助けるって!その子の名前はね!
って言うの!すっごい子なんだから!ーーーでね?ーーーーーなんだよ?ーーーーーーーー」
もう殆ど思い出せないわ・・・
あぁ、本当なら・・・アリシアが生きていたなら・・・
「本当なら・・・フェイトも含めて、家族みんなで暮らしたかったわね・・・」
柄にもなく、口に出してしまった弱音・・・
それを聞きつけたのか、誰かがこう叫んできた。
「その願い!叶えましょうぅ?!」⊂(゚Д゚⊂⌒`つズサー
振り向くと、そこには地面にキスしてるフェイト位の子がいた。
ー風夏sideー
どうも!脱走兵の私です!別に脱走した訳でもないんですがね!え?どうやって脱走したんだって?ハッハッハ!簡単ですよ?こうして!こうして!こうですよ!え?分からない?じゃあ簡潔に説明しますね?フェイトと一緒にアースラに連れて行かれてプレシアさんの演説を聞いた後、すぐさまテレポートを使ったんですよ。流石私の一番のお気に入りポケモンのラルトスさんだ・・・私の心を感じ取ってすぐさまテレポートを使ってくれた。
そして目の前にはこれまたびっくり、プレシアさんがいます。そしてプレシアさんが何か言ってます。
「本当なら・・・フェイトを含めて、家族みんなで暮らしたかったわね・・・」
・・・ほぉほぉ、なるほどなるほど!やっぱりモニター越しで言ってた事は虚偽だったね!本心が聞けて良かった良かったぁ。向こうじゃこの言葉は聞けなかっただろうね!さて、早くしないと黒服の子が来ちゃうので、早めにやりましょやりましょ!
「その願い!私が叶えましょうぅ???!」
と言った瞬間段差に気付かず、転けました。顔面から!
めっちゃ痛いです!泣きますよ!?
泣いていいですか!?うえーーーーん!
って泣いてても仕方ないので!プレシアさんに歩み寄っていきます。すると、プレシアさんは
「貴女が私の願いを叶える?面白い事を言うのね。貴女に出来るはずがないわ!私は!アリシアとアルハザードへ行くのよ!それしかアリシアを生き返らせる方法は無いわ!」
と言いました。ですが、その目には諦めと自負が込められていました。
「確かに、それも一つの手でしょう。ですが貴女はこう言った!フェイトを含めた、家族みんなで暮らしたいと!」
「それがどうしたのかしら?」
「そう思うのなら、何故その言葉をフェイトに聞かせないのでしょう。何故フェイトには何一つ聞かせず、ただジュエルシードを集めるようにと言ったのでしょう!何故あんなにフェイトを遠ざけるような言葉を発したのでしょう!理由は単純!フェイトに罪が行かない様にするため、そして、母親と娘という縁をフェイトに切らせるため!そして何よりも!アルハザードが存在してなんかいないと!自分がこれから死のうと覚悟してるのを悟らせないため!」
「いいえ!アルハザードはあるわ!これから私とアリシアはそこに行くのよ!」
「いいや、行かせないですよ!そうしないと約束を守れないのでね!」
「約束?誰との約束かしら?ひょっとしてあの約立たずのお人形かしら?それとも管理局の人間とかしら?」
「そのどちらでもない、そこに居る!その子とだ!私は夢の中だけど!その子と約束をした!絶対助けるって!絶対生き返らせてあげるって!」
そう叫ぶとプレシアさんは凄い形相で
「・・・ふふふふ、夢の中でそんな事を言われたからってほんとにこんな所まで来るなんて、貴女は馬鹿なんじゃないかしら!?貴女にとってアリシアは全く関わりのない赤の他人のはずでしょう!?なのに何故!?」
と言いました。確かに、私にとって赤の他人の約束を守るなど、1時間に一回。淫獣が変な妄想をしてるくらいどうでもいい。けど・・・
「確かに私は赤の他人です。アリシアさんとは夢の中で会話しただけの関係です。それでも、私が助けたいと思ったから来たんです!」
「・・・何を言っても無駄ね、ならここで殺してあげるわ。最後に聞いておきましょう。貴女の名は?」
「・・・藍染 風夏、ただの一般人です。」
そう聞くとプレシアさんは私に魔力弾を何度も何度も、
撃ってきました。するとラルトスがシールドという名のひかりのかべを張ってくれました。
「貴女には、あれが見えるかしら?あれがアルハザードへの入口よ。」
下を見ると、虚数空間が見えました。
うっわ、なんか凄い黒いよ中心あたり・・・ブラックホールみたい・・・あそこでもあの子は来てくれるかな?
そんな事を考えていると、誰からか念話が入ってきた・・・
ークロノsideー
僕らが時の庭園に着くと、そこには大量の機械たちがいた。僕は、なのは達が途中でバテないようにその機械達を破壊することに決めた。
『Stinger snipe』
次々と壊れていく機械達を余所に、僕達は時の庭園の中に入っていく。途中で作戦内容を伝えながら・・・
やっとの思いで、でかい傀儡兵を倒し、プレシア・テスタロッサの元に向かうと、瓦礫の山が積んであった。
中では爆裂音、そして誰かの怒号が聞こえる。
そして、プレシア・テスタロッサが誰かに向かってこう言っていた。
「取り戻すの、こんなはずじゃ無かった。世界の全てを!」
その言葉にイラついて、僕はその瓦礫をブレイズキャノンで吹っ飛ばし、こう叫んだ。
「世界はいつだって、こんなはずじゃない事ばっかりだよ!ずっと昔から!いつだって、誰だってそうなんだ!こんなはずじゃない現実から!逃げるか、立ち向かうかは個人の自由だ。だけど!自分の勝手な悲しみに、無関係の人を巻き込んでいい権利なんか!何処の誰にもありはしない!」
途中でフェイト達が降りてきた。
ープレシアsideー
フェイトからの告白を聞いて、私は考える。この子は未だに・・・私を母だと、自分を娘だと言ってくれた。・・・けど・・・
もう終わりね、身体の限界なんてとうに超えてる。
だけど私は、ここで捕まって終わるよりかは、虚数空間に落ちてアリシアと最後を共にするのがいいのよ!
私は最後の力を使って、次元震を起こし、時の庭園を崩壊させる。さっさとお行きなさいフェイト、そして二度と私を思い出さないで・・・
ーフェイトsideー
言いたい事は言えた。けど出来るなら・・・私は母さんと一緒に暮らしたい。母さんと、アリシアと、アルフと、私・・・そして、あの子。風夏と共に・・・
次元震が起きて、虚数空間に落ちていく母さんとアリシア、それを私は見てる事しか出来ず、数瞬逃げ遅れ、私も落ちそうになる。
それを助けてくれたのは・・・風夏・・・?
風夏に見えたその子は母さん達と共に虚数空間に落ちていく・・・嘘だ・・・ここに風夏がいる訳が無い。違う!違う違う違う!あれは風夏じゃない!けど、助けてくれたあの子を見た時、確かに風夏の匂いがした。
嘘だ・・・嘘だ嘘だ嘘だ!!信じられない・・・信じたくない!そう思いながらも、私はアースラに回収されて行った・・・
その後、アースラで
プレシア・テスタロッサ、アリシア・テスタロッサ、藍染 風夏の虚数空間落下による、死亡が言い渡された。
これが一応12話のお話になっております。
ついに無印最終話、テキトーになってしまったような気もしないでもないけど気にしない。
なぜ最後に管理局が藍染 風夏だとわかったのかは、フェイトが落ちる際に助けた少女がヘアピンをフェイトの黒いリボンに付けていたからです。