裁判編を読む時はこのページを見ながらだと内容が頭に入ってきやすいかもしれません。
裁判編は近い内に投稿できると思います。
相変わらず裁判編の挿絵が1番多くなりがちなので楽しみにしていただければ幸いです。
皆様、お久しぶりです。ナレーターです。
前回はこの閑話編の説明ばかりでヒントなんてほとんどなかったようなものですから、今回は真相に近づきたい人のために真面目なヒントをお伝えしましょう。
さて今回の事件、鍵となるのは疑似密室を如何にして作り出したのかという事です。
実は、捜査編を読まなくても(非)日常編3を読めば犯人「だけ」なら一瞬で分かるようになっているのですが、犯行の流れを読み取りたいならば話は変わってきます。
しかも、厄介な事に捜査編だけでは犯行は暴けないと思われます。え?裁判でやっと分かるような情報が出るという事かって?いえいえ、そうではありません。ここで特大ヒント。裁縫セット、と言われて、何か思い当たるイベントはございませんでしたか?
ヒントはこれくらいにします。あまり言ってしまっては裁判編を読んでくださる人もいなくなりそうですからね。…いや、さてはここを読む人の方が少ないな?
閑話、と銘打っているにも関わらずモノパオシアターでは黒幕や真相に関してのヒントが駄々洩れだったりしていますから、早く黒幕が誰か知りたければ今後もこの閑話編を読む事をお勧めします。もちろん何度も言うように「閑話」ですのでここの内容が伏線になる事はございません。あくまでおまけです。コトダマを見やすくまとめるのがメインです、実は。
そろそろ終わらないとどこがメインなのか余計に分からなくなってしまいますね。ではさっさと終わりにしようと思います。
最後にもう1つ、閑話編を呼んでくださった皆様のために予告が。
次の3章の閑話編で黒幕の正体が分かります。お楽しみに。
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『2章コトダマ一覧』
【モノパオファイル2】
・被害者は牧野いろは。死亡場所はダストホール。転落死。
死亡時刻は死体発見アナウンスの数分前。
【割られた小窓】
・トラッシュルームの扉の上部分にある小窓が一部割られていた。
廊下の床にその破片が落ちていた。
【鍵のかかった扉】
・宮壁達がトラッシュルームに向かった時、扉には鍵がかかっていた。
【トラッシュルームの扉】
・トラッシュルームの扉は内鍵しかないスライド式。つまみを回して鍵をかけるタイプ。
【フェルトの輪っか】
・トラッシュルームの床に落ちていた輪っか。裁縫セットを使って作られたものだと考えられる。長めの糸がついている。
【床の血痕】
・トラッシュルームの床にまき散らされた大量の血痕。机の脚があった部分にはついていない。
【ダストホールの蓋】
・ところどころ血がついている蓋。角に傷があるが、その部分は血がついていない。
【手形の血痕】
・ダストホールの縁を内側から掴むような形でつけられた手形。
【電子生徒手帳】
・玄関ホールのクリアケースにある生徒手帳を使えば、死んだ人の部屋に入る事ができる。使われた形跡はなく、牧野の手帳はまだなかった。
【三笠の証言】
・6時頃に牧野と別れた。牧野は1人でトラッシュルームに向かった。
【大きな音】
・9時頃、トラッシュルームから何かが落ちる大きな音がした。
宮壁と東城が聞いている。
【高堂の証言】
・7時半からアナウンスが鳴るまで高堂と潛手は食堂にいた。
1時間後には前木、安鐘、難波も一緒にいた。
【安鐘の証言】
・安鐘、前木、難波の3人は7時から8時半まで大浴場にいた。
その後はアナウンスが鳴るまで高堂と潛手がいる食堂にいた。
【勝卯木の証言】
・6時10分11秒、牧野が保健室から出てくるところを目撃した。
【腹部の傷】
・転落する前に腹部を刺されていた。刺されてから落ちるまで少し時間があいているらしい。
【ダストホールの刃物】
・ダストホールの底に刃物が落ちていた。
【遺体の様子】
・腹部の傷以外は転落時にできたものであり、犯人と揉めた様子はない。靴底と手の平に血がついている。
【発見当時の状況】
・東城が大浴場に向かう前から扉は閉まっており、音を聞きつけて駆けつけた時にはすでに牧野は死んでいた。
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【モノパオシアター その2】
やあ!モノパオだよ!
今はね、モノパオファイルを作り終えて、宮壁クンに呼び出しくらってダッシュして、なんとかアナウンスも鳴らして説明して質問にも返して…やっと一息ついたところだよっ!前は深夜に「こんな時間に殺人なんかやるなよ」って怒ったけど、よく考えたらこうやって直後にファイルを配らなきゃいけない状況になるのがダントツで最悪パオ!大統領もビックリの多忙っぷりパオ!思わず手抜きになっちゃったよね!
さてさて、今回の事件とかはきっと宮壁クン達がするすると暴いてくれると信じて…はいるけど、ぶっちゃけ前より犯人を当てるのが難しい気がするパオ!ちゃんと暴いてくれないとボクくん的にも大問題だから、いざとなったらボクくんがヒントを出してもいいかなって思ってるパオ!
『ピロリロリン』
あ!連絡がきてるパオ!なになに?…ヒントは出さないで?…はーい!分かった!ボクくんはいい子だからしっかり言う事聞くパオ!他の誰に何聞かれても答えないよっ!
じゃあ、もし宮壁クン達が暴けなかったらそれまでって事で。ミンナがんばれー!クロなんかに負けちゃだめだよっ!ボクくんはこの裁判が終わってからもたっくさん楽しい事を企画してるんだから!
お?
裏切り者じゃん!…え?なにやってるのか?なんでお前がここにいるのか?何をしたらいいか?質問多いね!うるさいよ!って無理ないか!
さっき自分が裏切り者って事を思い出したんだもんね。
死体発見アナウンスに特殊な音波を混ぜるの、大変だったんだよ。
そうだよ。ボクくんが黒幕。かっこいいしかわいいでしょっ!
キミは裏切り者だから、もしコロシアイが起きない日が1週間続いたら…そうだなあ、この人以外を殺してね。え?なんでこの人はダメなのか?そりゃこの人が正真正銘悪魔だからに決まってるじゃない!あれ?キミはこの事知ってるはずだよね?
もしかして、急にいろいろ思い出しちゃったから頭が混乱してる?
まさか自分が裏切り者だなんて知らなかったからびっくりしちゃった?
あーあー、泣かないでよ、よしよーし…って、痛っ!急に手叩かないでよ!
いぴぴ、怒ってる怒ってる。怒って忘れてるのかもしれないけど、これから裁判だよ?ほら、お互いやるべき事をしようよ。ね?せっかくボクくんに仲間が増えたんだもん。相性抜群のパートナーとは言い難いけど、それでも協力せざるを得ないもんねっ!がんばろーよ!
…ん?柳原クンが犯人を示す証拠に気づいちゃったパオ!まいったな…すぐに暴かれるのもおもしろくないんだよね…裏切り者にとってもそういう展開は嫌だもんねっ!という事で注意してくるからそこで待っててくれパオ!じゃーねー!
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昔あるところに少年がいました。
ある日、少年は自分の人生を大きく変える存在に出会いました。
少年はその人の事を神様だと思いました。
長年祈りを捧げ、努力をして。その結果、少年は神様の視界に映るようになりました。
少年は神様に告白をしました。
神様が他の誰かの物になってしまうのが嫌だったからです。
だけど少年は、告白をした後も神様の事を恋人のようには思えません。
自分のような人間が、神様に触る事は許されないからです。
人間と神様は別の存在だから、対等になんてなれっこないのです。
そうして少年は最後までその人の事を何も理解する事なく、息をするのをやめました。
その神様は、少年と何の変りもない、ただの人間だったのに。
ただ、優しいだけの人間でした。
神様だと思われているから、自分は神様だと言い聞かせるしかありませんでした。
少年の死に涙を流し、普通の人間のように笑い、普通の人間のように怖い思いだってする。
何の変哲もない、人間でした。
神様は告白されてからも、恋人として接してくれない少年を見守る事しかできませんでした。
もしかしたら、少年がいつか自分が人間だと気づいてくれるかもしれない…
そんな淡い期待を抱いてしまうような人間でした。
少年と神様はいつまで経ってもすれ違い続けます。
記憶をなくしても、それは変わりませんでした。
ああ、もし本当にこの世に神様という存在がいるなら、
どうしてこの2人の記憶を奪い、コロシアイなんて汚い世界に巻き込んでしまったのか、
ぜひとも聞いてみたいところですね。