実は少しイビルジョーさんが気になっているのかな?なんちゃって!
「...」
「...?」
ハンターは悩んでいた。
この少女は何者か?どこの人なのか?
どうして食事を求めているんだ?
最後の疑問は確かにわかる、自分もそうだからな。
ただなんで食に関してはあまり関わりがないこの村に...?
悩み悩み苦悩苦悩...
そこで頭に突き刺さり頭蓋骨を砕きそうな声が飛んでくる。
「食事を出してくれるのではないのか?」
理由としては大声ではなく至近距離からの耳元囁きボイスだ。
「ぅぉっ...わ、分かってるって...」
小さな悲鳴をあげながら、マイハウスのキッチンに向かう。
通常、マイハウスにキッチンは造られていないが、このハンターのこだわりで報酬金をはたいて作ってもらったらしい。
このハンター、自分が安心して食べられる物以外はほぼ食べないヤツなのだ。
「んーっと...何にするかな...」
食材を入れている棚を開けてみる。
この中には氷結晶が大量に並べられており、ハンター曰く凍土や雪山の洞窟内では食物や痛みやすい物が長持ちするという考え方から、それを再現した保存庫である。凍りそうで凍らない適温を保っている
「ド定番...焼いた肉...ケルビ肉にしようか...」
よっ...と、ケルビの生肉の小さめのブロックを取り出し、まな板の上に乗せる。
「...」
それを1センチ程の厚さに切っていく。
そして上からモガ村直産の塩をパラパラと振っていく。
「〜♪...」
獄炎石を並べた上にフライパンを置いたエコなコンロにお肉を入れていく。
瞬間、白い湯気が上がり、肉の焼ける香りが部屋中に広がる。
「...!?」
ベッドでごろごろしていた恐暴竜もその香りに引き込まれる。
「っとと、これも入れなきゃ...」
手に取ったのは酒、深い上品な香りの酒をフライパンの中に少し入れる。
また湯気が上がり、また別の香りが舞い上がる。
すぐに蓋を被せ、香りを肉に閉じ込める。
「...ぉー...」
壁の裏で貪食の王がキラキラした目でこちらを覗いている。
今のうちに皿やらを用意しておこう。
手元の引き出しから布に包まれたフォークとナイフを取り出し、ベッドがある部屋のテーブルに置く。
「そろそろなのか...!?」
獣のような視線を送ってくる。
「もう少し待っててな...?」
キッチンに戻ると、フライパンの蓋を開けお肉を皿に盛り付けていく。
「ほら、出来たぞ?」
「おぉー...美味しそう...♪」
直で焼いた肉に手を伸ばしている彼女に
「おっと、ちょいと待ちな...こいつはこうやって食うんだ...」
そういうと、フォークとナイフを使い、肉を刺しながら切り分ける。
「ほら、口開けな...?」
「ん...ぁーん...♪」
彼女の舌に乗せてあげると、彼女はお肉を歯で押さえながら、フォークから引き抜き咀嚼する。
「...」
「...どうだ...?」
沈黙が走る。
「...口に...合わなかったか...?」
「...しぃ」
「...?」
「とっ......ってもおいしい!」
パァっと笑顔を向けてくる。
「そか...そりゃよかった...」
ついついその無邪気さ故か、頭を撫でてしまう。
「...?」
「...はっ...!?」
しまった、と内心焦っている。
「いやぁ!?なんでもないよ?ちょっとした茶目っ気って奴...!」
「...何を言ってるんだい...?」
よくわからない謎な少女に苦笑いされた。
「...はぁ...」
「何事なんだろう...今って...」
その後、2人で仲良く食事をしたようです。
んー...食べてみたいですよね!この豪快なお肉!
自分的には実はハンターさんが食べている携帯食料が気になっています!
不味いらしいですが...みなさんはなんの食材を食べてみたいですか?