天地無用! オリ主 活動中   作:雪芽乃 菜々菜

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第4話

そしてしばらくすると、「ぴー」 というひよこの置物のなく声が居間に響き渡った。

「よし、検査結果が出たよ」

 

「で、どうなんだい鷲羽ちゃん。」

 

天地は皆を代表して鷲羽に問いかけた。

 

「むーちょっと待ってね~。ふむ、どうやらウサギ殿はこことは違う世界線の住人、わかりやすく言うならば異世界人とでも言うのかね。」

 

「 「 異世界人! 」 」

 

皆が驚きを示して叫んだ。

 

当然ウサギも同じように叫んだ。

 

何故なら過去に飛ばされてきたと思ったからだった。

 

ここに来た時電話の近くにかけてあったカレンダーには、12年前の日付がたしかにあった。

 

ということは、僕はタイムスリップと異世界トリップの二つを経験していることになるんだとウサギはおもった。

 

「さて、どうしたものか」

 

鷲羽は何やら考え込み始めた。

 

そんな彼女にウサギは恐る恐る質問した。

 

「鷲羽ちゃんこの際だから聞いちゃうけど僕って帰れるのかな?というかそんなことわかっちゃう鷲羽ちゃんたちって何者? 」

 

「ふふ、まあ、気になるだろうね。」

 

「鷲羽殿」

 

「 勝仁殿ここはネタばらしといこうかね?」

 

「お任せしますよ」

 

勝仁は鷲羽ちゃんにゆだねると次を促した。

 

どこまでばらすか、それは勝仁にとって特に鷲羽に対して助言するまでもないことであった。

 

何故なら、鷲羽は信頼できる存在であって、色々と心得ている者であるからだった。

 

「じゃあ、わたしらはね」

 

ここで、鷲羽独特な雰囲気が漂いだした。

もったいぶり始める鷲羽ちゃん。

その嫌なほど微笑む笑顔、そんな鷲羽をどうにかしてくれる存在などここにはいない。

ウサギはその異様な雰囲気に飲み込まれ思わず生唾を飲んだ。

 

「私達は……」

 

だが一人、この雰囲気に我慢ができないものがいた。

 

「だー耐えられねー。鷲羽まどろっこしいんだよ!ウサギ私らは宇宙人だ」

 

そう、魎呼であった。

 

「ほへ?」

 

ウサギはそんな魎呼の突然なカミングアウトにただ呆然とした。

 

「だーかーらー。私たちは宇宙人なんだよ。ここにいる全員わかっただろ?」

 

「ほほえ?」

 

「あー魎呼ストップストップ、ウサギ君頭がいろいろ理解に追いついてないみたいだからそう頭ごなしに言わない」

 

「だって、天地ー。宇宙人って、言うしかないだろうがよー」

 

「ふん、突然私達は宇宙人なんですーなんて言って信じる人がいますか!ここは順序立ててですね」

 

「あーもう。阿重霞は、うるせーうるせー。わからせればいいんだろ!ほれ魎皇鬼こっち来い」

 

魎呼は砂沙美の頭の上でのんびりしている猫? 兎? をウサギの目の前に晒すと、なにやらその生き物に何やら耳打ちした。

 

そして、

 

「ほれ、魎皇鬼」

 

という魎呼の掛け声とともに、猫ウサギは、幼女になった。

 

幼稚園児低学年ぐらいの子である。

 

「一体どういうことなんですか! 可愛いけど可愛いけれど! 」

 

と、ウサギは最早いっぱいいっぱいです。というぐらいに頭を混乱のさなかに置かれながらも、目の前に突然現れた可愛すぎる幼女をなでくり、なでくりし始めた。

 

魎皇鬼はというと、照れているのか気持ちいいのか、目を細めて

 

「ウニャン ウニャン」

 

言っていた。

 

「ど、どうでー宇宙人これで理解しただろう。」

 

魎呼はそんなウサギと魎皇鬼の様子に若干たじろぎながらも自信満々にのたまった。

 

「魎呼ちゃん、これウサギ殿ちゃんと理解しているって言えるのかい? 」

 

そんな、魎呼に呆れながら鷲羽は魎皇鬼とウサギの様子を語った。

 

いまや、ウサギと魎皇鬼は同類のようにニャゴニャゴ言いながらじゃれあっていたからだ。

 

なんだこのサラサラ、モフモフな髪の毛は、耳? これは耳なのか!?

 

なんてウサギは暴走していたけれど、何やら砂沙美が嫉妬したのか、モフモフナデナデに加わった。

 

それが、色々と気持ちよかったなんてのは口が裂けても言えないウサギであった。

 

そして、しばらくしてウサギは冷静さを取り戻しおもった。

 

結局ボクはうちに帰れるのかということを、ウサギは若干怖くなりながらも鷲羽に覚悟して、まだ聞いていない確信を問いかけた。

 

「結局僕は帰れるのかな?」

 

「元の世界にってことだね。正直に言おうかね、はっきり言って今すぐには帰れない。そして、帰れるか帰れないか今言えることは分からないだ! 」

 

「 「えーーーーーーーーーーーー」 」

 

それは、鷲羽以外の皆の叫びだった。

 

「本当に鷲羽様をもってしても明確にはわからないのですか? 」

 

そう一番に聞いたのはノイケさんであった。

 

ノイケは自分自身天地たちとのゴタゴタのなか、自分は取り敢えずは一番よい結果を手にすることができていた。

 

それは絶対的な力を持つ者が、確かに居てなった結果であった。

 

そんな絶対的な力の筆頭が鷲羽である。

 

そんな人達がここには多くいるそれでも、帰れるか帰れないか曖昧な、しかも鷲羽が言うとは驚きだった。

 

ダメならだめ、できるならできる、そう鷲羽が言うものだとノイケは思っていたのだ。

 

それは、ウサギのほか全員が思うことでもあった。

 

それを理解しているのか鷲羽はまじめに私にだってわからないことぐらいあると微笑んだ。

 

そして、これからが不透明になったウサギ。

 

そんな一体どうするかわからなくなったウサギから明らかに落ち込んでいるという空気が発せられた。

 

だが、ウサギはめげずに鷲羽から言われたことに活路を見出そうとした。

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