天地無用! オリ主 活動中   作:雪芽乃 菜々菜

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第6話

そうして今日が過ぎ明日になり明日が今日になり、ただいま皆朝ご飯食べてそれぞれの仕事に繰り出していった。

 

ウサギの予定はというと、サイズがそれなりにあった天地の洋服を借りて必要物を買いにノイケとショッピングをすることである。

 

ウサギは不自由だろうと杖を鷲羽にプレゼントされ、それを片手にゆっくりと歩き出す。

 

ちなみにお金はウサギ自身一文無しなためお借りするという立場であった。

 

「あー早く稼がなきゃヒモになるー」

 

そんなウサギのつぶやきにノイケは笑いウサギの背中をポンポンと励ますように叩いた。

 

「ウサギさんそんなに焦ることもないですよ。それにお金は気にしないでください」

 

「でもー、ノイケさん」

 

「いいんですよ。持ちつ持たれつ、私達が困ったときはウサギさんに頼りますから」

 

「は、ハー。ノイケさんにはかないませんね。じゃ何かあったら頼ってください。僕に何ができるかわかりませんが」

 

「はい。じゃあ、今日は取り敢えず荷物持ちがんばってくださいね。あ、もちろんモテるだけでいいですから、重すぎると足に来るでしょう?

 

「はは、そうなんですよね。すみません、あまり力になれなくて。」

 

「いいんですよ。これでも私力持ちなんです。」

 

といって、ノイケは割烹着姿で腕をまくってフンッスっと力こぶを作って見せた。

 

ふむ、きれいな柔肌せすねノイケさんとはいえないので、「そうなんですかー」 と笑ってその場を濁したウサギであった。

 

「あ、この御店で少し食料品買いますね。」

 

「分かりました」

 

そうしてウサギが連れられてきたのは、とても寂れた商店であった。

 

なんだ、この今にも崩れ落ちそうな外観は! そう思わせる店であった。

 

そこは山田商店というらしい。

 

この辺はスーパーもあまりないのでここがそれなりに近い店であるとか。

 

そうであれば、それなりに儲けていそうなものだが、何せこの辺にはあまり店はないので商売は独占できてもいいはずである。

 

そんな疑問がウサギの中でわいた。

 

「ウサギさん行きますよ! 」

 

ノイケが考え事しているウサギを呼んだ。

 

そうだ、いまはノイケさんと買い物を優先しなくてはとウサギは精一杯の小走りでノイケの後に続いて商店に入った。

 

そこでウサギは天地とある意味おんなじ空気を感じる男の子に出会った。

 

中学生ぐらいなのだろう少年は店番をしている。

 

「あら、西南さん。店番なんて珍しい。」

 

「そうなんですよー。吉子も母ちゃんも父ちゃんも、町内会やら学校の用事で今いないんですよねー」

 

「だいじょうぶ?」

 

ノイケは何やらやたら心配しているようだ何故だと思うウサギ、 そんなことを考えたのが良くなかったのか頭上に何処からかタライが落下し、ウサギの頭の上に落ちた。

 

「オグッ」

 

呻くウサギ、それをみてノイケと話をしていた少年、山田西南は申し訳無さそうにして頭を掻いた。

 

それをよそに、ノイケはいつものことと、微笑みながらも、ウサギの頭をいそいそと確認し異常がないことを確認した。

 

「うん、たんこぶもありませんから、大丈夫ですよねウサギさん」

 

「ええ、問題無いです。西南君といったかな。ウサギって言います。最近こっちに来て柾木さんのとこにお世話になってるんだ。店番大変そうだね」

 

「はは、よろしくお願いします。山田西南です。店番ですか? 」

 

「うん」

 

「大変そうに見えます? 」

 

「へ? 」

 

「お客さん俺が店番しだしてから誰も……ノイケさんとウサギさん以外きてないんですよ」

 

「そ、それはなんと言っていいやら」

 

「大丈夫です。いつものことなんです」

 

そんな、微妙な会話をしている二人をよそに、ノイケは、必要物を手際よくかごに入れて西南のところへ、会計に持ってきた。

 

「西南さん。これお願いします。」

 

「はい、まいど」

 

「ふふ、ウサギさんとは仲良くなれそうですか西南さん」

 

「え? あ、はい。ウサギさんよろしくお願いします。」

 

「よろしく、西南君」

 

そういって、ウサギは手を差し出し西南と握手した。

 

お互いに手を放すと、西南は握り合っていた手を見つめてニヤニヤしている。

 

一体どうしたんだろう?

 

そんな様子を微笑ましそうに見つめるノイケさん。

 

どうして?

 

と思ったけど気にしない方向で行くことにしました。

 

そうして、洋服店なんかを周り、ドラックストアなんかで色々と男として必要な物とか、ノイケさんは女性陣の必須品なんかを買って僕ら二人は柾木家へと帰路についた。

 

そうして、賑やかな皆との会合を介して有効を育み取り敢えずの今日は終わった。

 

あ、そうだ。

 

なんか宇宙的なパワーなのでしょうか?

 

帰ってきたら、鷲羽ちゃんが、「 ウサギ殿の部屋作っといたよ 」 と言われた時はびっくらこいた。

 

「 はは、鷲羽ちゃん有難う♪ 」

 

と、思わず抱きしめて高い高いしてしまった僕がいたり、それを見て魎呼が爆笑していたり、魎皇鬼が「 ミャウミャウ 」 いって僕らの周りを駆けまわったり、砂沙美が「 私も抱っこー 」 とか、鷲羽と魎呼の激闘とかいろいろあったがとにかく今日もいい一日だった。

 

事故って、ちょっと鬱的に毎日を送っていたけれどこんなに楽しいのは久しぶりだよ。そう思ったウサギであった。

 

だって、こたつにみかんより楽しいのだから。

 

さて、そろそろ僕も働かなきゃな、といっても今更思い出したんだけど、まだ僕って足完治してなくてリハビリもまだ途中なんだよね。

 

まあ、歩くだけなら足を多少びっこ引きながらもできるけど、走れないし。重いものはそう長時間もてない。

 

どうしたものか。

 

鷲羽ちゃんたちと遊んで楽しかったけど。足が痛いや……。

 

そうして、ウサギの一日が終わった。

 

お休み。

 

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