何か遅くなってすいません。
雄英高校会議室内。
「いやー今年は大豊作だね!!」
「にしてもコイツら随分対照的だな!」
「敵ポイントだけだが2位の子と
救助ポイントだけだが7位の子か!!」
「2位の子は他の受験生がペースを落とす中
後半にむしろペースを上げたタフネスが凄いね!!」
「7位の子はアレに正面から立ち向かいやがった!!
思わずYEAH!って叫んじまったぜ!!」
「そして今回の入試実技試験をブッチギリの
1位突破者は・・・」
雄英教師達はモニターに映った受験生を見た。
「新宮焔二・・・プロヒーローながら
表舞台から去ってしまったヒーロー『
「正確には血の繋がりは無い義弟ですがね」
「コイツはマジで動きは良かったぜ!!
あんな小さなボディでここまで良く動けたもんだぜ!!」
「う~む・・・あの新宮の・・・」
「やっぱり元教え子の弟となると思うことが有るのですか?
『ブラドキング』先生」
一人、焔二のモニターを見て唸っている
ブラドキングが口を開いた。
「まあ確かに新宮の弟となると俺も思うことが有るが、
にしてもアイツの弟がここまでやれるとは・・・」
「知らなかったのですか?」
「ぬう・・・俺も新宮とは仲が良くは無かった、
寧ろ衝突ばっかりだったからな」
「ええ、俺も覚えてますよ、
あの年度の雄英ヒーロー科きっての問題児でしたからね」
「まああの頃の彼は結構ヤバかったからね!
二年の中間頃に大分変わったけど」
「話を戻しましょう、彼の評価は」
雄英教師達はその中でも大分薄汚れた男、
「ゴホン!そうだね!彼の評価は・・・うん!かなり出来るね!」
「オイオイそれだけかよオールマイト!?」
「ゴメン・・・ちょっと説明が上手く出来ないんだ私」
「ハァ・・・先ず初動はかなり早い、
そして仮装敵に対しての攻撃は必要最小限かつ
効果的な攻撃を繰り出している、
更に索敵も聴力が高いだけではなく空を滑空可能、
視野も広く自分の最も有利な場所で戦っている、
そして極めつけは最後の巨大仮装敵を
周囲の受験生の"個性"を生かし鎮圧した」
「アレは凄かったわね・・・
まさか中に直接ぶちこむだなんて」
「流石に中にまでは手は届かないからね!
イヤー痛い所を突かれたさ!!」
「校長・・・」
会議室が焔二の話で盛り上がる中、
ブラドキングが席を立った。
「やはり新宮の弟となると俺が指導しなk」
「ではコイツは俺が見ますので」
「オイ!イレイザー!」
「いやーけどブラドキングの言う事も一理あるから
彼h「コイツは俺が見ますので」ちょっと?相澤先生?」
「ハハーン・・・成る程なイレイザー」
「え?どう言う事かね?」
「コイツ無類の
だから自分が指導したくて仕方ないn」
プレゼントマイクが言うより早く、
イレイザーヘッド事相澤先生はその頭に
アイアンクローを決めた。
「ちょ!?アダダダダダダダ!!!?!?
待って!?止めて!!頭取れる!!?」
そしてアイアンクローを決めながら、
他の教師達に目を向けた。
気のせいかその目はいつもの彼より
やる気が満ち溢れている様だった。
「俺が新宮の弟を見ますが構いませんよね?」
こうして、
相澤消太の鶴の一声(?)により、
新宮焔二のクラスはA組に決定した。
◆◆◆
4月。
雄英高校前。
「遂に来たぜ!!俺たちのヒーロー科高校デビュー!!」
「うぬ!そうじゃな!」
「全くアンタらは・・・」
「嬉しくねーのか耳朗!クラスも一緒出し
中学と同じで席隣だし!」
「嬉しいに決まってるでしょ、
ただアンタらがハシャギ過ぎてるから」
吾輩達三人は雄英高校に通うことになり、
いつも通り三人一緒に入校した。
「でも残念だったな焔二、
愛しのポニーちゃんとは一緒のクラスじゃなくて」
「その話はもうよいじゃろ響香殿!
それにクラスは違えども学校は同じじゃ、
会える機会は何度もあるじゃろ」
「まーそうだな」
そう、あの後クラス表も別の日に届いたが、
切島もポニー殿も合格してたようじゃ、
ただポニー殿はB組じゃったが・・・。
そんな感じで何時もの他愛の無い話をしながら。
「さーて行くのじゃ!電気タクシー!!」
吾輩は
「畜生・・・もうこれで終わりだかんな!!」
「分かっとるわ」
「確か入試終わった後ストファイ2やって負けたから
だっけそれ」
「うぬ、因みに発案者は電気自身じゃ」
そう、入試の後吾輩の家でストファイ2をやったが
負けまくった電気が追い込まれたら勝てると言い出した。
「で、その結果がえ~と・・・」
「二十連敗・・・」
「何故お主は負けているにも関わらず自分の
首を締める提案をするんじゃ・・・」
「勝てると思ったんだよ!
てか焔二!ホント思うけど何でお前はそのお手々で
あんな強いんだよ!!」
「まあ・・・アルと息抜きに良くやっとったし、
それに小さな頃は隼人殿ともやっとったぞ」
「取り敢えず入学式終わった後はマックな!」
「吾輩はモスの方が良い」
「このモスバーガー主義者め・・・」
「フィッシュバーガーは美味」
ーーーーーーーーーーーーー
そんなこんなで教室前。
「扉デッカ!?」
「色んな"個性"持ってる人の為にこうなんでしょ」
「吾輩何人分じゃこの扉・・・」
「ん゛w!・・・早く入るぞアンタら」
吾輩は電気の鞄から降りて、
三人一緒に教室に入った。
其所には既に何人か居った。
そしてその中の一人が声を掛けてきた。
「君たち!おはよう・・・ってむ?」
「ってお前って確か・・・」
「「あ゛」」
電気は覚えておらんが吾輩と響香殿は
よく覚えておる。
入試の時に一悶着あって吾輩がアッパーを決めた、
眼鏡のよく似合うカクカク男じゃった。
「君!」
「うっうぬ!」
「あの時は本当に済まなかった!!!」
そして90度まで曲げた綺麗なお辞儀を吾輩にした。
「君の気にしている事を大っぴらの中で
言ってしまった!本当に申し訳無い!!」
「うっうぬ・・・」
「まっまあ過ぎた事だからもういいんじゃね?
俺は良く覚えてないけど」
「だが!!」
「もうそれを言わなきゃ大丈夫だから、
これから三年間頑張ろう」
「ぬう・・・分かった、
ぼっ・・・俺は
飯田はまた90度のお辞儀をした。
(随分真面目な男じゃのう・・・)
「あ!オーイ新宮!」
「ぬ?」
声を掛けられ振り向くと赤髪ツンツンの
男子が話掛けてきた。
じゃが・・・誰じゃ?
「お主は・・・?」
「応!切島だぜ!またよろしくな!!」
「ブフォ!!?」
吾輩は噴き出して仕舞ったが無理も無いじゃろ!
「お主切島か!!?(クンクン)・・・!確かに切島じゃ!!」
「応!新宮も三年間よろしくな!!」
「切島お主その髪どうしたんじゃ!?
匂いを嗅がなくては分からんかったぞ!!」
そう、切島の髪は赤く染まって尖らせて有ったせいで
黒髪だった頃の面影がほぼ無かった。
「焔二?もしかして知り合い?」
「うぬ、入試の時に知り合ってのお」
「新宮の知り合いか?
俺は切島鋭児朗ってんだ!よろしくな!」
「俺は上鳴電気だぜ!俺もよろしくな!」
「ウチh「今・・・えんじって聴いたが」えっ・・・どわ!?」
電気に合わせて自己紹介をしようとした
響香殿の後ろから男子がいきなり声を掛けた。
白と赤・・・紅白の髪と顔の火傷が特徴的じゃが
顔形はかなり整っている男子じゃ。
「今『
「えっ?『
「いや、初対面なのだが?」
「えんじ?」
紅白男子はそう言いながら吾輩を見た。
「お前が『えんじ』なのか?」
「うぬ!新宮焔二じゃ!
下の名前は
「そうか・・・悪ぃ、ムカつく奴と同じ
名前だったから反応しちまった」
「あ~有るよな~読み方が同じ名前の奴」
電気の共感出来る発言にその場に居た者全員が
首を縦に振った。
「まあ勘違いは誰でも起こすモノじゃ、
そう言えばお主の名前は?」
「轟だ、
「うぬ、よろしくじゃな」
「そう言えばお前はどんなn「「ワー!!!!?」」!?」
轟が話すよりも早く、
電気と響香殿が素早く轟の口に手を当てた。
「オイ・・・一体どうしたんだ?」
「今お前が言おうとした言葉今すぐ飲み込め!!」
「アンタそれ言ったら不味い事が起こるぞ!!」
「不味い事?」
「何が起こるんだ?」
切島も二人の言葉に疑問に思った時。
バァン!!
かなり強く開けられた扉から
眉間にシワを寄せまくった金髪爆発頭の男が
そのまま椅子に座り、机に足を乗せた。
「机に足を掛けるな!
雄英の先輩方や机の製作者方に
申し訳無いと思っているのか!」
そこを直ぐに注意する飯田。
「思わねーよ!テメーどこ中だよ端役が!!」
それを丸々シカトする処か
中指を立て爆発頭はキレた。
その後も言い争いは平行線で全然終わらなかった。
「電気、止めにいってこい」
「ハアァ!?何で俺!?」
「アンタの無駄に高いコミュ力の出番だ!逝ってこい!」
「イヤイヤ!アレに入るのはキツイって!
つか耳朗!いってこいの字多分違うぞ!!」
「電気はホント察しはよいのお・・・吾輩が行く」
今だに言い争いを続ける二人に近づいた。
「飯田に爆発頭よ、
流石に騒ぎすぎじゃ・・・もうそろそろ
その不毛な争いを止めに・・・」
「ウルセー!!!いきなりシャシャリ出てんじゃねーぞ!!
「「「ア゛・・・」」」
プッツン・・・
吾輩は素早く爆発頭の下に近づき。
「誰がネコじゃアアァ!!!!」
「グッホアァ!!?」
何処ぞの軍人の放つサマーソルトキックを
爆発頭の顎にブチ当てた。
「新宮君!!君まで!!」
「おお・・・サマソー・・・」
「アレ言ったらああなるって事よ」
「「なるほど」」
◆◆◆
A組教室前。
僕、
成るべく怖い人と一緒じゃ無いようにと。
僕は意を決して扉を開け、
そこで見たのは。
「テッメエ・・・今すぐにブチ殺してやろうかクソネコが!!!」
「上等じゃ!!掛かってこんか!!
幼馴染みがネコっぽい姿の人と衝突寸前の状況だった。
まだ衝突してないのは幼馴染みは赤い髪の男子が。
そしてネコっぽい人(?)には金髪の男子がそれぞれ
抑えていたからだ。
「オイオイ落ち着けって!!
今のはオメエも少しは悪いって!!」
「焔二もヒートアップすんな!!
てかそう言われるのにいい加減慣れろよ!!」
「ウルセェ!!俺に指図するんじゃねえ!!」(羽交い締め)
「電気とてダサいと言われたら怒るじゃろう!!
つまり吾輩にとってはそれは同じことなんじゃ!!」
(脇を持たれている)
だがますます勢いが強く成りそうになる、
その時。
「アンタら・・・いい加減にしろ!!」
ドックン!!ドックン!!
「ガアアアアァ!!!?」
「グオオオオォ!!!?」
耳たぶが長い女子が
二人に耳たぶの先端を刺して鎮圧させた。
だけどかっちゃんは直ぐに起き上がってその女子に食ってかかった。
「テッメエッ!!なにしやがんだ!!この耳長女が!!」
「うっさい!!アンタもいい加減静かにしろ!!」
「そうだぞ君達!!ここは騒いでいい場所でも
喧嘩していい場所では無いぞ!!」
どうやらかっちゃんがこの人(?)に突っかかって
こうなったんだろうと僕は思い、
形勢不利を悟って離れるかっちゃんと目が合った。
「チッ!!」
(舌打ち!?)
舌打ちをしてかっちゃんは自分の席に座った。
「全くアンタホントいい加減にしなよ」
「グオオオォ・・・」
さっきの女子はもう一人の人(?)の首の裏を
慣れた手つきで持ってその場を去って
自分の席に座った。
「あ!地味めの!」
僕も席に着こうとした時、
入試で僕を助けてくれた女子が入ってきた。
「受かったんだね!ホント良かったよ!」
「いや・・・僕の方こそその・・・」
初めての女子との会話で僕がアタフタしていると。
「お友達ごっこがしたいなら他所に行け、
ここはヒーロー科だぞ」
教室の扉付近で寝袋を纏った人が寝ていた。
「ハイ、静かになるまで8秒かかりました、
時間は有限、君たちは合理性に欠くね、
担任の相澤消太だ、よろしくね」
((((((担任!?)))))
寝袋から這い出てきた先生は
早く、そして無気力そうな顔で淡々と挨拶した。
「早速だけど、体操服きてグラウンドに出ろ」
ーーーーーーーーーーー
「「「「「個性把握テストーー!!!?」」」」」
僕達はグラウンドに出ると、
先生は僕たちを集めた理由を話した。
「入学式は!?」
「ガイダンスは!?」
「ヒーロー目指すならそんな悠長な行事に出る時間は無い」
皆の抗議を先生は一蹴した。
「雄英は自由な校風が売り文句、
それは教師もまた然りだ」
「「「「「・・・」」」」」
先生はボールを持ちながら更に話を続けた。
「中学の頃やってるだろ?"個性"禁止の体力テスト」
それは確かに中学の頃にやった、
そういえば・・・僕はオールマイトに鍛えて貰ったけど
どれくらい良く成ったかはまだ見てなかったっけ。
「今回の入試トップは・・・新宮、前に来い」
「うぬ」
新宮・・・その人が入試の一位通過者・・・、
僕はどんな人何だろうと思ったら
かっちゃんと喧嘩していた人(?)が前に出てきた。
そして僕を含めた殆どの人が思った。
(((((小さい・・・)))))
(あのクソチビネコが一位だとぉ・・・)
「新宮、中学のソフトボール投げは何mだった」
「!?、・・・言わねば駄目か?」
「ん?・・・まあ基準程度にだな」
その人は、新宮君は目を剃らして重く口を開いた。
「じゅ・・・18m・・・」
(((((ああ・・・・・)))))
(まあ・・・あの体格じゃなあ・・・)
(寧ろ良く10m以上行けると思うぜ・・・)
(俺は67mだ糞が!!)
「じゃあ"個性"を使ってやってみろ、
丸線の中から出なければ何をしてもいい」
新宮君は先生が投げたボールを両手で抱える様に持って
丸線の中に入った。
でもどうするんだろう?
見た目はどう見ても異形型だけど?
「先生、二つ程質問してよいか?」
「許可する、手短にな」
「では一つ目じゃが、サポートアイテムの使用は大丈夫か、
もう一つは飛ばした後のボールに何かしらやってもよいかじゃ」
ん?
「一つ目は
今回の種目は使っていい、
二つ目は
「うぬ!承知した!」
新宮君はボールを丸線からはみ出ないように上に投げた、
そのボールを今度は首に巻いている布が動いて掴んだ。
新宮君は今度は首に巻いた布を外して、
その端を掴むとそれをハンマー投げの様に回し始めた。
その勢いはドンドン加速して行きそして・・・。
「ソウリャアアァッ!!!」
声と共に勢いを付けたボールが布から飛び出し前方に勢い良く
飛び出してかなり遠くにボールが飛んでいった。
「スッゴ!!」
「てかアレって良いのかよ!?」
ボールはドンドン距離を伸ばした、
そして失速してきた時!
ドォン!!
いきなり聞こえた音と一緒にボールに何かがぶつかった。
しかも其れは一発だけじゃ無かった。
ドォン!ドォン!!ドォン!!!
二発、三発とボールに当たり、
落ち掛けたボールの勢いは更に増し、
空に、そして遠くに飛んでいった。
しかもその間も何かは当たっていた。
僕は新宮君を見て彼が何かやったのかを見たが
其れは直ぐに分かった。
「まだまだまだまだじゃあ!!!」
新宮君は両腕を前に出してその手から火の玉が出て
ボール目掛けて飛んでいっていたのだ。
これが新宮君の"個性"なんだ!
その後も火の玉でボールを狙撃して行き、
ボールの飛距離はドンドン伸びていった。
「これで終いじゃ!!」
その言葉通り新宮君は腕を今度は上に掲げると
回りに10個の火の玉が出来てそれが一ヶ所に集まりだした、
火の玉が出来たがその大きさはさっきまでのモノよりも
大きく、新宮君と同じ位でかかった。
「
ドゴオォン!!!!!
最後のトドメに撃った大きな火の玉はボールに当たり
その飛距離を伸ばしていった。
正直、大玉を撃つ前からボールがよく見えなかったから
どれくらい飛んだか分かんなかった。
「先ずは自分の最大限を知る事だな」
先生は端末を僕らに観せた。
端末には『1352m』と出ていた。
「1㎞超えってマジか!?」
「なんだこれ!?面白そう!」
「チッ!!」(特大舌打ち)
「"個性"がおもいっきり使える何て流石ヒーロー科!!」
凄いな新宮君・・・体格差をサポートアイテムと
"個性"で補ったんだ・・・。
一体どんな"個性"なんだ?ただの異形型では無いのは
確かだと思うけど・・・もしかして複合型かな?
って!?不味い!?僕はまだ出力の調整も出来ないのに!
「『面白そう』か・・・
ヒーローになる為の三年間を
そんな腹積もりで過ごす気か?
よし、トータル最下位は"見込みなし"と判断し
『除籍処分』としよう」
「「「「「はああああぁ!!!!?」」」」」
何それ!?マズイ・・・!僕はまだ調整が!!
「ちょ!ちょっと待って下さい!
幾らなんでも理不尽過ぎます!!?」
「生徒の如何は先生の自由、
放課後マックで談笑したかったらお生憎、
ようこそこれが『雄英高校ヒーロー科』だ」
「相澤先生、一つ言っても良いかの」
新宮君は先生に近づいて何かを言おうとした。
(焔二!?)
(アイツなに言う気だ!?)
「なんだ?手短に言え」
「吾輩、マックではなくモスで談笑したいのじゃが」
その発言で僕を含めた一部のクラスメイトがずっこけた。
「「そこじゃ無いだろ!!天然記念物が!!!」」
(((((ハモった・・・)))))
そうツッコミを入れたさっきの耳たぶの長い女子と
金髪の男子の声がハモったのが印象的だった。
◆◆◆
オマケ
『No.1ヒーローのトラウマ』
雄英入試試験結果発表通知配布の数日前、
オールマイト事務所内。
私はオールマイト!!平和の象徴だ!
日夜現れる
だが今の私は奴・・・
前よりも力が落ちてしまった・・・
その為、私は時間が経つと体が萎んでしまう
『トゥルーフォーム』に為ってしまうのだ。
だが!!私は『ワン・フォー・オール』の後継者を見つけた!!
そしてその彼!緑谷少年も無事合格出来たようだし!!
彼や他の未来の有精卵達にヒーローの何たるかを
教えてなければ!!
そうだったのだが・・・
私が教師として雄英に立つ事を知ったヒーロー達が
私の前に姿を見せた。
「で?一体どういう事ですか?オールマイトいや・・・
私の目の前にはかつて奴と戦い、
共にチームアップを組んだヒーロー、
『
「アンタのその体の事を知っているヒーローは極一部だ、
俺たちはその一部だ・・・で、それを含めて一言いいか?」
凄みを聞かせた声で騎士は詰め寄った。
「「俺(私)達アンタが教師として立つ事聞いてないぞ」」
「いや・・・ちょっと世間にサプライズをしようと・・・」
「せめて私達にも一声掛けてください!!」
ビクゥ!!
た・・・確かにいきなり世間に話をする気だったけど・・・
やっぱり彼女の情報網半端ないな!!
「それで?具体的にどう生徒に教えるんだ?」
「それは勿論!生徒と真っ正面から!!」
「だから具体的には?」
「えーっと・・・こうビシィ!!っと!!」
「具体的には?」
「えーっと・・・感覚的に・・・」
「まさか考えてねえんじゃねえだろうな?」
ギクゥ!!
「図星・・・」
私の反応に呆れた様にため息を二人は吐き出して。
ダァン!!
「貴方は教師を舐めてるんか!!」
「スミマセン・・・」
「まあ・・・そこについては校長やブラキンが
どうにかするだろうから問題は多分無いだろうな・・・
ただ問題は焔二だな・・・」
「ん?焔二少年って確か君の弟で今回の
入試一位通過者だね、何か問題でも?(ゴッ!!)Auti!?」
私は
彼の拳ってホント固いんだよねホント・・・。
アル少年は良くやられてたけど・・・
てかまさか私には"個性"使って無いよね!?
「やっぱりアンタ覚えて無かったか・・・
オールマイト、覚えてるか?
アンタがウチの
「ウグウッ!!?」
私は思い出した・・・イヤ!思い出してしまった!!
彼、
彼のお爺様にやられたあの日の事を・・・!!
私のグラントリノに次ぐ第二のトラウマが!?
そう言えばあの時トゥルーフォームだけど
彼の兄弟とも会ってたっけ!?
「その様子なら今思い出したみたいだな・・・」
「ハイ・・・今トラウマと一緒に思い出しました・・・」
「貴方一週間の間に本当に何があったのよ・・・」
アレはマジで死ぬかと思った・・・
まさか彼のお爺様があそこまで容赦が無いとは!?
「でだ、アンタは
アイツはアレで鼻は効く方だ・・・
もし雄英でアンタの匂いを嗅いだら・・・」
「ア゛!?」
そっそうだよね!?
そうなったら私の現状思いっきりバレるよね!?
「その様子だと今気付きましたって感じか・・・」
「ハイ・・・ソノトオリデス・・・」
「だと思ったわ、はい八木さんコレ」
私の反応を確認した後、
「コレは?」
「ちょっとした香水よ、一回使えば半日香りが残る奴、
コレを学校に入る時に一吹きしなさい、
そうすればオールマイトが八木俊典って匂いでは分からないから」
おお!?確かにコレなら大丈夫だな!!
けど・・・コレってどんな香りなんだ?
「アンタは先ずは教師云々よりも自分の正体と
体の事を考えろって、
焔二じゃなくても鼻が効く生徒だったらバレるぞ」
「ぐうの音も出ない!?」
だがコレならば教師として生徒を導けるだろう!!
「さてと・・・これで私の渡す物の内一つは渡したわ、
次は・・・コレね」
すると
そこに自前で持ってきた水筒の中身を注いだ。
其れは・・・薄くではあるが青く、
微妙に発光した液体と言うのもおぞましいナニカだった。
私の本能が急速に緊急信号を出していたが
それは的中した。
「え・・・コレってまさか・・・」
「ええ・・・貴方が飲むのを拒否した結果、
クスハ本人の手で更なる改良が施された、
新作の特製栄養ドリンクよ」
あの液体が進化したと言うのか!?
というかアレに先が有ったのか!?
「ウチのサイドキックに飲ませた結果、
一口で気絶に追い込んだ代物よ、
さあ・・・八木さん、どうぞ♥️」
「まっ待ってくれ!?私はそれは(ガシィ!)!?」
「悪いがそれはもう出来ないぜ」
後退りする私を
ちょっと待ってくれ!?今日はもう限界なんだが!?
「胃を全摘出した貴方は栄養を取るのが難しくなったから
こうして栄養ドリンクを渡しに来たのよ・・・
それなのに貴方はそれを拒否して・・・」
「いやホント待って!?それ私前に飲んだとき
マジでヤバかったから!?」
「今ヤバイのはアンタの体だ、なのに今だに活動してる
アンタの為に持ってきたんだ・・・飲め」
「最早命令か脅迫だね!?」
だが・・・確かにコレを飲めばマッスルフォームの
限界時間が30分位伸びるけど・・・
コレ前に飲んだとき本当に吐きそうになったよ!?
だが二人を見てるとどうやら拒否権は無いらしい・・・
まあ前に飲まなかったときのツケが回って来たから
完全に私が悪かったからね・・・・・・
私は観念してコップを手に取り・・・
そして・・・・・・・
「NOoooooooooooooooooo!?!?!?!?!?」
ご近所に私の絶叫が響いた。
◆◆◆
オマケのオマケ。
今日のクスハ汁(新作)の第一の犠牲者、
「・・・・・・」(床に汁と零れた液体で書いて気絶)
パトリック・コーラサワー(勤務5徹目)
クスハ汁服用により、
就寝(気絶)
ハイ、投稿ペースが今だに安定しない作者です。
今回はオマケを少し入れて性懲りもなくギャグを入れました。
ちなみに伝え忘れましたがパトリックは
本筋にも関わります(今のところはオマケの出落ちキャラですが)
伏線も全部回収する気ですので気長にお待ちを。
後は補足説明みたいなものを垂れ流します。
ただ集めただけの火の大玉。
ただし、単発の火力は
次に強くまた炸裂弾の様に集めた火を回りに散らす事も出来る。
相澤消太(イレイザーヘッド) 1年A組担任教師
メディアへの露出を嫌うアングラ系ヒーロー。
合理主義者であるが実は無類のネコ好き。
今回の新入生のプロフィールを見た際に
焔二を見て好みにストライクした為に強硬手段により
彼を自分のクラスに入れた。
ちなみにハートの女王こと久留間恵の元担任。
管赤慈朗(ブラドキング) 1年B組担任教師
ブラッドヒーロー。
騎士こと新宮隼人の元担任・・・だが当時の隼人とは
折り合いは悪く、あまり関わりは持てなかった。
今回の新入生で隼人の弟の焔二を自分が見ると言ったが
相澤の目がヤバかった為に敢えなく断念した。
八木俊典(オールマイト) No.1プロヒーロー
顔の画風が違う圧倒的知名度を誇る
No.1プロヒーロー・・・なのだが割りと抜けてる所も有る。
隼人と恵とはある事件の際に協力して
解決に向かった仲である。
巨悪との戦いで重傷を負ったが今だに
平和の象徴として有り続けて二人を呆れさせた。
負傷後に隼人の戦いを見て新宮流古武術に興味を示し
新宮十三による無慈悲な修行により
晴れて(?)グラントリノに次ぐトラウマと成った。
クスハ汁は本能的に恐怖を覚える味だが
飲まなければ動けないジレンマに悩まされてる。
「味さえ良ければ・・・本当に味がアレじゃなければ・・・」
実は隼人と恵も巨悪との戦いの現場に居た。
ではまた気長にお待ちを!!