トラマタのヒーローアカデミア   作:リベロ

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ジョジョ6部アニメ化まだかなー


15話:トラマタの戦い方

六階フロア。

 

 

「ふう・・・ここで良いじゃろう」

 

 

吾輩は襟巻きをほどいて核を下ろした。

 

 

「さてと・・・後は葉隠殿が来るまでに下準備を

終わらせようかのお」

 

 

吾輩は腰に下げた袋から包帯と松ヤニを取り出し、

それを包帯に塗り込んだ。

 

その作業が終わった頃、葉隠殿が手頃な鉄パイプを持って

こちらに来た。

 

 

「新宮君、準備は順調?」

 

「おお葉隠殿、今しがた終わったぞ」

 

 

吾輩は鉄パイプを受け取り、それに先ほどの包帯を

巻き付けていった。

 

 

「やはり廃墟の設定じゃからこういった物の

ひとつや二つはあったようじゃな」

 

「ねえねえ?私達はどう動く?」

 

 

ふむ・・・そうじゃな・・・葉隠殿はどうみても

潜伏しての奇襲が強い"個性"じゃからな。

 

対する吾輩もどっちかと言うと潜伏が主じゃからな。

 

 

「そうじゃな・・・葉隠殿も吾輩もどっちも

潜伏からの奇襲が強みじゃから・・・

ここは二人別々で行動しての挟撃も出来るのお」

 

「なるほど!よーし新宮君!私ちょっと本気出して

手袋もブーツも脱ぐね!」

 

「ん!?ちょっと待つのじゃ葉隠殿!」

 

「え?どうしたの新宮君」

 

「手袋はまだ良いとしてもブーツはよした方がよいぞ」

 

「え?なんで?」

 

「相手には轟が居るからじゃ」

 

 

そう、相手のヒーロー側には轟がいる。

 

もしもあの氷を出されたらブーツを着けているなら

まだ動けるが脱いでしまったら・・・。

 

 

「もし仮に轟とあったらあの氷で足を丸ごと

やられてしまうぞ!」

 

「そっか・・・ならブーツはこのままで!」

 

「うぬ、それで良い・・・っと!出来たぞ!」

 

 

吾輩は鉄パイプの先端に包帯を巻き付けた物を

葉隠殿に渡した。

 

 

「そういえばなんであったら棒状の物持ってきてって

言ったの?」

 

「それはこの為じゃ」

 

 

吾輩は葉隠殿が持っている鉄パイプの包帯に

手をかざし蝋燭の火をイメージして。

 

 

灯火(トーチ)!」

 

 

小さな火を出してそれを包帯に移した。

 

すると包帯は燃え上がった。

 

 

「おお!」

 

「即席松明の完成じゃ!」

 

 

そう、吾輩は相手が轟だと招致した上で

氷対策の為にこれを作っていたのじゃ。

 

 

「でもそれ使ったら居場所がバレるよ?」

 

「確かにそうじゃが障子ならともかく広範囲攻撃が

出来そうな轟なら必要じゃろ、

それに何処かに置けば嫌でも目に入る、

そこに奇襲を仕掛ければ・・・」

 

 

今回の手合わせで吾輩達にとって一番の脅威は

轟の氷による広範囲攻撃。

 

炎ならばどうにか捌けるかもしれんが

氷で動きを止められてからやられるのはキツイ。

 

 

「それに火の元さえあれば吾輩がそれを使う事が

出来るんじゃ」

 

「アレ?新宮君ってテストの時火の玉出してたよね?」

 

「スマンがあれは有限、出来るのには出来るが

回数に限りがあるんじゃ

じゃが元さえ有れば吾輩の視野に入れば

それを使って代用する事が出来ると言うことじゃ」

 

「なるほどーだからそんなのが入ってたんだ!

ねえねえ!その袋って他には何が入ってるの?」

 

「うぬ!後は一通りの応急手当ての道具と

クナイを二本、後・・・・・・」

 

「・・・え!?そんなのまで有るの!?マジもんの忍者じゃん!?」

 

「じゃがこれはそんな多く入っておらん、

じゃから使いどころは肝じゃな」

 

 

さて・・・後は彼方がどう動くかじゃな・・・

 

 

「もうそろそろ時間じゃろ、

葉隠殿はここより下の方へ、吾輩はここで迎え撃つ

なにか有ったらすぐに連絡じゃ」

 

「うん!気をつけてね!」

 

 

◆◆◆

 

 

モニタールーム。

 

 

緑谷少年達の訓練が終わり、次は新宮少年達の番になった。

 

どうやら新宮少年と葉隠少女はお互い離れての

挟撃を仕掛ける気だな。

 

 

「なあ、今回ってどっちが勝つと思う?」

 

「そうだなー新宮はなんだかんだで

入試一位だけど轟は個性テストでは2位だったしなー」

 

 

そんな中、瀬呂少年と砂糖少年はどちらが勝つか

予想しようとしていた。

 

 

「俺は轟だな、アイツって推薦入学だろ?

それにイケメンだしよー」

 

「いやイケメンは関係ねーだろ」

 

「なんだ二人共?なんの話してんだ?」

 

 

その会話を聞いて切島少年と上鳴少年が会話に入ってきた。

 

 

「おお、今どっちが勝つかって予想してんだけど

お前らはどっちが勝つと思うんだ?」

 

「俺らか?俺は新宮だな!」

 

「俺も焔二に一票だな!」

 

「四人共、何を話しているんだ?」

 

「おお飯田に緑谷!お前らはどっちが勝つと思うんだ?」

 

「えっ!?僕か!?そうだな・・・俺は・・・」

 

「葉隠さんの"個性"は透明か、ならばそこから強襲

いやまてよ・・・障子君は腕だけじゃなくて他の体の

パーツを作る事が出来るかも知れないし耳を作って

強襲を回避・・・いや轟君の氷での攻撃はヒーロー活動する際に敵を傷付け無いで拘束が出来るし・・・いやまてよ・・・新宮君の方はブツブツブツブツブツブツ・・・

 

「「「「おっおう・・・」」」」

 

「緑谷君!?」

 

 

緑谷少年!考察もいいが皆から少し引かれてるぞ!!

 

 

「だが・・・新宮君か・・・彼は初速に関しては俺より早い、

あのスピードと遠距離からの攻撃は厄介だぞ・・・」

 

「あーそっか・・・アイツってそういうのも出来たか・・・」

 

「チッチッチ・・・甘いぜお前ら・・・」

 

 

飯田少年の考察に皆が納得しようとしたが

上鳴少年はそれを意味有りげに指を振った。

 

ソコに・・・

 

 

 

 

ズビシ!!

「イッダァ!?」

 

 

耳朗少女が上鳴少年の頭にわりと強めにチョップを

繰り出した。

 

 

「偉そうに言うな」

 

「イッテェ・・・耳朗さん!?俺なんか尺に触ることしたか!?」

 

「イヤなんかムカついたからちょっと・・・」

 

「俺はそんな風に手を出す子に育てた覚えは無いぞ!?」

 

アンタは私のオカンか!?てか言うこと有るんならはよ言え!!」

 

(((((テンポいいな・・・)))))

 

 

んーなんで耳朗少女が割って来たのかな?

 

 

「あっあの・・・どういう事ですの?」

 

「ケロ、新宮ちゃんは確かに速いしあの火の玉も

遠くからでも攻撃出来そうだけどそれだけじゃないの

上鳴ちゃん」

 

「ウチも聞きたーい!」

 

「私も私も!」

 

 

うん・・・私も気になるね・・・私もヒーローとして

平和の象徴としての活動は長いけど正直、

彼・・・新宮少年程小さなサイズの者とは(ヴィラン)にしろ

ヒーローにしろあまり多くは居ない。

 

私も参考程度に上鳴少年の理由に聞き耳を立ててみた。

 

 

「アイツって見た目が完全に愛玩動物にしか見えねーけど

焔二はマジで舐めてかからない方が良いぜ」

 

「うん!確かにモフモフだし可愛いし!・・・けどなんで?」

 

「ウチもねー最初はどうかと思ったけど焔二って

割りとアレで容赦が無い所があるんだよなー」

 

「そうなのか耳朗?」

 

「それとアイツの独壇場は接近戦だぜ」

 

「そー言えば・・・新宮の家って武術の・・・」

 

「古武術な、まあ兎に角・・・焔二に()()()()()()()()()って

思った方が良いぜ!」

 

 

()()()()()()()()()?それは一体?

 

 

・・・て!?そろそろ時間じゃないか!?

 

 

イカンイカン!今の私は教師なのだ!!

 

 

「少年少女諸君!!話している最中の所悪いけど

そろそろ始まるぜ!!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

屋内戦闘訓練開始!!

 

 

さて・・・早速始まったがどうやら敵側は葉隠少女が4階、

新宮少年が核のある部屋の付近で待ち伏せている。

 

 

私の通信機は生徒の会話も聞き取れるヤツだから

これであの時も爆豪少年の暴走も抑制出来たからね。

 

 

 

 

 

 

轟少年が障子少年が外に出たのを確認したあと。

 

轟少年は建物を氷漬けにしてしまった。

 

 

「ヤッバ!?なんじゃこりゃ!?」

 

「てかサッブ!?」

 

「成る程・・・仲間を巻き込まず核にもダメージを

与えず尚且つ敵も弱体化か!」ブルル!

 

「最強じゃねえか!!?」ガチガチ!

 

 

てか私達も寒い!?

 

私は室内の空調の温度を上げ、八百万少女は

何人かに毛布を作って配って貰った。

 

その間にモニターの向こうにいる轟少年は一人で

建物に入り障子少年は外で待機していた。

 

 

 

私はソレに気づけなかった。

 

 

「ううぅ・・・ありがとうヤオモモー」

 

「この位なら支障はありませんわ」

 

「でも本当にありがとう、八百万さん、

 

 

 

 

 

アレ!?

 

「ん?どーした緑谷?」

 

「いない!?」

 

「いないって・・・葉隠だろ?葉隠はあそこで」

 

 

切島少年はそう言ってモニターの一つを指差したが

ソコに居たのは手に持った松明の様な物で

氷を溶かして動こうとしている葉隠少女だった。

 

 

「確かに葉隠は見えねーけど今は・・・」

 

「違うよ切島君!!

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()!!」

 

「え・・・!?」

 

 

なに!?マジか!?

 

 

緑谷少年の発言で皆が食い入る様にモニターを見た、

私も皆と一緒に見たが確かに・・・。

 

 

「マジか・・・マジで何処にも居ないぞ!?」

 

「アイツ何処行ったんだよ!?」

 

「みっ皆!落ち着くんだ!!探せば何処かに!?」

 

 

私はやむを得ず連絡を取ろうとしたとき。

 

 

あ!!!?

 

 

口田少年の声と新宮少年が行動したのは

ほぼ同時だった。

 

 

 

◆◆◆

 

 

建物の1階フロア。

 

 

俺は耳を作って建物の中に居る二人の位置を

割り出そうとした。

 

 

だが・・・・・・

 

 

「・・・・・む?」

 

「どうした?」

 

「ああ・・・葉隠は四階で待ち伏せしているらしいが・・・

何故か新宮の位置だけが掴めない」

 

 

一体、新宮は何処に?

 

 

「外に出てろ危ねえから、

向こうは防衛戦の様だが・・・」

 

 

 

俺には関係無い。

 

 

 

轟の言う通り外に出たが・・・まさか建物丸ごと

凍結させるとは・・・!

 

 

「俺が核を押さえる、お前は外で待ってろ」

 

「あっああ・・・」

 

 

俺は外に待機している間も念のために周りの

索敵を続けた。

 

 

(どうやら葉隠は最初の場所から動いていないな、

 無理も無いが・・・だが・・・)

 

 

 

そう、未だに新宮の居場所の特定が出来ない。

 

 

一体・・・アイツは・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「驚いたのお・・・まさか丸ごと凍らせるとは・・・

じゃが、ツメは甘いようじゃな」

「!!!?」

 

 

いきなりの声に俺は下を向くと、

いつの間にいたのか。

 

 

新宮が俺の足元にいた。

 

 

「おっと、すまぬが障子、攻撃は無しじゃぞ」

 

「なに?・・・・・・!?

 

 

俺が新宮の言葉の意味を理解するのに、

そこまで時間は掛からなかった。

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

「いつの間に!?」

 

「お主に声を掛ける前にじゃ、

スマンがこれでお返しじゃ」

 

 

まさか・・・俺が後ろに居たのに気付かないとは・・・!?

 

 

「葉隠殿、大丈夫かのお?・・・

うぬ、こちらは今しがた障子を捕らえた・・・

これから轟を捕りに行く、葉隠殿は動け次第

付近で待機じゃ、いつでも迎える様にじゃ・・・・・

うぬ、こちらも気を付ける・・・・・・承知じゃ」

 

 

葉隠と連絡を取った新宮はそのまま建物に向かった。

 

 

 

◆◆◆

 

 

モニタールーム。

 

 

「あー障子少年、君は確保済みに成ってるから

そのまま待機して貰うよ」

 

『・・・わかりました・・・』

 

 

口田少年が気付いたおかげで新宮少年の居場所が

分かったが・・・。

 

 

まさか障子少年のすぐ近くに居たとは・・・!

 

 

「マジかアイツ!?てかなんで障子も気付かなかったんだ!?」

 

「いやそれも有るけど轟君の攻撃をどうやって!?」

 

「恐らく・・・攻撃の方は氷漬けにされる前に窓から

飛び降りて回避したんだろう・・・そして轟が建物に

入ったタイミングで忍び寄って・・・」

 

「障子をヤッタっつーことか!?」

 

「でもなんでマスク君気付かなかったの?」

 

 

そう、芦戸少女の言う通り常闇少年が前述した方法を

実行しても索敵中の障子少年に見つかるはず、

なのに実際は障子少年はあそこまで接近されても

最後まで新宮少年を見つけられなかった。

 

 

「うーん・・・やっぱりそうなるかー・・・」

 

「やっぱり?どういう事ですの?耳朗さん」

 

「うん、焔二って基本素足じゃん、だからか

アイツって足音が全くわからないんだよ」

 

「足音が・・・ですか・・・」

 

「そ、しかもアイツのお爺さん仕込みの隠密術で

正直ウチでもアイツの足跡は聞きづらいよ」

 

「それなー爺さんと来たら・・・」

 

うん・・・ホント・・・

 

「上鳴?耳朗?」

 

 

「「マジで・・・ホント・・・マジで・・・!」」ガタガタガタガタ

 

 

「「「「「なにされたんだよマジで!!?」」」」」

 

 

上鳴少年と耳朗少女は二人して身を寄せあって震えていた。

 

 

・・・・・・アレ・・・・か・・・・・

 

 

私も知っているぞ二人共!!

 

あの人いや!!あのお方の戯れだな!!?

 

 

私が十三さんの特訓で特に()()()()を感じたあの洗礼を!!

 

 

 

 

ホッホッホ・・・後ろがお留守じゃぞ

 

 

 

「まあ・・・後ろからの奇襲も敵はするからね」

ガタガタガタガタ

 

 

「あの・・・オールマイト先生?寒いのですか?」

 

いや!問題無いよ!八百万少女!お気遣いありがとう!!

 

 

私は咳払いをして再びモニターに目をやった。

 

 

◆◆◆

 

 

三階通路。

 

 

「ここにも無いか・・・」

 

 

俺は一部屋ずつ調べて核を探した。

 

だが三階全てを回ったが見つからなかった。

 

俺は一本道の先にある階段に足を進めた。

 

 

アイツ()には負けられねえ・・・!)

 

 

障子の話だとアイツが何処に居るかは分からないらしいが、

建物全部凍らせたんだ、アイツは炎を使って

脱出しただろうな・・・。

 

 

そうだ・・・それでいい・・・お前を倒して・・・俺は・・・

 

 

階段まで後数mの所まで来た。

 

 

 

パリーン!

「!!?」

 

 

突然階段近くの窓が割れて何かが床に刺さった。

 

 

「これは・・・・?」

 

 

よく見るとクナイ見たいな物が突き刺さっていた。

 

 

俺は警戒して正面に集中した。

 

 

(クソ!やっぱり無事だったか!だが・・・)

 

 

恐らく、アイツは建物の外から窓を経由して

入る為に窓を割ったな。

 

 

 

()()()()()()()()()()()!()!()

 

 

俺は何時でも"個性"使える様に右側を構えた。

 

 

 

 

だが・・・・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちゅど!!

 

 

 

 

突然の炸裂音と視界を遮る様に出た煙。

 

 

「な!!?クソ!!」

 

 

俺はとっさに右で氷を出し正面に向かって攻撃した。

 

 

次第に煙が晴れてきたがそこにアイツは居なかった。

 

代わりに階段の周りに氷塊が出来上がった。

 

 

「クソ・・・アイツは「こっちじゃよ轟」ッツ!!?

 

 

背後から声がして振り返るとT字の通路に

新宮が立っていた。

 

 

「一応言うておくがそこだけが上に行ける階段じゃ」

 

「くっ!?」

 

「ここは・・・まあ敵役じゃし言わせて貰うがお主の

仲間も確保した、次は貴様の番じゃ」

 

 

障子は既に捕まっちまったか・・・。

 

 

「さあ、どうするヒーロー?お主の作った氷で

道は塞がれておる、それとも・・・このまま強行するか?」

 

 

クソ!アレは罠だったか・・・!

 

 

だが・・・!

 

 

 

「関係無い・・・お前をやってそれで終わりだ!!

「なっ!!?」

 

 

俺は氷を走らせてアイツを捕らえようとしたのを

アイツは驚いた様にそれを避けた。

 

 

「くっ・・・!まさか()()()()()()()()!?」

 

「待て!」

 

 

アイツはすぐに凸部分の通路に逃げ、俺はそれを追いかけた。

 

通路に出たがソコにアイツはいなかった。

 

 

「いない・・・」

 

 

確か、アイツは個性テストの50mは一位だったな、

だったらもう離れて行ったのか。

 

 

アイツの言う通り階段は使えない・・・イヤ・・・。

 

 

俺は左手(ひだりがわ)を少し見た・・・。

 

 

「クソ!!」

 

 

俺は苛ついて壁を叩いたら天井の氷が崩れた・・・。

 

 

俺はおもむろに上を向いた時。

 

 

 

 

アイツは天井から攻撃を仕掛けようとしていた。

 

 

「ッツ!!?」

「チィ!!」

 

 

俺は間一髪で避けて距離を取ろうと後ろに下がるが。

 

 

遅い!

 

 

アイツはすぐに俺に再接近をしてきたのを俺は

氷を出して防ごうとした。

 

 

「やり方は良いが甘い!!」

 

 

だがアイツは横の壁や天井を使い避けながら再び上から

近付いて来た。

 

 

「クソ・・・!」

 

 

俺は攻撃を受け止めようと左手を振ったが

それをアイツは首に巻いた布を広げて

俺の左手が布に包まれた。

 

 

「なっ!?離せ!!」

 

「安心せい!すぐに離すわ!!」

「なっ!?ガッハッ!!?」

 

 

俺はアイツを離そうとしたがその前に

俺を足場に上に移動されてそのまま後ろの壁に叩きつけられた。

 

 

「グッ・・・!ガフ!?」

 

 

更にそんな俺にアイツは突っ込んで来てそのまま

アイツの蹴りを腹に食らった。

 

 

「シャア!!」

「グッ・・・ゲホ・・・!」

 

 

そこに更に追撃をしようと脚を上げて俺の顔めがけて来た

攻撃をどうにか回避して俺は再度距離を取った。

 

 

「流石に・・・お主の様な者じゃと接近戦は苦手の様じゃな」

 

「クソ・・・!グッ!?」

 

 

俺は胃の中から込み上げて来る感覚を押さえながら

体勢を整えた。

 

 

「ところでじゃが・・・過ぎたことじゃから一つ聞きたいじゃが、

轟・・・()()()()()()()()()()()()使()()()()()()()()()?」

「!?」

 

 

「正直あそこの場面じゃったら火を出して攻撃しつつ

通路を確保するか或いは炎と氷を同時に出して

迎撃と一緒にするかのどっちかをやると思うたが

実際は氷の単発、それに先程からの攻防も何故か

氷によるモノ・・・お主・・・何処か体調が悪いのか?」

 

 

確かに・・・俺は階段で少し考えたが・・・

 

 

「・・・俺は・・・」

 

「ぬ?」

 

「俺は戦闘において左側()は使わねえ・・・」

 

「なに・・・!」

 

「俺は右側(氷結)だけで勝って・・・アイツの存在を否定する!」

 

 

そうだ!おれは右だけで・・・

 

 

「・・・なんじゃ、つまり貴様はチェスの駒をクイーン込みで

半分無い状態で戦うと言う事か・・・」

 

「?、ああ、そうだ、だからお前を」

「随分舐めた理由じゃな・・・」

 

 

なに・・・!?

 

 

「今分かった、正直貴様を一番警戒していた吾輩自身を

ひっぱたきたくなったわ、

 

 

吾輩が考えるに、お主はこのクラスの中でも最も弱い男じゃ

 

 

なん・・・だと!!

 

 

「俺が弱いだと・・・そんなh「そんな風に周りを見ないのは、

まあ・・・コレは良いか」・・・?」

 

 

俺の返答を返す前にアイツは割り込むと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちゅど!!

 

 

腰に着けた袋から何かを取り出して床に叩きつけると

さっきの音と一緒にまた俺の視界は煙に埋め尽くされた。

 

 

空気爆発(エアロバースト)!!」

「!??」

 

 

そんな煙の中、アイツは俺に近付いて手をかざすと

いきなり強い風が俺を襲って俺を後ろに下がらせた。

 

 

「さて・・・これで()()()()じゃ!!」

 

 

アイツは今度は振りかぶってその手に炎を灯した。

 

 

(!!?、クソ!!)

 

 

俺はすぐに前方に氷の壁を作ってアイツの

炎を迎え撃つ準備をした。

 

 

 

 

 

だがいつまでたっても氷に炎が来る気配が無い。

 

 

 

「なんで撃たねえ!!なんで攻撃しない!!」

 

「決まっておる、

 

 

 

 

これで()()()()()()()じゃからだ」

 

 

なに・・・?

 

 

「周りを良く見れば分かるじゃろ?

まあ・・・もうそれしかないが」

 

 

俺はアイツの言葉の意味を理解するのに

時間はかからなかった。

 

 

 

 

俺の後ろは行き止まりだった。

 

 

「本当は他に色々考えておったが一番簡単な

やり方でやらせて貰うぞ」

 

 

クソ!ここを出るには左側()を・・・だが!!

 

 

「・・・呆れたモノじゃな、ここに至っても炎を

使わないとは・・・」

 

「なに・・・!」

 

「貴様に先程言うた言葉じゃが・・・アレは取り消す、

 

 

 

 

 

貴様はヒーローに一番成ってはいけない者じゃ

 

 

 

コイツ・・・!

 

 

「人をバカにするのも大概にしろよ・・・!」

 

「バカにするとも、その様な状態の奴なら特に」

 

 

 

「今の吾輩は(ヴィラン)、そして貴様はヒーロー、

貴様は敵の策に落ちて解決策が有るにも関わらず

それを良く分からん意地で周りの人を死なせる

最悪のヒーロー」

 

「!?」

 

 

 

 

「貴様はそれで亡くなった者になんと言う?

『俺は助ける力は有るけど使いたくなかった』とでも言う気か?

 

 

 

 

ふざけた事を申すな!!

 

 

黙れ・・・

 

 

「貴様のその妙な拘りで救えなかった者に!!」

 

 

黙れ・・・・・・黙れ・・・・!

 

 

「貴様はどのような戯言を言う気じゃ!!!」

黙れ!!それでも俺は・・・アイツを・・・親父を!!」

 

 

「親父・・・!?」

 

 

「そうだ!俺は・・・母さんの力(冷却)だけでアイツ()を完全に

否定する!!その為に・・・俺は・・・!!」

 

 

「だから!!俺は!!」

 

 

「・・・成る程・・・家族の問題・・・か・・・」

 

 

「そうだ!!テメエが知った様な口で偉そうに言うんじゃねえ!!」

 

 

 

そうだ!!俺は!!!

 

 

 

 

「・・・スマンが吾輩にはお主の考えが理解出来ん・・・

と言うより知らんのじゃ・・・」

 

 

 

・・・・・・なに?

 

 

()()()()?

 

 

 

「吾輩は実の両親と会って無い処か

産まれてすぐにビニール袋に入れられて

ごみ捨て場に捨てられたから知らんのじゃ・・・」

 

 

俺の頭は新宮の言葉で一気に冷え込んだ。

 

 




こっから長くなるのでここで一旦しめて
次の話に持ち越しです。


まず障子君・・・瞬殺しちゃってゴメン。


ここでちょっと焔二のステータスをキャラクターブック風に
書いときます。

後今回出たサポートアイテムも。


新宮焔二  ステータス


パワー  C-
スピード A
テクニック A+
知力 B
ネコっぽさ B


スキル  


気配遮断  C+
直感 B


焔二の巾着袋  サポートアイテム


アルが作った物ではなく、申請して貰った物。

中身は応急処置の道具一式、松ヤニ、クナイが二本に
特製の煙玉が三個。

特に煙玉は導火線に火を着けて時間差で使う、
又は地面に叩きつけても使用が出来る。

本編の一個目はクナイにくっついていた。


煙玉の元ネタは超実戦柔術を使う公園最強の男の守護キャラ。


『俺が守護なれば・・・!』




え?、ステータスの他に型月の召使見たいなのがある?


気にするな!!


さて、次回は轟と焔二達の戦いの決着です、
上手く書けるかな・・・また次回!!
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